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2014/01/31

世田谷一家殺害事件再考その123(書類と引き出しと妄想)

この事件では、多数の書類が水の張った浴槽の中に放り込まれていたと言う犯人の謎の行動があります。
今回はそのあたりを、いつものように妄想チックに考えてみたい。

1)書類を水の張った浴槽に放り込む意味
この行動は奇妙に見えるけど、犯人にとって合理的な理由があると思います。
わざわざ重い、引き出しを1階から2階に運んでそれが、意味の無い事だとは思えないんですよね。

で、「普通に書類を読めなくする為」と考えたい所なんですが、それは、簡単に否定されてしまう。
なぜなら、普通にコピーされた書類や、油性インクで書かれた書類は水に濡れただけでは、消えないからね。

なので、ここで仮定するとしたら

A)「書類は水性インクで書かれていた」

と言う条件です。この条件がつけば、書類を水に濡らす事で読めなくする事ができます。
しかし、この条件が付くと、もう一つ条件が必要になります。

B)犯人は書類が水性インクで書かれている事を知っている。
(レアな可能性としては、インクでなく、紙が水溶紙だったと言うのもあるかも)

どうして、犯人はその書類が水性インクで書かれている事を知っているのか?と言う疑問が出てきます。
B-1)目的の書類は犯人が水性インクで作成した物だった場合
B-2)みきおさんが水性インクで作成した事を犯人が知っている場合
B-3)泰子さんが水性インクで作成した事を犯人が知っている場合

いずれにせよ、犯人は顔見知りと言う可能性が高いと思われる状況になりますね。

次に素朴な疑問で「引き出し」があるんですよね。
犯人が1階の引き出しを引き抜いて、2階に運び中の書類を浴槽に放り込んだと言うこの状況が微妙に疑問がある所です。
この「1階の引き出し」と言うのが疑問な所で、2階のリビングにある食器棚の引き出しも荒らされていたけど、抜かれてはいませんでした。

ここは報道されていない情報なので、完全に妄想ですが、犯人はどうして、1階の引き出しの中だけを浴槽に放り込んだのか?
答えは単純に

C)犯人は目的の書類が1階にある事を知っていた。

こう考えないと、1階の引き出しの中だけ浴槽に放り込む理由にならないと思います。

次にもう一つ、引き出しの報道があります。
1階の階段で倒れていた、みきおさんの遺体の顔に引き出しが被せられていたと言う物です。

さて、これが微妙な所なんですが、この引き出しはどこにあった引き出しなのか?
普通に考えると、1階にあった物だろうと思うわけです。

で、引き出しは抜いて2階に運んでいるはずなので、わざわざ2階で空にした引き出しを1階に持ち帰る理由がありません。
わざわざ、空の引き出しをみきおさんの顔に掛ける為に、持ち帰って来たとは思えないです。

で、更に考えるのですが、「犯人はどうして、引き出しごと、2階に運んだのか?」
普通に考えて、書類を読めなくしたいのは、犯人に理由があって、それは、犯人にとって都合の悪い書類だけのはずです。
つまり、現場にあった書類全てが読めなくしたい書類ではなかったはずです。

そう考えると、ここも報道されていませんが、犯人は一度、1階で目的の書類を捜そうとしたんだと推測しています。
だから1階の納戸の中には少なくとも一つの引き出しの中身がぶちまけられていたのではないか?とまたもや妄想しています。

そうなれば、少なくとも一つ、空の引き出しが1階にあった事になり、犯人はこの空の引き出しをみきおさんの顔に掛けたのではないか?と説明できるわけです。

で最初の疑問に戻って、どうして引き出しごと2階に運んだのか?
私は「犯人が目的の書類を捜すのが面倒になってしまった」からだと考えています。

一家は全員死亡しており、犯人にとって残る作業は目的の書類を処分する事だけだった。
短時間に作業を終わらせる為に、怪しい書類をまとめて、浴槽に放り込んだ。
これなら、この書類消滅説にもそれなりの説得力がでてくるかな?と思うのですが・・・

しかし、全体としては矛盾がでてきてしまうのが、犯人の現場での長時間の滞在です。
つまり、目的は達成しているのに、それ以上、現場に留まる理由が無いんですよね。
まー、これについては、電車が止まってしまったからとか、あるかもしれませんが。

あと、「書類」と考えているわけですが、「染料」に置き換えても有りかもしれません。
染料自体は裸の状態で保管できないので、ビンや密閉した袋に入れていると思います。
つまり、それは「水に浮く」・・・だから、染料を探す為に浴槽に放り込んだ。
だけど、それなら、探そうと思えば探せたと思うんですよね・・・

それから、「水性インクの書類」ですが、当時、バブルジェットのプリンタが1990年に発売されて個人向けにも普及し始めていました。なので「PCで印刷された物」と言う可能性もあると思います。

しかし、一家4人を殺害してまで、消滅させたい書類って何だろう?と言う根本的な疑問は残りますね。
可能性としては
1)犯人にとって、人生を左右するような危機的状況になる物。
 不倫の証拠、犯罪行為の証拠とかかな?

2)この事件の犯人の証拠にかかわる物。
 この場合、殺人が目的で、その犯人に関わる証拠の書類がある?って事になるけど・・・

浴槽の書類を考えると、結局の所、顔見知りの可能性が高まるんですよね。
流しの犯人が意味無く、浴槽に書類を放り込む理由が見つかりませんからね。

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千葉県袖ケ浦市児童虐待事件

1月29日、生後1カ月の長女を虐待したとして、木更津署は傷害の疑いで、袖ケ浦市蔵波台、とび職、男性容疑者(23)を逮捕する事件が起きている。
県警によると、「泣きやまないので腹が立った」と容疑を認めているとの事。

長女(1ヶ月)は虐待を受けた後に衰弱し、市原市内の病院に入院していたが、28日に死亡したとの事。
県警は虐待と死亡との因果関係を詳しく調べるとの事。

逮捕容疑は9日午後6時ごろから10日午後2時ごろまでの間、自宅で長女の顔をつねったり、片手で口元をわしづかみにするなどの暴行を加えたとしている。

妻(26)が、長女がぐったりしているのに気づき、同日午後に病院に連れて行った。
君津児童相談所(君津市)によると、11日に病院から連絡があるまで、日常的な虐待が疑われるような通報はなかったとの事。

容疑者の自宅近くに住むパートの女性(37)は「10日ほど前に昼間からけんかをしていた。女の人はずっと泣いているようだった」と話しているとの事。
建設業の男性(72)は「(容疑者は)夏には午前2時ごろまで友人らと騒ぎ、普段からよく怒鳴っているのを聞いた」と話しているとの事。

こんな事件ですね。
容疑を認めているとの事ですが、虐待と死亡の因果関係はいまひとつ分かりませね。

容疑者は23歳で、とび職、職人同士の付き合いもあるだろうし、なにしろまだ若いので、色々と感情的になる事も多いだろうと思いますが・・・

ただね、生後1ヶ月の赤ちゃんに暴行するのは、それ以前の問題だからね。
一時的に子供をつれて妻が実家に帰るという方法もあるけど、それじゃ問題の解決にならないからね。
子供が泣かなくなるなんて、当分先の話なんだからね。

結局は父親が子育てに対して、どう向き合うかと言う事なんだと思います。
この事件についても、時間からみて、妻が不在の時に起きていると言う事だと思います。

一人で子供を見られるように、心の準備ぐらいはしておく必要があったと思いますけど・・・
でも、携帯ぐらいは夫婦で互いに持っていたでしょうから、「泣き止まないけど、どうしたらいい?」ぐらいは聞けたと思うんですけどね。

若いからでは許されないわけで、子供を作るなら、「覚悟」をして作って欲しいと思います。

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2014/01/30

東京都葛飾区東新小岩虐待事件?事故?

