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2013/11/28

反省させると犯罪者になります

反省させると犯罪者になります (新潮新書)

ネットで広告をみて、そのタイトルに惹かれて新刊で購入してしまいました。
良い本だと思います。子育て中の人、学校の教師(特に生活指導の先生)、管理職などにお勧めだと思います。

著者が受刑者の更生に関わる仕事をしている中で、反省させる事が実は、本当の反省になっておらず、逆に更に悪くしてしまうと言う事を分かりやすく書かれています。

目次
第1章 それは本当に反省ですか?

第2章 「反省文」は抑圧を生む危ない方法

第3章 被害者の心情を考えさせると逆効果

第4章 頑張る「しつけ」が犯罪者をつくる

第5章 我が子と自分を犯罪者にしないために

私も色々な本を読みましたが、結局、心の問題はその本質的な問題に、正面から向き合う事が、最終的に大切な事だと言うのが結論のように思います。

昔から行われてきた「反省させる為に反省文を書かせる」事が実は、心の問題に正面から向き合う事にはならない。
その結果、表面上、反省しているように見えるが、実際にはもっと悪くしている事が多いと言う現実を教えてくれます。

さらに、厳しい「しつけ」にも問題があると言う事も書かれています。

正しく、反省させる方法、あるいは反省に導く為の方法には、私も賛成ですね。
ただ、「しつけ」についてはちょっと異論がある所です。
この本では本人が「しんどい」と思うなら、「しつけ」も問題があると言っているのですが、私は別の本で書かれていた「子育ては文化の伝承」と言うのも大切なんだろうと考えています。

「しつけ」とは「文化」なんだと思います。
もちろん、本人が負担に思うほどの厳しい「しつけ」は問題があると思うのですが、やはり、最低限の「しつけ」は必要なんだろうと思います。

この著者もその事は分かっていると思いますが、子供一人一人で感じ方は違うので、子供に合わせて臨機応変な対応が必要なんでしょうね。

この本を読んで良かったと思うのは、「反省する」と言う事の奥の深さを教えてくれた事ですね。
そして、犯罪者の視点で考える事の重要さを教えてくれました。
ASKAの事件簿は「なぜ犯人はそれを行ったのか?」と言う理由を考えるのがメインで、犯罪者の視点で考える事が多いので大変、参考になりました。

最後に、この本の内容を実践しようとすると、学校の先生とか、家族の中でも意見の対立が起きてしまうかもしれないと言うのが不安な所ですね。特に旧態依然とした先生だと、やはり「反省文」と言うのが当たり前となっていて、対立しそうですね。

そうならない為にも、この本を沢山の人に読んで欲しいと思います。

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コメント

ここのサイトも感心させられる事が記載されてます。ど~ぞ御覧下さい
「金子耕弐 の ファミリートーク」
*HBC 北海道放送月~金 午前 11:26 頃

*ROK ラジオ沖縄月~金 午前 8:40 頃『フレッシュモーニング』内にて

*TBC 東北放送月~水 午後4:55 頃
http://www.ffj.gr.jp/new/radio.htm

投稿: あいよんもん | 2013/11/28 23:36

 本は、読んでいません。
 だから、的外れかもしれませんが…
 反省文を書かせるという、罰は、本当の反省には繋がらない。反省させたという、自己満足でしかなく、逆効果。
 これと同様に、躾をしたという行為自体は、本当の躾には繋がらない。
 良く企業などで不具合が発生した場合、再発防止策として、マニュアルを作りましたなどと言い、まるで、マニュアルを作ることが対策の様に勘違いしてるひとがいるが、あれも、同じであろう。
対策をとったという事実が欲しいだけ。
 本当の対策は、そのマニュアル通りに運用するシステムを確立すること。

こんな感じかな?

投稿: おきゅうと | 2016/01/25 00:09

反省文の強要は全く以て必要ないと思いますが
堀江(ホリエモン)が更生を考えるシンポジウムで
「大事なのは雇用であって反省ではない」
「刑務所に居たが誰一人反省していないと思った」
「犯罪者は反省しないので反省を促すのは無駄」
と主張して会場が響いた、とのことだが
個人的には全く以て同意できない。雇用は
確かに最重要だが反省もまた重要ではないだろうか。

ただ裁判で「反省の態度を示した」
故に=「減刑」というのは中々に解せないのもまた事実。
心の中など見えないから。ただ内心どう思っていようが
「態度」として外面よく振舞うのは重要なのだろうな。
仮面を付けてるだけとも言えるが
そういう行動していく内に習慣というものが生じて
何時か真人間になれるかもしれない。
いや真人間になれなくとも方向性を示していくことで
頭の中のウェイトが悪から善に寄るだろう、
逆に「所詮は作ってるだけ」として開き直り
心赴くまま自堕落的に過ごしていたら
何時かブーメランが返ってくるかも。

本当は悪いことしたくないのに、
ストレスやら何やらでしてしまう人には
効果的なこと出来そうだけど
楽しんでる人には反省は難しそうだ。
そこはプロフェッショナルの腕の見せ所か。
いやはや大変なお仕事で。
選んだ限りは被害が広がらないよう
精一杯尽くしてもらいたいが・・・・。

投稿: 名無しの引きこもり | 2017/02/14 07:35

身勝手なのは承知の上ですが経験上
反省というか圧力がある程度ないと好き勝手やるんですよ。
好き勝手にしている自分がその証拠ですね。
中学の時に引き籠った所為か精神年齢が
中学生か否小学生低学年で止まったまま。
いや客観的に見れば退行(赤ちゃん返り)とも言えるか。
もう三十路手前なのに幼稚なこと
平気でするんですよね。
では怒鳴り散らかされたいか?追い出されたいか?
と言えば本心はそんなことはなく
出来れば何時までも甘えていたい。
否応なく老いてきますので現実は無理だと
ある意味で強制的に悟らされますが
本心はそこですね。曲がりなりにも
「成人」なので体力あるのが厄介。
もう殆ど手出しはしないですが
偶に武力に訴えたりします(獣のように
怒鳴り散らかすことはよくあります)。

皿洗い・風呂洗いを4年前からしているのだけど
此処2年くらい最低なほど酷いです。
それを取引材料に嫌なことがあると
自分の思い通りにならないことがあると
「もうやらない」「今日で手伝いは終わり」
「絶対やらない」と何回も言っている。
言わない日が少ないくらい。
※次の日にはほぼ手伝いしているのだけど。

自分はタバコを吸っているのだが前には
本数を制限できたことも此処2年くらい
全く制限しなくなった。そのことで最近
母と揉めて母を悲しませた。
諸々の謝罪は何度目だ?意味があるのか?
言葉ではなく態度ではないのか?ということで
謝罪はしなかったが、その日から
また意識して本数をセーブするようにした。
家族の為何より自分の為に。

自分で気づくのと他者から気づかされるのが重要。
あとやはり実践しないと始まらない。
苦手なこと現時点で出来ないこと
今からでも体得していきたいね。

投稿: 名無しの引きこもり | 2017/02/14 08:01

名無しの引きこもりさん、おはようございます。

他からクレームが無いなら、自分の思うように生きていくのが良いと思いますよ。結局は自分の人生ですからね。

でも、もし、自分の生き方に生き難いと感じたなら、カウンセリングを受けてみるのも良いかと思います。

自分でも気づかない内に自分自身を縛りつけている事があるかもしれません。

投稿: ASKA | 2017/02/17 05:39

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