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2014/05/25

兵庫県丹波市山南町切断猫頭部遺棄事件

5月15日(木)午前8時15分ごろ、兵庫県丹波市山南町村森の駐車場で「猫の頭が置かれている」と近くに住む男性(34)が丹波署に通報する事件が起きている。

鋭利な刃物で切られたとみられ、同署が動物愛護法違反の疑いで調べている。

丹波署によると、駐車場には普段はほとんど車がなく、送迎バスを利用する近所の保育園児が集合場所として使っているとの事。
死後3日ほど経過した生後約60日の子猫で、隅の地面にむき出しで置かれていた。切られたとみられる痕以外に傷はないとの事。

通報者の男性が15日午前7時40分ごろ、自分の子どもを駐車場まで送った際に気付いたとの事。

さて、こんな事件ですね。
毎日、保育園の送迎バスの集合場所になっていた事を考えると、この発見した方は前日もここに来ていたはずです。
そう考えると、前日14日の朝には、猫の頭は無かったと考えた方が自然ですね。

しかし、問題の猫は死後3日経過している。
なので、3日前に死亡(あるいは殺害)した猫の頭部を切断したか、あるいは、すでに切断されていた猫の頭部2日後に現場に遺棄した事になりますね。
最初から、この事件を計画していたのなら、2日後に遺棄する必要がありませんね。
(虐待で死亡した猫の遺体を放置していたが、処分する時、この事件を思いついた可能性もあるかも)

もし、胴体と頭部がセットで手元にあって、処分する為に現場に遺棄したのであれば、頭部だけ遺棄する理由がありません。
一度で済ませた方が手間が省けますからね。

なので、あえて、犯人は頭部だけを現場に遺棄したか、あるいは、もともと胴体は手元になかったのか?と言う事になるのかな。
頭部だけを遺棄したのなら、胴体の方はどう処分したのか?が問題ですね。

もし、子供を怖がらせようという悪意があるなら、胴体側も同じ目的で利用するでしょう。
つまり、他の場所に同じ目的で遺棄する可能性があります。
しかし、胴体が発見されたとの報道がありませんね。

この手の事件は動物による物である可能性もあるんですよね。
2012年5月に兵庫県の加古川市で起きた連続した事件はアライグマによる物との結論になっています。
今回の事件の丹波市と加古川市はざっと50kmはなれているけど・・・
丹波市山南町は周囲を山に囲まれた所で、動物が多そうなきもします・・・

今の段階では人間による物か動物によるものかの判断は難しいですね。

とりあえず、周辺の方は注意した方が良いでしょうね。

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2014/05/23

ASKAと逮捕と依存症

人気歌手のASKAが違法薬物問題で逮捕されて一週間が過ぎました。
もちろん私(ASKA)はこの逮捕された本人ではありません(念の為)。

この機会にちょっと、依存症の事について書いてみようと思います。
依存症と一言で言っても、多種多様な症状があります。

私が問題が大きいと思う順では

1)薬物依存症
 芸能界ではかなり多いみたいですね。風邪薬遊びから、各種麻薬、覚せい剤へとエスカレートしてしまう事もあるようです。体のダメージ(後遺症)も大きく、さらに、幻覚症状による、凄惨な事件も起きています。

参考リンク
「家族依存のパラドクス」 「家族依存症」 こちらは依存症の実際の事例について書かれています。 (薬物依存以外の依存症についても書かれています。)
「うつから帰ってまいりました」 こちらは、うつ病の闘病記ですが、この人の場合、うつの原因に薬物遊びが関係していました。

「薬物による凶悪事件」 酷い事件が沢山起きています。

2)アルコール依存症
 何しろ、街中で簡単に手に入る物で、アルコールによる体へのダメージも強く、飲むことを止めなければ、死に至る病です。
日本全国に断酒会(自助グループ)があって活動しています。家族の協力なしに断酒する事は難しいですね。

3)ギャンブル依存症
 パチンコなどのギャンブルでも依存症になります。薬物やアルコールと違って、体への直接ダメージは少ないのですが、経済的に破綻します。それに伴い、失職、家庭崩壊と厳しい現実に直面しますね。

 現在のパチンコは娯楽ではなく、ギャンブルなので、パチンコは法律で禁止するべきだと思います。(韓国は2006年にパチンコを法律で禁止しています。禁止の理由には政治的背景もあるようですが・・・)

依存症はどれも、難しい病気ですが、専門の病院があるので、そちらを受診する事をお勧めします。

ちょっと、遊びのつもりで薬物に手を出して繰り返していると、やがて、止めたくても止められなくなります。それが薬物依存症です。

そうなると、全てを失う事になりかねません。「命がけ」の遊びなんですよね。
(向精神薬の乱用・依存者の自殺率は一般人の20倍)

依存症は誰でもなる可能性がある病気なので、みなさん、注意しましょうね。

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2014/05/22

和歌山市小倉5歳女児虐待事件?

5月20日、当時5歳の義理の長女に暴行し重傷を負わせたとして、和歌山県警和歌山東署は傷害容疑で同県有田市の会社員、男性容疑者(29)を逮捕する事件が起きている。

「暴力はふるっていない」と容疑を否認しているとの事。
逮捕容疑は、昨年6月23日午後5時ごろ、当時住んでいた和歌山市小倉の自宅で、長女に暴行を加え、左太ももの骨を折る重傷を負わせたとしている。

同署によると、妻(25)は外出しており、自宅には畑中容疑者と長女だけだった。
容疑者は「娘がこけた」と119番し、長女は救急搬送されて入院。
昨年10月に県児童相談所(児相)から「児童虐待のおそれがある」と同署に連絡があり、捜査していたとの事。
長女は現在、児相の関連施設で保護されているとの事。

こんな事件ですが、難しい事件ですね。
現場には被害者と容疑者の二人だけ。被害者である娘(5歳)はどう証言しているのか?
もし、容疑者の犯行と証言したならば、それは証拠として採用されるのか?