1月30日午前2時半ごろ、東京都葛飾区東新小岩8のアパートの一室で、女児(2)が意識不明になっているのを両親が発見し、119番する事件が起きている。

女児は救急車で搬送されたが、約1時間半後に死亡が確認されたとの事。
警視庁葛飾署によると、女児の全身には多数のあざがあり、虐待され死亡した可能性もあるとみて両親から事情を聴いている。

同署によると、救急隊が到着した際、女児は電気毛布の上でぐったりしていたとの事。
顔や胸、背中など約30カ所にあざがあり、唇が切れていたとの事。
1月31日に司法解剖して詳しい死因を調べるとの事。
両親は「30日午前2時ごろに便を漏らすなどして、あおむけに倒れた」と説明したとの事。

虐待は否定し「2、3日前に近くの公園の滑り台から落ちた」などと話しているとの事。
別の報道では父親は「3日前に公園のすべり台から落ち、29日の夜になって体調が悪くなった。通報直前に意識がなくなった」と話しているとの事

この家は、無職の父(33)と無職の母(26)、次女の女児、9カ月の三男の4人暮らしとの事。
母親と別の男性との間に生まれた長女(6)、長男(5)、次男(3)がおり、東京都家庭支援課によると現在、親類宅に預けられているとの事。
同課は「児童相談所で虐待の通告は受けていない」としているとの事。

近所の男性によると昨年10月、この部屋から「ふざけんじゃねえ。こいつ何やってんだ」という男の怒鳴り声が聞こえ、子供が「ごめんなさい」と泣きながら謝っていた。
男性は「泣き声は30分間ぐらい続いた。3日連続で泣き声がしたので警察に通報したことがあった」と話したとの事。

こんな事件ですね。
死因は司法解剖の結果を待つしかないと思います。
とは言え、3日前に滑り台から落ちたと言う証言があるので、その時に頭を打っていたのかもしれませんね。

しかし、ちょっと気になる点があるので、メモしておく。
1)女児は2歳だったようだけど、一人で公園で遊ばせていたのか?

2)「便を漏らした」話しているが、深夜2時を考えると、寝せる時間だと思うけど、「漏らす」って事はオムツはしていなかったのか?(オネショの危険があるなら、オムツをして寝せてもよい年齢かと思うけど?)

3)全身のアザや唇の裂傷はいつできた物なのか?

虐待の有無と死亡の因果関係はこれからの報道を待つ事にしましょう。

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2014/01/29

兵庫県神戸市長田区細田町女子大生通り魔事件

1月27日(月)21時半すぎ、神戸市長田区細田町の路上で、通行人の女性から「人が刺された」と110番する事件が起きている。
兵庫県警長田署員が駆け付け、腰の右側を刺された女性を発見。
女性の傷は腎臓に達しており、病院に運ばれた。重傷だが、命に別条ないとの事。

 

同署によると、刺されたのは近くに住む私立大学3年の女性(21)で、歩いて帰宅する途中だった。
近くの防犯カメラには、不審な人物が女性の背後から近づいて刃物のようなもので刺し、そのまま走って逃げた様子が記録されていたとの事。

 

刺した人物は体格から男とみられ、上下とも黒っぽい服装だったとの事。
女性は「面識はない人だった」と話しているとの事。
同署は通り魔事件とみて、殺人未遂容疑で捜査しているとの事。
現場はJR新長田駅から北側約300メートルの住宅地の一角

 

兵庫県警長田署は、男が背後から殺意を持って襲った可能性があるとみて、容疑を傷害から殺人未遂に切り替えて男の行方を追っているとの事。

 

現場付近の防犯カメラには、不審な男が女子学生の背後を歩き、女子学生にぶつかる様子が映っていたことも判明。
男は上下とも黒っぽい服装だったとの事。

 

捜査関係者によると、女子学生は神戸市営地下鉄新長田駅から1人で帰宅途中だった。
傷は腰の右側に1カ所で幅約2~3センチ。傷の形状から凶器は刃物とみられるとの事。

 

こんな事件ですね。
防犯カメラの映像から、後ろから近づいて、一刺しなんですよね。
傷が1箇所、ただし、腎臓に達するほどの深い傷だった。

 

通報が「人が刺された」なんですよね。刺された瞬間を目撃したのだろうか?

 

つまり、犯人は周囲に人が居るのに、あえて犯行を強行している事になります。
まー、殺害を目的にその結果、逮捕されてもかまわないと言う覚悟の犯行なら、そのまま、めった刺しにするだろうと思うわけです。

 

ところが、目撃者にかまわず強行したにも関わらず、一刺ししただけで逃走って、ホントに殺意があったのだろうか?

 

と、こう考えると、結果に関わらず、一刺しすれば良いと言う程度の「憂さ晴らし」が動機かもしれませんね。

 

もし、被害者を狙った犯行ならば、被害者の移動経路の防犯カメラで犯人を確認できるでしょうし・・・
なにしろ、今回は被害者が犯人の顔を見ているわけですからね。
容疑者さえ、挙がれば有罪はほぼ、確定だろうと思いますね。

 

犯行時刻も特定されているわけだし、徒歩での移動なら、移動範囲も限定されるでしょう。
容疑者が挙がるのも時間の問題かな。

とは言え、容疑者が逮捕されるまでは、周辺の方は注意した方が良いでしょうね。

 

犯人逮捕に期待しましょう。

参考リンク
兵庫県神戸市長田区細田町女子大生通り魔事件その2(カメラ映像)

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2014/01/28

栃木県日光市若杉町7歳長男傷害事件

1月26日、栃木県警日光署は、同県日光市若杉町、会社員男性容疑者(28)を傷害容疑で逮捕する事件が起きている。

発表によると、容疑者は同日午前10時頃、自宅で小学1年の長男(7)の胸ぐらをつかんで引きずり回すなどの暴行を加え、胸に軽傷を負わせた疑いとの事。

調べに対し、容疑者は「言うことを聞かなかった。しつけのつもりだった」と供述している。妻が「しつけが過度になっている」と同署に相談に訪れ、発覚したとの事。

同県中央児童相談所によると、2012年6月に虐待が疑われるとして長男を一時保護したが、両親との面談で養育環境に問題がないとして同7月に解除していたとの事。
同署は、容疑者が継続的に暴行を加えていたとみて調べているとの事。

こんな事件ですね。
父親が28歳でまだ、若いですね。7歳小1の男の子ですから、腕白な子供ならそうとう、うるさかったり、いたずらしたりしたかもしれません。

若い父親がつい、しつけが行き過ぎてしまったのかもしれませんが・・・

2012年にも長男が一時保護される状況があったわけですから、その後も状況は変わらなかったのでしょうね。

救いは、母親が「行き過ぎたしつけ」と言う事を認識していて、警察に相談している事ですね。多分、夫にもその話をしたんだと思いますが、受け入れられない状況で警察に相談したんでしょうね。

