愛知県名古屋市77歳女性殺人事件その3(続報)
まずは続報です。
1)女子学生は調べに対し、「洋間で殴りつけた後、浴室に運んだ」と供述しており、浴室からは被害者の血痕が見つかっているが、洋間やキッチンには見当たらないことから、県警は女子学生が血を拭き取った可能性があるとみて調べるとの事。
2)県警によると、事件の現場となった女子学生のアパートからは、薬品用とみられる容器が中身の入った状態で複数押収された。業務用消毒液なども含まれているもようとの事。
タリウムは殺そ剤などに使われる金属で、摂取すると嘔吐(おうと)や筋力低下を招く。
一方、女子学生が卒業した東北地方の私立高で12年、同級生だった男子生徒が体調を崩して入院し、病院が「特殊な物質が体内に入ったことが原因とみられる」と判断していたとの事。
高校の説明では、同級生は視力や筋力が落ち、病院が地元の県警に通報。14年に特別支援学校に転出したとの事。
医学的な見地から、第3者が、薬物などを摂取させた疑いがあったことから、警察が傷害事件として捜査。
しかし当時は、容疑者特定には至らず、男子生徒は、視力が回復しなかったことから、特別支援学校への転校を余儀なくされた。
県警は学校関係者らから事情を聴くなどしたが、体調悪化の原因になったとみられる薬物は学校で見つからず、容疑者は特定されていないという。
3)同級生によると、女子学生は、東北地方の実家から中学校に通っていた頃、「毒に興味を持っている」と話し、インターネットなどで毒キノコや化学薬品を熱心に調べていた。自宅には複数のビーカーが転がっており、「自分で作った薬品をハムスターにかけた」とも話していたとの事。
また、ハサミやカッターをポケットに入れて持ち歩いていた。猫の脇腹にハサミを突きつけ、「中身を見てみたい」「しっぽを切りたい」と話したこともあったとの事。
女子学生は中学の卒業文集に「いままでありがとー! いつかまた会おうゼ! 忘れんなよ」と書いた。自身のことを「おれ」と呼ぶなど個性が強かったというが、優しい一面もあり、友達の悩み事の相談に乗ることもあったとの事。
4)今回、逮捕された女子大生は、自らのツイッターにも、たびたび薬物についての書き込みをしていた。
女子大生は「薬局での品物取り寄せは日常茶飯事よ」と書き込んでいた。
中でも、何度も登場するのが、強い毒性を持つタリウム。
「例えば、硫酸タリウムの半数致死量は1g(成人男性)だろ? で、未開封の硫酸タリウム瓶には25g、つまり約13人分の生命が入ってるわけだ! それだけで神秘じゃないか」との書き込みのほか、硫酸タリウムを購入したことや、素手で触ってしまい、タリウム中毒のような症状が出たことなども書かれていた。
「ギ酸タリウムの妄想をして息が上がっていた高2の春」といった書き込みもあった。
同級生が視力の低下などで入院したのは、まさに女子大生が高校2年の6月のことだった。
5)愛知県警は女子大学生の部屋から過去の殺人事件などに関する本を複数押収したとの事。
6)女子大学生は事件発覚の前日の1月26日、宮城県の実家から自宅アパートに戻り、被害者の遺体を1か月半余り放置したままの部屋で一夜を過ごしていたとの事。
7)被害者が所属していた宗教団体によると、昨年9月、被害者が女子学生のアパートを勧誘で訪問し、知り合ったという。関係者は「ドアを開けてくれる人も珍しいのに、女子学生は最初から興味を持って話を聞いてくれたようだ」と話す。
関係者の話では、被害者は何度か訪問を繰り返し、12月初めごろには「女子学生から携帯電話番号を教えてもらった。これからは、いつでも会うことができる」と喜んでいたという。同月7日に団体の勉強会に女子学生を伴って参加。その後、招き入れられたアパートで殺害されたとみられるとの事。
被害者の知人によると、被害者は夫と長男の3人家族で、専業主婦だった。関東出身で、約30年前、転勤した夫と一緒に名古屋に転居してきた。知人は「とても温和で家族思いな人だった。老後は夫婦で好きなことをしようと話していたと聞いた。家族がとても気の毒だ」と話したとの事。
