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2014/12/31

世田谷一家殺害事件再考その128(初動捜査にミス?)

12/30の産経新聞の報道で警視庁関係者が初動ミスを認めるような報道があったのでメモしておく。

要約すると
1)現場に大量に残されていた犯人の遺留品などの物証が、捜査本部内の雰囲気を楽観的にさせてしまった。
  犯人の指紋、掌紋、血液といった身元特定に直結する有力な物証も豊富に残されていた。
  捜査線上に重要参考人が浮かべば、すぐに犯行が断定できるという状態が、捜査員を油断させた。

2)事件直後の1月、現場付近を1軒ずつ聞き込むローラー作戦をきめ細かく展開するため、多くの機動隊員を投入した。
  しかし、現場ではこんな声もあったようだ。
  「一度話を聞いた家にも、何度も何度も足を運び、信頼関係を築いて、話しにくい近所の噂などを聞き出すのが本来の聞き込みだ。警察官だからといって、誰にでもできるわけではない」

「下町よりプライバシーの意識が高い世田谷という地域性も、聞き込みをより一層困難にするのに、捜査のプロ以外を投入したのは間違い」

3)平成18年5月には、信じ難い不祥事も発覚した。初動段階から成城署捜査本部で聞き込み捜査を担当していた同署生活安全課の警部補が作成した捜査報告書35通が、全くの虚偽の内容だった。「住民の協力が得られなかった」のが理由。

内容としてはこの3点ですね。
もちろん、刑事や検察など捜査関係の門外漢である私が言うのもなんだけど、感想を言わせてもらうと。
1)についてはなんとなく、分る気もする。
多分、怨恨、もしくは金目当ての強盗殺人事件で指紋が出ていると考えると、容疑者は直ぐに挙がると考えていたのかもしれませんね。

実はこの話は入江杏さん著の「この悲しみの意味を知ることができるなら(世田谷事件・喪失再生の物語)」でも当初の捜査本部の読みとして正月が明けて金融機関が動き出せば解決されると見込んでいた様子がうかがえる記述があります。

もちろん、初動捜査が重要である事は変わらない。これについては元警察庁刑事局長・元警視庁副総監の岡田薫さんが著書
「捜査指揮(判断と決断)」の始めで神戸大学院生殺人事件を例として「初動は警察の命」としてページを割いています。

2)については、微妙な所かなと思いますが・・・結局、現場の事を上層部が知らないと言う事なのかな?
民間会社の管理職なら、仕事が無い人員がいれば、その人員を有効に活用する為、適正を考慮して手が足りない部署に移動するなり、応援に出すと言うのは当然、行われる事なんですよね。

この事件については、適正を見誤ったと言う事なんでしょうね。
事件報道などでは「捜査員何人を投入して捜査している」なんて報道されますから、人数を掛ける事でそのあたりの印象を良くしたいと言う事もあるかもしれませんね。
あるいは、「それ」を承知の上でのトレードオフ的判断だったのかもしれませんが・・・・

3)はこの事件の事を追っている人間なら、誰でも知っている有名な事件です。
これも、組織の限界と言う事なのではないか?と思いますけどね。
沢山の人員を投入すれば、その中には適正を欠く人がいると言うのも仕方ない気がします。
だけど、警察とか検察とか言う「信頼されなければならない組織」の中では致命的ですね。

本来ならば、時間をかけて、適材適所へと配置されているはずなのですが、この事件でも2)と同じように、急きょ、人員を集めて捜査に投入してしまった事の弊害なのかもしれません。

この問題を起こした警部補だって、それまでは問題なく生活安全課で仕事をしていたんでしょう?

とは言え、繰り返しになるけど「あってはならない事」なんですよね。

前述の「捜査指揮(判断と決断)」の中で「ハインリッヒの法則」を引き合いに捜査の危うさを検証してますね。
もともと「ハインリッヒの法則」は労働災害についての法則です。
1件の重大事故の裏には29件の軽微な事故があり、さらにその裏には300件のヒヤリ、ハットの事案が隠れている。
と言う事で、神戸大学院生殺人事件の被害者殺害に至るまでに、いくつもの小さなミスがあったのではないか?と検証されています。

「住民の協力が得られなかった」と言うのは他の捜査員も条件は同じだったと思います。
偶然、この人の担当区域だけその数が多かったと言う事もあるかもしれませんけどね。
正直に報告していれば、管理職なら別のベテランに変えるとか、他の方法を考えたと思います。

問題は「正直に状況を報告できない雰囲気があった」とか、「状況を報告しても、打開策を講じてくれなかった」と言う事があったのかもしれません。
結果だけを見てしまうと、この担当者に問題があったと言う事に見えそうだけど、本当にそうなのか?は当時の現場を知る人間にしかわからないでしょうね。

実際の事件でも似たような事件はありますよね。
今年5月に起きた「JTB遠足バス手配忘れ事件」は
JTBの社員(30)が高校の遠足用に依頼されたバスの手配を忘れてしまい、ミスの隠蔽の為に遠足の前日に生徒を装って、遠足中止を要求する手紙を高校に届けたが、遠足は中止されず、ミスが発覚したと言う事件でした。