ちゃんと母親として、妻として独立して行動できている点は安心できる点だと思います。

問題は父親側が2年前にも児童相談所に一時保護されるような事態になっているのに、その後も事態が改善されていない点です。

多分、妻も周囲も注意しているはずなのに、それでも、「行き過ぎたしつけ」になってしまう点を考えると、父親の側にメンタルの問題があるのか?と疑いたくなりますね。

一度、カウンセリングを受けてみるのも良いかと思います。

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2014/01/27

大分県大分市小2男児殺人事件

1月24日(金)午前2時半ごろ、大分市萩原3、ガソリンスタンド勤務、男性(42)宅で、長男(7)=小学2年=が心肺停止状態で見つかり、その後、搬送先の病院で死亡が確認される事件が起きている。

目立った外傷はないが、長男に大きな病歴がないことから、大分中央署は殺人の可能性が高いとみて捜査を始めたとの事。

同署によると、男性は妻と高校生の長女、死亡した長男、次男の5人家族。
母親が見つけて、父親に伝えたという。同署が家族から事情を聞いている。
ただ、血は今月の交通事故で口を切り、縫合した部分から出たとみられる。
外部から侵入した形跡はないとの事。

母親(40)が容疑者として逮捕された。
容疑者は容疑を認めていて、捜査関係者によると、「首を絞めた」という趣旨の供述をしているとの事。
家族は警察に対し、容疑者の様子が、2カ月ほど前からおかしかったと話しているとの事。

司法解剖の結果、長男の死因は、首を絞められたことによる窒息死との事。
死亡推定時刻は、24日午前1時ごろで、当時、長男は子ども部屋で寝ていたとの事。
調べに対し、容疑者は落ち込んだ様子で、これまで、動機につながるような具体的な供述はしていないという。
家族は、容疑者が「事件の2日前から、特に言動がおかしかった」と話しているとの事。

女性容疑者は1月22日(水)、大分自動車道で、長男を含むきょうだい3人を車に乗せて交通事故を起こしていて、警察は心中を図った可能性もあるとして事件との関連や犯行動機について調べているとの事。

こんな事件ですね。
どうも、家族の証言だと、2ヶ月前から様子がおかしかったようですし、特に2日前から特に言動がおかしかったと言う事なので、メンタルの問題が疑われますね。

家族構成は夫(42)、妻(40)、長女(高校生)、長男(7)、次男(?)
次男の年齢が不明だけど、仮に赤ちゃんだったとしても、上の子がもうかなり大きいので、育児が負担と言う事は無さそうです。
(障害などの事情が後から出てくる可能性もありますが・・・)

他にストレスになるようなトラブルがあったのかも不明です。

ただ、2ヶ月前から様子がおかしくて、2日前に子供3人を車に乗せて事故を起こしている事などを考えると、ちょっとおかしな状況ですね。
仮に2日前の事故が心中未遂事件だったとしても、ちょっとおかしな状況に思えます。

2日前は子供全員を道連れに心中しようとしたのに、2日後には長男だけを窒息死させている。
犯行時刻は死亡推定時刻から1時頃だとして、発見が2時頃だとすると、その間1時間ほど、時間がありますね。

他の子供を襲う時間もあったはずですね。高校生の長女は微妙だとしても、次男は襲う事ができたと思います。

でも、それもしてないですよね。報道通りなら、自分で夫に長男の異変を告げている。
既に論理的な行動では無かったのかもしれません。

まずは、精神鑑定と周囲からの事情の聞き取りですね。

何があったのか?続報を待ちましょう。

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2014/01/22

世田谷一家殺害事件再考その122(犯行順と侵入路と疑問)

年末の3D模型の情報で現場の状況をより、考えやすくなりました。
今回は犯行順と侵入路とそれらに関する疑問について考えてみます。

まず、犯行順序ですが、以前にも考えているのですが、分かりやすくポイントを整理して考えた方が分かりやすいですね。
A)殺害方法が、礼君が窒息死、他の3名は刃物による殺害

B)犯人の上着がリビングに畳んで置かれていた。
(上着に血が付いていたとの報道が無い)

C)犯人は犯行中に手に怪我をしたと思われる。
(これも、「手」がどうかは分からない、しかし、包丁を凶器とした場合に手を怪我する事が結構あるので「手」を怪我したとの見方が強い)

D)1階へ降りる階段の途中に「カニ歩き」の足跡が残っていた。

まず、礼君が最初に殺害された根拠ですが、死因が窒息死でC)の犯人が手に怪我をしていたとしたら、怪我をした手を使って窒息死させるだろうか?と言う疑問から、手に怪我をする前ではないか?と推測するわけです。

もちろん、そうで無い場合もあり得ます、他の3名を殺害後に怪我した手を使わずに、もう片方の手で窒息死させた場合ですね。
ただ、私としては、他に家人もいない状況で物音を立てる事に過敏になる必要が無いので、あえて利き腕では無い方の手で窒息死させるぐらいなら、包丁で殺害するのではないか?と言う疑問はありますね。

で最初が礼君ならば、2番目は「みきおさん」かロフトの「泰子さん、にいなちゃん」のどちらかになります。

ここで、犯人の侵入路を考えるのですが、犯人が玄関侵入説の場合はどうか?
公開された模型から「1階には椅子が一つしかない」事が分かります。
玄関侵入説と言うのは、顔見知りが訪問して玄関から招き入れられた場合になります。

そう考えた場合、椅子が一つしかない1階でみきおさんが接客する事は考えられません。
短時間にPCの画面を見せるぐらいはあったかもしれないですが、打ち合わせや談笑するなら、当然、2階のリビングに通されるはずです。

しかし、玄関から入った直後に1階でみきおさんを殺害する事は出来ないのか?と言う疑問もあります。
私はそれは出来ない、と考えています。
理由はB)の上着がリビングに畳まれていて、それに血痕が付着していないと言う点です。
(血痕については報道されていないので、付着していないと考えています)

つまり、玄関から入った直後にみきおさんを襲った場合、上着を脱ぐ時間が無いので、上着を着たままとなり、みきおさんの返り血を浴びているはずと言うわけです。

これで、玄関から侵入、そして2階リビングに通されて、そこで上着を脱いで畳んだと言う流れが説明できます。
しかし、問題は更にあって、この場合、最初の殺害が「みきおさん」になってしまうのではないか?と言う疑問が出ます。

つまり、接客できる場所が2階リビングしか無いのに、客を一人リビングに置いて、みきおさんがリビングを離れる状況が説明できないからです。

通常だと、ちょっと考えられないのですが、しかし、ここで、以前考えた、作業委託説なら説明できます。
つまり、犯人がみきおさんに作業を依頼していて、その成果物をこの日、受け取る為に訪問したとして、実はまだ、成果物が未完成だった場合ですね。
「もう少しで完成するから、テレビでも見てて」と言って、みきおさんが1階に下りた場合なら、その間に礼君の殺害が可能になります。

で、次が「みきおさん」か「泰子さん、にいなちゃん」のどちらが先か?と言う事になりますが、私は「みきおさん」が先だと考えています。
その理由は「泰子さん、にいなちゃん」の最初の襲撃場所がロフトのベッドだっただろうと言う点です。
泰子さんが起きていれば、ベッドに横になっていても、ハシゴを上ってくる物音で気付いて、泰子さんの襲撃場所がベッドから離れた場所になるだろうと思います。

つまり、「みきおさん」の殺害時に「泰子さんとにいなちゃん」はロフトで眠っていた。
で、一階にいる「みきおさん」を襲撃する為に犯人が一階に下りた時に「カニ歩き」の足跡が残ったとすれば、D)の「カニ歩きの足跡」の説明ができます。

