« 三重県朝日町埋縄少女殺人事件その6(殺害の理由) | トップページ | 三重県朝日町埋縄少女殺人事件その8(犯人の制約と遺棄現場) »

2013/09/09

三重県朝日町埋縄少女殺人事件その7(所持品の謎)

今回は私が今、気になっている事をメモしておきます。
それは、被害者の所持品についてです。
被害者の所持品に何か変わった物があったのか?
まったくそんな事はなくて、私が気になっているのは、被害者の所持品が全て、遺体発見現場で発見された事です。

そんな事あたりまえでしょ?と思うかもしれませんが、考えると、必ずしも当たり前じゃないんですよね。

発見されるのが当然と考える理由もあります。それは、遺体発見現場で拉致され、殺害、遺棄された場合です。
この場合は、被害者の所持品と被害者(遺体)は常に一緒にいるわけですから、同じ場所で発見されるのが当たり前と言う事になります。

しかし、その5(位置と時刻の矛盾)で被害者は遺体発見現場以外で拉致された可能性がある事を考えました。

つまり、他の場所で拉致された場合、被害者の所持品は全て、被害者(遺体)と一緒に移動した事になるのがちょっと不思議だと考えています。

それが、そんなに不思議な事か?と思う人も居ると思います。
たしかに、そんな重要な事でも無いとは思うのですが、どうにも気になります。

例えば、被害者を拉致した時の事を考えます。
拉致すると考えると、実際には車以外の選択子は無いでしょうね。バイクに3人乗りで真ん中に被害者を乗せると言うのも有りですが、それはカナリ目立ちますからね。

車に被害者を拉致する時、突然、拉致された被害者としては、やはり、咄嗟に抵抗しようとすると思うんですよね。
だとしたら、多分、その時、手に持っていたスマホを手放しても、抵抗するんじゃないかな?
あるいは、一般的に脱げ易いサンダルはどうだろう?足をバタバタさせて抵抗したら、脱げるのではないか?

まさに、路上で犯行を実行している真っ最中です、通行する車だって気になったでしょう。すばやく、拉致して逃走したいはずですよね。
そんな時に路上に落ちた、スマホやサンダルを気にする余裕は犯人には無いと思うんですよね。

こう考えると、拉致した時、被害者は抵抗しなかったのではないか?と思えるわけです。
それを可能にする方法はあるのか?
1)顔見知りの車なので被害者が安心して乗った場合
2)刃物で脅して、車に乗せた場合
3)複数犯で落ちた、サンダルやスマホを回収して移動した場合。
4)最初に被害者を意識不明(殺害)にして拉致した場合。

実際には単独犯の場合、犯人は運転席で運転する必要があり、助手席や後部座席に被害者を乗せたとして、そのまま拉致するのは難しいですね。
なので、単独犯の場合は1)と4)の可能性が高いかと思います。

その後は、所持品は被害者(遺体)と一緒に移動したと考えると、その後の犯行は車内で行われたと考えるのが自然でしょうね。

ここからは、色々と犯行の順番の組み合わせが出てきて頭が痛い所なのですが・・・

とりあえず、最後の遺体発見時には遺体はサンダルを履いていませんでした。
ここでも、問題が一つあるのですが、現場に被害者のサンダルの足跡がありました。
ところが、遺体はサンダルを履いていませんでした。

サンダルは何時脱げたのか?
A)遺体発見現場で被害者を殺害後にサンダルは脱がされた。
 あえて、そんな事をする理由が犯人には無いと思いますね。

B)遺体発見現場で被害者を殺害した時に偶然、サンダルが脱げた。
 ありそうな気もするんですけど、窒息して暴れた被害者が足をバタバタしてサンダルが脱げた場合ですね。可能性は十分あると思います。この場合、歩いたサンダルの足跡があるはずですね。

C)拉致された車内でサンダルは脱げている場合
 色々順番がありますが、この場合、更に二つに分かれて

C-1)車内で殺害された場合
 既に、車内で殺害された場合は遺体にサンダルを履かせる必要が無いので、遺体発見現場に残された、被害者の足跡は偽装か誤報と言う事になりますね。

C-2)生前に車外に連れ出されたとしたら、その時、犯人は被害者にサンダルを履く事は許したかもしりませんね。その後の流れはA)、B)になるかと思います。

でも、犯人が被害者の足跡を偽装する理由があるでしょうか?
足跡の偽装の意図する物は被害者はこの時点で生存していて、この場所(遺体発見現場)で殺害されたと言う事だと思います。

