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2015/02/28

神奈川県川崎市中1少年殺人事件その7(供述)

続報です。
1)少年3人のうち2人は、26日夜から27日朝にかけて行われた任意での取り調べの中で、犯行時刻の前後に現場に3人でいたことを認めていたほか、涙を流していたとの事。

 

2)神奈川県警捜査1課と川崎署は28日午前、殺人容疑で逮捕した同区の少年3人の身柄を横浜地検に送った。

 

3)3人の少年の自宅には同10時すぎ、段ボールなどを持った県警の捜査員ら数人が入り、捜索を開始した。自宅が特定されないよう、警察官が周辺に規制線を張った。

 

4)3人のうち自称無職の少年(17)が神奈川県警の調べに対し、「現場で被害者が血を流して倒れているのを見た」と供述しているとの事。

 

5)自称職人の少年(17)は「現場近くにいたが、現場に向かったのは他の2人と被害者で、何があったかは俺は知らない」と話しているとの事。

 

6)リーダー格の少年は、取り調べで完全黙秘しているとの事。

 

7)17歳の少年の1人が、逮捕前の任意の調べの中で、「18歳の少年が、刃物で首を切ったのを見た」と話しているとの事。

 

8)少年3人(17~18歳)のうち、17歳の少年2人が「(被害者の)衣服をトイレで燃やした」と供述しているとの事。
このうち1人の少年は燃やす際に「ガスライターを使った」などと話しているとの事。

 

9)18歳の少年が、今年1月14日にも被害者に激しい暴行を加えていたことが、知人らの証言で分かった。17歳の無職少年も暴行現場にいたといい、少年らが被害者に日常的に暴行を加えていた疑いが出てきたとの事。

 

知人らによると、暴行があったのは、複数の仲間で集まっていた同日深夜から15日未明で、18歳の少年は被害者ともう1人の少年を屋外の駐車場に連れ出し、「生意気だ」と正座させたうえで拳で暴行した。17歳の少年は最初、18歳の少年を止めようとしたという。18歳の少年は当時酒を飲み、他の仲間が殴った理由を詳しく問いただすと「別に関係ねーじゃん」と答えたとの事。

 

10)捜査関係者によると、3人は事件前日の19日夜から、川崎区の職人の少年宅で酒を飲み始め、その後、近くの飲食店に移動した。その最中、被害者が17歳の無職の少年に無料通信アプリ「LINE(ライン)」を使って、「先輩遊びましょうよ」と連絡してきて、被害者と合流したという。県警がLINEの通信履歴を解析したところ、これらのやりとりが確認されたとの事。

 

11)県警は同区内にあるリーダー格の少年(18)宅から、段ボール箱1箱分の資料と、玄関前に止めてあった自転車を押収した。防犯カメラの映像を詳しく解析し、この自転車と特徴が一致するかどうかなどを調べるとみられる。
また、この少年と17歳の少年の1人の自宅から、それぞれスマートフォンも押収したとの事。

 

12)被害者の自宅などから発見されていない被害者のスマートフォンについて、捜査関係者によると、主犯格の18歳の少年が、事件前日の夜に被害者と会った際、被害者のスマホを取り上げていたことが新たにわかったとの事。

 

被害者のスマホから、小学校時代の同級生に対し、被害者が死亡した時刻の前後に、LINEの友達申請をするメッセージが送られるなどしていたが、これは、容疑者の少年が、被害者が亡くなっていることを隠す意図で操作した可能性があるとの事。

 

こんなところですね。
10)と12)の内容が矛盾しますね。
一時的に取り上げたけど、その後、返却したのではないのかな?

 

18歳の容疑者が黙秘している理由が分かりませんが・・・
状況は、この18歳容疑者に非常に不利な状況です。

 

17歳容疑者2人の証言からすると、容疑者3名の内、17歳(A)は現場には行ったが、離れた場所にいて、犯行は見ていない。

 

17歳(B)の証言では、「18歳容疑者が刺した、首を切ったのを見た」と証言しているようですから、まさに、「犯行現場を見た」目撃証言です。

 

18歳容疑者の矛盾する証言
・事件当時は家にいた。
 他の2人の証言「犯行時刻の前後に3人で現場に居た」と言う証言と矛盾しますね。

 

担当の弁護士も同伴して出頭したのですが、弁護士とはどんな話をしたのかな?
黙秘するのは良いけど、それで公判が有利になるのだろうか?

 

これって、多分、犯行事実自体を否定する為の完全黙秘だと思うんですよね。
つまり、「真犯人は別に居る」って主張する事になるのだろうけど・・・
一方で、その場に居合わせた、少年の目撃証言を覆す事ができるのか?と言うのが疑問な所ですね。

 

今後、18歳容疑者がどのような供述をするのか?あるいは、最後まで完全黙秘するのか?
そして、公判ではどんな話をするのか?あるいはしないのか?

