世田谷一家殺害事件再考その126(身長修正)
東京都世田谷区で2000年、会社員宮澤みきおさん(当時44)の一家4人が殺害された事件で、警視庁は犯人の身長をこれまでより5センチ低い「170センチ前後」とする新たなチラシを作成し捜査員らが21日、現場近くの駅などで配ったとの事。
成城署捜査本部は従来のチラシで、犯人の身長を「175センチ前後」としていたが、遺留品のヒップバッグから、犯人がより小柄である可能性が出てきたという。捜査本部によると、ヒップバッグはベルトの全長が83センチ。腰に巻くと、ウエスト70~75センチに合う長さに調節されていたとの事。
これまでは、現場に残されたLサイズのジャンパーやシャツ、27・5センチの靴跡などから、犯人を175センチ前後と推測していた。捜査幹部は「ヒップバッグを考慮して、犯人像に幅を持たせることにした」と説明する。
小田急線成城学園前駅でチラシを配った捜査1課長は「いまだ解決に至っておらず申し訳なく思う。ささいな情報でも寄せていただきたい」と話したとの事。
情報は捜査本部(03・3482・0110)。
身長が5センチ低い「170センチ前後」と修正ですね。
確かに、犯人の身長を直接示す証拠は無かったと思います。
なので現場に残されたLサイズのジャンパーやシャツ、27・5センチの靴跡から175センチ前後と推定していたわけですが、ヒップバッグのベルトの長さ83センチから、腰に巻いた時にフィットするサイズがウエスト77から75センチなので、もう少し身長は低いかもしれないと言う事になったと言うのが文章から読み取れますね。
まー私としては、あまり、犯人の身長を考えた事は無いのですが、怪しい人は怪しいで良いと思います。
まずは、事件発生日に自分はどこで何をしていたのか?を思い出す事から始めたら良いと思いますね。
あの日、そういえば、現場の近くにいたな・・・から何か、思い出した事があれば、捜査の手がかりになるかもしれません。
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コメント
個人的には、犯人はリサイクルショップの店長だったか、
従業員だった可能性が高いと思います。
大量の遺留品の全部または大半は、犯人の店の商品だった
のではないかと思います。
そうでなければ簡単に置いていかないような気がするんです。
あんなに大量に遺留品があっても犯人逮捕にむすびつかないのは、それしか考えられないと思うんです。
大量に商品がなくなってもほかの従業員が気がつかない
ということは、かなり規模の大きなリサイクルショップ
だったのかもしれません。
あるいは、犯人の勤務していたリサイクルショップは
事件当時は倒産直後で、犯人は商品はたくさんあるけど
お金には困っていたのかもしれません。
投稿: でぃっく | 2014/12/24 19:06
12/28の新報道2001で取り上げられていました。気になった部分を中心にざっと整理してみました。
(1)床を凝視
現場に夜明かりがついており、公安委員長に捜査員が説明していた。その様子を建物の外からTVカメラで撮影。
それによると、以下の様な状況であった。
捜査員が2Fリビングの床を見ながら約4分間に渡り何かを説明。
公安委員長はメガネを外すような仕草で床を見ていた。
場所はトレーナーを脱ぎ捨てて、ソファーのそばでカードを並べていた付近。
別の日には警視庁幹部にも同様に床を見ながらの説明が行われていた。
床で何を見ていたのか?
スタジオでは、刃物により生じた床の傷、遺留品を模擬した資料、スラセンジャーの靴跡、といった意見があった。
(2)塗料ローダミン
着物等の派手な赤の発色をよくするために、適しており、微量を使用する。
作っているところは5社あった。現在は日本では作っていない。
染めた布を鞄にいれて擦られても、染料がバッグにつくことはないだろう。
外側に付着が無く、内側のみについていることから、何かを鞄に入れたことが原因と推察。
付着の状態は形状からいって液体の可能性が高い。
例えば、蛍光インクペン、口紅、ルージュ、アイライン、マニキュアなどが考えられる。
ガレージのローダミン付着は横倒しになった引き出しの内側底部で、親指大(入江杏さんによる)。
さて、床には何があったんでしょうか。
夜に別のチャンネルでやっていた、FBIのプロファイラーのほうもそれなりに納得感があると感じました。礼くんの殺害順序のみはどうかな、と思いましたが。
投稿: さんまるろく+ | 2014/12/29 02:08
興味深く拝読しています。
また年末ですね。
盲点ですが、犯人は「書類」を探していたのではなく、「引き出し」を探していたのではないでしょうか。
引き出しの底に、犯人にとって重要な、消去したい何かがあったとは考えられませんでしょうか。
例)スケボー、夜に滑るなら、夜に光る塗料は目立ち好まれます。スケボーの部品(タイヤ等)なら、バッグの底についた塗料の痕跡も合致します。注意されて取り上げられた大切な部品を、引き出しにしまわれるところを見た、等々。
多くの方々にご検討いただけますと幸いです。年末年始、容疑者が逮捕されることを願っています。
