« 世田谷一家殺害事件再考その130(世田谷事件・喪失と再生の物語) | トップページ | 岡山県岡山市南区福浜町嬰児殺人遺棄事件 »

2015/01/08

内燃機関エンジニア説

今回は、あるリクエストがあって、この「内燃機関エンジニア説」を考えてみる事にしました。

「内燃機関の製造・テストにヒップバック内のガラスビーズ、チタン酸バリウム、ローダミンB、シリコンが使用されます。このことから犯人は車のエンジニアの可能性があります。」
と言うのが発想の原点のようです。

私がググッた結果ですが

遺留品のガラスビーズは直径50マイクロメートル 5,6粒
金属の表面研磨材として、球形のガラスが使われる事がある、粒子径は10から250マイクロメートル
ピストンなどの表面処理(ウェットブラスト)として使われる事がある。

チタン酸バリウム
急速燃焼を得るための内燃機関の点火技術に関する特許内に記述が見られる。
「CO2吸収セラミックとして、チタン酸二バリウムを挙げることができる。このチタン酸二バリウムは、550℃から750℃の温度域ではCO2を吸収し、800℃以上では吸収したCO2を放出する性質を持つため、比較的燃焼室の温度環境に適合する。」

ローダミンB
燃料気化時の雰囲気気体の速度分布を測定するのにローダミンBが使われるとの文献あり
黒色表面に黒色塗装をした場合の塗装の確認方法としての文献あり

シリコン
ピストンの表面の強度向上方法としてシリコンのショットピーニング処理に使うとする文献あり

確かに、それぞれ、エンジン(内燃機関)でググルとヒットはしますね。

だから、犯人像としての「内燃機関のエンジニア説」と言うのは有りかと思います。

ちょっとだけ違和感があるとすれば
ガラスビーズとシリコンは表面処理に使われる(サンドブラストとかウェットブラストとかショットピーニング等)のでカテゴリが同じだと思うのですが、チタン酸バリウムは表面処理には関係なさそう、しかし、もともとこのチタン酸バリウムと言う報道自体が誤報の可能性もある。
ローダミンも表面処理の確認方法として使われたとすれば、表面処理のカテゴリに入る

私としては、この説に説得力を持たせるとしたら次の2点の説明が欲しいですね。
1)宮澤さんのガレージのローダミンはどう説明するのか?
 単純に友人、知人と言うレベルではローダミン等の染料がガレージから出る事が無いのでは?
 ここを説明するなら、犯人と宮澤さんがローダミンを使って何かをしようとしたと言う事になると思いますが、それが何だったのか?ですね。

2)犯人が「内燃機関のエンジニア」や「表面処理の技術者や作業者」として作業用のヒップバッグや作業用のラグランシャツを仕事場以外に持ち出す事があるのか?

私の感覚だと、作業服など現場で汚れるような物は洗濯の時でも無いかぎり、職場の外には持ち出さないと思うんですよね。
汚れが酷い職場だと、社内にお風呂とかシャワーとかあって、仕事が終わったらシャワー浴びて着替えて帰るなんて事もあると思います。

どうも、この事件の犯人はラグランシャツやヒップバックを日常的に使っているように思います。
ラグランはインナーとして日常的に使っていたと考えれば違和感は無いですね。

問題はヒップバッグです。
アルバイトやアマチュアの趣味なら、有りだと思うけど・・・プロだと、そんな使い方するかな?
職場から仕事着のまま、現場に来たとしたら、上下作業着でその上に上着(エアテックジャンパー)を着てると思うんだけど。
それなら、残された、エアテックの内側にも同じような研磨剤が出そうなんだけどな・・・
あるとしたら、「自営業」なら自宅が職場と言う可能性ありますね。

とりあえず、このあたりは、コメントを待つことにしましょう。

ちなみに、まさかと思いますが、これは特定の人物を想定した説では無いですよね?

|

« 世田谷一家殺害事件再考その130(世田谷事件・喪失と再生の物語) | トップページ | 岡山県岡山市南区福浜町嬰児殺人遺棄事件 »