今年の年末報道はこれが最後かな。
あとで別途、2014年度年末情報はまとめる予定です。

参考リンク
捜査指揮ー判断と決断ー
JTB遠足バス手配忘れ事件
この悲しみの意味を知ることができるなら―世田谷事件・喪失と再生の物語

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東京都荒川区西尾久5歳男児13階転落死事件

12月29日(月)午後11時15分ごろ、東京都荒川区西尾久のマンション敷地内で、このマンションの13階に住む男児(5)が頭から血を流して倒れているのを父親が発見する事件が起きている。
男児は部屋の窓から転落したとみられ、病院に運ばれたが間もなく死亡したとの事。
警視庁尾久署は30日、数日前に男児の首を絞めたとして、発見直前まで部屋に一緒にいた母親(34)を殺人未遂容疑で逮捕、死亡の経緯についても詳しく事情を聴いているとの事。

同署によると、男児は両親と3人暮らし。父親が29日午後11時ごろ、近くの会社に忘れ物を取りに行くために外出。約10分後に帰宅したところ、部屋に母親だけがおり、男児は寝室の窓の真下の地面に倒れていたとの事。

父親は同日午後2時ごろ「母親が精神的に不安定で子供への対応に問題があるので入院させたい」と電話で同署に相談したが、詳細な住所などは伝えていなかった。同署は父親に病院を紹介していたとの事。

男児の死亡後、母親が23日午後5時ごろ、荒川区内のホテルで男児の首をひものようなもので絞めて殺害しようとした疑いが浮上したため、殺人未遂容疑で逮捕したとの事。
調べに対し「本当に覚えていないし、ひもは持っていない」と否認しているという。
母親は精神科に通院しているといい責任能力の有無についても慎重に調べるとの事。

ちょっと時系列
12/23 17:00頃 荒川区内のホテルで男児の首をひものようなもので絞めて殺害しようとした疑いあり。
12/29 14:00頃 夫が妻について精神的に不安定の為、入院させたいと警察に電話。
12/29 23:15頃 男児が頭から血を流して取れているのを父親が発見。搬送後に死亡。
12/30      23日にホテルで男児の首を絞めて殺害しようとした疑いで逮捕。

こんな事件ですね。
今の段階では事故の可能性も否定できません。
いろいろな面で難しい事件になりそうです。

亡くなった男児のご冥福をお祈りします。

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2014/12/30

世田谷一家殺害事件再考その127(特番とプロファイリング)

12月28日に特番があって、そこでFBIのプロファイラーがプロファイルしたそうな
私は番組を見てないのですが、ググった情報をメモしておきます。

1)キッチンに犯人の唾液がついたコップが置かれていた。

2)礼君の殺害の可能性あり(刃物が折れてしまった為)

3)柳刃包丁が使われた事件は動機に強い怨恨のある可能性があることで意見が一致した。

4)目撃証言証言と事件が関係している可能性が極めて高い、殺害時刻よりも不審な男がいたという事実を重要視すべきとした。

5)「被害者夫婦のどちらかが○○に出入りしていたことはないか?」といった質問を被害者姉に投げかけます。「○○」の部分は、放送上ピーという音が入り、その内容は伏せられました。しかし、被害者姉には心当たりがあったようです。

6)犯人の止血方法が軍隊で使われている方法。

7)犯人像
 ・20代半ばの日本人
 ・宮澤家の顔見知り
 ・メンタル面で問題を抱えている
 ・強い怨恨

こんな所かな。
1)のコップの件はこれまで報道されていない情報だと思います。

2)については疑問だね、現場には3本の刃物があり、刃が折れていたのはその内の1本です。
それは、刃が折れた後に別の刃物に持ち替えたと言う事だと思うけどな・・・
2014/12/30追記と訂正
さっそくコメントをいただきました。

番組では殺害に使われた包丁は2本としており、キッチンの同じ場所にあったとしています。3本目の存在有無には全く触れていません。
元FBI捜査官の見立てでは、犯人は顔見知りで来客として上がり、リビングで上着を脱ぎ、隙を見て、持ち込んだ柳刃包丁で1人目(ご主人)を殺害したが折れたので、被害者宅にあった文化包丁に持ち替えて、2人目3人目(奥様、女児)を殺害 その包丁も曲がってしまい使用不能となったので、4人目(男児)を絞殺という筋書きです。


なるほど、これなら、包丁が使えなくなった為に最後に礼君を絞殺になる説明になりますね。

3)怨恨説はこの事件の犯行状況から当初から言われている物ですね。

4)目撃証言が重要である事は変わらないでしょうね。しかもこの事件では犯行時刻も厳密に特定されないですし。

5)ここは正直な所、一番の疑問点です。
 ピーで伏せられているんですが・・・7)の犯人像から考えて「メンタル面」と言う事を指摘されているのかな?
と推測しますが、この「メンタル面」と言う言葉が大きな問題を含んでいます。
私もこの言葉は頻繁に使います。それは、ネットが公共の場であると言う事を配慮した結果です。
その意味でTV放送も公共の電波なので、同じ配慮があっただろうと言う事は判るのですが・・・

何が問題かと言うと、「メンタル面」と言うのは「幅が広すぎる」と言う事ですね。
それに、外見からでは判断できない事ですし、殺人衝動などは他の人にはわかりませんからね。
つまり正常に見える人間にも「メンタル面」の問題はあると言う事が抜けています。

それから、2007年の犯人の血液分析の結果、「覚せい剤や抗精神薬などの薬物も検出されなかった」と報道があります。
それからすると、このプロファイルの「メンタル面」の問題を持つ犯人は「治療を受けていない」と言う事になり、プロファイルと矛盾するような気がしますけどね・・・

6)以前から言われている事で新しい物ではないですね。番組では「自衛隊」と言う言葉(テロップ)も出たようですが、これは間違いでしょう。軍隊経験者を指すものであって、日本の軍隊組織は自衛隊しかないですから、番組担当者が短絡的に「自衛隊」と言う事場に言い換えただけかと思います。それに国内だとボウイスカウトと言う話も一部に報道で出てましたね。

7)犯人像については、
 ・年齢については、以前の警視庁のプロファイルとあまり変わらないですね。警視庁プロファイルは10代から20代中ごろ
 ただし、「日本人」と言うのは微妙、DNA鑑定の結果、混血である事が解っている。
 なので、ここは、日本で生まれ育った人間とか、日本に長く生活している人間とみるべきかな?

