愛知県豊橋市双子虐待死亡事件?
12月6日、生後7カ月の三女の頭部に昨年7月、衝撃を加えて死亡させたとして、愛知県警捜査1課などは同県豊橋市西幸町、トラック運転手、男性容疑者(33)を傷害致死容疑で逮捕する事件が起きている。
双子の姉である次女も今年7月、頭部への衝撃が原因で死亡しており、県警は容疑者が双子を虐待していた可能性があるとみて捜査しているとの事。
容疑は昨年7月12日午後10時から同13日午前3時、自宅で当時7カ月の三女の頭部をたたいたり揺さぶったりするなど何らかの暴行を加え、脳損傷などを負わせ、同8月に死亡させたとしている。
三女が入院した病院から「虐待の可能性がある」と通報があり、県警が捜査を進めていた。強く揺さぶられた乳児は「乳幼児揺さぶられ症候群」を起こして死亡するケースがある。県警によると、容疑者は「たたいたり、揺さぶったりしていない」と容疑を否認しているとの事。
次女は昨年2月に自宅から病院に搬送され、約1カ月後に意識不明に陥り、今年7月に1歳7カ月で死亡した。死因は脳損傷を原因とする感染症だったとの事。
容疑者は事件当時、20代の妻と当時2歳の長女、双子との5人暮らしだった。妻は今年2月ごろに離婚し、容疑者は現在、1人暮らしとの事。
愛知県東三河児童・障害者相談センター(豊橋市)によると、双子は昨年2月、市内の病院に風邪の症状で入院、その後、次女が心肺停止状態になった。病院は次女に眼底出血があることなどに気付き、「虐待の疑いがある」とセンターに通報。センターは容疑者らに事情を聴いたが虐待を強く否定され、「病院内で第三者が関与した疑いもある」と判断したとの事。
三女は同3月に退院した後、元妻の実家で生活。センターは県警に情報提供すると共に、市こども保健課と連携して容疑者宅への家庭訪問や面会を開始した。三女は同4月に自宅へ戻り、その後も家庭訪問などを実施していたが、異常は発見できなかったとの事。
容疑者(33)=同市西幸町=が、昨年2月に3女と一緒に入院していた次女が心肺停止状態になった際、看病のため付き添っていたことが関係者の話で分かったとの事。
次女は頭部に何らかの衝撃を受け、約1年半後に死亡しており、県警は容疑者が病院内で次女に暴行した可能性があるとみて追及しているとの事。
県警は7日、3女への逮捕容疑で容疑者を名古屋地検豊橋支部に送検したとの事。
県警などによると、当時生後2カ月だった3女と次女は昨年2月、風邪の症状で市内の病院に入院。容疑者と妻が交代で付き添っていたが、次女が心肺停止状態になった同月23日は容疑者が主に看病していたとの事。
部屋は6人部屋だが、ベッドごとにカーテンで仕切られており、周囲から見えない状態だった。
昨年2月23日午後6時頃、元妻から、容疑者に付き添いを交代。同9時頃、容疑者から「次女の体が冷たい。様子がおかしい」と連絡を受けた看護師が確認したところ、次女が原因不明の心肺停止状態になっていたとの事。
検査の結果、次女は頭蓋骨を骨折していたことなどが判明。次女はそのまま意識不明となり、今年7月、転院先の病院で死亡した。
一方、3女にも2月29日、あごに皮下出血が見つかった。病院側によると、28日までは異常がなかったといい、県警は容疑者が23日と29日の2回にわたり、病室で2人にそれぞれ暴行したとみているとの事。
容疑者(33)は、去年7月、自宅で、三女の頭を強く揺さぶり、脳の損傷などで死亡させた傷害致死の疑いがもたれていて、調べに対し、「(子どもを)あやしていて、手を離したら後ろに倒れた」などと否認しているとの事。
(容疑者は)子どもが好きで、『子どものために働いているのに、なんでこう(虐待が疑われることに)なるんだろう』と泣きながら話していた」(容疑者の勤務先の社長)
「私にはとても考えられないし、(容疑者は)『振り回したりとか、たたきつけたりとか、全部しておりません』と警察に話していた」(容疑者の祖父)
こんな事件ですが難しい事件ですね。
まずは時系列
2012年
2月11日 生後2ヶ月の次女と3女が風邪の症状で入院
2月23日 容疑者が病院で看病していた時、次女が原因不明の心肺停止、頭蓋骨が骨折していた。
2月29日 3女のあごに皮下出血が見つかった。28日まではこの皮下出血はなかった。容疑者が病院で看病
3月
3月 3女が退院、いったん元妻の実家で生活、4月に自宅に戻る。
7月12日 自宅で7ヶ月の3女が脳損傷で入院。
8月 3女が死亡、病院が虐待の可能性を指摘
2013年
7月 転院先の病院で2女が死亡
司法解剖の結果、次女には3女と同様、強く揺さぶられた際に脳を損傷する「乳幼児揺さぶられ症候群」の症状が確認された。
毎度の事だけど、児童虐待事件は殆どが家庭と言う閉じた空間の中で行われているから、目撃者が居ない。
犯行を立証できなければ、有罪にはならない。
その意味でこの事件も目撃情報はないだろうね。
犯行が可能だったのは容疑者だけと言う論法になるだろうけど・・・
しかし、それでも、事故の可能性は否定できないので、事件か?事故か?と言うあたりが判断の分かれ目になるのかな?