続報を待ちましょう。

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2014/05/16

東京都国立市古美術店強盗殺人事件

5月3日(土)20時50分ごろ、東京都国立市中1の古美術店「孤董(ことう)館」の事務所内で、経営者の男性(73)=八王子市長沼町=が胸から血を流して倒れているのを妻が発見し、110番する事件が起きている。

被害者は現場で死亡が確認された。商品のつぼなど7~8点が無くなっていた。

警察によると、妻が午後8時10分ごろ、被害者に電話したがつながらなかったため店を訪れたところ、店の奥の事務所内で、胸や腰から血を流してあおむけに倒れているのを見つけた。
出入り口に鍵は掛かっておらず、凶器は見つかっていない。

殺害時刻とみられる3日午後5~6時ごろ、店の前に止めたワゴン車に、つぼを運び込む男の姿が複数の通行人らに目撃されていた。

車内に別の人物がもう一人いたとの情報もある。
警視庁立川署捜査本部は、男らが被害者を殺害して骨董(こっとう)品を奪い、車で逃走した可能性があるとみて周辺の防犯カメラの解析などを進めている。

警視庁立川署捜査本部は5月14日、群馬県みなかみ町小仁田、陶芸家、男性(66)と妻でパート従業員の女性(49)の両容疑者を強盗殺人容疑で逮捕した。
捜査本部によると、男性容疑者は「金を借りに行ったが、交渉がうまくいかなかったので持参した刃物で刺した」、女性容疑者は「私は殺していない。夫が財布や骨董(こっとう)品を取ってきた」と供述しているとの事。

逮捕容疑は5月3日午後4~5時ごろ、国立市中1の古美術店「孤董(ことう)館」の事務所内で、被害者の胸や腰を刃物で刺して殺害し、商品のつぼや現金約6万5000円が入った財布などを奪ったとしている。
5月14日に自宅を家宅捜索し、奪われたつぼや短刀など十数点を押収した。

捜査本部によると、被害者は3日正午前に八王子市の自宅から車で外出し、同市内で短刀などを買い付けて同3時過ぎに店に着いた。同4時過ぎ、妻との電話で「客がいるからまだ帰れない」と話していたが、同5時ごろから電話に出なくなったため、この間に殺害されたとみられていた。

男性容疑者は10年ほど前から被害者と付き合いがあり、これまでに20回前後、被害者に焼き物を買い取ってもらったことがあったとの事。

容疑者2人が住む借家の大家によると、2004年8月に入居した当初は家賃は月5万円だったが、次第に滞納が目立つようになった。数年前、男性容疑者の求めに応じて3万円に引き下げたが、約2年半前から一切支払われなくなったとの事。

男性容疑者は「犯行に使った刃物は自宅近くの畑に埋めた。財布は現金を抜いて、同じ畑に埋めた」と供述し、警視庁が14日、畑を捜索したところ、刃物が見つかったとの事。

こんな事件ですね。
防犯カメラの映像、供述した場所から凶器の発見、奪われた壺や短剣などの押収と言う事からみて、容疑はカタイのかな。

家賃の滞納状況や、壺や短剣など現金化しなければならないような物まで盗み出している点からみて、経済的な困窮が犯行動機なんでしょうね。

2年半前から家賃を一切払っていないので、その頃から経済的に困窮していて、あちこち借金などしたんでしょうが、結局行き詰って、犯行を計画したんでしょう。

当日は100万円の借金を申し込んで被害者に断られて、持っていた刃物で刺殺。
財布と骨董品を盗んだと。
容疑者は66歳ですか。

陶芸家とか芸術家って難しい仕事だと思います。
結局、その芸術を買ってくれる人がいないと収入が無いって事ですからね。

生活に困っていたと言うのは分かるのだけど、生活保護とかは受けられなかったのかな?
借金が膨れて、生活保護だけでは生活できなかった?
色々な状況は考えられるけど・・・・
妻はパートの仕事をしていたので、妻の収入で生活していたんでしょうね。

どうなんだろう、夫婦で会話はあったのだろうか?
この事件が計画的な物だとして、夫は妻に計画を打ち明けていたのだろうか?

妻は知っていて共謀したのか?それとも、知らずに現場に居合わせただけなのか?
これまで、妻のパートの収入で生活できていたのなら、この事件を起こさなくても、これからも生活できたはずです。
なので、妻のパートの収入だけ生活できない状態になってしまった場合は共謀した可能性はあるかもしれないですね。
今の段階ではなんとも言えないので、続報を待ちましょう。

まー、この容疑者だって、こんな事になると思って、陶芸家を選んだわけでは無いと思います。
一時期は陶芸家で生活できると思っていたんでしょうね。妻のパートの収入を計算していたかもしれませんが。

このあたりを考えると、やはり「人生設計」って必要なんだと思いますね。
あるいは、決断かな?陶芸家では生活できないと思った所で、安定した仕事に転職する決断が必要なのかな?

お金に困って強盗殺人なんてありふれた事件です。
だけど、そうならない為にどうするか?って事は結構、奥が深いですよね。

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2014/05/10

千葉県御宿町人骨遺棄事件

5月6日(火)午前8時ごろ、千葉県御宿町須賀の不動産会社の玄関前に、人の頭蓋骨が入った段ボール箱が置いてあるのを、出勤してきた社員の男性(34)が発見し、110番通報する事件が起きている。

県警いすみ署によると、段ボール箱は2つあり、それぞれ頭蓋骨と胸や足の骨が入っていた。
死後どれくらいが経過しているかなどは不明という。
5日午後7時ごろには段ボール箱はなかったといい、同署が詳しい状況を調べている。

段ボール箱2個に、白骨化した人の頭蓋骨(ずがいこつ)と胴体部分が別々に入った状態だった。
段ボール箱2個はいずれもテープで封がされていた。

県警によると、段ボール箱はともに茶色。
いずれも中に箱形の半透明の衣装ケースが入っており、骨はその中に収められていた。
頭蓋骨は布のようなもので包まれていたという。
胴体部分が入ったケースには、腕や足と見られる骨も入っており、目立った傷はなかったとの事。

署が調べたところ、通報の約1時間20分前に、近くの60歳代くらいの男性が、同社前の植え込みと隣の駐車場内で箱二つを別々に見つけたが、同社のものと考えて玄関前に移動させたと、話しているとの事。

 マンションは国道128号沿いにあり、JR外房線御宿駅から南東に約300メートルの場所。

千葉県警は8日、人骨は60代以上の小柄な男性の可能性が高いことを明らかにした。千葉大で司法解剖を行い、骨の形状などから推定。死後数カ月から数年が経過しており、死因は不明という。