 

あとは、裏付ける物証ですね。
家宅捜索で凶器の刃物が出るとか、被害者の遺体、衣服から容疑者のDNAが出るとかね。
DNAが出る可能性があるけど、事件前に接触しているので、事件時に付着したDNAである事が証明されないと、証拠にはならないでしょうね。

 

凶器については17歳容疑者がしっていれば、供述する可能性がありますけどね。
ここまでの供述では2人の17歳容疑者は直接の殺人行為には関わっていないとする内容の供述をしているようです。

 

今の様子なら、全容解明もそう時間はかからないでしょうね。
(でも肝心の動機が分からないか・・・)

 

私としては、弁護人がどのような法廷戦略で臨むのか注目したいと思います。

 

参考リンク
神奈川県川崎市中1少年殺人事件その6(容疑者逮捕)
神奈川県川崎市中1少年殺人事件その8(自白)

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神奈川県川崎市中1少年殺人事件その6(容疑者逮捕)

被害者の知人3名の容疑者が逮捕されました。
続報です。
1)リーダー格の少年は2月27日朝、淡々とした表情で弁護士と共に神奈川県警川崎警察署に入り、被害者を殺害した疑いで逮捕された。

 

2)警察は防犯カメラの映像や被害者の携帯電話の無料通信アプリ「LINE」の通信記録を解析していた。その結果、リーダー格の少年を含む被害者の顔見知りの少年グループのメンバー3人が事件に関わった疑いが高いと判断、殺人容疑で3人の逮捕状を取った。

 

3)逮捕されたリーダー格の少年と被害者は去年秋ごろ、被害者がバスケットボールをするため度々訪れていた公園で知り合い、親しくなっていったとみられている。しかし、先月、被害者の顔にアザを作り、友人が理由を尋ねると、被害者は「リーダー格の少年にやられた」と話していたとの事。

 

4)殺人容疑で逮捕した少年3人が、いずれも容疑を否認しているとの事。

 

5)殺人容疑で逮捕されたリーダー格の18歳の少年は「何も言いたくありません」と供述しているとの事。

 

17歳の2人は「近くにいただけ」「殺した覚えもない」と供述しているとの事。

 

6)リーダー格の少年Aは、地元の中学校を卒業後、自宅近くの市立高夜間部に進学。学校は休みがちで、派遣社員として働いていた時期もあったとの事。
別の報道では 少年は祖母と両親らと暮らしているとみられ、中学校卒業後は定時制高校に進学したが中退したとの事。

 

地元では、不良少年として知られた存在だったとの事。
事件の3カ月ほど前、被害者は、友人の紹介でリーダー格の少年Aと知り合い、グループのメンバーになったとの事。

 

しかし、万引きを強要されて、それを断った被害者は、主犯格の少年Aから暴行を受けたとの事。
被害者が「グループを抜けたい」と告げても、リーダー格の少年Aはそれを許さず、さらに暴行を加え、毎日連れ回したとの事。

 

リーダー格の少年Aとともに、27日に逮捕された少年BとCは、ともに17歳。
逮捕された17歳の少年のうち1人の
少年は、事件への関与を否定したとの事。

 

逮捕された少年(17)は26日夜、「(事件前日)だいたい(午後)11時ごろに会って、2人でだいたい30分かなって感じ」、「けっこう楽しい様子でした。午後11時半に解散したって感じです。」、「(被害者はそのあとどうすると?)帰ろうかなって、言っていました」と話していたとの事。

 

被害者とは、事件発生前に別れたと話した少年。

 

7)調べに対し、18歳の少年は終始うつむき、「そのことについては何も言いたくない」と供述。この少年の弁護士は県警に対し、「(少年は)事件当時は自宅にいた」と関与を否定したとの事。

 

17歳の少年2人のうち自称無職の少年は「殺していない。近くにいただけ」、もう1人の職業不詳の少年は「殺した覚えはない」と、いずれも容疑を否認しているとの事。

 

県警は17歳の少年2人について、26日深夜から27日未明にかけて事情を聞いた。捜査関係者によると、2人のうち1人は「18歳の少年が(被害者の)首に刃物を刺すのを見た」と話したとの事。

 

26日夜には18歳の少年の弁護士が川崎署を訪れ、「本人を連れてくる」と告げ、27日午前、少年は弁護士に伴われて同署に出向いたとの事。

 

捜査関係者によると、遺体発見現場付近にある防犯カメラの映像の解析などから3人が浮上。死亡推定時刻の直前、被害者と現場に向かい、3人だけで立ち去った疑いが濃厚になった。

 

スマートフォンの無料通話アプリ「LINE」の通信履歴から、3人のうちの1人が19日夜、被害者を呼び出すメッセージなどを送っていたことも確認されたとの事。

 

県警はこうした状況証拠から、事件当時、被害者に危害を加えることが可能だったのは少年3人に絞り込めると判断。「刃物で刺すのを見た」とする少年から、当時の経緯を詳しく聞く方針との事。

 

被害者の知り合いの男性(20)によると、グループの人数は約10人。

 

8)リーダー格とみられる無職の18歳の少年と職業不詳の17歳の少年、無職の17歳の少年。3人はいずれも被害者とは別の市内の中学出身だが、リーダー格と職業不詳の少年は同じ中学の出身だといい、共通の知人を通じるなどして顔見知りになっていたとの事。

 