しかし、玄関侵入説の場合にはここにも問題があります。
それは、「みきおさん」の様子を見る為の「カニ歩き」はよいのですが、そもそも「格闘」に成らないのでは?と言う疑問です。
玄関侵入説は犯人と「みきおさん」は顔見知りだと言う事が前提になるのですが、顔見知りならば、不意を突いて隠した包丁で「みきおさん」に致命傷を与える事ができるはずです。
みきおさんが作業中なら背中から襲う事だってできたはずです。そうなれば、格闘になるような状況にはならないはず・・・

そして、もう一つ、それを補足する情報が「みきおさん」の遺体の位置です。
「みきおさん」の遺体は階段の下の方にありました。
もし、「みきおさん」が作業中なら襲われたのは椅子のあった場所の周辺だったはずです。
つまり、みきおさんの遺体の場所の説明ができません。

私は「みきおさん」が襲われたのは1階階段の上り口から少し上ぐらいかと考えています。
その理由は、もし、「みきおさん」が2階で襲われて1階に階段を転落したとしたら、その物音でロフトの泰子さんが目覚めるだろうと思うからです。

玄関侵入説だと「みきおさん」の襲撃場所と遺体の位置で説明できない部分が出てきますね。
(とは言え、後述する風呂窓侵入説と同様に階段の気配に気付いた「みきおさん」が階段に近寄った所で、包丁を構えた犯人と鉢合わせして、格闘になったとしても不自然ではありません)

とりあえず、「みきおさん」殺害後は最後のロフトの二人の襲撃の順になります。

で風呂窓侵入説の場合はどうか?と言うと。
風呂窓から侵入した犯人は脱衣所の引き戸を開けて周囲を確認した時点で、ロフトに人が居ること、「みきおさん」が1階にいれば1階に人がいる事を照明の明かりで感知する事が出来たと思います。
「みきおさん」が1階にいれば、2階のリビングは無人なので、常識的に考えて消灯されていたと推測されます。
これによって、2階リビングは無人だと犯人は考えたでしょう。
この時、同時に子供部屋のドアがある事も犯人は認識しました。

そこで、犯人は最初に無人の2階リビングに進んだと考えています。
ここで、上着を脱いで畳んだ。これでB)の条件をクリアします。

ここで、物盗りの場合は簡単に物色しますが、収穫はなし、そこで、人の気配が無い、2階子供部屋に侵入します。
で、侵入後に子供部屋で礼君の存在に気付き、犯行遂行の為に礼君を音を立てないように窒息死させます。
これで、A)の条件をクリアします。

そして、人の居る1階を襲撃する為に1階に下りる。この時に「カニ歩き」となり、D)の条件をクリアします。

この場合、玄関侵入説と異なるのは、犯人は「みきおさん」と「顔見知り」では無い可能性がある事です。
あるいは、「みきおさん」が犯人の侵入を知らないはずなので、階段に人の気配がすれば妙だと思い、階段の様子を見に階段に歩いて行ったかもしれません。

つまり、この場合は階段下で犯人と「みきおさん」が格闘になる事に違和感が無い事になります。

このように犯行順を考えると、今のところ、風呂窓侵入説の方が疑問は少ないですね。

ただ、風呂窓侵入説に疑問が無いわけではありません。
それは「足跡」です。風呂窓から侵入したら、どうやっても洗い場に足を置く事になるでしょう?
その場合、私の感覚だと風呂場の床は濡れていたと思うわけです。
それは、子供は入浴してから寝るだろうと言う事から来ているのですが・・・
数時間前に子供がお風呂に入っていれば、風呂場の床は濡れているはずです。

その結果、犯人の足跡も「水に濡れた足跡」になっているはずです。
しかし、そのような報道はありません。
脱衣所の足拭きマットで靴裏が拭かれたから?
それなら、そもそも、足跡自体が残っていないのでは?

それから、風呂窓の下はすぐに浴槽だったはずで、「みきおさん」が外出着なので入浴前と言う事を考えると、浴槽にはお湯が張ってあったはずです。当然、風呂の蓋もされていたはず。
リークされた浴槽の写真では蓋は半分ほど畳まれて、浴槽に書類が入っていました。(水も張ってあった)
犯人はこの蓋にも足跡を残しているはずなんですよね。

ところが、その報道もありません。2階風呂窓侵入説の根拠は「足跡の泥の量」なんですが、そもそも、浴槽の蓋に足跡があれば、風呂窓侵入説の根拠として報道しても良いのでは?と言う疑問もありますね。
(風呂窓から逃亡時に蓋に足跡が付く可能性もあるわけですが、しかし、蓋の畳まれた部分に足跡があれば、逃亡時に付いた物では無い事が分かりますからね)

玄関侵入説、風呂窓侵入説、どちらにも大きな矛盾はありませんね。

それから、「みきおさん」の襲撃場所については2階だった可能性も否定できません。
2階で襲われて、1階に転落したらその音で泰子さんが目覚めると言う事は考えられますが、例えば、ロフトもエアコンが入っていたはずでその音でかき消された場合とか、同様にテレビの音声で気付かなかった場合なども考えられますね。
それなら、転落の時の傷が体に残るでしょうが、その報道はありませんね。

そして、殺害順でも「みきおさん」とロフトは逆でも大きな矛盾は無いと思います。
ただ、1階にはテレビも無く、風呂窓侵入説では無人のリビングのテレビが点いているはずも無いので、基本的にエアコンの音以外は無い状態の「みきおさん」がロフト襲撃の音に気付かないかな?と言うのも疑問ですが・・・
もっとも、寝ている所を襲撃されたら、悲鳴を上げる時間も無かったかもしれません。

報道が無いからその事実が無いと言う事も言えないし、報道されていない部分は「勝手な想定」の部分も多いので、結局は「妄想」と言う事になりますね。

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2014/01/16

埼玉県春日部市5歳長男傷害事件

1月15日、埼玉県警春日部署は同県春日部市中央、自称アルバイトの男性容疑者(34)を傷害容疑で逮捕する事件が起きている。

発表によると、容疑者は14日午後1時頃、自宅で長男(5)の顔や腹を殴ったり蹴ったりした上、首や足にカッターナイフを押し当てるなどして、全身打撲など約2か月の重傷を負わせた疑いとの事。

容疑者は妻(22)と長男、5か月の長女の4人暮らし。
長男が同日午前、スーパーで金を払わずにお菓子を取ったため、「しつけ」として暴力を振るったとの事。

長男は容疑者からたびたび暴行を受けており、同市子育て支援課職員が家庭訪問を続けていたとの事。
職員が15日に訪問し、長男があざだらけだったため通報したとの事。
調べに対し、容疑者は「口で言っても聞かないのでやった」と供述しているとの事。

こんな事件ですね。
社会人として「物を盗まない」と言う事を教えるのは必要だし、「しつけ」だと思います。
しかし、やろうとしている事は正しいけど、方法が間違っています。
「口で言っても聞かない」なんて事はどこの家庭でも、多少はある話だと思います。

そこは根気よく、言い聞かせるしかないのでないですか?
結局、「殴られるからやらない」と言う事では、「殴る人がいなければやって良い」と言う事になりかねず、「しつけ」としては不完全なんじゃないかと思います。

それに、もっと怖いのは暴行が「エスカレート」してしまう事ですね。
殴る蹴るが常態化してしまうと、「次の事件」が起きた時に、更に苛烈な暴行となってしまう可能性がありますよね?
その場合、最悪の事態がおきてしまうかもしれません。

あるいは、命は助かっても、虐待の発覚を恐れて病院にいかず、結局、手遅れになってしまうという事例も多いです。

確かに、子育てや「しつけ」って難しいです。思うように行かない事も多いです。
でも、感情的になって暴力を振るっても、「しつけ」にはならないと思います。
とりあえず、感情的になった時は、叱る前に一呼吸置いてからの方が良いかもしれませんね。