コメント

エンジニアとか整備士とかありそうな
気がします。他には、スピンドルオイルという
遺留品もあったようです。

http://astand.asahi.com/webshinsho/asahipub/weeklyasahi/product/2010122200011.html
>犯人は台所の床上に血の付着した1双の黒い手袋を
>残していたが、その左手内側には血痕と
>「スピンドルオイル」という油が付着していたのだ。
>捜査1課関係者がこう解説する。
>「犯人は右利きで、犯行時、右手に傷を負いましたが、
>事件後、慌てたため、手袋を左右反対に着装してしまい、
>それで左側に血がついたのでしょう。
>一方のスピンドルオイルは高速回転する精密機械などの
>潤滑油として使用されるものだが、検出されたのは
>微量でした。犯人はオイルがついた手を洗ったにも
>かかわらず、落としきれず、
>皮膚に残っていたものが付着したのです」

シリコーンオイル、スピンドルオイルと
出てきてる辺り、なにか犯人の
仕事臭が出てるように思えます。
(スケボー等の趣味がらみの品物って
感じがどうもしない気がします)

スピンドオイルも、精紡機の軸の
潤滑油なんかに使われるようです。

変った使用では、自衛隊の航空ショーの
ブルーインパルスの白いスモークを
発生させるのに使われてるようです。
このスモークは1998年までは、顔料を
混ぜてカラースモークにしてた様ですが、
1999年以降ではスピンドオイルのみになった様です。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10108931890
https://www.youtube.com/watch?v=PX3dKdFEu8w

投稿: 神秘の格闘技バリツ | 2015/01/09 22:54

内燃機関の燃料燃焼補助具としてモザナイトを使用するようです。また銅やニッケルも検索すると色々ヒットしますね。

投稿: 事件解決を望む者 | 2015/01/10 07:05

バリツさん、事件解決を望む者さん、おはようございます。

内燃機関(エンジン)と言えば、現代産業の花形、自動車産業ですよね。
ガソリン自動車が実用化されてから100年以上が過ぎてます。
その間に多額の開発費を使ってずっと研究開発が進められてきたわけですから、何が関係していても、不思議では無いかもしれません。

つまり、偶然の一致と言う可能性も否定できないので、やはり、みきおさんと犯人が何をしようとしていたのか?このあたりが問題ですよね。

みきおさんも車は持っていますが、自分でエンジンの整備や改造をするタイプとは思えないんですよね。

みきおさんの車が改造されていたと言う話も聞いた事がありませんし。

投稿: ASKA | 2015/01/10 10:17

トレーナーは犯人が折りたたんだとみんな思っている
ようだけど、私は折りたたんだのではなく、ヒップバッグに入れて持ち帰ろうとして小さくしたのだと思います。
右手のケガのせいでヒップバッグのファスナーを開ける
ことができず、犯人はあきらめて犯行現場に残しておく
ことにしたのでは。
私は犯人の遺留品は全部フェイクだと思っていたのですが、もしかするとこのトレーナーとヒップバッグだけは
フェイクではないかもしれません。

投稿: でぃっく | 2015/01/10 14:15

>でぃっくさん
>私は折りたたんだのではなく、
>ヒップバッグに入れて持ち帰ろうとして
>小さくしたのだと思います。

ヒップバッグの上にシャツが
(畳んで)置いてあったのが本当なら、
自分もそうだと思います。
(バッグの上にシャツがあった)
今回の報道で、シャツが畳んであった事が、
謎でなくなった印象です。

個人的には、第一発見者の母親とのニアミスが
一番ありそうに思えます。犯人はうっかり
寝てしまい、内線電話で飛び起きて
(二度目のPC操作が犯人がいじったか、
マウスを落としたかは、置いといて)
あわてて浴室から逃げようとシャツを畳み、
バッグに入れようとしたが入らない。
思うに、すでに染料などがバッグに
あったのでそれをズボンのポケットに移し、
シャツを入れなおそうとしたら、
玄関から誰かが入ってきたので、ついに諦め、
窓から逃げ出したんじゃないかと。

足跡やフェンス付近の枝が折れてたのも
かなり急いで飛び降りたからでしょう。
夜中に逃げるにも、もっと静かに降りそうな
ものですが、音がたつのも気にしてる余裕が
なかった様子です。
昼間であれ、夜中であれ、見知らぬ男が
玄関から出ていくだけなら、まだ
すぐには通報されませんが。
昼間であれ、夜中であれ、裏手の窓から
見知らぬ男が出入りするのを目撃されたら
即、通報モノでしょう。
(夜は目撃者が少ないとしても)
やはり玄関から人が入ってきて、
あわてて窓から逃亡するはめに
なったと言うのが一番、自然に思えます。