2015/01/04 訂正
混血か?と言うと断定できませんね。私の思い込みでした。で2006年10月DNA鑑定の結果では

犯人像として、アジア系民族は歴史的に中央アジアなどの欧州系民族と混血を繰り返してきた中国人など大陸系アジア人の方が、島国の日本人よりも確率が高く、犯人像について、第1にアジア系外国人、第2に日本人でも、母親や祖母の代の比較的近い時期に外国人との婚姻があった混血-との推定に至ったとしている。

「過去に例がない捜査」(捜査幹部)で、かなりさかのぼった祖先が混血だった可能性も排除できない難点もあり、捜査幹部は「純粋な日本人の犯行の可能性も捨てず幅広く捜査する」としている。

と言う事で第1がアジア系外国人、第2が混血、しかし、純粋な日本人の可能性もあると言う事ですね。

 

 ・顔見知り説は玄関侵入説とセットで以前から言われている事です。
  スリッパのDNAとガレージの染料もそれを補強する情報ですね。

 ・メンタル面で問題と言うは先にあげた通りですが、警視庁のプロファイルでも「犯罪嗜好癖あり。」としてますから
  これが「反社会性人格障害」とみれば、それも「メンタル面」の問題とも解釈できるのでは?

 ・強い怨恨と言うのも、以前からいわれている事ですね。

今回の特番で一番の収穫は1)のコップの件ですね。
これまでの報道では犯人はペットボトルのお茶を飲んでいるのですが、コップを使ったと言う報道は無かったと思います。
私はてっきり「ラッパ飲み」かと思ってました。アイスを素手で食べてますからね。
お茶はコップを使うのに、アイスが素手と言うのは新たな疑問ですね。
しかし、そうか、お茶をコップで飲んだとは限らないんですね。

プロファイリングと言えば、やはり、欧米が本場なので、番組的にはFBIの大御所を連れてくるのが企画の目玉だったのだろうと思います。
プロファイリングは科学的な根拠に基づいた物なので、私自身も否定はしないのですが・・・
問題はその根拠が日本の情報を元にしているのか?と言う所ですね。
日本とアメリカでの地域差と言うのが無いのか?気になる所です。

でも、ここ数年は簡単な年末情報だけになっていたこの事件も、改めて特番で紹介されたと言う事の意味は大きいでしょうね。
この番組をきっかけに事件当時の事を思い出す人が増えたり、情報提供が増えるのであれば、それは良い事ですからね。

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2014/12/28

埼玉県さいたま市見沼区7歳男児虐待事件

12月26日、埼玉県警は同居の男児(7)に暴行を加え、頭部などに大けがを負わせたとして、さいたま市見沼区東大宮3丁目の無職男性容疑者(41)を傷害の疑いで逮捕する事件が起きている。

男児は意識不明の状態で病院に運ばれた。「返事をしなかったので腹が立った」などと容疑を認めているとの事。

大宮東署によると、容疑者は26日午後0時半ごろ、自宅で足払いをかけて男児を転倒させたり、腹を殴ったりするなどの暴行を加え、硬膜下血腫などの重傷を負わせた疑いがある。

容疑者は暴行後、「子どもが棚から落下し、意識がない」と自ら119番通報をしたとの事。
男児については「自分の息子」と説明しているとの事。

こんな事件です。
お酒にでも酔っていたのかは判りませんが、その後、119番通報してますから、「やりすぎた」と言う意識はあったんでしょうね。

子供を殴っても「しつけ」にはなりません。殴る前に一度深呼吸してみましょう。

男児の回復をお祈りします。

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高知県香南市野市町3歳女児布団巻き窒息事件

12月26日、自宅で3歳女児の両手を粘着テープで縛り、布団でぐるぐる巻きにするなどしたとして、高知県警香南署は、母親の女性EM容疑者(27)ら女2人(いずれも高知県香南市野市町)を暴行容疑で逮捕する事件が起きている。

女児は25日(木)、搬送先の病院で死亡が確認され、司法解剖の結果、死因は窒息死と判明したとの事。
県警は、2人が死亡させたとみて、傷害致死容疑に切り替えて調べるとの事。

発表では、死亡したのは長女。他に逮捕されたのはEM容疑者の内縁の夫の妹で、無職YH容疑者(23)。
2人は容疑を認め、「いたずらを注意したが、聞かなかったのでやった」と供述しているとの事。

EM容疑者は、長女と次女、YH容疑者と一緒に民家で生活。
両容疑者は25日午後2時頃、長女(3)の両手を縛り、畳の上に敷いた布団に投げつけるなどした疑い。
YH容疑者が同日午後4時50分頃、119番し、発覚した。県警は、布団の中で呼吸ができなくなったとみているとの事。

県と高知市によると、県中央児童相談所(高知市)は2012年2月、両親の養育力不足を把握し、長女を乳児院で保護。13年3月に「家庭が落ち着いた」として措置を解除した。高知市内の自宅に戻った後、家庭訪問などを繰り返し、両親を支援した。