9)3人が浮上したきっかけは、現場周辺の防犯カメラの映像と友人らの証言。被害者の死亡推定時刻とほぼ同じ時間帯に、3人が被害者と連れ立って河川敷に向かい、3人だけで戻って来る映像が記録されていた。また、被害者の複数の知人が「3人がたびたび被害者を連れ出していた」と証言したことから、捜査本部は容疑者を絞り込んだとみられるとの事。

 

10) 17歳の無職少年は川崎区内の公立中学を卒業後、高校に進学したが中退。
また少年は最近、とび職見習として同区内の建築会社に通うようになったとの事。

 

さて、こんな所ですね。
今のところ、逮捕されたとは言え、取り調べの最中であり、本人も否認している。
もちろん、判決が出ているわけでもない。

 

と言う所を、含みつつ、コメントは慎重にお願いします。

 

いままでにも、集団リンチ事件は沢山ありました。
集団リンチなので、全員が手を下しているかと言うと、そうでも無いんですよね。
不思議な事にその暴力行為を近くで傍観している人間などもいます。

 

なので、事件に対する関与の度合いが、その場に居合わせた人間でも、一人一人で違います。

 

この為、捜査に対する協力の度合いや、思惑もそれぞれ違ってくる。

 

今回の3人の証言はそれを物語っていると言う事なんだろうね。

 

証言の内容によっては、事件の今後を大きく左右する事になるでしょう。

 

続報を待ちましょう。

参考リンク
神奈川県川崎市中1少年殺人事件その5(犯人の行動)
神奈川県川崎市中1少年殺人事件その7(供述)

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2015/02/26

神奈川県川崎市中1少年殺人事件その5(犯人の行動)

さて、今回は犯人の行動について考えてみたい。
犯人の行動を時系列で列挙すると
1)被害者を呼び出す。

2)人気の無い河川敷に連れ出す

3)暴行する(殺害する)

4)被害者のスマホでLINEを操作する。

5)服を脱がせる

6)遺体を見えにくい場所に数メートル移動する。

7)被害者の持ち物を700m離れなた公園の女子トイレで燃やす

 

ざっとこんなところですね。
殺害するにせよ、暴行するにせよ、3)までの行動は同じでしょう。

 

問題は殺害後の行動ですね。
4)被害者のスマホでLINEを操作する。
被害者の生存を偽装する為、犯人のアリバイを偽装する為の物かもしれません。

 

このアリバイの偽装は、ちょっと慌てた行動だったかもしれませんね。
最初から殺害する予定なら、アリバイ工作も最初から考えるでしょうね。

 

5)服を脱がせる
服を脱がせるのも、身元を隠す為の工作だったのでしょうが、これも、中途半端ですね。
服を脱がせた程度では、身元を隠す事はできません。

 

6)遺体を見えにくい場所に数メートル移動する。
これは、時間が無い中での行動とすれば、選択として有りだと思います。
しかし、遺体を放置しているので、遺体はいずれ発見されます。
だから、一時しのぎにすぎないし、短時間だけ発見されなければ良いと言う事なら、人気の無い場所で、夜ですから、朝までは発見されないでしょう。

 

そう考えると、あまり意味が無い行動です。
できるだけ発見を遅らせたいと言う願望の現れなんだろうと思います。

 

7)被害者の持ち物を700m離れなた公園の女子トイレで燃やす
被害者を全裸にして身元を隠したので、逆に、被害者の持ち物を持ち去る事になります。
しかし、ここでも、パーカーを現場に残してしまうと言うミスをしています。

 

さらに、持ち物を処分する為に、公園のトイレで燃やしボヤ騒ぎを起こしてしまう。
当然、事件になっているわけで、現場を警察が調べますね。
何が言いたいかと言えば、事件を隠蔽する為の偽装工作を事件化して警察に捜査されてしまうと言う、本末転倒な行動です。

 

こう見ると、殺害は予定外の行動だったのではないか?と思いますね。
暴行だけで終わらすつもりだったのだが、何らかの理由で殺害せざるおえなかったのではないか?と私は考えています。

 

例えば、傷が深くなりすぎて、家に帰せば、暴行が発覚してしまう。
あるいは、被害者が警察に訴えると開き直った。
あるいは、犯人グループに対して、更に第三者から殺害の指示が出ると言うのもありかもしれませんね。

 

4)以降の行動はどれも、殺害後に短時間で思いつく偽装工作を実行したように思いますね。
一貫性が無いのは、複数人のアイディアを採用した事で一貫性を失ったのかもしれません。

 

いずれのアイディアもその場しのぎで、中途半端、行動の目的が達成されない物ばかりです。

 

こう考えると、犯人達は10代後半から20代前半の人物かな?と思いますね。

参考リンク
神奈川県川崎市中1少年殺人事件その4(大詰め)
神奈川県川崎市中1少年殺人事件その6(容疑者逮捕)

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2015/02/25

神奈川県川崎市中1少年殺人事件その4(大詰め)

続報です。
1)友人は、1月ごろ、被害者から相談を受けていたという。
相談を受けていた同級生は、「『いい先輩だと思ってグループに入ったのに、こういう暴力があると、どうすればいいのか』と。彼が『グループをやめる』と言ったら、どんどん暴力がひどくなって。『すごくヤダ』みたいな。『ヤバイ、殺されるかもしれない』とか。『集団で2~3人で、5人くらいは見ていて笑った』と話したとの事。