県警捜査1課によると、人骨はほぼ一体分とみられ、目立った傷や手術の痕跡などはなかった。段ボール箱には男性用の銀色腕時計や古新聞、布片も一緒に入っていた。同課はDNA型鑑定や歯型から身元の確認を進めるほか、周辺の聞き込みで段ボール箱を置いた人物の特定を急ぐ。

さて、こんな事件ですね。
遺体遺棄事件と言うのは、時として、意外な結末を迎える事があります。
この事件がどうなるかわかりませんが、私が考えるこの事件のポイントをまとめると。

1)頭蓋骨が元の形を残している。
詳細が分からないのですが、問題はこの骨が火葬された物なのか?ですね。
火葬された骨であれば、死亡から火葬までは問題が無かったのだろうと思います。
なので、火葬後の骨を骨壺に収めずに、骨を別の入れ物に保管して、今の状態になったのでしょうね。
(骨壺に収めると頭蓋骨が大きすぎるので原型を留めるのが難しいはずです)

ただ、普通に考えて、火葬まで行った遺骨を埋葬しない理由が無いと思います。
まー、墓地が確保できなかったとかはあり得るかもしれませんが、埋葬する予定なら、骨壺に収めるでしょうね。

2)火葬でないならば
もし、この骨が火葬された物で無いとしたら?犯人はどうやって、骨だけを残す事ができたのか?と言うのが疑問です。

人間は骨のまわりに肉があり、皮膚がある物ですから。骨だけにするにはそれなりの手間をかける必要があるわけです。
その上で、骨だけを保管する必要があるのか?
肉や皮膚は腐敗してしまうから、保存するのは難しいと言う事情はあると思います。

ただ、犯人はそれでも、この骨を保管しなければならない理由があったんだろうと思います。
そして、この骨を遺棄しても良い理由ができて、今回遺棄する事にしたんでしょうね。

比較的多いケースとしては、違法行為に関係して、遺体を処分できずに保管している場合ですね。
ただし、この場合は遺体その物を保管しているので、骨以外の物も残っているはずです。
その状態で骨だけにするのはかなり、滅入る作業だと思いますが・・・

神隠し女性殺人事件の時に遺体を細切れにして、下水に流した時に、骨だけが残ったケースがありますが、この場合も遺体全体の遺棄が目的になるので、骨だけ保管する理由がありません。

なので、私の印象としては、家族や身内の遺骨を遺品(腕時計)と一緒に保管していたのが、引っ越しなどで偶然、遺棄されてしまったのではないか?と言う印象ですね。
あるいは、保管していた人物が知らない所で、別の家族が遺棄してしまったと言う場合かな。
あの冷凍遺体を息子がスーパーに遺棄した事件のような場合ですね。

頭蓋骨が原型を留めているならば、歯型などから誰の骨なのか判るでしょう。
腕時計からDNAなどが出る可能性も期待できますね。

続報を待ちましょう。

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2014/05/09

和歌山県岩出市2ヶ月長女虐待事件

5月8日、乳児の長女を虐待して骨折させたとして、和歌山県警岩出署は同県岩出市の母親の女性(21)を傷害容疑で逮捕する事件が起きている。

同署によると、「育児によるストレスで限界に達し、ビンタして顔や両足をつねった」と供述しているという。
長女は全治2週間のけがとの事。

逮捕容疑は、3月初めから同9日午後9時40分ごろ、自宅で、生後1~2カ月だった長女の頭や顔を手で殴り、顔をつねるなどして、左頭頂部頭蓋骨(ずがいこつ)を骨折させ、顔などに打撲を負わせたとしているとの事。

女性は夫、長男と4人家族。3月9日に夫と和歌山市内の病院に長女を連れて行き受診。
病院側が大けがを不審に思って児童相談所に連絡し、同12日に児童相談所が岩出署に通報した。
長女は現在、公的施設に保護されているとの事。

さて、こんな事件ですね。
同居する長男の年齢が分かりませんが、3歳未満だと幼稚園や保育園に行く年齢でもないでしょうから、自宅で長女と一緒に面倒を見ていたのかもしれませんね。

生後1~2ヶ月と言うと一番大変な時期ですから、ストレスが高まるのは分かるのですが、ストレスが高まっているのが分かったのならば、周囲に助けを求める事はできなかったのかな?

実家を頼って、母親とかに来てもらうとか、思い切って実家に子供つれて行ってしまうとか・・・
実家は実家で都合があるから、簡単に頼れない面もあるかもしれませんけど・・・

他には、長男を託児所などに預けるとか・・・経済的な問題はありますけどね。

長男の年齢が気になりますね。

子育てが大変でストレスが高まるのは分かるけど、だからやってよいわけじゃないですからね。
そうならないような、事を考えなきゃいけないわけで・・・夫には相談したのだろうか?
夫は夫で、多分、若いでしょうから、仕事の事で一杯だったとかあるのかな?

とにかく、一人で悩まずに、誰かに相談しましょう。

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北海道札幌市北区ガスボンベ爆弾事件その4(模倣犯?)

4月30日に4月3日の事件のガスボンべ爆発事件の容疑者が逮捕されたのですが、その後も同様の事件が起きています。
5月4日(日)午前8時半ごろ、北海道石狩市親船(おやふね)町の道警札幌北署石狩駐在所で、玄関フードのガラスにひびが入り、近くに破裂したカセットこんろ用ガスボンベなどが散乱しているのを、駐在所の男性警部補が発見する事件が発生。

同署によると、ガラスのひびは約20センチ。カセットボンベ1本と一部が溶けた着火剤十数個、半透明のポリ袋の燃えかすがあったことから、着火剤を同封してカセットボンベを加熱し破裂させたとみられる。

警部補が5月3日午後6時に周囲を確認した際は、異常は無かったとの事。

5月6日(火)午前7時半ごろ、札幌市北区新川3の18の大型書店「コーチャンフォー新川通り店」で、店舗出入り口のひさし部分(高さ3メートル)にカセットこんろ用ガスボンベの先端部分が突き刺さり、下にくぎ(長さ約3.5センチ、太さ約1.5ミリ)1000本以上が散乱しているのを清掃業者の男性が見つけ、同店を通じて北海道警札幌北署に通報する事件が発生。