長女の妹を含めた家族は今年11月中旬からYH容疑者の自宅で暮らしていた。今月9日に市職員が両親と面会した際には、長女の体には虐待の痕はなかったとの事。

こんな事件ですね。3歳だから言う事を聞かない事も多いでしょうね。
それに対して、体罰で対応しても、それがその子にとって、あるいは親子関係にとって正しい対応か?と言うと疑問のある所ですね。

犯行は午後2時、両手を縛り、布団の上に放り投げたのは、それなりに配慮があったんでしょう。
しかし、布団でぐるぐる巻きにしてしまうのはちょっとやりすぎです。
布団に放り投げただけなら、窒息しなかったでしょう。
そして、気付いたのが3時間ちかく経過してからです。

多分、女児の近くには居なかったし、女児の状態を確認したりもしなかったのでしょう。
異変に気付いて救命処置をしていれば、あるいは死亡しなかったかもしれません。

そんな事になるとは思わなかったのでしょうけど・・・小さい子から目を離さないのは、基本ですね。

亡くなった女児のご冥福をお祈りします。

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2014/12/25

広島県広島市中区家族3人殺傷事件(自己増幅する恨みの時限爆弾?)

12月23日(火、祝日)午後0時25分ごろ、広島市中区大手町5のマンション3階に住む会社員男性(52)宅玄関先で、高校3年の次男(18)が訪ねてきた少年(18)ともみあいになり、少年が持っていたナイフ(刃渡り約12.5センチ)で顔を切られ、腹を刺される事件が起きている。

止めに入った男性と妻(51)も頭や背中などを切りつけられ、中学3年の次女(15)が「人が入ってきて親が刺された」と110番した。

騒ぎを聞いて駆け付けたマンションの住人男性(38)が少年を3階通路で取り押さえ、広島県警は殺人未遂容疑で現行犯逮捕したとの事。

市消防局によると、3人は病院に搬送され、男性と次男は重傷、妻が軽傷とみられる。いずれも命に別条はないという。
次女にけがはなかったとの事。

会社員男性(52)が頭や背中を切られたほか、高校3年の次男(18)が腹を刺されるなどして重傷。妻(51)も顔などに軽傷を負ったとの事。

県警広島中央署によると、逮捕された少年は同区の高校3年。「ナイフで傷つけたことは間違いない」と容疑を認めているとの事。

少年は次男とは小学校の同級生といい、現在は別の高校に在籍しているとの事。
少年は「小学生時代に取られた金を取り返しに行った」と供述しているというが、次男は過去の金のやりとりなどを否定しており、同署が詳しい動機を調べているとの事。

被害に遭った家族は両親と次男、次女の4人暮らし。現場は広島市役所の西約200メートル。

捜査関係者によると、少年は、小学校の同級生だった次男について「死んでもいいと思った」などと供述。現場のマンションまでは自転車で行ったとの事。

さてこんな事件ですね。
今の段階では情報が不足しているのでなんともいえません。
容疑者少年と被害者少年の証言が食い違っているのでこのあたりは、今後の捜査を待つ事にしましょう。

なんていうか、過去の似た事件を例に取ると
2006年5月の山形民家襲撃事件では24歳男性が小学校高学年の時、3つ年上の被害者に「性的いじめ」を受けた事を15年間、恨み続けて、未明の午前3時55分頃、被害者宅に4年前に購入したブラックニンジャソード(全長70センチ、刃渡り45センチ)を持って侵入、現場に居合わせた27歳男性の父親60歳を騒がれて殺害、27歳男性を殺害、同じく居合わせた27歳男性の母親も切りつけて重症となった事件です。

事件後、24歳の犯人は現場から1.5キロ離れた山中で手首を切った状態で発見され、逮捕された。

こんな事件を連想しました。

人の恨みや憎しみと言うのは、時間の経過とともに薄れていくのが普通なんだろうと思います。
しかし、場合によっては、長い年月を経てその間に自己増幅されて、殺人事件になってしまうような場合もあるんですよね。

今回の事件では容疑者の言う金銭トラブルを被害者が否定していますが、これも、長い年月の中で容疑者の曲解、あるいは記憶の改変があったのかもしれません。

このあたりは、容疑者のその後の生活環境によってかなり影響を受ける部分ですね。
もし、自分の生活や境遇に不満がなければ、昔の恨みは消えて、こんな事件は起こさなかったかもしれません。

詳しい事は続報を待ちましょう。

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2014/12/23

滋賀県甲賀市GSタイヤ破裂死亡事故

12月22日午後4時50分ごろ、滋賀県甲賀市水口町北脇、国道1号沿いのガソリンスタンド「エネクスフリートルート1水口店」で、店員の男性(49)=同県湖南市正福寺=が、大型トラックのタイヤに空気を入れていたところ、タイヤが破裂。その衝撃で男性はあおむけに倒れて意識がなくなり、搬送先の病院で死亡が確認される事故が発生している。

滋賀県警甲賀署によると、死因は破裂の衝撃による「大動脈解離」とみられる。当時、ガソリンスタンドには店員や客ら数人がいたが、他にけが人はなかった。同署で事故原因を詳しく調べている。

同署によると、男性はトラック助手席側の後輪タイヤ(直径約80センチ)に、空気をエアコンプレッサーで入れていて、タイヤが突然破裂。音を聞いて駆けつけた別の男性店員が、あおむけに倒れている男性を見つけ、119番通報したとの事。

タイヤ破裂事故と言うと2013年4月の陸上自衛隊大宮駐屯地タイヤ破裂死亡事故を思い出します。
身近なタイヤですが、破裂すると場合によって死亡する事もあると言う事を覚えておきたいですね。