 

「グループを抜けたいと言って、そこからすごく暴力が激しくなって、毎日連れ回されて、おなかを殴ったり、乗っかったり」と話したとの事。

 

2)1月8日から2月18日までの間に、担任は被害者の自宅や母親の携帯電話などに34回電話し、家庭訪問も5回した。母親とは何度か連絡が取れたが、本人とは一度しか接触できなかったという。遺体が発見された4日前の2月16日午後、上村さんの携帯電話の番号を知った担任が電話をし、「元気? テストがあるから学校においで」と促すと、被害者は「そろそろ行こうかな」と答えたとの事。

 

3)捜査関係者によると、防犯カメラには、被害者に似た人物を含む4人が河川敷に向かった後、被害者らしき人物を除く3人が戻ってくる様子が映っていた。4人と前後して河川敷方面に行って戻って来た人物も少なくとも1人確認できたとの事。

 

同区伊勢町の公園トイレでは、被害者の死亡推定時刻の約1時間後にあたる20日午前3時頃、被害者が着ていたとみられる衣服や靴などが燃やされていた。防犯カメラには、同じ少年たちとみられるグループが出火前、河川敷から公園がある方向に歩いて行く様子も映っていたとの事。

 

4)遺体発見現場付近で黒色パーカが発見されたことも判明。パーカはMサイズで、一部破れていたといい、県警は被害者の物かどうか調べている。
パーカには、被害者が小学生のときに所属していたスポーツチームのロゴが入っていたという。

 

5)捜査関係者によると、被害者の首に残されていた多数の刺し傷や切り傷は、深さ数センチにおよび、頸(けい)動脈近くまで達していたものもあった。現場近くで見つかった血の付いたカッターナイフの刃と、これらの傷の形状が一致しないことから、複数の刃物が用いられた可能性が高いという。

 

 これまでの調べでは、被害者の首の後ろから横にかけて鋭利な刃物で複数回、刺したり切ったりした傷があり、顔や腕にも切り傷があった。

 

腕には複数の切り傷があったが、抵抗した際にできる「防御創」が手のひらになかったことが分かっているほか、現場近くで荷物やケーブルを束ねる結束バンドが切断された状態で見つかっており、被害者が抵抗できない状態で殺害された可能性も浮上しているとの事。

 

6)被害者の母親が最後に被害者を見たのは19日夜で、自宅で夕食を共にした後、被害者は普段着で外出した。夕食時に自分が持っていたパンを母親に差し出し、「これ食べる?」と話したのが最後の会話だったとの事。

 

7)今年に入って不登校になっていた被害者が、「(付き合っていた年上のグループから)行くなと脅されている。学校に行きたい」などと、周囲に漏らしていたとの事。

 

8)警察は、少年と一緒に行動していたとみられる年上の少年などから任意で聴取する方針を固めたとの事。

 

9)神奈川県警捜査1課と川崎署は、交友関係を解明するため携帯のやりとりを調べている。
小学校時代の同級生で別の中学校に通う男子生徒の親族によると、20日午前1~2時ごろ、この生徒の携帯に、被害者の携帯からLINEで連絡が取り合えるようになる「友だち」に登録されたことを知らせる表示が出た。被害者の携帯が操作されたとみられる。
 この生徒は小学校卒業後、被害者とはそれほど親しくしておらず、事件を知り「犯人のいたずらかと思った」と話したとの事。

 

時系列を更新
10月    顔にあざを作った被害者が若い男2人と歩いている目撃情報。
12月    部の退部届けを出す。
冬休み以降 他校の生徒と交友を深める。
1月    被害者は1月中から不登校になっていた。家にも殆ど帰らなかった。
1月中旬  事件の1ヶ月前に不良グループに呼び出され、顔中アザだらけになる。
2月18日(水)友人と21日か22日に会おうと約束していた。
2月19日(木)
夜     自宅で夕食後に普段着で出かける。
2月20日(金)
1時から2時頃 被害者の携帯が操作された。
02:00頃  死亡推定時刻
03:00頃  現場から700mの公園の女子トイレでボヤ騒ぎ
06:00過ぎ 多摩川河川敷で遺体発見
21日(土)
午前中   遺体の身元を確認

 

こんな所ですね。
しかし、被害者が学校に行かないように脅していたと言うのはなぜなのか?
犯人達にはとって、学校に行かれると都合が悪い事があるんだろうね。

 

あとは、物証か・・・指紋、DNAが出る可能性はあると思う。
それに、捜査の方法は一つじゃないからね。
もっとも、影響を考えて逮捕の時期は3月後半になるかもしれないけどね。

 

続報を待ちましょう。
参考リンク
神奈川県川崎市中1少年殺人事件その3(時系列)
神奈川県川崎市中1少年殺人事件その5(犯人の行動)

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2015/02/23

神奈川県川崎市中1少年殺人事件その3(時系列)

続報です。
1)中学の同級生らは「評判の良くないグループにちょっかいを出されていた」と語る。

 