当時2歳の長女がいて、そこへ双子が生まれたわけで、相当子育ては大変だったと思います。
2歳ではまだ、オムツも取れていないでしょうし、まだ手がかかりますよね。そこへ、新生児が二人も増えては家中大変だったろうと思います。
で2月に二人そろって入院して、夫婦で交代で看病している。容疑者の仕事がトラック運転手で詳細が分らないけど、有給休暇などが利用できないと、経済的には厳しい状況になるかもしれませんね。
医療費はほとんどの市町村で子供は無料と言う制度があるでしょうから、それほど高額にはならないかもしれないけど、保険が利かない部分は自己負担になるかもしれません。
ただ、昨年2月23日以降、次女は意識不明で死亡するまで入院していたはずです。だから、それ以降は長女2歳と3女7ヶ月の二人の世話だけだっと思うのですが・・・
このぐらいなら、夫婦二人でもなんとかなりそうだと思うのですが・・・自宅に戻って2ヶ月程度で3女が脳損傷で再度入院すしていますね。
続報を待ちましょう。
| 固定リンク
コメント
今の日本でこの手のニュースに聞き慣れて麻痺してる事は20年前の日本では考えられなかった。
昔の国民と何が違うのか考えるべきかも。
投稿: 七誌 | 2013/12/08 10:54
昔も虐待はあったと思います。貧しさ故の放置、間引きなど、原因が今とは違うけれど、親の言い分だけで終わらせてきたようです。家族の問題に介入しなかった。もちろん今のような虐待もあったけれど通報義務もなく見過ごされてきた。子供の人権が本当に大切にされてなかった。今は虐待が注目されニュースになるようになった。だから一概に増えたとは言い切れない。
それにしたって多すぎますね。日本が病んでいることは間違いなさそうです。
戦後など、とにかく子供に一食を食べさせることに命懸けだった時代に比べたら、贅沢で自分本意な大人が多いですね。
それは20年前ではないですが。
僅か数十年の間に、日本人は変わりましたね。
物質的豊かさ、便利さが、なからずしも心の豊かさに繋がらないですね。
なくなった子のご冥福をお祈りします。
投稿: 名無し | 2013/12/09 03:11
しかし、又子供を的にした事件ですかぁ…もうこの手の事件には子供好きな私は書き込みたくありませんが、書く事で何方かが此を見てプラスに思える考えをもって頂けたらと思うのでついつい書いてしまいます…子供、女性、老人と言うものは弱いものです、男は力が強いので叩かれた者はたまったものじゃありません、愛する者に対しては手加減して下さい、守る為なら男の力を出して下さい。躾た後は抱き締めてあげて下さい。わからなければ先人に聞いて下さい!!私の場合は子供に手をあげた事はありません、本当にたまあに軽くげんこつするくらいです、殆どは嫁が煩く言ってるので、私はひかえてます、二人で責めたら子供の逃場が無くなるからです、妻がキツすぎると私が妻を諭します。机の上を片付けろ、靴を揃えろ、出したら片付けろ等は目についたら言いますが、子供からお母さんだって、お父さんだってと言われない様な親でないといけません、約束事も守る様にしています、信用ない、隙がある親なら子供も言う事をききませんので。あと、子供がまだ喋れない小さい時は何かと親が気付いてやらなければなりません、例えば喉が渇いてたら水飲みたいとは言えませんので、子供が覚えてる牛乳~牛乳~と言います、気付かない親なら、ダメだよ牛乳飲んだでしょ!で終わりです、本当はただ暑くて喉が乾いてて水が飲みたいだけなのです、それを気付かないと次の日まで赤ちゃんは喉が乾いたままです、又は脱水症状になります。うちの場合ですが、家内は牛乳の代わりに水を飲ませた所、がぶがぶ飲んでました、牛乳じゃなくて、水が飲みたかったんだわ~と家内が気付きました、子育て経験ない私達は、ごめんね~気付かなくてと子供に謝りました。その点早く気付くのは大概女性です、女性は流石だと思いました。服もそうです、寒くないか、暑すぎないか、まだ片言しか喋れない子供には親が気付いてやらなければなりません。子供をあやすのに軽く揺さぶる程度でも長く続けたら脳にダメージがあるかも知れません、揺さぶったら脳に損傷与える事を知らない親も沢山います、力加減知らない者がやると死に至ります。最近の事件でも揺さぶって死なせた事件がありましたが、以前に亡くなった子供が居るから余計に疑われるのです。子供の為にも本を読んだりビデオみたりネット見たりしてあらゆる情報を見聞きしてやってもらいたいものです、そうすると他人にも思い遣りが出来る事にも繋がって、事件も少なくなると私は思います。長々失礼しました。
