津市立中学校校長先生メタノール焼却事故
津市教育委員会は、市立中学校校長(58)が今月1日正午頃、自宅近くの田んぼでメタノールを燃やしていたところ、衣服に燃え移り、やけどで意識不明の重体となる事故が起きています。
メタノールは、校長の妻で市立小学校の教頭(58)が同小から持ち帰ったものだったとの事。
市教委によると、教頭は先月24日、一斗缶(約18リットル)に8割程度入ったメタノールを持ち帰る際、同小の校長に「家で処理する」と話していたとの事。
メタノールは同小でアルコールランプの燃料に使われていたものとみられ、不用となり、倉庫に保管されていた。
薬品類は通常、専門業者に委託して処分するといい、市教委は「不適切な処理だった」としているとの事。
市教委によると、1日正午ごろ、自宅にいた妻が叫び声を聞いて田んぼに駆け付けたところ、校長が火だるまになっており、妻や近所の人が水を掛けて消し止めたとの事。
こんな事故ですね。
メタノールの引火点は12度、ガソリンの-45度に比べると高いですが、常温の範囲内ですから、危険度はガソリンとあまり変わりません。
ちなみに、1日正午頃の津市の気温は14.2度ですから、引火点を越えていますね。
その上、メタノールの炎の色は薄い青色で昼間は特に見難いです。
どんな状況で衣服に燃え移ったのか分かりませんが、引火性が高いので、ライターなどで火を着けようとすると危険ですね。あるいは、炎が見難いので炎に気付かずに、炎に近づいてしまったのかもしれませんね。
校長先生とは言え、理系の人でもなければ、メタノールの危険性などはあまり知識がなかったと思います。
とにかく、燃える物の取り扱いは要注意ですね。
| 固定リンク
コメント
自宅に持ち帰り処分しようと考えなければならない、背景が、気になりますね。
公立かぁ~…
投稿: おきゅうと | 2016/01/25 01:11