しかし、テクノロジーでは解決できないのかな?破裂しないタイヤは開発できないのだろうか?
あるいは、安全に破裂するタイヤかな。

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世田谷一家殺害事件再考その126(身長修正)

東京都世田谷区で2000年、会社員宮澤みきおさん(当時44)の一家4人が殺害された事件で、警視庁は犯人の身長をこれまでより5センチ低い「170センチ前後」とする新たなチラシを作成し捜査員らが21日、現場近くの駅などで配ったとの事。

成城署捜査本部は従来のチラシで、犯人の身長を「175センチ前後」としていたが、遺留品のヒップバッグから、犯人がより小柄である可能性が出てきたという。捜査本部によると、ヒップバッグはベルトの全長が83センチ。腰に巻くと、ウエスト70~75センチに合う長さに調節されていたとの事。

これまでは、現場に残されたLサイズのジャンパーやシャツ、27・5センチの靴跡などから、犯人を175センチ前後と推測していた。捜査幹部は「ヒップバッグを考慮して、犯人像に幅を持たせることにした」と説明する。
小田急線成城学園前駅でチラシを配った捜査1課長は「いまだ解決に至っておらず申し訳なく思う。ささいな情報でも寄せていただきたい」と話したとの事。

情報は捜査本部(03・3482・0110)。

身長が5センチ低い「170センチ前後」と修正ですね。
確かに、犯人の身長を直接示す証拠は無かったと思います。
なので現場に残されたLサイズのジャンパーやシャツ、27・5センチの靴跡から175センチ前後と推定していたわけですが、ヒップバッグのベルトの長さ83センチから、腰に巻いた時にフィットするサイズがウエスト77から75センチなので、もう少し身長は低いかもしれないと言う事になったと言うのが文章から読み取れますね。

まー私としては、あまり、犯人の身長を考えた事は無いのですが、怪しい人は怪しいで良いと思います。
まずは、事件発生日に自分はどこで何をしていたのか?を思い出す事から始めたら良いと思いますね。

あの日、そういえば、現場の近くにいたな・・・から何か、思い出した事があれば、捜査の手がかりになるかもしれません。

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2014/12/14

世田谷一家殺害事件再考その125(未明逃亡説急浮上)

さて、いよいよ12月、年末情報の第一弾として、未明逃亡説が発表されました。

東京都世田谷区で平成12年12月、会社員の宮沢さん一家4人が殺害された事件で、事件発生翌朝の可能性があるとみられてきた犯人の逃走時間帯について、警視庁成城署捜査本部が同未明の可能性も視野に捜査しているとの事。

捜査本部が宮沢さん宅のパソコンのインターネットへの接続履歴を再検証し、犯人によるものとみられていた翌朝の接続が誤作動だった可能性が浮上したとの事。

捜査関係者によると、事件は12月30日午後11時半ごろに発生したとみられ、隣の家に住んでいた妻、泰子さん=当時(41)=の母親(故人)が、31日午前10時50分に4人を発見した。パソコンに31日午前1時18分ごろと同午前10時ごろの計2回接続履歴があったことから、捜査本部はこれまで、犯人が犯行後、翌朝まで10時間以上にわたって住宅にとどまり、逃走したとみていた。

だが、4人の発見時、パソコンのマウスが机の下に落ちているなど不自然な点があり、捜査本部が同じ機種で検証した結果、このパソコンはマウスが落下した衝撃でもインターネットに接続する場合があることが判明したとの事。
第一発見者の泰子さんの母親が触れるなどしてマウスが落下してクリックされ、接続した可能性が浮上したという。

しかし、(1)2回目の接続はサイトを移動しないまま約4分後に切断(2)発見時にマウスが机から落ちていたなどの不審点があったため、同機種で再検証したところ、マウスが落下した衝撃などで自動的に接続する場合があることが分かった。

1回目の接続の際は空フォルダーを作成したりサイトを閲覧したりした形跡があるため、捜査本部は犯人がパソコンを操作した午前1時18分以降に逃走したとみているとの事。

とこんな所ですね。
要点だけまとめると
1)1回目のネット接続はマウスが2回クリックされている為、犯人によるもの
2)2回目のネット接続はマウス落下(第一発見者が無意識に落下させた物)による誤動作、つまり犯人による物ではない。

犯人の早期逃亡説はこのASKAの事件簿でも今年初めまで、2年ほど考えていた物です。
最終的に昨年の年末情報の3D現場再現模型から、コンセントが抜ける要素が無かった為に可能性が薄いと判断していました。

そう、今回の報道ではこの「コンセント問題」が全くスルーされているのに驚きました。
つまり、コンセント問題は何等かの形で解決されたと言う事ですね。
(コンセント問題:遺体発見時、PCのコンセントが抜けていたと言う情報、ASKAの事件簿的には、第一発見者が遺体発見時の動揺でコンセントを無意識に抜いてしまったと推測していました。)

コンセント問題が解決された理由を推測すると
A)PCのコンセントが抜けていたと言う情報自体が誤報だった。
B)コンセントが抜けても動作するタイプ、つまりノートPCだった。
C)PCは2台あって、1階のPCのコンセントは抜けていなかった。

このあたりは、考えても正解は出ないでしょうね。
(報道情報を元に推理する事の限界を感じますね)

今回の報道でのポイントは
かならずしも、長期滞在説は否定されていない。しかし、1回目のネットアクセスの1時18分以降に逃亡している可能性も否定できない。現在は未明に逃亡した可能性も視野に捜査をしている。