2)被害者は中学進学後はバスケット部に入部。ポイントガードとして熱心に練習に取り組んだが、しだいに休みがちに。昨年12月のミーティングでは「部を辞めたい」とこぼし、退部届を書いていたとの事。
この頃、目の辺りが殴られたように腫れた顔で登校したこともあったが、心配する同級生に「自転車で転んだだけ」と笑っていたとの事。

 

3)今年1月からは学校を休み、家に帰ることもほとんどなくなった。被害者の小学6年の妹は「お兄ちゃんが帰ってこなくて心配」と周囲に漏らしていたとの事。

 

4)被害者が昨年末ごろから、在学していた学校とは別の中学校の生徒らと頻繁に会うようになっていたとの事。

 

5)校長は「冬休み以降、他校の友達や先輩と一緒にいるところを周辺で目撃されていた」と不登校の背景を推測。同じ中学校の生徒や卒業生らも「他校の生徒と仲良くし始めてから不登校になった」などと語ったとの事。

 

6)現場近くの公衆トイレで発見された燃え残りの靴は男子生徒のものである可能性が高いとの事。
燃え残った靴に大手スポーツメーカーのマークがあった。捜査本部が母親に確認したところ、男子生徒も同じメーカーのマーク入りのスニーカーを普段から履いていたといい、男子生徒のスニーカーの可能性が高いとみているとの事。

 

7)一緒に見つかった衣類は激しく燃えており、靴底以外ははっきり判別できないとの事。
川崎市消防局臨港消防署によると、ほとんどは炭化していたが、衣服の布や靴底の一部が黒くなって残っていた。焼け跡から油の成分は検出されていないとの事。

 

8)捜査関係者によると、遺体の発見現場から数十メートルの場所では、細身のカッターナイフの折れた刃が血だまりの中で見つかった。首の傷は頸(けい)動脈に達していたとみられるが、傷の形から、カッターナイフよりも丈夫な刃物が使われた可能性が高いとの事。被害者の首には深さ数センチに及ぶ切り傷があった。

 

首の刺し傷は頚(けい)動脈にまで達したとみられ、それが致命傷になった可能性が高いとの事。また頬には横に3本、刃物でつけられたような傷があったとの事。

 

9)被害者が手や足などを縛られていた可能性もあるが、遺体にはひもなどで縛った際にできる「索条痕(さくじょうこん)」が見られなかったとの事。

 

10)捜査関係者によると、遺体が見つかった現場には、少しの血痕しか確認されず、現場から数十メートル離れた所で、大量の血痕があったことなどから、警察は、犯人が、被害者を殺害後に遺体を移動させたとみて捜査しているとの事。

 

捜査関係者らによると、被害者が見つかったのは高さ約3メートルの土手の真下の水辺に近い草地で、周囲にはフェンスが設置されている。土手の上には住民が散歩コースにしている遊歩道があるが、遺棄現場は土手に近いため遊歩道からは死角となっており近づかないと見えにくいとの事。

 

一方、血が付着したカッターナイフの刃と多量の血痕が見つかった殺害現場とみられる場所は、周囲に遮るものがないため遊歩道からよく見え、犯人は、遺体の発見を遅らせる意図で遺体を数十メートル先の草地まで移した可能性があるとの事。

 

11)被害者は、事件のおよそ1カ月前、不良グループに呼び出され、顔中あざだらけになるほど殴られ、大けがをしていたとの事
友人は「明らかに顔がおかしかったので、問い詰めたら、『やられた』って言ったので。もう本当に、顔パンパンの状態で、顔面全部、青タンだらけでした。めっちゃ怖がっていました。『絶対に言わないでください』って」と話したとの事。

 

12)被害者が18日に、友人と「21日か22日に会おう」と約束していたことが分かった。被害者が殺害されたのは20日未明で、友人との約束後、19日夜までに犯人と会うためのやり取りをしていた可能性があるとの事。

 

被害者と18日に約束をしたのは小学校時代の同級生で、現在は別の中学校に通う男子生徒。無料通信アプリ「ライン」で連絡を取り合う中で、被害者が生徒の好きなアニメキャラクターのキーホルダーを持っていることが分かり、21日か22日に受け取る約束をした。2人は普段からラインで連絡を取っており、2月以降はアニメキャラクターの話で盛り上がるなど、何かに悩んでいる様子はなかったとの事。

 

13)昨年10月、顔にあざを作った被害者が若い男2人に連れられるようにして歩いていたとの目撃情報があることが知人らの話で分かったとの事。

 

14)現場近くの防犯カメラに、河川敷の方向に向かう4人の姿が映っていたとの事。神奈川県警は、この中の1人が被害者で、他の3人が事件に関与した可能性があるとみて映像の解析を進めているとの事。

 

まずは時系列の更新
10月    顔にあざを作った被害者が若い男2人と歩いている目撃情報。
12月    部の退部届けを出す。
冬休み以降 他校の生徒と交友を深める。
1月    被害者は1月中から不登校になっていた。家にも殆ど帰らなかった。
1月中旬  事件の1ヶ月前に不良グループに呼び出され、顔中アザだらけになる。
2月18日(水)友人と21日か22日に会おうと約束していた。
2月20日(金)
02:00頃  死亡推定時刻
03:00頃  現場から700mの公園の女子トイレでボヤ騒ぎ
06:00過ぎ 多摩川河川敷で遺体発見
21日(土)
午前中   遺体の身元を確認