同署によると、書店出入り口の周囲には溶けた固形燃料が入った缶(直径約10センチ、高さ7センチ)も残っていた。
白いポリ袋の切れ端が見つかっていることから、くぎとボンベをポリ袋に同封して加熱、破裂させたとみられている。
近くの駐車場には未使用のボンベ1本もあったとの事。

5月6日午前0時半ごろに書店従業員が出入り口付近を確認したが、異常はなかったという。現場はJR札幌駅から北西約7キロの住宅街。

容疑者逮捕後にもこの2件の事件が起きている。
時系列を更新すると

1月27日(月)09:40頃 札幌北署駐車場でガスボンベが爆発、ワゴン車の一部が焼ける。

2月はじめ       新聞社に次の犯行を予告する内容の犯行声明が届く

2月20日(木)17:20頃 新川2の大型量販店「MEGAドン・キホーテ新川店」の2階靴売り場で商品の靴などが燃え た。

2月20日の事件の直後  道警に犯行声明が届いた

3月18日(火)16:30頃 屯田8のスーパー「イトーヨーカドー屯田店」立体駐車場3階で、ボンベが爆発。

3月27日(木)18:00頃 同所のホームセンター「ジョイフルエーケー屯田店」の男子トイレでボンベが爆発。

4月03日(木)23:45頃  北区の北海道警の警察官舎で爆発、ガスボンベ3本が破裂、長さ2センチの釘が約100本見つかる。

4月08日(火)     FNN北海道文化放送のキャスターに手紙が届く

4月30日 4月3日の事件の容疑で女性容疑者(51)が逮捕される。

5月04日(日)8:30頃 道警札幌北署石狩駐在所で爆発の痕跡を発見。

5月06日(火)7:30頃 札幌市北区新川の大型書店で爆発の痕跡を発見。

こんな感じですが・・・やはり、容疑者逮捕後の2件の事件は少し違和感がありますね。
私の感じる違和感としては

1)犯行が消極的
 逮捕前の事件は全て、爆発時刻が分かっている、つまり、爆発が起きた時に周囲の人間が気付く場所と時間帯で行われているのに、逮捕後の2件では、爆発に誰も気付かない場所と時間帯で起きている。
これは、容疑者逮捕後の2件では犯人が逮捕されない事を優先した為に目撃されない場所と時間を選んでいるんでしょうね。

2)犯行声明が無い
 最初の犯行声明は1件目の警察駐車場の爆発の直後に送付されているので、この段階で事件に関係ない人間が便乗して犯行声明を送付するのは難しいでしょうね。通算3回も犯行声明や文章をだしている犯人が、容疑者逮捕後の2件では全く犯行声明を出さないのは違和感としか言いようが無いですね。

警察も模倣犯と見ているようですが、私もこの意見に賛成ですね。
犯行方法が報道されているので、模倣しようとすれば、誰でも模倣可能です。

ただ、気になるのはこの模倣犯の目的です。
容疑者を冤罪とする為だとしたら、ちょっと片手落ちというか、少し偽装が足りないでしょうね。
逮捕のリスク回避を優先しているので、どうしても達成したい目的があるわけでもなさそうです。
警察の捜査をかく乱して、面白がっている程度の愉快犯というところかな?

事件の行方に注目しましょう。

参考リンク
北海道札幌市北区ガスボンベ爆弾事件その3(容疑者逮捕)

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2014/05/05

兵庫県西宮市山口町看護師女性遺体遺棄事件

4月19日7時20分ごろ、兵庫県西宮市山口町船坂の県道沿いの竹林で、「人が倒れている」と近所の女性が西宮署に通報する事件が起きている。
遺体はミイラ化しており、年齢や性別は不明。服は着ているという。捜査関係者によると、遺体の上にはさびたドラム缶が置かれていた。

現場は山間部で、民家が点在している。

畑仕事で現場近くに来ていた男性が竹林の中に遺体があるのを見つけ、通報を依頼したとの事。

県警は4月21日、司法解剖の結果、遺体は女性で、今年1月ごろ死亡したと推定されると発表した。
遺体の損傷が激しく死因は特定できていない。

捜査1課によると、女性は20~30歳とみられる。目立った外傷はなく、紺色コートと灰色セーターを着て、柄物のタイツと黒い靴を履いていた。

女性は県道から約10メートル入った竹林にあおむけで倒れ、腐食して輪切り状になったドラム缶が顔を隠すようにして乗っていた。
ドラム缶は十数年前から現場付近にあったもので、県警は何者かが遺体を遺棄し、ドラム缶を乗せたとみているとの事。
遺体発見現場には、財布や携帯電話などの所持品はなく、毛布が置かれていたという。

兵庫県警捜査1課と西宮署は5月2日、女性の身元が富山県射水市太閤山の無職女性(26)と判明したと発表した。

県警によると、女性は今年1月末に自宅を出て以降、行方が分からなくなっていたといい、4月8日に家族が富山県警射水署に捜索願を出していたとの事。

4月30日、インターネット上で報道を見た女性の母親が、西宮署に「所在不明になっている娘ではないか」と連絡。
DNA鑑定で女性と判明したとの事。

 射水市の女性宅近くの女性(79)によると、女性は看護師をしていたとの事。

女性の最近のフェイスブックには、「やせ過ぎて体力的にきつい」「仕事ができるか心配だ」などと書かれ、今年1月11日ごろの書き込みが最後だったとの事。

女性が、1月末に自宅に車を置いたまま、家族に行き先を告げずに出かけ、その際も長期間留守にする様子はなかったという。

こんな事件ですね。
時系列
今年
1月末  自宅に車を置き、家族に行き先を告げずに行方不明になる。
4月8日 女性の家族が富山県警に捜索願いを出す。
4月19日 兵庫県西宮市山口町船坂の県道沿いの竹林でミイラ化した遺体が発見される。

遺体は富山県射水市太閤山の無職女性(26)と判明。

発見現場の状況は
目立った外傷はなく、紺色コートと灰色セーターを着て、柄物のタイツと黒い靴を履いていた。
県道から約10メートル入った竹林にあおむけで倒れ、腐食して輪切り状になったドラム缶が顔を隠すようにして乗っていた。
ドラム缶は十数年前から現場付近にあった物。
遺体発見現場には、財布や携帯電話などの所持品はなく、毛布が置かれていた。