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2014/01/14

愛知県名古屋市中川区6歳長女全裸監禁事件

1月12日、愛知県警中川署は名古屋市中川区の無職女(35)を監禁致傷容疑で逮捕する事件が起きている。

発表によると、女は同日午後2時頃、集合住宅2階の自宅で長女(6)を全裸にし、粘着テープを使って両手を縛ったうえ、口をふさいでベランダに放置。カギを閉めて約3時間監禁し、左手首から出血するなどのけがを負わせた疑いとの事。

同じ集合住宅に住む女性が同署に通報し、駆けつけた署員が長女を保護したとの事。
当時、女は次女と外出中で、帰宅した際に事情聴取したとの事。
女は容疑を認め、しつけの一環としてやったと説明しているとの事。

児童相談所や同署が虐待が疑われる家庭として訪問したことはなかったとの事。

こんな事件ですが・・・
2014年1月12日の名古屋市の気象情報
をみると、14時の気温は9度です。その後、どんどん、気温が下がってますね。
3時間後の17時の気温は5.6度です。

まー、押入れに入れるとか、ありがちな方法だけど、全裸にする意味が無いと思いますが・・・
しかも、その状態で外出できちゃうってのが、また信じられないね。
もしもの事があるかも?とは思わなかったのかな?

これまでに問題は無かったようなので、一時的な感情での事だと思いますが・・・
ちょっと考えれば、そりゃダメだよねって事に気付くと思うのですが・・・
何か強いストレスでもあったのかな?

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2014/01/10

三菱マテリアル四日市工場爆発死亡事故

1月9日、三菱マテリアル四日市工場(三重県四日市市)で死者5人、負傷者12人を出す爆発事故が起きている。
男性12人がけがをして、うち1人はやけどなどで重傷。

当時は熱交換器を取り外し、洗浄する作業中に事故が起きた。
三重県警は業務上過失致死傷容疑で捜査を開始。洗浄の手順や方法にミスがなかったか、事故原因の究明に乗り出した。

同日午後2時5分頃、敷地内に轟音が響いた。
「洗い場」と呼ばれる熱交換器の洗浄用の場所から、もくもくと煙が立ち込めていた。四日市市消防本部によると、現場到着時には火災は起きていなかったが、爆風が原因とみられる死傷者があちこちに倒れていたとの事。

同消防本部によると、爆発したのは、円筒形で金属製の熱交換器(直径0.9メートル、長さ6メートル、重さ4.3トン)。約300本のチューブが通り、中を通った原料を冷やしたり、温めたりする。同工場は水素ガスとトリクロロシランという化合物を混合させ、半導体の材料などにする多結晶シリコンを製造している。

交換器は昨年11月にメンテナンスのためプラントから取り外された。
この日水素精製施設から30メートル離れた屋外にクレーンを使って運び出され、つった状態で朝から約20人で洗浄作業中だった。
午前中に一方のふた(約250キロ)を取り外し、午後からもう一方を取り外すため、24本のボルトを抜き、ふたを外した数秒後に爆発したとの事。
ふたは約10メートル飛んだ。
会社関係者によると、水と窒素ガスをチューブ内に注ぎ込み、爆発を防ぐ処置をしながら作業をしていたとの事。

交換器は1~2年ごとに、チューブ内に付着する不要な無機化合物を取り除く作業を行っているとの事。

熱交換器の重さ約200キロのふたを重機で取り外した3秒後で、「トリクロロシラン類」などの残留物が空気中の水分に触れて水素が発生し、爆発が起きたとみられるとの事。

クロロシランは揮発性が非常に高い物質で、気化して酸素と混じり合うと一気に危険性が高まるとの事。

三菱マテリアルは会見で「事故は予期できた。そのための十分な対応を取っていた」と強調。
酸素を含まない窒素を交換器内に送り込み、クロロシランを分解する従来通りの手順を踏んだとしつつも、「ポリマー(化合物)の量が予想より多かったのかもしれない。われわれの認識と差があったと判断せざるを得ない」と釈明したとの事。

三菱マテリアルは爆発事故のあった四日市工場(三重県四日市市)の操業を10日から停止する方針との事。安全確認の作業を行うため。再開時期は未定との事。

同社ではトリクロロシランは引火性が高いため、1カ月以上、加湿窒素ガスを器内に注入し、爆発を防ぐ処置をしている。
しかし、その後に器内の状態が安定したかどうかを判断する目安として温度計などの機器は使わず、素手で熱交換器に触り、「冷えていれば取り外しても問題ない」と判断するなど、現場作業員の個人の感覚や経験に頼っていたとの事。

副工場長は「器内の温度計測は技術的に限界があり、加湿窒素ガスを入れ続けた時間と、熱が下がっているかの感触で判断した」と説明したとの事。

10日午前に始まった三重県警による現場検証でも、三菱マテリアルの安全対策に問題がなかったかどうかについても調査するとの事。

捜査関係者らによると、爆風でふたは約10メートル吹き飛び、本体と落下点を結ぶ線上に5人が倒れていた。少なくとも1人は血を流しており、直撃を受けたとみられるとの事。

同工場では平成24年2月にも熱交換器の洗浄中に排水溝のふたが飛ぶ爆発事故が起きていたが、再発防止のための安全基準は設定されていなかったとの事。

三重県四日市市の三菱マテリアル四日市工場で17人が死傷した爆発事故を受け、総務省消防庁は10日、各都道府県に対し、危険物を取り扱う化学工場などの安全対策に関する指導の徹底を通知したとの事。

爆発事故で死亡した5人の死因は、爆風による臓器損傷ややけど、爆風で飛ばされた際に壁に全身を強く打ち付けた打撲などの可能性が高いことが、三重県警捜査1課の調べで分かった。
消防本部は、5人はいずれも即死状態との事。

同社が三重県警などの捜査に対し、熱交換器内のチューブ内に化合物が詰まった結果、洗浄用の加湿窒素ガスが十分に流れず、器内に可燃性の水素が残って爆発に至った可能性があると説明しているとの事。

器内に直径28.2ミリのチューブ約300本があり、器内の洗浄中に発生する水素量をなくすため、1カ月以上、加湿窒素ガスを流していた。
しかし一部のチューブが詰まっていたため、窒素ガスが詰まった部分から先に流れていなかった可能性があるとの事。

器内の洗浄は2006年1月から行われていなかった。洗浄は不定期で、同社は「時間ベースではなく、器内の圧力などコンディションから判断し交換、洗浄を判断していた」と説明しているとの事。

同社は「外部からチューブが詰まっているかどうかの確認は困難。今後は使用時間で交換を判断する必要がある」と話したとの事。

こんな事故ですね。
規模が大きいので、事故が起きた時の破壊力も桁違いですね。

この事故の報道を聞いて、驚いたのは「作業マニュアルが無い」と言う事。
にわかに信じられないんですが・・・

2013年度のCSR報告書を読むと、
2012年度の全社安全衛生管理重点実施事項には
1.労働安全衛生マネジメントシステムの適切な運用による労働災害未然防止

2)リスクアセスメントを元にした作業方法改善と機械安全化の推進
3)非定常作業への対応

とかありますけどね。

2012年(平成24年)2月にも事故を起こしているのに、マニュアルを作っていないと言うのは驚きですね。
普通に考えて、防止策の一番簡単な物が「マニュアルの作成」だと思うのですが・・・

リスクマネジメントなどもしていたようなのですが・・・リスクとして認識してなかったのかな?