遺体は放置していて、事件発覚は時間の問題と言うのは犯人も理解していたはずです。
・・・あるとしたら、アリバイ工作か?殺害場所の偽装と思いますね。

死亡推定時刻(と言うよりは、犯人自身は被害者を殺害した時刻を知っていますけどね)は失踪した25日の深夜です。となれば、犯人はこの頃の、アリバイが無い事になるのですが・・・

しかし、足跡を着ける事でアリバイの偽装が可能性になります。
実は、遺体を後日、遺棄した場合にはアリバイ工作をする事ができます。
殺害後に遺体をそのまま、車のトランクや自宅などに隠して、アリバイを作り、後日、現場に遺棄した場合ですね。

でも、結局、殺害は可能と言う事になるので、アリバイ工作としては不完全かもしれません。(この事件では失踪時刻が判明しているので、ちょっと偽装は難しいでしょうね。それに、遺棄の時間は数分で可能でしょうから、アリバイ工作に意味は無さそうですね。)

殺害場所の偽装としては、車内や自宅などで殺害した場合に殺害場所を隠す効果はあるかもしれませんね。

それから、悩ましいのが、犯行の流れを考えるのに、まったく決め手となる情報がありません。
とは言え、拉致、殺害、遺棄の基本的な流れは変わりませんけど・・・

ちなみに、遺体を後日遺棄した事を裏付ける情報があるか?と言うあたりですが・・・
雨かな?
遺体発見現場の気象情報(四日市市の気象情報)を参考にすると、雨が降ったのは
8月25日の昼間15時まで、その次に降ったのは翌26日の19時から21時です。
その後は、遺体が発見される29日まで雨は降っていませんね。

なので、遺棄された服やバッグの濡れ具合で判断できるか?と思ったのですが・・・
27日から29日まで日照時間から晴天なので、濡れた物も乾いたかもしれませんね。

それから、三重県警のHPで不審者情報を見ると、現場の朝日町での情報は登録されていませんでした。・・・と言う事はこの事件はピンポイントで被害者を狙った犯行だったのかもしれません。

とは言え、全ては可能性の一つにすぎません。続報を待ちましょう。
(いつも以上にまとまりませんでしたが、少しずつ考えていきましょう)

参考リンク
三重県朝日町埋縄少女殺人事件その6(殺害の理由)
三重県朝日町埋縄少女殺人事件その8(犯人の制約と遺棄現場)

|

« 三重県朝日町埋縄少女殺人事件その6(殺害の理由) | トップページ | 三重県朝日町埋縄少女殺人事件その8(犯人の制約と遺棄現場) »

コメント

一つだけありました、スマホの水濡れシールで濡れたかどうか確認できるかも?・・・でも防水だったら確認できないですね。

投稿: ASKA | 2013/09/09 21:54

もしかしたら友人と駅で別れた後に、車で誰かに送ってもらったのではないでしょうか?夜道を一人で歩くのも危険ですし、私はなんとなくそう思います。そしてこの車には複数人が居たとしたらどうでしょう?

投稿: CHAGE | 2013/09/09 23:57

②そうすると少女の目撃情報が嘘と言う事になりますが、ラインの返信なども犯人側がする事も可能ですよね。駅で別れた友人が、心配を口にしてたのは、送り狼の存在を知っていたのでは?

投稿: CHAGE | 2013/09/10 00:06

花火大会の前まで相当な雨だったのですね。
その日は昼の3時過ぎまで1日で35ミリも降ってる。よく花火大会を決行できたな、と思います。

雨が上がってから花火大会を経て事件発生まで7時間余りでしょうか。
35ミリの雨は7時間少々では乾かないでしょう。

事件発生から間もなく遺棄されたとすると、双方向に35ミリ分の痕跡を残したと思います。
その痕跡が現場と被害者、遺留品に何がしかあれば、それが手がかりになりますし、
逆に痕跡が何もなければ、それはそれで手がかりになると思います。

事件発生現場付近から別の場所に移動して再び事件発生現場に遺棄しに来た…ような
事件は犯人が近くに住んで居て子どもが被害者であるケースが多いように思います。
この事件も広義でその範疇に入るかもしれません。

投稿: アヒル | 2013/09/10 01:32

素朴な疑問なんですが、殺害・遺棄が同日に行われたと仮定して、その時に残ったであろう足跡やタイヤ痕、それに事件日以前の足跡などが翌日の雨で消えてしまうなんてことはあるんでしょうか? 子供向けの推理マンガなんかでは、消えてしまうような描写があるものも見られましたが…。 実際はどうなんでしょう。
もし消えてしまうなら遺棄は27日以降となりますが…。