女性の自宅の富山県射水市太閤山と遺体発見現場の兵庫県西宮市山口町船坂は、ナビソフトでざっと走行距離360km、車で6時間もかかる距離です。

遺体に着衣の乱れもなさそうですね。それに、財布、携帯電話などの持ち物もなし。
身元を隠す為でしょうが、その一方で着衣はそのままにしてますし、第一、遺体は竹林に放置したままですね。
まー、遺棄時にタケノコとか、山菜なんて事は考える季節じゃないでしょうが、遺体は発見されても良いと考えたのかな?
発見されても、遺棄現場と犯人に接点は無いと言う事かな。

遺棄現場は車でしか移動は無理でしょう。バスやタクシーで遺体を運搬したとは思えないので、犯人が車で運搬したんでしょうね。毛布はその時に遺体を隠す為に使ったのかな?

となると、この距離の問題は、女性が生前に移動したのか?それとも、遺体が移動したのか?と言う事になりそうですが、女性の生前の足取りと交友関係が捜査のポイントになりそうです。

犯人は自首するなら早い方が良いでしょうね。

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2014/05/03

大阪市平野区ストーカー殺人事件

5月2日(金)2時30分頃、大阪市平野区で、近くの男性から「男女が争う声がする」と110番があり、大阪府警平野署員が、腹部に刃物が刺さった女性が道路脇の植え込みに倒れているのを発見する事件が起きている。

女性は大阪府松原市大堀の飲食店従業員・女性(38)で、搬送先の病院で死亡が確認された。
府警は、現場で目撃された乗用車と似た車を約1キロ東の駐車場で見つけた。
車内にいた同府在住の男(57)は手を負傷しており、職務質問に「自分がやった」と説明したとの事。

府警によると、男は昨年8月頃から、大阪市内の被害者の勤めている店に通っていた客で、被害者は今年3月2日、府警松原署に「客から一方的に好意を寄せられ、しつこく電話やメールが来る」と、ストーカー被害の相談をしていたとの事。

男は店の出入りを断られたことに腹を立てたといい、同署は同日、男に電話で注意。
その後も、男が連絡を続けたため、同署は同月12日、ストーカー規制法に基づき警告していたとの事。

同署は4月2日に被害者に電話で状況を確認。被害者は「(警告後は)何もないです」と答えたとの事。

被害者は自転車で帰宅途中だったとみられ、腹部に複数の刺し傷があり、首にも切り傷があったとの事。

 府警によると、被害者はアルバイト先の飲食店の客だった男に一方的に好意を寄せられていた。「殺される前に警察に電話してや。頭を冷やす時間を最後にくれや」。被害者は3月1、2日、殺害を示唆される内容を含む33通のメールを受け取り、大阪府警松原署にストーカー被害の相談をした。

 署員は2日、男に電話で被害者に近付かないよう注意した。告訴と避難を勧める署員に、被害者は「家族がいるから引っ越せない。口頭注意にとどめてほしい」と答えたという。

 男は昨年8月ごろ、被害者の勤務先の飲食店に客として訪れ、行動が次第にストーカー化。今年2月には店の経営者から出入り禁止にされていた。

 松原署は3月12日、男を署に呼び出し警告した。男は「俺だって関わる気はない」と話した。その後、男からの電話やメールは止まったという。

 署員は4月2日、被害者に電話で安否を確認、被害者は「その後何も起きていない」と説明した。府警は事件が起きたこの日、電話で安否を再び確認する予定だったとしている。

 事件は被害者宅から約1キロの住宅街で起きた。被害者が仕事を終えて帰宅中に事件に遭ったとみられる。

 被害者の近所の人によると、被害者は夫と子供2人の4人暮らしとの事。

容疑者は調べに「(被害者が)好きだった。このままだと会えないので、殺して自分も死ねばあの世で一緒に暮らせると思った」と容疑を認めているとの事。

 府警によると、容疑者は事件直前、レンタカーで現場付近を訪れ、帰宅する被害者を待ち伏せ。その後、自転車で通りかかった被害者をレンタカーで追いかけ、襲ったという。被害者は腹部に刃物が刺さっていたほか、腹や首などに十数カ所の刺し傷や切り傷があったとの事。

 容疑者がレンタカーで逃走する様子は複数の目撃があり、発生から約4時間後、付近を捜索していた捜査員が同区内のコンビニでよく似た車を発見。車内にいた容疑者に事情を聴いたところ、被害者を刺したことをほのめかしたとの事。

 近隣住民によると、容疑者が市営住宅に引っ越してきたのは約2年前。1人暮らしだが、「別居の子供のことで悩んでいる」と漏らしたこともあったとの事。

 「あいさつしたらきちんと返してくれる。礼儀正しい印象」。近くの女性(71)はこう話す。しかし、容疑者とトラブルになった60代の男性は「Tシャツの首元を広げて入れ墨を見せつけ、『10歳若かったらどうなってたやろうな』と脅されたとの事。自分は暴力団関係者だとも言っていた」と話したとの事。

 容疑者の知人によると、最近「スナックに通っているが、(女性に)メールをしても返信がない」と不満を漏らしていたといい、松原署に文書警告を受けた3月12日には、なじみの店を訪れ「(警察から)電話をしたり近づいたりしたらだめといわれた」とぼやいていたとの事。

とりあえず、時系列
約2年前、容疑者が現在の自宅である市営住宅に引っ越してきた。別居の子供がいるとの事。

昨年8月 容疑者が被害者の働くスナックへ客として通い始める。
今年2月 スナック店の経営者から容疑者が出入り禁止にされる。
3月01日 被害者が容疑者から殺害を示唆するメールを受け取る。
3月02日 被害者が松原署に相談、同日松原署から電話容疑者に口頭での注意をする。
3月12日 松原署が男を署に呼び出し警告した。男は「俺だって関わる気はない」と話した。
4月02日 府警が被害者に電話で安否確認「その後何も起きていない」と被害者が回答
5月02日 2:30頃、事件発生。10数か所の刺し傷、搬送後に死亡が確認された。
5月02日 6:30頃、現場近くのコンビニで目撃された車を発見、運転手に事情を聴いた所、事件を認める。

