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2013/12/21

世田谷一家殺害事件再考その119(ららさんへの回答)

今回はららさんからのリクエストについての回答です。
リクエスト内容については色々と支障がでそうなので、一部省略します。

以下が「らら」さんからのコメントです。
===ここから===

はじめまして 詳細な考察読み応えありました。

当時、成城に住んで8ヶ月でした。

あの公園は広く、地元民は宮澤さん宅に接する北の公園は昼間は幼児専用というか、そんな墨分けがある所だと何年も住んで気づいた次第です。大人は夕方か、子連れしか見かけません。遊具のせいでしょうか。

留学生会館も近く、外国人節が流れた際は疑念を抱いたりしましたが、寒い時期のあの公園の家タイプの遊具にいると、宮澤さん宅の窓灯りは何とも暖かく感じ、翌日、太陽が暖かくなる10時まで居たいなと素人でも思え、単なる暖かな場所を求めた精神異常者が犯人かと思うこともありましたが、一つ当時からずっと気になって仕方ない事があり、考察して頂けたらと思いこちらに来ました。

(途中省略)

ただ、警察があてにならないというか……当時も、捜査に本気度が見えない印象で期待できません。

現場の極近所は、指紋採取もしつこくあったと現場近所の友人が言っていましたが、私は成城でも、距離があったのか聴取も昼間一回のみ。犯人と同身長、体型、同血液型の主人も不在と言うと、それ以降確認にも来ませんでした。
夜中に、犯人とほぼ同じ格好(ユニクロ黒コートにグレーニット帽)で自転車中、職質で停められても「ラーメン屋が閉まる」とゴネると即解放で、主人も本当にいいの?と驚いていた位です

もう13年

子供が巻き込まれた痛ましい事件が解決することを願っています。

===ここまで===

さて、とある日記を入手しました。ららさんの疑問はこの日記についてでした。
簡単に言えば、死体愛好家が書いた日記です。
その日記は2000年7月から2001年1月まで書かれてました。

内容としては、筆者の見聞きした死体についてのエピソードを割りと面白く書いてます。
かと言ってふざけているわけでもなく、趣味と仕事を両立させている印象ですね。

この日記の内容からは、この事件との関連性を伺わせる物は感じられませんでした。
唯一事件とのかかわりがあるのは、筆者が泰子さんの教え子だったと言う事でしょう。

そのあたりを踏まえて、私の見解ですが・・・
1)顔見知り
 この事件では広範囲で指紋の採取が行われています。被害者一家と面識の無い人でさえ、指紋を採取されているので面識のある人間の指紋は必ず採取されているでしょう。そう考えると、筆者の指紋も照合されていると思います。
その結果、一致していないと言う事になると思います。(これは私の想像です)

2)年齢と時間の経過
2000年で20歳だと思われる。これを前提として、泰子さんの姉にも教わったと言う事を考えると、泰子さんの姉が日本にいた時期は下の情報から89年から92年の4年間です。

1989年 泰子さんが東急線目蒲線奥沢駅前に姉と共同で学習塾を開設
1990年 自宅に学習塾を開設(89年の塾とは別のようだね)
1992年 隣家に住む姉夫婦が事業の為英国に移住。

この時期の筆者の年齢は92年で12歳、89年で8歳となる。
多分、小学校時代に塾に通っていたのだろうと思います。

逆に事件まで最短でも8年間は繋がりが無いと思われます。

と考えると、事件と関係時期が離れすぎていると思いますね。

3)日記の閉鎖
事件直後の2001年1月に日記は閉鎖されましたが、無理も無いだろうと思います。
それまでは、仕事として死に関わっていたのですが、身近な人間があれほど無残に殺されてはね。

逆に、身近に死に接してきて、更に死体も興味を持って見ていたわけですから、事件の状況の報道だけでも、被害者に何が起きたのかをよりリアルに想像できたんでしょうね。

わずか20歳の女性にはそりゃ、衝撃だったと思います。
多分、この事件をきっかけに死に対する考え方が大きく変わったのではないか?と思いますね。

4)死体愛好と殺人
日記には死体が好きと言う面はかなり良く書かれていたましたが、殺害行為や暴力についての記述がありません。
筆者は死体については興味があるけど、暴力や殺害行為には興味が無いようです。

5)結論
情報が日記だけしかありませんが、私の印象としては、事件とは無関係だと思います。

ちょっと補足
塾の性格としては、もしかすると、中学卒業まで通っていたかもしれませんね。
その場合、事件との時間は5年になり、ちょっと微妙かもと思います。

でも、もし、事件に関係があるのであれば、事件発生直後に事件の事は書かないだろうと思いますね。

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コメント

こんにちは。こんな猟奇的な事件が絶えない処か増えてる現世、いっそ生まれた時から指紋を国で管理したら良いんじゃないですかね…そうしたら、犯人も直ぐ特定できるから犯罪も減るしね。序に言うと、スピード出る車があるから死亡事故も起こる、デジタコやカメラを標準装備して警察に提出する!スピード出てる車、違反してる車が特定できるので、死亡事故に違反者はぐっと減るものだと思いますがね…なぜそうしないのかが不思議でなりません。失礼しました