投稿: 神秘の格闘技バリツ | 2015/01/10 23:46

大学の内燃機関の実験やウェットブラストをYouTubeで見ましたが、皆さん軽装かつなぎを着用していますね。ヒップバックというかウエストポーチを着用だったら両手が使えるので実験に有利ですね。ただ汚れが内側にしかないのがこの説の弱点だと思います。

投稿: 事件解決を望む者 | 2015/01/11 04:02

今回フジTVの朝の報道番組ではシャツは返り血を浴びていて裏返しに脱ぎ捨てられていたと女性アナウンサーは言っていて、その後綺麗に畳まれていたとも言っていました。畳まれていたのは本当だったのですね。 神秘の格闘技バリツ さん すみません。という事は裏返しで畳まれていたという事ですね。裏返しに畳むという事はヒップバックを汚したくなかったのではとも思えます。持って帰ろうとしていたのですかね。寝ていて内線電話で慌てた。というのが妥当ですね。
内線から発見まで30分以上ありますから全てを置いてスグ逃げたという感じでしょうか。

投稿: フリフリ | 2015/01/11 05:32

トレーナーとヒップバッグ以外はフェイクのような
気がするけどなあ。。。

投稿: でぃっく | 2015/01/11 10:41

ローダミンは衣類等に付いてしまうと専門家でも色を落とせないようです。チタン酸バリウムは劇薬指定で誰もが入手出来るものではないようです。

投稿: 事件解決を望む者 | 2015/01/11 18:23

捜査員は聞き込みの際一センチ大の半透明のフィルムを見せたようですがこれはミラーフィルムかもしれません。使用用途はエンジン部品の他、OA機器ローラー、グラビア印刷ロールだそうです。

投稿: 事件解決を望む者 | 2015/01/12 21:48

内燃機関関係といえば、隣家の親戚がF1関係の仕事でしたね。
隣家がちょうどイギリスから来たばかりで、この事件発生ですから、F1の技術情報を入手しようとする産業スパイが、
家を間違えた結果の人違い殺人、が真相なのかもしれませんね。 
でも産業スパイで一家4人殺害は、世界中例が無さそうです。
するとF1人脈による、逆恨み? でもそんな人脈は、すでに警察が捜査しているでしょうし。
と ここまで書いてて思い出したのですが、

1989年ころの「オートバイ」誌に、「レッドフラッグ」という漫画が連載されていました。
各バイクメーカーが、バイクの世界GPレースを競う中、あるレーシングチームが、実は裏でバイクメーカーから金で雇われ、そのメーカーを勝たせるために、ライバルチームの走行を妨害します。 やがてチームの監督は、精神錯乱者に、銃で眉間を撃たれ死亡、という結末を迎えます。
読みごたえのある内容です。

F1は大きなお金の動く世界です。何があっても不思議ではないのかも。

投稿: シュロ | 2015/01/13 23:05

F1車等少数製作の場合砂型鋳物を使うそうです。
ttp://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%82%A4%E3%82%AB%E3%82%B9%E3%83%88

ttp://chie.mobile.yahoo.co.jp/p/chie/qa/view?qid=1333445648

投稿: 事件解決を望む者 | 2015/01/15 17:24

エンジンオイルの油膜厚さとか温度の計測にローダミンを使用する文献です
https://www.me.utexas.edu/~hidrovo/papers/spectroscopic-study-YAG%28532%29-laser-dyes-using-DELIF-oil-film-thickness-temperature-measurement_SAEKI.pdf

投稿: 事件解決を望む者 | 2015/01/19 19:07

ほとんどフェイクですね。アイスクリームもたべてないかも?別の目的であるところへ投入したと。

投稿: 回答山猫 | 2016/03/09 22:52

http://www.me.gunma-u.ac.jp/ene4/ishima/introduce.html
具体的な画像を見ることができます。

投稿: 事件解決を望む者 | 2016/09/28 23:52

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 世田谷一家殺害事件再考その130(世田谷事件・喪失と再生の物語) | トップページ | 岡山県岡山市南区福浜町嬰児殺人遺棄事件 »