事件時に容疑者はレンタカーで仕事から帰宅する、容疑者を待ち伏せし、襲ったとの事。

被害者は防御創を含め、首や腹、頭に10数か所の傷があり、腹には包丁が刺さったままだった。
刺さった包丁は柄の部分しか見えない程、深く刺されていた。
容疑者は57歳、被害者は38歳。

こんな事件ですね。
仕事ですから、被害者も容疑者に対して会話もするでしょう。
だけど、それがビジネストークだと言う事に容疑者は気付かなかったんでしょうね。
年齢的にも57歳で人生の終焉へまっしぐら。

容疑者に家族がいれば、こんな事件は起こさなかったかもしれませんね。
孤独と人生の悲哀が57歳の男の人生を狂わせたのかもしれません。
しかし、夫も子供もいる事も会話の流れで容疑者も知っていたと思いますけどね。

この事件を防ぐにはと考えると・・・
簡単には防ぐ事ができませんね。
ストーカー化した事で、スナックを出入り禁止とする判断も間違っているとは思えないです。
他の客への影響も考えれば、出入り禁止にする以外に店としては対応方法が無いでしょう。

殺害を示唆するメールを受けての警察への相談も妥当だったと思います。
警察もそれにより、当日に口頭での注意、10日後に署へ呼び出しての警告。
この結果、その後のメールやストーカー行為が収まっています。

警告から半月後の4月2日の被害者の報告では「その後、何も起きていない」との事で、警戒を緩めるのも仕方がなかったかもしれませんね。
しかし、警告から1ヶ月半後に事件が発生。

では、どうするべきなのか?
難しい所ですが、警戒を緩めるのが早すぎたのかな?
あるいは、警戒する方法に問題があるかもしれませんね。

現在の警戒方法がよくわかりませんが、普通に考えれば、危険度の高い被害者を警護するぐらいしか方法が無いでしょうね。
ストーカー側を監視するのに、人を張り付かせるのはコスト的な問題もあるでしょうし、人権の問題もあるでしょう。

だから、危険度が下がって、警護がはずれれば、もはや無防備と同じですね。
なので、警護の必要が無いように、ストーカー側から身を隠せば良いと言う事になるのですが、この事件の被害者のように引っ越しが難しいケースもあるでしょう。

コストの問題を解決するにはGPS発信機で被害者側がストーカーの接近を検知する方法が今の所、ベストかもしれませんね。
この方法なら、既存の民間のシステムを一部流用して低コストで実現できるのではないか?と思います。
だけど、法改正が必要かな?

最後に亡くなった被害者のご冥福をお祈りします。

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2014/05/02

北海道札幌市北区ガスボンベ爆弾事件その3(容疑者逮捕)

4月30日札幌市北区の無職51歳女性を激発物破裂容疑で逮捕した。捜査本部によると、「やっていません」と容疑を否認しているとの事。

容疑は4月3日午後11時45分ごろ、札幌市北区北25西7の道警官舎で、着火剤などを使ってガスボンベを破裂させ、共同玄関の窓ガラスなどを損壊させたとしている。爆発で電気メーターが溶けるなどし、現場にはくぎ約2000本が散乱した。

大型量販店などの防犯カメラに容疑者と似た不審な人物が映っていたことなどから、捜査本部は26日に自宅の家宅捜索に踏み切るとともに、同日から5日連続で任意の事情聴取を続けていとの事。

容疑者は体が不自由な夫と2人暮らしで、車を運転するのは容疑者に限られ、犯行時間帯にアリバイがないことも判明したという。

捜査関係者によると、事件直前に現場周辺を走る不審な車が札幌北署の防犯カメラに映っていた。近くの交差点や、容疑者宅と官舎の間にあるコンビニエンスストアなどに設置された複数の防犯カメラにも、この車が映っていた。犯行時間帯に官舎近くを走っていたタクシーのドライブレコーダーにも映像が残っていたとの事。

文書は5日後の同8日、北海道文化放送(UHB)に届いた。型抜き定規を使い、全てカタカナで爆発事件への関与や次の事件を予告する内容が書かれていた。文字数は5000字に上り、札幌北署で受けた事情聴取などへの強い不満や恨みとともに、謝罪を求める趣旨の文言もあった。同区内で4件相次いだ別の事件についても言及し、事件に関与した人物しか知り得ない内容も含まれていたとの事。

容疑者(51)=同区屯田6の3=の自宅から、同区で相次いだ事件で使われたガスボンベのメーカー名や、事件の日付が書かれたメモが見つかっていたことが2日、捜査関係者への取材で分かった。メモには札幌北署員と同じ名前の記述もあり、同署捜査本部は一連の事件との関連を調べている。

捜査本部は4月26日などに容疑者の自宅を同容疑で家宅捜索。夫の部屋にあったごみ袋からメモが見つかったほか、自宅には同署などに送られた声明文に使われたとみられるゴム印や複数の現場にあったものと同様の着火剤、固形燃料もあったという。官舎事件を含め、今年1月から5件相次いだ事件では、現場で4種類のボンベが確認されている。メモには5件の日付と現場で見つかったボンベと同じ4種類のボンベのメーカー名などが書かれていたとの事。

また、官舎事件発生後に北海道文化放送(UHB)に届いた事件への関与をほのめかす文書には、メモと同様に一連の事件が日付ごとに分けて記され、使われたボンベの種類など事件に関与した人物しか知り得ない記述や、警察への恨みなどが記されていたとの事。

同署や一部報道機関に事件への関与をほのめかすような文書が4通届いた。捜査関係者によると、文書に書かれた人物と同姓の同署員が、別の事件で容疑者の事情聴取をしたとの事。

こんなところかな。
さて、容疑者逮捕ですね。
とりあえず、容疑者が犯行に関係したと思われる証拠になりそうな情報は

1)事件当日、現場付近の防犯カメラに容疑者に似た人物や車が映っていた。

2)容疑者自宅から犯行声明に使われたと思われるカタカナの定規、ゴム印が押収された。

3)容疑者自宅から事件の日付、ボンベのメーカー、北署員と同じ名前が書かれたメモが押収された。

4)事件現場で発見された物と同じ、着火剤、固形燃料が押収された。

5)容疑者が別の事件で文書に書かれた署員から事情聴取を受けた事があった。

このぐらいですね。
全て状況証拠ですね。これだけでは、直接犯行を行った事を証明する事は無理なんじゃないかな?
指紋やDNA、文書の下書きや書損じなどが押収されれば、かなり有力な証拠だったと思いますが・・・

検察に送検されてますから、次は検察が起訴するかですね。

とりあえず、検察の判断に注目しましょう。

参考リンク
北海道札幌市北区ガスボンベ爆弾事件その2(犯人の思考)
北海道札幌市北区ガスボンベ爆弾事件その4(模倣犯?)