投稿: あいよんもん | 2013/12/09 12:17
生後7カ月の三女に暴行し、死亡させたとして傷害致死罪で起訴された父親の愛知県豊橋市西幸町、トラック運転手、男性被告(34)が、脳損傷などで死亡した双子の次女にも暴行した疑いが強まったとして、愛知県警は17日、被告を傷害致死容疑で再逮捕した。
再逮捕容疑は、2012年2月23日午後6時半~同9時15分の間、風邪で豊橋市民病院に入院していた次女(当時生後2カ月)に対し、頭を揺さぶるか、たたきつけるなどの暴行を加え、死亡させたとしている。次女は心肺停止状態となり、13年7月に脳損傷などで死亡した。容疑者は容疑を否認しているという。
暴行したとされる日は、容疑者が主に付き添っていたが、県警の任意聴取の段階から一貫して容疑を否認。だが、県警の調べで、容疑者が当時の妻に「次女の頭を揺さぶった」と暴行を認めていたことが分かった。また、同じ病室には複数の乳児が入院し、その家族らが付き添うなどしていたが、県警は次女に暴行を加えることができたのは容疑者だけと判断した。
容疑者は、12年7月、三女に対し、自宅で頭を激しく揺さぶるか、ベッドに強くたたきつけるなどして脳に損傷を負わせ、急性硬膜下血腫で死亡させたとして、13年12月に逮捕、起訴された
投稿: ASKA | 2014/02/18 00:33
愛知・豊橋市で、生後まもない双子の娘が強く揺さぶられ、死亡した事件で、否認していた父親に、懲役15年の判決が言い渡された。
豊橋市のトラック運転手・男性被告は、自宅などで、双子で次女と、3女を強く揺さぶるなどし、その後死亡させた、傷害致死の罪に問われていた。
被告側は、「元妻の過失や、第3者による犯行の可能性がある」などと無罪を主張。
検察側は、「抵抗できない乳児への悪質な犯行」として、懲役15年を求刑していた。
3月7日の裁判で、名古屋地裁は、「事件前、元妻に娘を疎ましく感じるメールをしていて、娘に対する関心は希薄。何ら抵抗もできない乳児に脳挫傷が生じるほどの力を加えるなど、危険で冷酷」として、求刑通り、懲役15年の判決を言い渡したとの事。
有罪になりました。懲役15年ですね。
投稿: ASKA | 2016/03/07 20:12
2人殺しているんだから死刑でもよかった。
獄中死して地獄に落ちてほしいですな。
投稿: 空き地 | 2016/03/08 07:08
続報です。
一審・名古屋地裁で懲役15年の判決を言い渡された父親の男性被告(36)の控訴審判決が7月5日、名古屋高裁であった。裁判長は「原判決に誤認はない」と述べ、無罪を主張した被告側の控訴を棄却したとの事。
裁判長は、事件後、双子への暴行を被告が妻に告白しており、「妻の話や証拠などから被告の犯人性は優に認定できる」と指摘。第三者の犯行の可能性があるなどと訴えた被告の主張を退けたとの事。
控訴審判決によると、被告は2012年2月、発熱して入院中だった生後2カ月の次女の頭を激しく揺さぶるなどして意識不明にし、約1年半後に低酸素脳症で死亡させた。さらに12年7月、自宅で当時生後7カ月の三女の両腕をつかみ揺さぶるなどの暴行を加え、翌月脳浮腫で死亡させた。名古屋地裁は今年3月の判決で、双子のけがについて「人の意図的な行為以外で生ずるとは考えにくい」と指摘していたとの事。
こんなところですね。
控訴審でも一審判決を支持ですね。
まー36歳にしては、ちょっと分別が無いと言うか、子育てが大変なら大変で預けるとか方法はあったのではないのかな?
あるいは、経済的な問題もあって、追い詰められてしまったのか?
そして、妻に暴行を告白して、妻はどう思うのか?考えた事は無かったのかな?
やはり、「人生はちゃんと考えないといけない」って事なんでしょうね。
投稿: ASKA | 2016/07/05 17:06