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2014/07/31

長崎県佐世保市高1女子殺人事件その5(心の問題)

まずは続報です。
1)捜査関係者によると、少女は、中学3年だった3月初めに父親が寝ているところを急に金属バットで殴り、けがをさせていた。4月から事件現場となった同市内のマンションに住んでいた。

2)容疑者が「1人暮らしだと、女子生徒に伝えたら興味を持たれたようだ」などという趣旨の供述をしている。

3)殺人容疑で逮捕された少女(16)に関連して今年6月初め、長崎県佐世保こども・女性・障害者支援センター(児童相談所)に相談が寄せられていた。
相談は6月10日に電話であり「生徒の名前は言えないが高校1年生の女子に関する相談がしたい」との内容だった。同センターは相談者に助言をしたが、以降は連絡がなかった。事件を受けて相談者に確認したところ、殺人容疑で逮捕された少女に関することだったことが分かったとのこと。

通報者は実名を名乗ったが、通報内容には少女の氏名や住所、高校名など個人を特定できる情報はなかった。

4)少女の部屋から、人体図などが掲載された医学に関する書籍が見つかった。
捜査関係者によると、書籍は、人体図など体の仕組みを解説した内容で、部屋の本棚に置かれていたとの事。

こんな所ですね。
時系列を更新
小学生の頃から医学書を読んだり、ネコを解剖するなどしていた。
4年前(小6の時)クラスメイトの給食に塩素系漂白剤を混入した給食を食べさせる。
その後、不登校になる。
中学生の頃から「人を殺したいとおもっていた」

昨年(中3の時)
10月 実母が癌で死亡。以降不登校の状態になる。

今年
時期不明ですが、今春に父親が再婚

3月始めに金属バットで寝ている父親を襲撃する。
3月の卒業式後にオーストラリアへの留学の話をクラスメートにする。
4月から容疑者は一人で現場マンションに住んでいた。

6月10日 児童相談所に容疑者の事で相談の電話があった。
(内容は不明だが、父親への暴行、猫の虐待などと思われる)

一週間前(7/19頃) 被害者が容疑者の家に遊びに行くと家族に話す。
(2014/07/31 「被害者が」を追記)
時期不明 工具は事前に容疑者自身が購入していた。

7月26日(土)
15時頃   容疑者の家へ行くと言って、被害者が外出
      容疑者と待ち合わせて中心街でウインドウショッピング。その後、容疑者宅へ移動。
18時40分頃 被害者から母親へ19時頃には帰るとメール
その後、被害者の母親が容疑者の母親に連絡した所、容疑者は「被害者は18時半頃に帰った」と返答した。

23時頃   捜索願いが出される

7月27日(日)
3時20分頃 警察が現場で遺体を発見

こんなところかな。
4)の部屋から人体図や体の仕組みを解説する医学書が見つかったとは言え、それ自体ではどうなのかな?と思うわけです。
医学書のレベルだとそれが、どんな目的なのか?というのが判断できないと思いますね。

蔵書の問題としては、猟奇的な描写のある漫画の話題が出ていません。あれば、今回の医学書の話とセットで報道されるでしょうね。なので、そういった蔵書はなかったと思います。

ただ、一部報道に「小学校の卒業アルバムには漫画を手にした女子生徒の写真も掲載されていた。
その漫画は、猟奇的な描写を含むものだった。」と言うのもあるので、まったく無かったわけでもないのか?このあたりは続報を待つ必要がありそうです。

あとは、今回の続報の中で児童相談所が容疑者少女の情報を事前に入手していたと言うのがありますね。
「児童相談所は相談者に助言をしたが、以降は連絡がなかった。事件を受けて相談者に確認したところ、殺人容疑で逮捕された少女に関することだった」

容疑者少女の個人情報は出さずに相談しておきながら、相談者は児童相談所から連絡が取れるような状態にしていた。
もちろん、相談内容は公表されていない。
ただ、普通に考えれば、少女の問題行動についての相談だろうと思いますね。

少女の問題行動については
A)父親に対する過度の暴力(金属バット襲撃や刃物で暴れたりといった家庭内暴力)
B)不登校
C)動物虐待(解剖)

この3点ぐらいかと思います。
この内、C)の動物虐待(解剖)については微妙かな?と思います。
なぜかと言うと、相談者がその情報を入手できる状態だったのか?と言う事です。
たとえば、父親は娘の動物虐待について把握していたのか?と言うのも疑問ですよね。

小学生や中学生の時に、動物虐待を父親や家族が知れば、必ず、厳しく叱ったでしょう。
そうなれば、その後は家族に見つかるような状態で動物虐待は行われないはずです。

ただ、3月以降に親子関係が壊滅的に破綻してからは、例え、動物虐待の事実を知っても、それを叱る事ができるか?と言うのも微妙ですけどね。逆に叱れないから「どうしたら良いか?」と誰かに相談した可能性はありますけど・・・

A)の暴力については、4月で別居していますし、この後、再度暴行事件が起きるかは不明ですが、破綻した親子関係をどうやって修復するのか?と言うのは周囲の関係者なら気になる所でしょうね。

B)の不登校についても、相談したところだと思います。
このあと、海外留学する事が決まっているにしても、留学して不登校が改善されるのか?は不安のある所ではないかな?
留学したけど、不登校や引きこもり、では留学する意味があるとは思えないですからね。

相談所に電話した人物は、家族かその周囲の人間から相談されたのでしょうね。しかし、自分の専門外の為に、専門の児童相談所に相談したんでしょう。そのアドバイスは元の人物(家族かその周囲の人間)にそのまま、伝えられたでしょう。

ここで重要なのは、6月の時点で、誰かはわからないけど、容疑者少女に近い人物が問題を認識して解決しようと行動を起こそうとしていたと言う事ですね。

前の記事で「正しい対応」と書きましたが、これは正しい対応に結びつく行動だと思います。
ただ、事件までの約1ヶ月半の間に効果のある行動が起こせなかったのが残念ですね。

効果のある行動・・・・実際に何がアドバイスされたのか?
もちろん私は児童相談所で仕事をした事など無いですが、私ならこうアドバイスしますね。
あ)少女には治療(カウンセリング)が必要。
い)治療の為には、学校は一時休学してはどうか?
う)海外に一人で留学するのは治療を優先して延期もしくは、一旦中止するべき。
え)一人暮らしは心配なので、誰か信頼できる人物の所へ預けてはどうか?

こんなところなんだけど・・・治療が必要か?と言う点は、人によって見方は変わるかもしれませんね。
私はこれらの問題行動は「心の問題」が原因だと思うわけで、ならば、その方面の治療が必要だろうと思うわけです。

ただ、いずれにしても、このような状態で「海外留学」と言う選択はあったのかな?と言うのも疑問ですね。
今のところ、「中止にした」と言う報道は無いので、実施の予定だったろうと思いますが・・・

続報を待ちましょう。

参考リンク
長崎県佐世保市高1女子殺人事件その4(殺人衝動)
長崎県佐世保市高1女子殺人事件その6(治療はされていた)

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コメント

すいません。

>一週間前(7/19頃) 容疑者の家に遊びに行くと家族に話す。

の件についてですが、

「(被害者が)容疑者の家に遊びに行くと~」ですか?

それとも

「(容疑者が)被害者の家に遊びに行くと~」のタイポですか?

投稿: | 2014/07/31 22:47

名無しさん、今晩は
本文にも追記しましたが「被害者が」ですね。

投稿: ASKA | 2014/07/31 23:08

魅入られちゃったみたいですねまるで

投稿: | 2014/08/01 19:42

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