原因はこれからの調査を待ちましょう。

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世田谷一家殺害事件再考その121(抜けないコンセント)

さて、現場の3D模型ですが、私ととしてはかなり衝撃を受けています。
私はこの2年ほど、反主流な部分を考えているわけですが、その一つの大きな部分が、「犯人の早期逃走説」のような物です。
これは、現在ほぼ定説といってもよいと思いますが、この事件の犯人は翌朝、10時ごろまで、現場に滞在していた。
と言う「犯人長期滞在説」を否定する別の見方です。

この長期滞在説の根拠は二つです。
A)翌朝10時頃のインターネットアクセスの記録(犯人しかアクセスできないはず)
B)PCのコンセントが抜けている(犯人しか抜けないはず)

この二つの根拠がもし崩れれば、犯人の長期滞在説が崩れるかも?と言うのが、あえて反主流的な部分を考えてみようと言う理由です。

A)については、巡回ソフトによる自動アクセスの可能も考えられると思います。
問題はB)です。
B)を崩す為に考えたのが、犯人以外に現場に入った人間、そう第一発見者によって、誤って抜かれたと言う物です。
第一発見者が発見時にパニックになって、壁のコンセントを足に掛けて抜いてしまったと考えてみたわけです。

ところが、今回の3D模型の1階のレイアウトを見て、この可能性がほぼゼロである事が分かりました。

コンセントのような壁や床に埋め込む物は、家を設計時にその場所も決めているわけです。
宮澤さん宅の場合、2階にキッチンがあるので、設計時に2階をリビングにする事も予定されていたでしょう。
そうなると、必然的に、客は1階を通り抜けて2階に通される事になる。
つまり、1階を通行する時に電源コードなどにつまずかないように、電源コンセントも設置されていたと思います。
小さい子供、隣家には年老いた母親もいるわけで、当然、この点は配慮されていたと思います。

そうすると、コンセントの場所は、窓側の壁と反対側の壁の隅に1個ずつぐらいかな?と推測します。

遺体は玄関ドアから入るとほぼ正面に見通せる階段の下の方にあったわけですから、第一発見者はそのまま、部屋の中央を通り遺体に直線的に進むでしょう。

壁には机が密着してますし、第一発見者が壁際を通って遺体に近寄る事はできないでしょう。

と考えると、B)PCのコンセントは犯人以外に抜くのは困難と言う結論になります。
この結果、主流の犯人長期滞在説が有力と言う事に変わりはないと言う事になります。

しかし、まだ、他に説明する方法はあるかもしれません。
それは、PCが2台ある場合です。
A)のPCとB)のPCは同一のPCと言う「思い込み」は無いだろうか?

だから、それを実現できるのはA)の通信が終わってからB)でコンセントを抜くしかない。と言う事になります。

盲点はA)の通信記録は多分、電話会社やプロバイダのアクセス記録による物ですが、別々のPCから同じ回線を利用してアクセスしても、同じ記録になると言う事です。

PC1とPC2の2台のPCがあり、PC1のコンセントが抜けていても、PC2でアクセスすれば、アクセス記録は残ります。

・・・しかし、それなら、PC2を調べれば、PC2の記録で通信した時刻が分かるのではないか?
と考えると、そんな事を捜査本部が見逃すはずがありませんよね。

全体的に見れば、やはり「犯人長期滞在説」は有力ですね。
少なくとも、「ネットアクセスした時、コンセントを抜いた時には犯人は現場にいた。」と言うのは動かないかな。
しかし、最初から最後までずっと、「現場にいた」と言う事にはなりませんが・・・

まーこんな事を考える理由は、事件を風化させない為に重要な事は、みんなが、考え続ける事だろうと思っているわけです。
一つの結論に到達してしまうと、そこがゴールになって、それ以上考える事を止めてしまいます。
出した結論が正しいのか?は犯人以外には分かりません。
ならば、別の可能性を考えれば、結論がゴールで無くなり、考え続ける事ができます。

どうして?どうして?どうして?と「どうして?」を繰り返すのも、「気づき」を発掘する事に繋がりますしね。

参考リンク
爆弾はもう一つあるかもしれない。

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2014/01/08

奈良県山添村残虐ゲーム虐待事件?

1月7日、再婚相手の長男(9)に残虐な内容のテレビゲームを無理やりさせたとして、京都府警は奈良県山添村切幡、介護士男性容疑者(28)を強要の疑いで逮捕する事件が起きている。

容疑者は「強要したことはない」と容疑を否認している。

木津署によると、容疑者は2012年11月から昨年4月ごろ、京都府木津川市の当時の自宅で、人を銃で撃ち血が飛び散る場面が含まれる、18歳以上が対象のゲームなど計4本のゲームをするよう長男に強要した疑いがあるとの事。
長男が嫌がると、「アホ」「死ね」などと言って無理強いしたとの事。
別の報道では容疑者は、普段から男児に「あほ、ぼけ」などと暴言を繰り返していたとの事。

同署によると、長男は週2、3回、2~3時間にわたりゲームを強要され、吐き気や腹痛、不眠などの症状を訴えて昨年5月、ストレスによる自律神経障害との診断を受けたという事で容疑者と別居し、母親が警察に相談していたとの事。

こんな事件なのですが・・・
ちょっと微妙な感じがします。まー結果的に虐待になっているけれど、本人に虐待の意図があったのかは疑問のある所ですね。

「あほ、ぼけ」と言う暴言についても日常的に使用していたなら、悪い事だけど、生活習慣の一部になっていて、本人には悪い事をしている意識は無かったのかもしれませんね。

関西の感覚が分かりませんが、関東だと叱る時に「バカ」ぐらいは、日常会話で使ってしまうと思いますね。

18歳以上が対象の残虐ゲームについても、悪意があったのか今の段階では分かりませんね。
子供を虐待する為に購入し、その為だけに使用していたのであれば、虐待の為と言う事が言えるかもしれないけど・・・

自分が遊ぶ為に購入した物で、「自分が面白いから子供と一緒に遊ぼう」と言う意図だったかもしれないです。

男の子なので、一緒い遊べるのではないか?と考えたとも受け取れますね。
もちろん、子供に対する配慮が足りないのは言うまでもありませんが。
容疑者は28歳ですから、そこまで配慮できなかったとも言えるし。
だから、子供の異変にも気付かなかったとも思えるけど・・・

診断が出たところで原因がこの行為にあるとし、別居した母親の判断は良かったとおもいます。

起訴されるかどうか?はこれからの供述によるのでしょうね。
続報を待ちましょう。

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2014/01/05

世田谷一家殺害事件再考その120(2013年年末情報)

今回の年末情報は宮澤さん宅の3D復元模型の公開ですね。
情報らしい物はこの模型のみと言う事のようです。
多くの方ががっかりしているかもしれませんが、この模型情報だけでもかなり重要な情報が幾つか出ていると思います。

以下は私が3D模型の映像から読み取った情報です。
(妄想も含みますので事実と異なる部分があるかもしれません)
現場見取り図2014年版 と3D模型の映像を参照願います。

順番に1階からいきましょう。
A-1)ガレージについてはまったく内部情報が出ていません。
本来ならば、染料の発見された棚があるはずですが、それが出てないのは意図的に隠しているのだと思います。