 

さて、こんなところですね。
だいぶ分かってきましたね。
この事件の初期の報道で遺体の確認で「聞き込み捜査」で被害者が浮かんで来た。と聞いた時に小さな違和感を感じてました。

 

死亡推定時刻が2時なので、当然、その以前に家から居なくなり、発見される朝まで姿が無かった「はず」なのに、どうして、捜索願いではなく、聞き込みだったのか?と・・・

 

どうやら、被害者が家に殆ど帰らない生活だった為に、家人が失踪に気づくと言う事ではなかったんだね。

 

が・・・しかし、その一方で1月からほぼ、家に帰らないって、中学1年生ではちょっと不審と言うか、普通じゃ無いでしょ?家族にはどんな説明をしていたのかな?

 

普通に「友達の家に泊まる」にしては、期間が長すぎるよね?
普通の感覚だったら、そんなに長く泊まるなら、家の人に挨拶するとか、お礼をしなきゃとか、親なら考えると思うけどね。

 

それから、バスケット部の退部届けの件も不審と言うか、小学校の時から続けていたのに、自分からバスケットを辞めようと思うとは、ちょっと思えないけどね。
まー、思春期の気まぐれと言うのも、ちょっとね・・・

 

やはり、バスケット部を続けられない理由が出来てしまったのではないのかな?

 

それに、友達も多かったのに、あえて、他校の生徒と交友を深めると言うのも、理由がよくわからない。
そりゃ、年中一緒にいる人間よりもその方が刺激的だったりすかもしれないけど・・・
自分が中学生の頃を考えると、他校の生徒と友達になるなんて事は考えた事も無かったな・・・もっとも、隣の学校が隣の市だったりするから、距離が遠すぎて知り合うチャンスも無かったけどね。都会は隣の学校も近いんだろうね。

 

経緯が分かってくると、どこかで、助けられたのではないか?と思えてきますね。
残念で仕方がありません。

 

犯人がどんな人物なのか?は今の所、不明ですが(報道されてないだけだろうけど)
被害者がスマフォを持っていた事で、当日の位置情報も既に割れているでしょう。

 

さらに、防犯カメラの記録も短くても1週間ぐらいは残っているのかな。
被害者の足取りや目撃情報が揃えば、あとは時間の問題だね。

 

一連の事件が同一犯の犯行だとするなら、犯人は警察沙汰になる事をそれほど、避けようとしてないようですね。

 

顔が一目でおかしいと分かるぐらい殴るなんてのは、普通じゃない。
それとも、よほど、密告されない自信があったのかな?

 

いずれにせよ、事件解決の時には、色々と付随する問題がでそうですね。

 

続報を待ちましょう。

 

参考リンク
神奈川県川崎市中1殺人事件その2(続報)
神奈川県川崎市中1殺人事件その4(大詰め)

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2015/02/22

神奈川県川崎市中1少年殺人事件その2(続報)

1)校長は今年1月からは不登校となっていたことについて、「家庭訪問や電話連絡は頻繁に行った。今週の月曜日にも、担任が電話で話をして、様子は通常と変わりなかったと報告を受けた」と説明した。

 

2)被害者の遺体が見つかった当日の午前3時ごろには、遺体が見つかった現場から徒歩で10分(南東へ約700メートル)ほど離れた住宅街の中にある公園の公衆トイレ内で、衣服のようなものが燃やされるボヤ騒ぎがあり、県警が事件との関連を調べている。

 

ボヤのあったのは女子トイレだった。
焼け跡から衣服や靴底のようなものが見つかっており、捜査本部は被害者が着ていた可能性もあるとみている。

 

捜査関係者によると、ガソリンのようなものが使われたとみられる。

 

3)被害者の自宅は遺体発見現場から東に約2キロの住宅街。

 

4)現場から数十メートルの場所で大量の血とともにカッターナイフの刃が見つかったとの事。

 

遺体発見現場から数十メートルの場所に血だまりがあり、そのすぐそばで、長さ約10センチの折れたカッターナイフの刃が見つかった他、周辺の別の場所では血のついた木の棒が見つかったことが新たにわかった。また、現場から少し離れた場所ではケーブルなどを束ねるのに使う結束バンドも見つかっているとの事。

 

とりあえず、時系列を更新
1月    被害者は1月中から不登校になっていた。
2月20日(金)
02:00頃  死亡推定時刻
03:00頃  現場から700mの公園の女子トイレでボヤ騒ぎ
06:00過ぎ 多摩川河川敷で遺体発見
21日(土)
午前中   遺体の身元を確認

 

こんなところですね。
凶器と思われるのはカッターナイフが発見されていますね。
今の所、防犯カメラに映っていた少年達は3人、その後二人になってますね。
だとすれば、犯人はこの二人の可能性が高いのかな?