投稿: あいよんもん | 2013/12/21 14:54

管理人様、らら様、ご苦労様でした。
本事件に関係がある可能性のある人物や事件前に宮沢家周辺に起こったささやかな事柄でもご存知の方は是非投稿していただきたいです。みきおさんのお母様はお年です。

投稿: 事件解決を望む者 | 2013/12/21 16:57

はじめましてこんにちは、
指紋なんですが自分も取られました。場所がなんと日比谷公園の横で停車してメールを確認していたらです=近頃他府県ナンバーは警視庁に目の仇にされてますね。こんな偶然に頼るくらい行き詰っているのでしょう。自分はこの事件はほぼ絶対外国人がらみだと思います。理由は指紋です、あれは犯人のメッセージだと思いますね=もう日本にはいない戻っても来ないという強いメッセージです。仮に自分が犯人なら右手親指切断して捨てるでしょうね。

4)死体愛好と殺人
については激しく同意です、自分は兵器マニア(?)なのですが実際に殺すとなると別です=興味ナシ。
死体が好きで、死体を愛でる(?)のが好きなだけで作り出す(?)のには無関心なんでしょう=絵画愛好家と同種の人間なんではないかと。
幼稚な文章ですいませんでした。

投稿: アナベル・加トー少佐 | 2013/12/26 19:16

指紋についてですが、私はどうにもわからないことがあります。以下はウィキ内の記事ですが…

>2006年5月12日 - 過去に成城署捜査本部で当事件の捜査活動をしていた警部補が、捜査報告書に自分や妻の指紋を添付して実際には面識のない住民数十人から指紋を採取したように装うなど虚偽報告をしていたことが明らかになった。

これは警部補と妻、二人分の指紋で、数十人分を装って提出していたということでしょうか。
しかし採取した指紋が速やかに識別に回されるとしたら、あっと言う間にバレるはずの話で…もちろん公表されたのが2006年で、それよりもっと前に不祥事は判明していたのかもしれません、でもそれにしても時間がかかりすぎている…そもそも警部補という地位にある人がこんな幼稚なことを思いつくこと自体が奇妙です。

たしかに警察は懸命にローラー作戦を展開してはいる…量は集めているが、穴だらけなのでは?
私たちは地域住民や宮沢家と関係の深い人たちは指紋を提出しているはずだと思って推理をしているけれど、捜査に応じていない人が結構いるのでは。

投稿: おひょい | 2013/12/29 03:47

新たな発表がなかった昨年末
風化が本格化したのかと心配に

こちらで何か特集でもやるのかと思いきや

投稿: | 2014/01/02 11:54

この事件の犯人と、蟹江町の事件の犯人てだぶらない?俺は同タイプの人間だと思ってる。なかなか捕まらないのは宮澤さん一家と犯人に全く接点がないからだよ。蟹江町も三男君が疑われてたけど、そもそも家族仲が悪かったっていうのが前提にあったからね。でも全く関係ない流しの強盗だったわけさ。明かりのついた家に堂々と強盗に入って、家人がいたら殺せばいいなんて安直な考えで、電車の始発まで居座る。そっくりだよね。切羽詰った犯罪者は理解に苦しむよ。それと、犯人は10時まで家に滞在してると確信してる。何故かって?みきおさんのズボンはサイズが合わなくて断念した。しかたなく自分のズボンを洗って、乾くのを待っていたのさ!犯人は待ってる間うたた寝でもしてるな。この犯人はそういうタイプの人間さ。難しく考えるな~!

投稿: | 2014/01/03 17:03

再度、指紋・DNAについてなんですが…

記憶があやふやになっているのですが、上野正彦さんの本だったか、本人不在の場合のエピソードがありました。
男性Aが轢死した後、妻に、愛人から「私の子供はAの子である」という申し立てがありました。認知や相続のことだったかな…とにかくDNA鑑定を行うことになりました。
妻が提出したのは夫Aの髪の付いた櫛でしたが、これは採用されませんでした。そういうものは旅館などからもらってくることができてしまうからです。
愛人が提出したのはAからの手紙でした。署名があり、内容も彼が書いたものだと思われましたので、採用され、切手の唾液を調べました。しかしこれが違っていて…愛人には他に恋人がいたのです、まぁこんな感じ。

初動捜査で不祥事があったり、他のことでも…警察が来るのに時間がかかれば…たとえば、すでに本人は留学中なので、送られてきたエアメールを…とか。切手の唾液は別人、とか。

非常に子供だましの考えですが、ららさんのお書きになっているのを見て、本人不在の場合の追及は、結構ゆるいこともあるのだな、と感じました。適当なアリバイを証言し、本人が使ったと思われるものを提出して終わった事例もあったのでは、と。

投稿: おひょい | 2014/01/17 00:55

おひょいさん、こんばんは

そうですね、例の不祥事も、多分、住民が不在がちで会えないと言う事が背景にあるんでしょうね。

この事件では、DNAよりも、指紋が当初から有力な証拠だったので、指紋照合は積極的に行われていたでしょうが、本人不在の場合の指紋については、ゆるかったかもしれませんね。

でも、関係者指紋についてはそうも言っていられないとは思うので、顔見知りについては、ちゃんと本人から採取したと思いますね。

投稿: ASKA | 2014/01/17 01:26

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