A-2)1階に椅子は一つしかない。もし、みきおさんが1階でPCを操作していたのであれば、PCはこの椅子のある机の上にあったのだと推測されます。さらに、この家のテレビは2台置いていますが、PCはどこにも無いと言うのは、やはり捜査本部が意図的にPCの情報を出していないと言う事だと思います。

A-3)PCのコンセントを犯人以外が抜くのは難しいと思われる。
通常、コンセントは邪魔にならないように壁の低いところに設置されますよね。まれに床に埋め込みコンセントを設置する場合があるけど、壁側に机が設置されている事から、通常通りに壁にコンセントが設置されているのであれば、このコンセントは偶然、足で引っ掛けるのは難しい状況かもしれません。
特に遺体との距離も離れているので、延長コードなど利用していなければ、難しいでしょうね。

A-4)奥の納戸に窓があるけど、納戸に引き戸が付いているので、1階の明かりは公園側の窓には漏れない。
もし、犯人が2階の風呂窓が侵入したとしたら、1階に人が居て明かりが点いていても、その明かりは漏れずにポッポ公園の犯人は1階は無人と判断した可能性がある。

2階、中2階
B-1)この家にトイレは一箇所しかない。
 元塾生の日記に「この家の構造を知っている」と言う話が書かれていたのは、塾生がトイレを使うのに2階に上がっていたからではないかと推測します。

B-2)事件に関係ないけど、キッチンの位置が面白いですね。
普通に換気扇をどう設置しているのか?排気ダクトを壁まで通しているのか?ちょっと疑問な所です。

B-3)2012年の年末情報として報道された事件の流出情報から、荒らされた棚の映像がありますが、その映像は
2階リビングの食卓の後ろのキッチンの壁に立っている食器棚だろうと推測します。
あの映像をみると書類も結構あるので、泰子さんや子供たち(子供部屋に子供用の机が無いし)が食卓で勉強や事務作業を行っていた可能性がありますね。

B-4)2階の洗濯室にも公園側に窓があるけど、この洗濯室にも入り口に引き戸があって、引き戸が閉められていれば、2階リビングの明かりが公園側の窓に漏れる事が無い。つまり、犯人が2階の風呂窓から侵入したのであれば、ポッポ公園の犯人は2階リビングは無人と判断した可能性がありますね。

B-5)2階の風呂、2階のトイレにも窓があるけど、日本人的な節約精神を持っていれば、無人の時は消灯していたと思います。

B-6)問題は2階廊下にも窓がある。
この廊下は結構重要な位置にあって、風呂場に入る、子供部屋に入る、トイレに入る、ロフトへの梯子の上り下りに関係する場所です。事件当時この廊下に明かりが点いていたか不明ですが、子供や大人がトイレに起きる事を考えると、常夜灯として点灯していても不思議では無い場所です。
もし、廊下の明かりが点灯していたら、犯人はぽっぽ公園からこの明かりに気づいたと思います。
つまり、家人が在宅である事を承知で強盗に入った可能性もある、逆に消灯していたとしたら、無人だと判断した可能性もある。

B-7)2階の廊下は極めて重要
犯人が2階の風呂窓から侵入したとしたら、2階の廊下は極めて重要な位置なんですよね。
B-6)で明かりについて書きましたが、それ以上に重要なのがその位置関係です。
犯人は2階風呂窓から侵入したのであれば、かならず、風呂場から続く、脱衣所を抜けなければなりません。
脱衣所の出口がこの廊下になります。

しかし、この位置が絶妙な位置なんですよね。
出て正面の上にロフトへ上る梯子があり、下には1階に下りる階段、右手の更に右には子供部屋の扉、右手の左にはリビングへ続く階段があります。

だから、1階か2階リビングにみきおさんが居て明かりが点いていれば、犯人にはこの時点で家人がいる事を察知する事ができたはずです。

ロフトで泰子さんとにいなちゃんが寝ていたとしたら、ロフトは明かりが無かったか、もしくは、暗いあかりがついていたでしょう。暗い明かりが点いていたら、ロフトの家人の存在もこの時点で犯人は察知していた可能性があります。

だから、家人がいるかいなかい分らないのは子供部屋だけだったと思います。
子供部屋にもエアコンがあるので、エアコンが稼動していたのなら、子供部屋のドアも閉められていたと思いますね。

ロフト
C-1)ロフトにもポッポ公園側に窓がある。
もし、暗く明かりが点いていたなら、ポッポ公園側から犯人には家人がいる事が分ったはず。
出入りが梯子なので、一緒に寝ていたにいなちゃんの事を考えると転落の危険もあるので、暗い明かりは点いていたのではないか?と推測します。すると、強盗の可能性有り、忍び込みの可能性も有りですね。さらに、最初から怨恨で全員殺害を計画していた場合も有りです。

C-2)ロフトにはベットが二つ
普通に考えると、夫婦の寝室ですよね。子供部屋にも2段ベットで子供二人分のベットがあるわけから。
そう考えると、事件当時、にいなちゃんがロフトで寝ていたのは普段とは違う偶然だったのかな?
梯子なので、寝たにいなちゃんを抱えて梯子を降りて、子供部屋の2段ベットに寝せると言うのは無いと思いますね。
なので、朝までにいなちゃんはロフトで寝る予定だったと思います。

全体として
D-1)テレビが2台しかない。
大した事じゃないけど、もし、1階でみきおさんがPCを操作していたとしたら、TVも無い所でPCだけ操作してたの?ってのが少し疑問な所です。
私の場合、家に居る時はTV見ながらPCを操作する事が多いのでちょっと疑問な部分。

D-2)ロフトにはエアコンが無さそう。
これも、ロフトの全容が分らないので何ともいえないのですが、この家のエアコンは1階、2階子供部屋、2階リビングにはあるようです。もし、ロフトにエアコンが無いのであれば、1階にみきおさんが居て、エアコンを使っても、その熱はロフトには届かないのではないか?
みきおさんが理系の人なので、もし、ロフトを暖めようとしたら、1階ではなく、2階のリビングを暖房するのではないか?
と言う憶測です。

D-3)電話機はどこにあったのか?
模型には電話機の位置もなかったのですが、ちょっと気になります。
当時はPCの通信回線はアナログの電話回線か、ISDN、またはADSLだったと推測します。
いずれも、電話回線を使っている事になるので、電話の位置とPCの位置は微妙に関係があると思うわけです。

家人が一番長く過ごす場所に電話はあると思います。なので、通常はリビングに近い場所にあると思います。
しかし、塾を1階で開いていたとすると、生徒の親から子供への電話なども発生するはずだから、1階にも電話は欲しいと思います。
塾用の回線と家庭用の回線を二つ用意していた可能性もありますね。

あとはロフトですね。寝室のロフトにも電話は欲しいと思います。
なにしろ、階段ではなく梯子なので、電話で急いで下りると言うのも危険でしょうね。

私なら、もし1回線ならば、コードレス電話でリビングに本体、塾のある時は子機を1階へ、寝る時は子機をロフトへもって行きますね。しかし、そうなると、泰子さんが助けを呼ぶなら、ロフトで子機を使って通報する事が出来たと言う事になります。
みきおさんなら、当時のアナログコードレス電話が盗聴される危険性があると言う事を嫌った可能性もありますね。
しかし、事件当時1階にみきおさんが居たなら、子機は1階にあった可能性も有りますね。

D-4)過去の情報から1階にPCがあったのはほぼ確実だと思います。
だけど、事件当時、本当にみきおさんは1人で1階にいたのか?と言うのは疑問な所です。
私なら、2階リビングでTVを見ながらPCすると思います。無線LANとノートPCを使えば、位置の制約は無くなると思います。
しかし、リビングでノートPCなら、犯人が1階でPCを操作する必要も無くなりますね。

D-5)みきおさんの遺体の位置が階段下なんですよね。
椅子が一つしか無いので1階でみきおさんが接客した可能性は無いと思います。
玄関侵入説だと1階で接客できないので、2階に客を通さなければならず、客を案内して先に階段を上ろうとした所を襲った可能性はあるかも?
だけど、2階に上ってから、そこで格闘になった後に1階に転落と言うのも有りですね。
いずれにしても、みきおさんの血痕が2階にあるのかどうかで判断できると思います。

D-6)みきおさんの書類が浴槽に入っていた。
たしか、誰かのブログにみきおさんの書類が浴槽にあって、その書類の事で警察が話を聞きに着たと言うのがありました。
当時なら仕事を持ち帰るのも普通に行われていたので、珍しい事じゃないと思うのですが・・・
みきおさんの書類って何処にあったのか?