あと、足跡の件ですが、所持品を運ぶ途中で偶然落としたとか、(雨で消えてなければ)事件と無関係(事件以前についた被害者の足跡)って事も考えられそうですね。

投稿: OZONE | 2013/09/10 02:20

なんとなくですが、足跡まで偽装する程なら、もう少し現場の状況も違うような気がします。。

やはり、最後の目撃場所以降に車で拉致され、発見現場に連れて行かれ、そこで。。。

複数犯の場合、その全員が性行為に及ぶはずです。
だとすると痕跡はもっと採取できているような気がします。

被害者が気を失ったと思っていた犯人達が被害者の衣服をほとんど脱がせたところで、実は死んでる事が判り、それで慌てて逃走した?
性交渉まで至って無いようですので、そんな感じがします。

複数の女性が犯人で、強姦目的偽装(男性による犯行と見せかけた)という可能性も考えてみましたが、
現場で採取された複数の足跡などの詳細(靴のサイズなど)が判らないので何とも言えないですね。

いづれにしても、酷い事件です。

投稿: シェリ | 2013/09/10 02:40

みなさん、こんにちは
CHAGEさんへ
確かに、徒歩だと自宅まで30分ぐらいかかりそうなので、車で迎えに来てもらうは有りだと思います。
ただ、その場合はスーパーで座って、待ち合わせをしそうな気がしますね。

アヒルさん、OZONEさんへ
今回の場合、25日の雨は犯人に不利ですね。バッチリ足跡が残ったと思います。
翌日も弱い雨ですが、昼間は降ってませんから、乾いて足跡は固まっていただろうと思います。

ただ、遺棄が26日の夜でも同じように足跡が残りそうですが。

シェリさんへ
そうですね、足跡が偽装・・・財布の現金も強盗への偽装、でも、スマホの指紋を拭き取り忘れているし。

そもそも、偽装できる程、余裕があるなら、あの場所に遺棄した事自体が謎ですね。
車があるのに・・・単純に慌てていたのか?
慌てていたら偽装する余裕は無いはずですよね・・・

投稿: ASKA | 2013/09/10 12:03

①なぜ被害者のサンダル痕が現場にあったか
②22時50分から23時に近隣住民宅前を通らなかったのはなぜか
③23時15分には遺棄現場には車が止まっていなかったとの証言、ではいつ車があの空き地前に止まったのか(犯行はいつか)
④22時55分のいいねはどこで打たれたのか

解けない謎はここら辺でしょうか。
いずれかの証言が覆れば大方氷解するのですが…。

投稿: a | 2013/09/10 18:08

被害者のサンダルの足跡が、現場にあったとは...

もし偽装だとしても、
いったい何を偽装したかったのか? この偽装で、犯人に何のメリットがあるのか?

偽装の理由が、思いつきません。
なので、本当に被害者が、歩いたのだと考えます。

その足跡の向かう方向を知りたいところですね。
大通りに向かっているのか、暗がりに向かっているのか。

奈良の少女殺害事件のように、現場で、仲間内のトラブルが起こったのか.... 足跡があるならば、その可能性が浮上してくると思います。

投稿: シュロ | 2013/09/10 21:08

例えば可能性の一つとして、犯人達が3人だった場合。
一人が運転一人が連れ込んだ被害者の手を掴んでいて
もう一人が上に乗り鼻と口を塞ぐ。
連れ込んだ時、手を掴んでいたのが女だったら後部座席にしゃがむ格好になるために、靴を脱ぐ状態になるだろう。
そして遺体を遺棄する時に自分の靴より被害者のサンダルが、たまたま近くにあったため借りて遺棄を手伝った。
という事も考えられる。

投稿: フリフリ | 2013/09/10 21:55

路上は難しい気がしますね。
誰かに見られる可能性高いですし。
犯人の一人が偶然を装って近づき、車は陰(遺体発見現場)に置いてあるから。。と誘い出す。足跡はその時のもの。
さすがにナンパで付いて行くのは稀でしょうから、知人でしょうね。

待ち合わせなら、携帯に通信履歴が残ってそうです。

投稿: まつ | 2013/09/10 22:25

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 三重県朝日町埋縄少女殺人事件その6(殺害の理由) | トップページ | 三重県朝日町埋縄少女殺人事件その8(犯人の制約と遺棄現場) »