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2014/04/16

埼玉県狭山市男性巡査無理心中事件

4月12日午前5時10分ごろ、埼玉県狭山市新狭山のマンション敷地内で、このマンション3階に住む警視庁蔵前署地域課の男性巡査(24)があおむけに倒れて死亡しているのが見つかる事件が起きている。

男性巡査の部屋では、田無署地域課の女性巡査(24)が腹を刺され、すでに死亡していた。

2人は幼なじみで、3月に結婚予定で同居していたが、男性巡査の業務上の不正行為で結婚が延期になっていたとの事。
男性巡査の部屋のベランダには血痕が残っており、埼玉県警は男性巡査が交際のもつれから女性巡査を刺殺後、飛び降り自殺したとみて詳しい経緯を調べている。

警視庁によると、男性巡査は4月9日から休暇を取得。上司らが事件前日の同11日に話を聞いたところ、「女性巡査とけんかし、部屋を出ていかれた。結婚もなくなるかもしれない」と泣きながら説明したとの事。
遺書などは見つかっていないとの事。

男性巡査は昨年8月、警視庁の採用試験に大学の後輩の名前で勝手に申し込んでいたことが発覚。警視庁が内部調査をしていた。自らの紹介で申し込みがあったように装うためだったといい、「署内で期待されていて受験勧奨をしなくてはと思った」と話したとの事。警視庁は、結婚延期の一つの原因とみている。

警察によると、男性巡査は、台所から包丁を持ち出して女性巡査を刺し、さらにクロゼットに逃げ込んだあとも追いかけ、執拗に刺して殺害したとみられる。

男性巡査の上半身にも複数の刺し傷があったことがわかった。
自殺をためらった際にできるような傷で、警察は、男性巡査が刃物で自殺を図ったのち、飛び降り自殺をしたとみて調べているとの事。

事件前に男性巡査が父親に対し、「どうしていいか分からないので、死にたい」などと自殺をほのめかしていたことが新たに分かった。

こんな事件ですね。
最初に言ってしまえば、警察官だって、みんな同じ人間だって事ですよね。

失敗もあるし、悩む事も人生の迷路に入り込んでしまう事もあるでしょう。

この事件も、結婚が決まっていながら、「つまらない不祥事」で延期、さらには別れ話と、天国から地獄へ急降下した感じなんでしょうね。

男性巡査は結婚したいと思っているけど、起こしてしまった不祥事はどうにもならないし、別れたいと言う、女性巡査を説得する事もできなかったんだろうね。

仕事で問題を起こして、さらに交際にも行き詰まり、もう死ぬしかないと思い詰めてしまったんでしょうね。

その気持ちは解るような気がします。
仕事のトラブルとさらにもう一つ、トラブルが重なると、かなりキツイですよね。

まー、男性巡査は相当追いつめられてしまった結果の犯行なんだろうと思います。

最後の心中事件に目が行ってしまいますが、問題はこの事件の原因となっている、不祥事をなぜ起こしたのか?が重要ですよね。

だいたい、後輩に無断で申し込むって、普通に考えておかしいです。
本来なら、後輩本人に話を通して、了解の上で申し込んでもらうのがホントでしょ?

無断で申し込めば、本人に連絡が行き、不審に思うのは時間の問題ですからね。
冷静に考えれば、ちょっとできない話だと思います。

それでも、やってしまった男性巡査はなにか、プレッシャーが掛かっていたのではないか?と思えるのですが・・・ノルマでもあったのか?それとも、結婚を控えて、成績を上げたいと言うのがあったのかもしれませんが・・・今の段階では何とも言えません。

防ぐには?と考えると、もう周囲の人間のアドバイスしかないと思いますね。
本人は事件直前はもう、正常な判断ができないような思い詰めた状態だったと思います。

その状態では、自分自身で軌道修正する事は難しいと思います。
しかし、アドバイスも難しい状況だったと思います。
結局、どの問題も解決する方法がありません。

女性巡査が別れたい理由が解りません。
推測すると、警察組織で不祥事を起こしてしまった、男性巡査と結婚しても、幸せになれないと言う判断だったのか?あるいは、不祥事自体を嫌ったのか?

しかし、結局、決まっていた結婚を取りやめてしまうほど、決意は固かったと言う事でしょう?

だから、よりを戻して結婚する方法がありませんし、仕事も不祥事で経歴に汚点を残す事も防げません。

なので、「全てを受け入れて新しい人生を生きろ」と言うような話しかできないんですよね。
職場にも居づらい状況ですね。結婚の話とか職場でもしていただろうし、さらに、不祥事の件もあるし、やはり、「仕事を辞めて、一からやり直せ、新しい人生を生きろ」と言うアドバイスしかないのかな?

まだ、24歳です。人生死んだら終わりですから、カッコ悪くても生きていれば、これから良い事もあると思います。死なずに生きる事を考えましょう。

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コメント

残念ですねまだ若いのに…しかし巻き添えの無理心中とはいかがなものでしょう?
殺された女性警官も承諾の上だったのでしょうか? 無理心中…
言葉はきれいですが明らかな殺人と自殺ですよね ストーカーとの違いがわかりません

そんな些細な事で人生不意にするくらいだと先行きの困難には到底進めません 記事の通りが事実なら恋愛経験が乏しかったのかな?失恋の痛みに始めて遭遇してショックのあまりですか… 純ですね。

投稿: 江南 | 2014/04/16 23:51

県警は8月1日、同庁田無署の女性巡査=当時(24)=を刺殺した殺人の疑いで、自殺した同庁蔵前署の巡査、男性容疑者=同(24)=を容疑者死亡のままさいたま地検に書類送検した。

送検容疑は4月11日午後11時ごろ、狭山市の自宅マンションで、交際していた女性巡査の胸や腹などを包丁で数カ所刺し、失血死させたとしている。

県警によると、容疑者は女性巡査を刺殺後、自分の腹を刺してベランダから飛び降り自殺したとみられる。遺書は見つかっていないが、県警は現場の状況や遺体の傷などから無理心中ではなく殺人事件と断定した。

容疑者は平成25年8月、後輩2人の名前を勝手に使って採用試験を申し込む不正行為が発覚し、警視庁の監察部門から有印私文書偽造容疑などで事情を聴かれていた。女性巡査との結婚も延期になり、犯行の数日前には関係者に自殺をほのめかしていたとの事。

最終的に殺人事件となりましたか。
結婚を決めた時には「こんなはずじゃなかった」んでしょうが・・・
結婚を決めた、人生の伴侶とする事を決めた女性を自らの手で殺してしまうんですから、江南さん(現トンテキさん)のコメントにもあったように、ここだけみるとストーカーと違いがわかりませんね。

人生何があるかわかりませんね。
ほんの些細な失敗がこんな結果になるとは・・・お互い気をつけましょう。
しかし、最終的には失敗しない事ではなく、失敗してもあきらめずに生きていく事が大切なんでしょうね。
生きていれば、捲土重来、汚名挽回のチャンスも有るでしょう。

投稿: ASKA | 2014/08/01 22:51

警官の職務ではない人員確保の募集ノルマ、それを不正に名義記載わからないでもない事案ですよね
そんな不正を許せなかった彼女は彼を愛して婚約決めたのではなく職種による世間体を重視したから挫折したんでしょうね

職務に反した万引きや痴漢、癒着や揉み消しで捕まる警官のが遥かに多いのに…

逆に一途に彼女との生活を夢見てた彼にはその人無しでは考えられなかったんでしょうな、合掌。

投稿: トンテキ(旧江南) | 2014/08/02 01:26

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