もし、犯人が1時18分以降の早期に逃亡したとしたら、逃亡手段に直接電車、バスなどは使えない事になる。(時間を待って使う事はできるが、どこで待つのか?が問題)
時刻情報は今年の年末情報が出きった所で再度考えてみようと思います。

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2014/12/10

静岡県浜松市東区子安町女性介護士殺人事件その2(流れと動機)

Photo

事件から1週間以上が過ぎたけど、パッタリと続報がなくなりました。
とりあえず、情報が少ないのですが、いつものように妄想チックに考えていきたいと思います。
今回は犯行の流れから事件の動機を考えます。
まずは、報道情報を元に私が作成した現場見取り図です。(想像図)
現場はグーグル先生のストリートビューが現場の前の通りをカバーしていますので、調べれば現場の詳細情報を知る事ができます。

見取り図を作るのに時間が掛かってしまったので手短に書きます。

さて、犯行の流れとして、基本的に道路方向から玄関に向かって徒歩で被害者が移動、玄関脇にある、郵便受けにフリーペーパーを投函後に犯人に襲われると言うの犯行の流れになります。

問題はこの流れに対して、犯人が襲撃する方法が3つあります。そしてポイントは遺体の位置です。
遺体は引きずられた跡がありません。(つまり移動されていない)
A)待ち伏せ
B)後追い
C)偶然の遭遇

A)待ち伏せ
見取り図の左側の植え込みの周辺で待ち伏せて、被害者を襲う場合です。
投函して後ろを見せた時に近づき、道路側に向きを変えた瞬間に襲撃したと思われます。

しかし、この場合、遺体の位置が不自然じゃないかな?と思うわけです。
横から襲ってますが、右手にナイフを持てば、首の前面を刺すことが可能でしょう。
被害者から見て、右手側に犯人、前面にナイフ、首に激痛があったので、反射的に後ろの玄関側に逃げるのではないか?
と言うのが疑問です。

犯人が被害者の腕などをつかんで、植え込み側に移動させた可能性はありますけどね。

最大の問題は、この場所で待ち伏せる事が可能なのか?と言う点にありますね。
この日、この時間に被害者がここに来る事を予見できたのか?
アルバイトだから、ある程度、定期的にあるだろうと言う事は予想できますが・・・
しかし、今週中に配布と言う形だったら、この日に来るとは限らないわけですよね。

それに、近所に住宅が沢山あって目撃されるリスクはあったと思いますね。

B)後追い
遺体の位置としては、こちらの方が説明しやすいかもしれません。
しかし、位置的に犯人の接近を被害者が察知する可能性が高いので、防御創が無い事の説明が難しいです。
被害者が郵便受けに向かって移動中に後ろから、足音を消して近づき、投函後、通り側を向いた瞬間に犯人に襲撃された場合ですね。
被害者は正面の犯人から逃げる為に後ろか横に逃げるしか無いですが、左手側と後ろは行き止まりですから、植え込み側に逃げたと考えれば、遺体の位置が説明できます。

防御創が無いと言う報道が正しいとも限りませんけどね。
事件報道では誤報がつき物ですし、正式に訂正される事もありませんから、後の報道で「防御創がありました」と言う事になってもおかしくは無いですね。

しかし、夜とは言え、被害者の後を尾行するのは、寂しい場所では難しいと思います。

C)偶然の遭遇
これは、A)の場合もB)の場合も、犯人がもともと、被害者を襲う計画ではなかった場合です。
偶然の遭遇で犯人が咄嗟に被害者を持っていた刃物で刺した場合を想定しています。

次に動機を考えます。
1)殺害が目的の場合
A)B)の場合ですね。C)は必然的に除外されます。
最初から殺害する事が目的なので、A)待ち伏せ、B)後追い、どちらも可能性があります。

1-1)怨恨の場合
 今の段階では、怨恨については可能性が低いかな?と考えています。
理由は、怨恨の場合、ほとんどの場合、事前にトラブルがあるはずですよね。
だとすれば、家族や同僚にトラブルの内容を話していると思います。
そして、携帯電話も犯人と通話している可能性があります。(携帯電話は現場に残っています)

それともう一つ、犯行がキレイすぎると私は考えています。
怨恨の場合はかなりの恨みがあるはずです。怒りが爆発して犯行に及んでいるはずなので、もっと、殴ったりメッタ刺しにしてしまうのではないか?と思うわけです。

もし、怨恨が動機なら容疑者は絞り込まれているでしょうね。

1-2)ナイフマニアによる襲撃
 なんとも言えない所ですが、時々、ナイフの切れ味を試したいと言う人が出てきます。
この事件では凶器の刃物が発見されていませんから、犯人が持ち去った可能性があります。
しかし、この場合もナイフの切れ味を試すには傷が少ないような気がしますね。

1-3)衝動殺人、誰でも良いので人を殺してみたかった場合
 こんな事件も時々、起きますね。
これについても、傷が少ないのと、死因が失血死でもしかすると、死亡を確認する前に犯人が逃亡している可能性がありますね。
ただ、それにしては、場所がちょっと寂しくないかな?と、もっと人が多い場所でやるんじゃない?と言うのが疑問です。

2)殺害以外が動機の場合
C)の場合になりますが、流れといてはA)B)になります。
2-1)金目当ての強盗
 刃物で脅して、金を出させるつもりだったが、被害者が騒いだ為に喉を刺したと言う所かな。
騒がれたので複数回刺したけど、殺意は無く、死亡を確認する前に逃亡した。
この為、現金は現場に残っている。