子供が触る場所には置かないと思うので、子供部屋とかリビングは無いと思うのですが・・・
ロフトか1階、PCを使おうと思うと、机やテーブルの無いロフトは使い難い、その点、1階にはPCもあるから、条件はそろっているけど、この家の構造では1階は通路になってしまうから、あまり重要な書類は置きにくいでしょうね。
そう考えると、1階の納戸に置いていたのかな?
たしか、1階から引き出しを2階に運んだと言うのもあったと思いますし・・・

今回の年末情報は言葉で説明されていないので、3D模型の映像から私が読み取った情報になります。
時間が無くて整理できずに重複してしまった部分があります。ごめんなさい。
(妄想も含みますので事実と異なる部分があるかもしれません。誤りがあればコメントください)

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2014/01/04

世田谷一家殺害事件現場見取り図2014年版

2013年の年末情報として新たに現場の3D復元模型が公開されました。
その映像を元に現場見取り図を再度作成しました。
もし、誤りがあれば、コメントください。
画像をクリックすると別窓で拡大表示されます。
(詳細は報道された映像を参照願います、若干情報を省略した部分があります。)

1階 Setagaya1kai_2 ・防犯意識の高さの現れか1階の大きな窓には格子が入っている。

・ガレージは完全に独立していて、屋内からの出入りはできず、更に、明り取りの窓すらも無い。

・ガレージについては内部の状態は今回、まったく明かされていない。 本来なら染料が発見された棚などがあるはず。

・1階の納戸の内部の詳細は不明
2階、中2階 Setagaya2kaityuu2kai_2 ・模型の風呂の窓は開いていた。

・洗濯室とキッチンの内部は詳細は不明
ロフト Setagayaroft_2 ・ベッドは2つあり、夫婦の寝室と思われる。

・家の中にテレビは2台しかないと思われる。

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2014/01/02

広島県呉市朝日町准看護師殺害事件

12月31日午前6時ごろ、広島県呉市朝日町の「呉市医師会しらゆり寮」の2階入り口付近で、この寮に住む准看護師、女性(23)が倒れているのを、同じ寮の住人が発見する事件が起きている。
女性は病院に運ばれたが、死亡が確認されたとの事。
広島県警の司法解剖の結果、首に絞められたような痕があり、死因は窒息死と判明。

 

県警などによると、寮は呉市医師会が運営する5階建ての女性用独身寮で、市医師会病院の看護師らが入寮している。
1階が駐車場、2階が入り口になっている。2階入り口にはオートロック式のドアがあり、女性はドアから外に出たところの階段部分であおむけに倒れていたとの事。
着衣の乱れはなかったとの事。そばに女性のバッグが落ちていたが、財布など所持品は残されていた。
寮の自分の部屋も施錠されていたとの事。

 

医師会事務局などによると、女性は准看護師として病院に勤務しながら、併設する定時制の専門学校に通い、今春卒業予定だった。
女性は12月30日午後11時頃まで広島・東広島市の実家で過ごした後、車で寮に戻ったことがわかっている。
31日は夕方からの勤務だったとの事。

 

女性は部屋着姿で、首にはタオルが巻かれ、最後に確認されている、親族の家を訪ねた時の服装と異なっていた。
警察は、女性が帰宅したあと、着替えた部屋着のまま外出し、寮の階段で殺害されたものとみて捜査しているとの事。

 

近くに落ちていたかばんからは、財布、携帯電話、部屋の鍵などが見つかったとの事。
また、部屋には鍵がかかっていて、荒らされた形跡はなく、警察は、女性が帰宅したあと、着替えた部屋着のまま外出し、階段で殺害されたものとみて捜査しているとの事。

 

時系列
30日23時頃 東広島市の実家から車で寮に戻る。
  その後 部屋で部屋着に着替えて、外出した所を殺害されたと思われる。
31日06時頃 寮の入り口付近の階段で首にタオルを巻かれた被害者が発見される。

 

遺体の状態
死因は窒息死、首に絞められたような痕あり。首にタオルが巻かれていた。服装は部屋着。
遺体近くにはバッグが落ちており、中から財布や携帯電話、鍵が見つかっている。
被害者の部屋は施錠されており、荒らされた形跡は無い。

 

こんな所ですね。
犯行時刻は30日23時から31日の6時までの約7時間の間ですね。
遺体がいつからそこにあったのかは不明ですが、不運にも朝まで発見されなかったんですね。
しかし、逆に言えば、何しろ寮の入り口に放置されていたわけですから、通行する人間、寮に出入りする人間が居れば気づいたでしょうね。

 

つまり、犯人は事件の発覚は止むを得ないと考えているわけです。
もちろん、遺体を隠す方法が無かった為と言う理由もあると思いますが・・・
例えば、寮の被害者の部屋に隠す事も可能だったと思いますが、それを出来ない理由があったんでしょうね。
入り口のオートロックの開錠方法を知らなかったと言うのもあるかもしれませんね。
あるいは、隠す必要が無かったとかね。

 

被害者側からみると、バッグに携帯電話、財布と部屋の鍵を持っている。部屋には施錠しているから、出かける用意をしていたわけです。しかし、服装は部屋着なので、遠くに出かけるわけではないでしょうね。

 

時間が夜23時から朝6時までの間なので、交通手段は限られるでしょうね。
徒歩、タクシー、誰かの車と言う所かな?
でも、もし、犯人と車で待ち合わせなら、こんな場所で犯行しないだろうし、遺棄もしないと思うけど・・・
なので、徒歩で近くのコンビニにでも行こうとしたところなのだろうか?

 

しかし、もし、これが被害者の気まぐれだとしたら、犯人には被害者が外出する事を知る術が無い事になる。
つまり、偶発的な事件と言う事になるかもしれないね。まー携帯の通話記録の確認は必要かもしれませんね。

 

殺害方法が首を絞めた窒息死なので、特に事件に合わせて凶器を準備していた可能性は低いかもしれません。
だけど、場所が寮の2階の入り口だから、偶然通りがかる場所とも思えない。

 

殺害場所と遺棄場所が異なる場合もありえるけど・・・
遺体を発見させる為にあえて、寮の入り口に遺棄する場合もあるかもしれない。
でも、犯人のリスクもあるわけだから、遺体を返すなら、寮1階の駐車場などでもよかったと思いますね。

 

偶発的事件ならば、現場周辺での窃盗、強盗、痴漢、性的暴行目的などの発生状況が知りたいですね。
とりあえず、周辺の防犯カメラの映像は押さえる必要があると思います。

 

いずれにせよ情報が少なすぎます、続報を待ちましょう。

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