8)女子学生は県警に「事件を起こしたことは悪いとは思っていないが、(被害者が)私のターゲットになったことは申し訳ない」と話しているとの事。
こんな所ですね。
高校時代の毒物事件の話もしてますよね。
これも、もし、罪を軽くしようと考えたら、話す必要のない事ですよね。
高校時代の事件は結局、当時、犯人は特定されてませんからね。
あえて、自分に不利になる事も話している。
その一方で被害者に対して「申し訳ない」との謝罪の言葉も出している。
これは、相反する行動なんですよね。
もし、罪を軽くする為に謝罪したのなら、毒物事件の話をする必要は無いし、罪を重くするなら、謝罪の言葉も不要です。
なので、ここは作為的な行動ではなく、そのまま、本心を話しているんだろうと思います。
部屋に残した薬物にしても、遺体が発見されれば、当然、部屋の中も調べられる事は予想できたはずです。
事件発覚までに処分する事もできた。それは凶器の手斧も同じです。
遺体についても同じです。部屋に戻って一晩を過ごしてますから、その時間で遺体を隠す事もできたでしょう。
なので、罪に対して裁きを受ける覚悟はあると思うんですよね。
そして、「事件を起こしたことは悪いとは思っていない」と話していますね。
なので、彼女にとってこの事件を起こす事に正当な理由があるんでしょう。
しかし、それ自体は、彼女は意識していないかもしれません。
子供の頃から「人を殺してみたかった」と話してますから、その理由(目的)は子供の頃に強く思った事なんでしょうが、時間の経過とともに、手段と目的がすり替わったのかな?と推測しています。
続報を待ちましょう
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コメント
「子供の頃から人を殺してみたかった」という本人の証言を立証する第三者がいない事には、それが真実だと受けとるのは時期尚早ではないかなと思う。
現段階では、ある程度、容疑者が成長し、善悪が理解できる年齢(中学生辺り)の頃からの問題行動や発言しか見えませんね。もっと幼少の頃はどうだったのかが気になります。元々そういう気質だったのか、後年に色々自分で調べてるうちに影響され、そうなっていったのか?
どうも私には、この容疑者の発言や行動、証言には、どことな〜く「どこかで見聞きした」「作られた(模倣した)」もののような気がしてならないのです。そう感じるのは、私にはバイアスがかかってるだけなのかな…。
同じような事件を起こす人間の思考と動機は似通ってる…と、言うだけのことかも知れませんね。
投稿: ラザロ | 2015/01/30 16:49
無意識に模倣した可能性もありますね。いやはや、若い男性にありがちだった動機を若い女性が持ち、しかも実行力を見せてしまう事件が相次ぐとは。。
本人の責とはいえ、時代環境も感じます。生物的な事情を超えた活躍が期待されている女性の今。一般での配慮はもちろん、省庁の女性活躍推進部門での冷静な分析や乱暴でない対策に期待しています。
投稿: トモナガ | 2015/01/31 12:49
「自分は他の人よりも知ってる」という傲慢さが、見え隠れ。知識は不必要なものでは決してないが、大事な何かを見えなくする第一歩でもある。
投稿: | 2015/02/03 20:13
おいおい。無意識のいじめ体質な「お局様」感、はんぱないですな。これでは新しい人がやって来ては去るか、ROM専にならざるをえない。
投稿: 便所の落書き | 2015/02/03 21:03
みなさん、おはようございます。
どのあたりを指しているのかわかりませんが
いろんな人がいろんなコメントを書くのは良い事だと思います。
事件は見る角度でだいぶ、受け取り方が違いますからね。
投稿: ASKA | 2015/02/05 07:11
やった側の犯人の女性って、高校時代に同級生に毒を持っていたり、殺人願望があったということは、確か幼いころからいじめを受けていたからじゃないかなと。そのいじめられる被害者に育てた親はいじめられて心はひねくれてる彼女を見ていなかったのではないでしょうか。
投稿: | 2016/08/03 15:13