投稿: yu | 2014/12/29 06:00
yuさん こんにちは。
「引き出し」を探していたというのは思いつきませんでした。
ただ、引き出しそのものに、それほど重要な何かがあるというのは考えにくいとも思いました。
少し、拡張して妄想してみました。
例えば、書類の入った封筒に染料が付いていたなど、引き出しと染料を繋げる情報があり、書類を探すには染料のついた引き出しを探せば良いということと知っていた、というのはどうでしょうか。
仕事のやり取りで封筒に赤い付着物があった。
その封筒を使ってやり取りしている中、
犯人 「あれ、何か赤いのついてますね。」
ミキオさん 「引き出しの底にインクが付いてて、それがついちゃって・・・」
なんてやりとりがあった。
その封筒は犯人が捜している何かが入っていた。ミキオさんから奪い取る必要があると感じた。
そして犯行に至った。
探している封筒は引き出しの中に入っていることは知っている。しかも周辺の書類を含めて、赤いインクが付着している可能性がある。
そこで、家中の引き出しを探した。
しかし見つからない。
引き出しにインクが付着した状況は知らない。引き出しを見て判別できるレベルの付着かどうかもしらない。
引き出しの中の書類を水につけることを思いつく。その封筒、もしくはそれと同様にインクが付着したものがあれば水に染み出すかもしれない。
で、浴槽に書類をぶちまけることになる。
・・・妄想しすぎですかね。
これだと、ヒップバッグに付着したローダミンとの繋がりが説明できないですね。
ついでにふと思ったのですが、ローダミンによって犯人と宮沢家がつながることを知っていたならば、何でヒップバッグを置いていったんでしょうね。
いや、染料(インク)の付着は知っていたが、染料が特殊なものだとは知らなかったとすれば、上の説明も成り立つかな?
ローダミンを意識していたのか否か。
どうだったのでしょうか。
投稿: さんまるろく+ | 2014/12/29 14:09
年末のつれづれに、ヴァン・ダインの「グリーン家殺人事件」を読んでいますと、次のような一節がありました。
「犯罪者は他人に嫌疑をかけようとするかもしれない。特に、自分に嫌疑がかかるかもしれぬと予見する場合において然りである。この場合、犯罪者は、自分の靴とは全然違う靴をはいて、いわば誰の目にもわかるような、はっきりした足跡をつける。無数の経験によって実証されているように、このやり方でもって、しばしば人を完全に欺瞞する足跡がつくられる」
この小説では、犯人はあらかじめいろいろな犯罪学の書物を読んだ上で、自分の犯罪を構想し、行為に及ぶという筋立てで、上記の箇所は犯人がハンス・グロッスという人の「予審判事のための犯罪科学便覧」という本からヒントを得て犯罪を行ったと、主人公の探偵が謎あかしをする場面です。
世田谷事件も、犯罪学レベルの知見が用いられているのでは、という気がしてきました。
投稿: 森 | 2014/12/29 20:34
この事件とは別ですが、つい先日あった殺人事件で逮捕された犯人は、現場の住宅にあったリンゴを何個も芯まで食べ尽くしていて、その食べかすに残っていた唾液などのDNAから犯人が特定されたと言うニュースがありました。
なんとなく、その事件の犯人の行動がこちらの事件の犯人と似ているな、と思いました。世田谷の犯人も現場の住宅の食べ物などを食べ荒らしていましたよね。
世田谷の犯人像を推理するにあたって、先に述べた事件の犯人の心理や生活状況から何か共通点が見出だせないかな…と思いました。
投稿: | 2014/12/30 02:34
いや、やはり浴槽に書類を入れたのは何かの暗証番号を
推測するためでしょう。
右手をケガして血がたくさん書類について読みにくくなったので読みやすくするため浴槽に入れたんでしょう。
暗証番号推測なので数字のところだけサッと読めればいいので、長い文章を時間をかけて読む必要はないと思ったん
でしょう。
引き出しが目的なら書類を浴槽にいれずに床にでもぶちまければいいだけですし、書類を読めなくすることが目的なら待ちかえったり破ったりするでしょうし
投稿: でぃっく | 2014/12/30 09:00
もう犯人は別件逮捕されてるんじゃないでしょうか?
すでに刑務所にいるような気がします。
いかなる理由であれこのような行為を平然とやれる人物が平穏な暮らし営めるとは到底思えないからです。
投稿: CHAGE | 2015/01/03 07:48
こんばんは。今回は犯人が希少なDNAを持っていることについてお知らせします。メディアやWikipediaでは南欧系とありますが正確とは言えません。現在判明のmtDNAハプログループH15型はスコットランド、ウェールズ、ドイツ、ポーランド、オーストリア、北イタリア、デンマーク、ツングース(満州からロシア領のシベリア・極東)イラク、イスラム教ドゥルーズ派(レバノンに多い)、アルメニア、中央アジア(トルクメニスタン)、イランと北インドに見られる珍しい亜系統と言う。またクルド民族には比較的顕著である。
投稿: 事件解決を望む者 | 2015/01/24 23:58