2-2)暴行目的
 これも、上と似たような流れですね、暴行しようとしたが、騒がれたので刺して逃げた場合。

2-3)口封じが目的の消極的襲撃
 犯人にとって都合の悪い物を見られてしまった犯人が、目撃者である被害者を襲った場合。
現場の家に入ろうとした窃盗犯と偶然、鉢合わせした場合かな。
夜間、就寝中に家屋に侵入して金品を盗む「忍び込み」の発生が10月以降、静岡県内で急増している。
と言うニュースもあって、気になるところですね。

2-4)錯乱状態での犯行
 危険ドラッグや覚せい剤などを使用して、錯乱状態で犯行を行った場合なども考えられますね。
しかし、この場合は犯人に正常な判断力が無いと思われるので、証拠が残っていると思います。

今の所、偶発的遭遇で怨恨以外の殺害目的か殺害以外が動機なのでは?と考えています。

実際の犯行の流れは、血痕の位置、被害者のバッグの位置、足跡の位置などから警察は掴んでいると思います。

犯人逮捕に期待しましょう。

最後に皆さん、コメントありがとうございます。
時間がなくて、返信できませんでした、ごめんなさい。

参考リンク
静岡県浜松市東区子安女性介護士殺人事件

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2014/12/04

石川県国道8号連続通り魔事件

12月4日(木)未明、石川県白山、野々市、金沢各市の国道8号で、車を運転していた30~50代の男性3人が、車で前方に割り込んできた男から暴行を受けたり、刃物で切り付けられたりしていずれも軽傷を負う事件が3件連続して発生する事件が起きている。
男は逃走しており、県警は同一犯による連続通り魔事件と見て傷害と殺人未遂の疑いで調べているとの事。

県警白山署によると、
4日
0時15分頃、同県白山市乾町の国道8号で、同県能美(のみ)市の50代会社員男性が乗用車で走行中、追い越し車線から前に割り込んできた車の男から「けんかしたい。ぶっ殺すぞ」と車外に引きずり降ろされて殴られ、顔や頭などを打撲した。

0時40分頃、北東に約1キロ離れた野々市市蓮花寺町でも、運転中の野々市市の30代会社員男性が因縁を付けられ、棒のようなもので殴られ、頭などに刺し傷を負った。

0時45分ごろには、金沢市森戸2でも、運転代行業の40代男性運転手が、同様の手口で停車させられ、降りてきた男に運転席のドアを開けられ、「殺すぞ」などと言われ、刃物で頬を切り付けられた。

男は30~40代ぐらいで、身長約175センチで細身。
車は黒色のセダンだった。国道8号は石川県南部を走る通行量の多い主要道路。

警察は4日午後、白山市内のコンビニエンスストアの駐車場で車を発見し、所有者の男の身柄を確保した。
現在、事情を聴いているとの事。

さて、こんな事件ですね。
容疑者が確保されているので、そのあたりの事情を聞かないとなんとも言えないのですが・・・

田舎だったり、深夜だったりして、歩行している人が居なかったんでしょうね。
それで、通行中の車を見つけては暴行したんでしょう。

最初の事件では「ケンカしたい」と言っています。
まーそこまでは良いのですが、その後の2件では、どうも凶器を用意してるんですよね。
最初の事件は素手だったので、直前に何か感情的になる事があったのかもしれませんが・・・

なぜか、最初の1件では気が済まずに凶器を用意して2件目、3件目を行ってます。
凶器を用意したのは体力的に少し不安があったのかな?
そして「殺すぞ」と言っておきながら、全て軽症なので「殺意」は無かったのでしょうね。

ただのストレス発散にしては、ちょっと行き過ぎてます。
どんな理由があるのかは、これからの取調べによるのでしょうが・・・

結局、この人、同じ車にのったまま、最初の事件の白山市内に居たわけだから、そりゃあ、警察官の目にとまるだろうね。

酒にでも「酔っていた」のかな?

続報を待ちましょう。

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2014/12/01

静岡県浜松市東区子安町女性介護士殺人事件

11月29日(土)午前7時15分ごろ、浜松市東区子安町の民家敷地内で、静岡県警浜松東署員が、倒れている女性を発見する事件が起きている。
女性は死亡しており、近所に住む介護士、女性(50)と判明した。
首の前側に刃物で刺されたとみられる傷があったことから、県警は殺人事件と断定し、同署に捜査本部を設置した。

捜査本部によると、被害者は28日(金)21時過ぎ、情報誌を住宅の郵便受けに入れるアルバイトに自転車で出かけたとの事。

帰りが遅いことを心配した家族が付近を捜索したところ、午後11時半ごろに現場近くの路上で被害者の自転車を発見。
29日になっても被害者が帰宅しないことから同署に行方不明者届が出され、同署員が同日朝、自宅から500メートルほど離れた住宅の玄関先で被害者の遺体を見つけたとの事。

凶器は見つかっていない。被害者は情報誌を持った状態で倒れており、着衣に乱れはなかった。遺体が発見された住宅には当時、1人暮らしの70代女性がいたが、事件には気づかなかったとの事。

県警の調べで、被害者の携帯電話や財布が現場周辺に残されていたとの事。
財布には現金が残っていたとの事。

午後10時過ぎ、帰宅が遅いことを心配した夫(52)が携帯電話に連絡したが、応答がなかった。同じころに「女性の悲鳴を聞いた」との近隣住民の証言があり、県警は民家に配布中、襲われたとみている。

現場周辺や女性の衣類に引きずられた跡がないとの事。
浜松東署の捜査本部は女性が発見された民家の敷地内で何者かに襲われ、殺害されたとみて捜査している。

捜査本部は同日、女性の遺体を司法解剖し、死因を失血死と発表した。首前面の刺し傷が致命傷という。捜査関係者によると、傷は気道や頸動脈まで達しているとみられる。
もみあった形跡はないという。凶器はまだ見つかっていないとの事。