 

ただ、この防犯ビデオの時刻が気になる点ではありますね。

 

今のところ、想定される流れとしては(凶器もボヤ騒ぎも関係有りと特定されていませんから妄想です)
年末から(1月から)被害者は何らかのトラブルに巻き込まれた。
その結果、不登校になった。
事件の発生した20日以前に被害者に対して呼び出しなどを行っていると思われます。
当日だったのかもしれません。

 

で、河川敷に連れ出して、暴行。問題は最初から殺害するつもりだったのか?は今の所不明ですね。
凶器としてカッターでは少し弱いように思います。
まー、普段から携帯していた可能性もありますからね。

 

で、暴行したあげくに殺害、所持品を持ち去り、近くの公園の女子トイレで燃やす。
遺体と凶器などは現場に放置。

 

ずさんもいいところですね。
証拠隠滅には燃やすのが一番と言う所でしょうが、それが事件化されては、逆効果でしょう。

 

犯人は余計な事を沢山している。
ミスをしている可能性が高い、1月なら通信記録は完全に残ってますね。
あとは時間の問題でしょうが・・・問題はどうして、殺さなければならなかったのか?
そこにあります。

 

続報を待ちましょう。

参考リンク
神奈川県川崎市中1少年殺人事件
神奈川県川崎市中1少年殺人事件その3(時系列)

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2015/02/21

神奈川県川崎市中1少年殺人事件

2月20日午前6時すぎ、川崎市川崎区の多摩川河川敷で、「人が倒れている」と110番通報する事件が起きている。

 

警察官が駆けつけたが、10代とみられる男性は、衣服を身に着けておらず、現場で死亡が確認された。

 

捜査関係者によると、男性の首に複数の刺された傷があるほか、顔などに殴られたような痕もあったとの事。

 

司法解剖の結果、男性は中学生くらいとみられ、死因は首を刺されたり切られたことによる出血性ショックだったことがわかった。

 

また、男性の近くで、持ち主がわからない上着が見つかったとの事。

 

県警は殺人と死体遺棄事件と断定し、川崎署に94人体制で捜査本部を設置。遺体の身元特定を急ぐとともに、当時の詳しい状況を調べている。

 

捜査本部によると、男性の死亡推定日時は20日午前2時ごろ。身長は156センチで、普通の体格だったことから、解剖医が中学生くらいと推測しているという。

 

発見当時、男性は着衣や所持品がなかった。遺体発見現場の近くの草むらには少量の血痕があった。

 

遺体の首には多数の刺し傷や切り傷があり、顔や腕にも複数の切り傷があった。一方、遺体が発見された現場周辺に残された血の量などから、男性が別の場所で襲われた後に運ばれてきた可能性も視野に入れて調べている。

 

遺体は20日早朝に通行人の女性(70)が発見した。現場は京浜急行電鉄港町駅の東数百メートルにある河川敷。

 

現場周辺で上着が見つかったが、男性の物かは分からないという。

 

捜査関係者によると、現場近くの防犯カメラに事件発生当時、いったん複数の人物が集団で通り再び戻って来た際は1人減っている映像が残っていた。遺体の傷が多いこともあり、捜査本部は複数の人物による暴行の可能性もあるとみている。

 

遺体は裸で、現場近くに被害者が着用していた可能性のある上着が落ちていたが、他の衣類や携帯電話など身元の特定につながる所持品は発見されていない。凶器が見つかっていないことなどから捜査本部は21日、河川敷付近を捜索した。

 

神奈川県警は21日、遺体は同区大師河原の中学1年、少年(13)だったと発表した。県警は殺人および死体遺棄事件と断定し、川崎署に94人体制で捜査本部を設置。少年の交友関係をはじめ、当時の詳しい状況を調べている。

 

捜査関係者によると、遺体発見前、現場近くの防犯カメラに自転車を押して歩く人物など複数の少年とみられる人物の姿が映っていて、その後、再び映った際には人数が1人減っていたことが新たにわかった。警察は、この1人が遺体で見つかった少年で、集団暴行を受けた可能性もあるとみて詳しく調べているとの事。

 

また、現場近くの公衆トイレに衣類や靴が燃やされた形跡があり、警察は事件との関連を調べているとの事。

 

聞き込み捜査から、被害者が少年である可能性が浮上し、母親が21日午前、身元を確認した。
「(被害者は)バスケ部で明るい子だった」(同級生)

 

「年明け1月から休みが多くなり、心配していた」(被害者が通う中学の校長)

 

学校によると、被害者は先月から学校に来ていなかったとのことです。

 

こんな事件ですね。
とりあえず、時系列
1月    被害者は1月中から不登校になっていた。
2月20日(金)
02:00頃  死亡推定時刻
06:00過ぎ 多摩川河川敷で遺体発見
21日(土)
午前中   遺体の身元を確認

 

遺体発見現場
京浜急行電鉄港町駅の東数百メートルにある河川敷

 

被害者
同区大師河原の中学1年、少年(13)

 

死因
首を刺されたり切られたことによる出血性ショック

 

遺体の状況
遺体は全裸で、所持品などはなかった。
遺体の首には多数の刺し傷や切り傷があり、顔や腕にも複数の切り傷があった。

 

現場の状況
遺体発見現場の近くの草むらには少量の血痕があった。
現場近くに被害者が着用していた可能性のある上着が落ちていた。
現場近くの公衆トイレに衣類や靴が燃やされた形跡があった。
凶器も発見されていない。