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2014/05/01

韓国旅客船「SEWOL(セウォル)」号沈没事故

4月16日午前8時58分ごろ、韓国、南西部の全羅南道珍島郡の屏風島北20キロ沖海上で、仁川から済州島に向かっていた6825トン級の旅客船「SEWOL(セウォル)」が何らかの原因で浸水し、救助を要請したがその後沈没する事故が起きている。

旅客船は船首で「ドン」という音がした後、左舷が傾きはじめ約2時間後には完全に沈没した。
旅客船には修学旅行中だった京畿道・安山の高校生325人、引率教師15人、一般客89人、乗務員30人と計459人が乗船していたほか、150台余りの車両ものっていた。

4月25日時点で犠牲者が185人、行方不明者は117人となった。

事故の原因は色々な情報が出ているけど、およそ人災と思われる要素が多い。
1)沈没した船は鹿児島の船舶会社「マルエーフェリー」が日本国内の造船所に依頼して建造。1994年6月に完成し、12年10月まで国内で運航していた。総トン数が6586トン、定員は804人で、貨物と旅客を運んでいたという。

船は清海鎮海運に売却された後、5階建て、定員921人の客船に改造されて、13年から主に仁川―済州間で運航されていた。

2)セウォル号は事故当日、韓国船級が指示した積載量より2500トン以上超過した3608トンもの貨物を積んでいた。

沈没したセウォル号は13年2月に4、5階の客室を増設し、総重量が211トン増加。韓国船級協会は、安全検査を実施し「セウォル号の客室重量が増えた分、安全性を確保するため、貨物の積載量を最大1077トンに制限する必要がある」と韓国海洋水産省に伝えていた。

しかし同省は、13年3月にセウォル号に運航許可を出したにも関わらず、海洋警察庁と韓国海運組合に対して貨物の積載量は通知していなかった。

普通、船舶は出航前に貨物量の検査が行われるが、海洋警察庁と韓国海運組合はセウォル号の正確な積載量を知らないため、超過していても取り締まることはなかったという。

3)高速で急旋回した事により、積荷が片寄りバランスを崩して浸水を招いたと見られている。
事故当時、操船していたのは経験1年半の女性3等航海士だった。
合同捜査本部関係者は5月1日、積載していたコンテナがしっかり固定されていなかったと明らかにした。

セウォル号の甲板には、小型コンテナ数十個が2段に積まれていた。本来なら、鎖でしばったコンテナの四隅を留め具を使い、船体や他のコンテナと固定しなければならない。しかし、同船では鎖ではなくロープで固定し、留め具を全く使っていないか、四隅のうち2カ所だけに使用。船体下部に積んでいた自動車も、十分に固定されていなかった。

4)急旋回で異変が起きたのが8:50頃、沈没したのは11:00過ぎ、この間120分以上の時間があった。
しかし、船長は乗客に対して船室で待機するように館内放送していた、9:38には乗客を置き去りにして船員ら全員が脱出。

9:50には船員15名を含めた80人が救助された。

10:14になり、乗客に海に飛び込むようにとの館内放送。
11:00過ぎに沈没
乗客の避難誘導がなく、船内にとどまるように指示した事が被害を拡大させた。
指示に従わなかった人間が助かると言う、皮肉な結果となった。

5)船長と操船していた20代の女性3等航海士、操舵手の3人を逮捕した。船長は乗客を救護せずに船から脱出したことによる特定犯罪加重処罰法違反など5つの容疑、航海士ら2人は業務上過失致死などの容疑。

こんな事故ですが、沈没の原因はまだ不明ですが、人災と言われても仕方がない状況ですね。

実は、沈没した船と似た状況の事故が日本でも起きていました。
フェリーありあけ号の事故は2009年11月、三重県沖の熊野灘で発生。
航行中に高波を受けて船体が傾き、コンテナを固定していたチェーンが破断するなどして荷崩れした。
最終的に横倒しになった。座礁したため沈没は免れた。

乗客7人と乗員21人は全員無事だった。
閑散期で乗客が少なかったことに加え、船が大きく傾いた約35分後、船長が乗客を船内

最上部に誘導するよう指示したことが奏功した。
船長らは船に残り、最後は海に飛び込んで救助された。運輸安全委は「積み荷を効果的に固定していなかった」と指摘しつつ、「船長が指揮する態勢ができており、非常時の対応が組織的に行われた」と事故後の対応は評価した。

セウォル号とありあけ号は同じ日本の造船所で建造され、2隻はかつて同じ運航会社に所属するフェリーだった。韓国紙は船の規模や傾き方が似た事例として取り上げ、死者が出なかったことを強調したとの事。

記事にはしてみたけど、この事故が私達の参考になるのか?と言うのは少々疑問のある所ですね。
今回の事故についての報道をみると、何もかもがダメだよねって印象しか残らないんですよね。

乗客を置き去りにした乗員は論外ですし、初動も救助体制も官僚や政府の動きもダメでしょ?