捜査本部によると、女性が死亡したのは情報誌配布のアルバイトのため外出した28日午後9時から、女性の乗っていた自転車を家族が発見した同11時半ごろまでの間とみられる。

付近の住民が同9時半ごろ、現場付近で情報誌を配布する女性を目撃している。同10時半ごろには立て続けに2度、「ギャー」という悲鳴や「助けて」との叫び声が聞こえたとの証言があり、捜査本部は事件との関連を調べている。

女性の遺体は敷地内の植え込み付近で、体の右側を下向きに倒れていた。近くにはバッグがあり、携帯電話や財布、情報誌が残されていたという。
民家から東に約50メートルの路上には女性の自転車が置いてあった。

捜査本部は引き続き現場検証や住民への聞き込みを行い、女性のトラブルの有無などを調べる方針。

現場の民家のポストに女性が配布していた情報誌が入っていたとの事。
浜松東署の捜査本部は女性が情報誌を投函して敷地から出ようとしたところを襲われた可能性があるとみて、詳しい状況を調べている。

捜査本部によると、女性は敷地入口と玄関の間の庭に倒れていた。ポストは玄関脇に設置されている。

さて、こんな事件ですね。
まずは時系列
28日
21:00過ぎ アルバイトの為、自転車で家を出る。
21:30頃  現場近くで情報誌を配布する被害者の目撃情報あり
22:00過ぎ 夫が被害者の携帯に電話するが、応答なし
22:30頃  「ギャー」「助けて」と言う悲鳴を聞いた証言あり
23:30頃  夫が被害者の自転車を発見、その後、29日になって行方不明者届が出される。

29日
07:15   倒れている被害者を発見

発見現場
被害者の自宅から500m離れた民家の敷地入口と玄関の間の庭に倒れていた。
女性の自転車は遺体発見現場から50mの路上に置いてあった。
遺体が発見された住宅には当時、1人暮らしの70代女性がいたが、事件には気づかなかった。
現場の民家のポストに女性が配布していた情報誌が入っていた。

遺体の状況
女性は敷地入口と玄関の間の庭に倒れていた。
女性の遺体は敷地内の植え込み付近で、体の右側を下向きに倒れていた。
近くにはバッグがあり、携帯電話や財布、情報誌が残されていた。
着衣に乱れは無かった。

死因と傷
死因は失血死。
首前面の刺し傷が致命傷、傷は気道や頸動脈まで達しているとみられるとの事。
もみあった形跡はない。凶器はまだ見つかっていないとの事。

こんな感じかな。
犯行時刻は最後の目撃情報の21:30頃から、自転車が発見された23:30までの間とみているか・・・
死亡推定時刻が出ても良いのだけど・・・微妙な感じですね。

傷の状況からすると、被害者の前に立って、刃物を振り下ろしたと言う所だけど・・・
防御創が無い理由が気になる。普通なら反射的に手でガードすると思うけどな・・・
夜だし、暗くて隠れていて不意を突かれた?

後ろ、または横から首に振り下ろしたとするなら、被害者に気付かれずに、防御層が無い事も説明できるかな。

一方で22:30頃の悲鳴をどう解釈する?
悲鳴を上げたのなら、犯人を目撃したのでは?
あるいは刺された後と考えれば矛盾が無いか?・・・

でも、悲鳴は2度だから、2度目は防御しそうなんだけどね・・・
この悲鳴が事件に関係が無いと言う可能性もある。

犯人はこの時間、この場所で刃物を持って被害者を襲ったのは間違いない。
刃物を用意していたのだから、計画的な犯行と言う見方もできるけど・・・
被害者はこのアルバイトは毎日行うのかな?それとも、決まった曜日に行うのか?
そして、時間は決まっていたのか?

このあたりの情報が無いので、計画的に被害者を襲ったのか?は今の段階では判断できる材料が無いかな。

しかし、計画的な殺人事件の犯行現場に選定するにはちょっとリスクが高いように思う。
現場の民家には家人が在宅中だった。70歳だから、灯りが消えて就寝中と言う判断ができるかもしれないけどね。
しかし、犯行時に被害者が起きているいるのか?寝ているのか?はその時にならなければ、判断できないのでは?
いつも、この時間に家人が就寝していたと言う情報を持ってないと、ちょっと犯行場所に選定できないのでは?

逆に、偶発的な犯行だとすると・・・
1)性的暴行目的
2)強盗、窃盗、ひったくり目的

しかし、これに対しては
1)着衣の乱れが無い
2)財布が盗まれていない
と言う事で否定する材料はある・・・が、それも必ずしも否定材料にならない場合がある。

つまり、1)や2)の目的で襲ったが、「悲鳴」をあげられてしまった為、焦った犯人が刺してしまった場合ですね。

あと、動機を考えるヒントになりそうなのが、「遺体が移動されていない」と言う点です。

もし、遺体が発見された結果、犯行を疑われる人物なら、事件を隠蔽するはずです。
しかし、この事件では、遺体は隠されていないので、少なくとも、遺体発見から犯行が疑われるような人物の犯行ではないかもしれませんね。

とは言え、これすらも、「あわてて逃げた」とか「怖くなって逃げた」と言う可能性があるので、結局、今の段階では、「何も言えない」と言う所ですね。

続報を待ちましょう。

参考リンク
静岡県浜松市東区子安町女性介護士殺人事件その2(流れと動機)

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