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2014/12/28

高知県香南市野市町3歳女児布団巻き窒息事件

12月26日、自宅で3歳女児の両手を粘着テープで縛り、布団でぐるぐる巻きにするなどしたとして、高知県警香南署は、母親の女性EM容疑者(27)ら女2人(いずれも高知県香南市野市町)を暴行容疑で逮捕する事件が起きている。

女児は25日(木)、搬送先の病院で死亡が確認され、司法解剖の結果、死因は窒息死と判明したとの事。
県警は、2人が死亡させたとみて、傷害致死容疑に切り替えて調べるとの事。

発表では、死亡したのは長女。他に逮捕されたのはEM容疑者の内縁の夫の妹で、無職YH容疑者(23)。
2人は容疑を認め、「いたずらを注意したが、聞かなかったのでやった」と供述しているとの事。

EM容疑者は、長女と次女、YH容疑者と一緒に民家で生活。
両容疑者は25日午後2時頃、長女(3)の両手を縛り、畳の上に敷いた布団に投げつけるなどした疑い。
YH容疑者が同日午後4時50分頃、119番し、発覚した。県警は、布団の中で呼吸ができなくなったとみているとの事。

県と高知市によると、県中央児童相談所(高知市)は2012年2月、両親の養育力不足を把握し、長女を乳児院で保護。13年3月に「家庭が落ち着いた」として措置を解除した。高知市内の自宅に戻った後、家庭訪問などを繰り返し、両親を支援した。

長女の妹を含めた家族は今年11月中旬からYH容疑者の自宅で暮らしていた。今月9日に市職員が両親と面会した際には、長女の体には虐待の痕はなかったとの事。

こんな事件ですね。3歳だから言う事を聞かない事も多いでしょうね。
それに対して、体罰で対応しても、それがその子にとって、あるいは親子関係にとって正しい対応か?と言うと疑問のある所ですね。

犯行は午後2時、両手を縛り、布団の上に放り投げたのは、それなりに配慮があったんでしょう。
しかし、布団でぐるぐる巻きにしてしまうのはちょっとやりすぎです。
布団に放り投げただけなら、窒息しなかったでしょう。
そして、気付いたのが3時間ちかく経過してからです。

多分、女児の近くには居なかったし、女児の状態を確認したりもしなかったのでしょう。
異変に気付いて救命処置をしていれば、あるいは死亡しなかったかもしれません。

そんな事になるとは思わなかったのでしょうけど・・・小さい子から目を離さないのは、基本ですね。

亡くなった女児のご冥福をお祈りします。

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コメント

高知県香南市で昨年12月、3歳女児の口に粘着テープを貼り、布団で巻くなどして死亡させたとして、傷害致死罪に問われた母親の無職EM(27)、同居していた無職YH(24)両被告の裁判員裁判で、高知地裁は6月22日、両被告にいずれも懲役5年6月(求刑・懲役6年)の実刑判決を言い渡したとの事。

裁判長は「女児を守るべき立場にありながら、女児とは関係のない対人関係のいらだちなどから女児に八つ当たりしており、身勝手で厳しい非難に値する」と述べたとの事。

他の報道では
犯行は「抵抗力の乏しい幼児に対し、執拗かつ一方的に行われ、生命・身体に対する危険を十分に生じさせるもので悪質だ」と指摘した上で、「偶発的な犯行であることを考慮しても、刑の執行を猶予するようなものではない」との事。

判決によると、両被告は共謀し、昨年12月25日午後、YH被告宅で、EM被告の長女(3)の両手足をひもや粘着テープで縛り、口にも粘着テープを貼った上、敷布団で巻いて放置し、窒息死させたとの事。

こんなところですね。
どうも、初期の報道には無い理由があったようですね。
「女児とは関係のない対人関係のいらだちなどから女児に八つ当たり」とは、そりゃあ、厳しい非難に値しますね。

初期の報道では「いたずらを注意したが、聞かなかったのでやった」と言う事だったので、「しつけ」が行き過ぎたのかとも思いましたが、「しつけ」などは全く関係無かったようです。

他の報道では
県と高知市によると、県中央児童相談所(高知市)は2012年2月、両親の養育力不足を把握し、長女を乳児院で保護。13年3月に「家庭が落ち着いた」として措置を解除した。高知市内の自宅に戻った後、家庭訪問などを繰り返し、両親を支援した。

とあります。時系列にすると
2012年02月 両親の養育力不足を把握し、長女を乳児院で保護。
2013年03月 「家庭が落ち着いた」として措置を解除した。
2014年11月中旬 親子はYH容疑者宅で同居するようになる。
2014年12月09日 市職員が両親と面会した際には、長女の体には虐待の痕はなかった。
2014年12月25日 長女(3)を八つ当たりで殺害。

どうなんでしょうね。
2012年に養育力不足となって乳児院で保護してますが、2年前だから、母親は25歳の時ですよね。
養育力不足のの理由が分かりませんが・・・25歳なら10代の少女と言うわけでは無いでけどね。

そして、1年後に解除されて、同居を始める。その後、9ヶ月はトラブルは無かったのかな?
で、なぜか、EM容疑者と同居してから1ヶ月と経たずに、事件は起きている。

事件の発生した事情も分かりません。
どうも、八つ当たり、ストレス発散だったようですが・・・
事件当時だって、母親は26歳、YH容疑者は23歳、若く、自分の子供でもないYHはおもしろ半分で参加したのかもしれません。

だけど、26歳の母親はなぜ、そんな事になってしまったのか?
別れ話?、経済的困窮?結局よく分からない事件です。

亡くなった女児のご冥福をお祈りします。

投稿: ASKA | 2015/06/22 20:16

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