部屋に留まるようにアナウンスが流れていたので、従順な少年少女達はそのアナウンスに従ってしまったと言う事なのですが、ここも疑問がありますね。(決して非難しているわけではありません)

もし、船が沈んだら、もし水が入ってきたら、屋内では閉じ込められて逃げる事ができないと思わなかったのかな?
ここは国民性の違いなのかもしれないですが・・・

日本は地震が非常に多い国で、過去にも震災と名のつく大地震が何度も起きています。
それで、関東大震災が起きた9月1日を防災の日として、全国的に防災訓練を行うのが慣例になっています。
毎年必ず行われる。小学校に入った時から、就職しても毎年行われます。

地震が起きたら、火災が起きたらどうするか?を子供の頃から、毎年、教育訓練されてきました。
海辺の土地なら、津波への避難訓練もしているでしょう。
それも、学校はもちろん、家庭レベルでもおこなわれます。

津波教育については、「津波てんでんこ」「命てんでんこ」と言う標語まである。
これは、津波が来たら、「肉親にもかまわずに、各自で逃げろ」「自分の命は自分で守れ」と言う事です。

補足:あらかじめ互いの行動をきちんと話し合っておくことで、離れ離れになった家族を探したり、とっさの判断に迷ったりして逃げ遅れるのを防ぐのが第一である。

なので、同じ状況になっても、日本人だったら、アナウンスに従わずにすぐ外に出られる場所、海に飛び込める場所に移動したのではないか?と思うんですよね。(反面、日本人は従順である事もまた確かな事なのですが・・・)

この事故から教訓を得ようとすると、結局最後は「人間力」って事になるのかな?と思いますね。
人を育てる事が大変でも一番重要な事だと改めて思いました。

最後に行方不明者の一刻も早い発見と、亡くなった方のご冥福をお祈りします。

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JTB遠足バス手配忘れ事件

事件の概略
JTBの社員(30)が高校の遠足用に依頼されたバスの手配を忘れてしまい、ミスの隠蔽の為に遠足の前日に生徒を装って、遠足中止を要求する手紙を高校に届けたが、遠足は中止されず、ミスが発覚したと言う事件です。

高校によると、遠足は全校生徒317人が対象。各学年ごとに名古屋市の東山動物園、三重県桑名市のナガシマスパーランドなどに4月25日に行く予定で、男性社員に大型バス11台の手配を依頼していた。

男性社員は遠足前日の24日夕、「学校の郵便受け近くに落ちていた」と言って、同校事務室に手紙を届けた。
匿名で生徒を装い「(遠足に)行くのは死ぬよりつらい」などという内容だったとの事。

このため同校は電話で、全校生徒の安否を確認。該当者がいなかったため遠足実施を決めた。
しかし25日朝、バスは来ず手配ミスが発覚。
JTB側がその後、謝罪した。同社の調査で手紙は男性社員が書いたことが判明したとの事。

こんな事件なのですが・・・学生には笑い話みたいに聞こえるかもしれませんね。
だけど、仕事をしているとこんな状況は簡単に起きてしまいますね。

納期直前に納品物の数が合わない事に気づいたとか、あるいは、納期自体を勘違いしていたとかね。

一見すると、この事件はこの社員が原因で悪いのは問題の社員だけと言う事になりそうだけど・・・
そうでも無いだろうと思っています。

これは職場の問題なのだろうと思うわけです。
それはなぜか?と言うと、問題の社員は30歳ですから、入社7年ぐらいになるでしょうね。
その年齢、経験年数から考えて、正しい対処方法は知っていたと思います。

つまり、正しい対処方法を知っていたけど、今回の方法を取らざるを得なかった。
そのような状況に追い詰められていたと言うのが私の推測です。

この事件でも、どのタイミングでこの社員が手配ミスに気づいたのか?が不明ですが、気づいた時にはもう、予定通り25日にバスを手配する事は不可能な状況だったのでしょうね。

問題はその後の行動です。私は営業職の経験はありませんが
正しい対処方法としては、まず、客に極力迷惑がかからないようにする事が最優先になるはずです。
この為、第1に依頼元の高校に、予定通りバスを手配する事ができない事を連絡して、遠足を延期してもらう事になるでしょうね。
次に、高校側の遠足キャンセルによる損害などの補償の対応と言う事になると思います。

普通に考えれば、上司に報告して、上司から上層部へ報告するべき緊急案件です。

しかし、問題の社員はそれをせずに、自力での解決方法を模索します。
で、思いついたのが、遠足を中止させる為の偽の手紙でした。
もちろん間違った方法ですが、しかし、個人レベルで遠足を中止させる方法はこのぐらいしか思いつかないかもしれませんね。

自腹で大型バス11台を別の会社に手配すると言うのも、コスト的に無理でしょうし、JTB自身が手配できない物を別の会社で手配できるとも思えないですしね。

なので、問題の本質はなぜ、上司に報告しなかったのか?自力で解決しようとしたのか?その理由です。

この理由を推測すると
1)報告して叱責される事を嫌った。(上司との仲が悪いなんて事もあるかも)
2)上に付随してミスの結果、評価が下がる事を嫌った。
3)入社7年目として部下や同僚の手前、ミスを報告する事をプライドが許さなかった。

このぐらいかな。
1)は誰でも嫌ですね。
2)は自分のミスの結果なので、それほど違和感は無いと思います。
だけど、ボーナスが減ると困るなんて経済的な理由もあるかもしれませんね。
3)これは個人差が大きいので微妙かな。

実際には本人に聞かないと分かりません。

だけど、やはり職場の問題もあると思います。
なぜなら、このようなミスやトラブルは他の会社でもあるからです。
手配忘れを防ぐ為に組織的に対応していると思います。
それは普通にどの会社でもやっている事だと思うので、どうして今回、この社員が手配ミスを出来たのか分かりませんね。

私は旅行会社の勤務経験もないし、仕事の内容も分からないのですが・・・
普通に考えて、これは契約が伴いますよね?
客から案件の打診があって、当然、対応の可否を検討して、可能であれば見積もり書を提出すると思います。

見積書は上司や会社の承認が必要なはずですよね。
客側がその内容で問題なければ、契約と言う事になるはずだと思うので、この社員一人が忘れても、会社として、見積もり情報や契約情報はあったはずですよね。

JTBが自前のバスや運転手を持っているのか知りませんが、あるなら、そのスケジュールを調整するはずだし、
協力会社へ発注するなら、その発注手続きも必要なはずです。

上司としては各工程の進捗はチェックすると思うのだけど・・・

とりあえず、これはJTB社内の問題なので、これ以上考えないけど・・・

話がだいぶ逸れましたが、私が言いたい事は「こんな事は誰にでも起こるんだよ」って事です。
その時、間違った対応をしない為にも、職場の人間関係は円満にしておきたいですね。
多分、この事件でも、誰かに相談していたら、「上司に報告するしかないよ」って事になったと思うんですよね。

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