 

その他の情報
遺体発見前、現場近くの防犯カメラに自転車を押して歩く人物など複数の少年とみられる人物の姿が映っていて、その後、再び映った際には人数が1人減っていた。

 

過去にも、リンチ殺人事件は数々ありました。
今回は、刃物を使っているのがちょっと、珍しいかもしれませんね。
時代とともに、事件も変わると言うことかもしれません。

 

いや、変わったのは、人間かもしれませんね。

 

人は死んだら生き返らない。リセットしても生き返らない。
罪を償っても、事件が無かった事にはなりません。

 

亡くなった少年のご冥福をお祈りします。

そして犯人には自首する事をお勧めします。

 

続報を待ちましょう。

参考リンク
神奈川県川崎市中1少年殺人事件その2(続報)

 

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愛知蟹江町男性殺害事件その25(一審死刑判決)

愛知県蟹江町で2009年5月、一家3人が殺傷された事件で、強盗殺人罪などに問われた中国籍の無職、男性被告(31)に対する裁判員裁判で、名古屋地裁は2月20日、求刑通り死刑を言い渡した。東海3県の裁判員裁判では初の死刑判決との事。

判決によると、被告は同年5月1日午後10時ごろ、被害者方に侵入。物色中に家人57歳に見つかったことから、モンキーレンチでなぐって殺害し、さらに帰宅した次男(当時26歳)を包丁で刺殺し、翌未明に帰宅した三男(30)の首などを刺してけがさせ、現金約20万円を奪った。

強盗殺人罪の成立を主張する検察側に対し、弁護側は殺人と窃盗罪の適用を求めていた。

一審判決が出ましたね。
二人を殺害し、もう一人も死んでもおかしくなかった。むしろ殺害するだったけど、結果的に生かす事になった。
目的も強盗だった。

二人殺害なので、死刑と無期のボーダーライン上だったと思います。
3人目は死亡してないけど、刺してますし・・・
二人殺害で「強」がついてますから、やはり死刑なんでしょうね。

ただ、この事件については、ちょっと、被告の行動も、この事件の結果に深く結びついているのかな?と思います。

この被告人は土地の人間でもないし、被害者一家とは面識もないでしょう。
予備知識が無い状態で、猫が入った入り口を偶然に見つけて、強盗に入ってしまった。

安易に強盗する事、自体が当然、問題なんだけど、その時、家人に発見されて、これを殺害。

まー、出たとこ勝負の安易な犯行の招いた結果だから、それ自体、被告に全ての責任があるんですよね。

しかし、その後の被告の行動が、更に被害を拡大させてますね。
遺体を隠さずに、そのまま、現金を奪って逃走していたら、次男の帰宅する前に犯行を終えていたと思います。

なぜか、遺体を隠して、その後も現場に居残った為に、次男の帰宅に遭遇し、これを殺害、さらに、そのまま居残って、三男の帰宅にも遭遇してしまう。

このあたりの感覚がちょっとわかりません。
なぜ、居残ったのか?
そんな事しなければ、被害は拡大しなかったのに・・・

普通の感覚だと、迅速に短時間に犯行を終わらせるのが人情かと思うんですが・・・

それは、横に置いておいたとしても。
犯罪を犯すような状態になる前に手を打てなかったのかな?

そもそも、留学していて、お金に困窮するなら、事件を起こす前に帰国したら良かったと思いますけど・・・

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世田谷一家殺害事件再考その136(みきおさんの格闘場所)

最初に書くと、この事件ではいろいろな情報が錯綜していて、どれが正しくて、どれが誤りなのか判断ができない状態です。
なので、細かい矛盾は気にせずに、全体を考えた方が良いだろうと考えるようになりました。可能性を否定せずに可能性を広げると言う感じなんですが、まー微妙にさじ加減は難しいかもしれませんね。

では、本題です。
入江さんの本「この悲しみの意味を知ることができるなら」の中で「みきおさんの遺体の状態」に対する描写がありました。

私が気になったのは「みきおさんの素足がつきだしていた」と言う記載です。
みきおさんは当然ですが服を着ていた。ズボンもはいていた。

この素足が見えていたと言うのは、くるぶしから先が見えていたのかもしれないが、それなら、あえて、驚くような事ではないだろうと考えています。

私はこの「素足が見えていた」と言う状態は、膝から下が見えている状態だと推測しています。

だとしたら、この状態はどんな理由で発生したのか?を考えます。
・犯人がみきおさんのズボンの裾をまくり上げた。
・第一発見者の親族が裾をまくり上げた。
・なんらかの理由、物理現象によって、裾がまくり上がった。

私としては、犯人や親族がズボンの裾をもち上げるのは必然性がありませんから、私はこの部分は否定的に考えていて、可能性としては。
自然現象と言うか物理現象によって、裾が持ち上げられたと言う可能性が高いだろうと思うわけです。

具体的にそれは何か?
私は「みきおさんが階段から転落した時、足を下にしていた為に、裾が階段との摩擦でまくり上げられた」と考えています。

これが何を意味するのか?と言うと、みきおさんが犯人と格闘した場所は「階段」だったのではないか?と言う事です。

A)階段を滑り落ちる状態から考えて、階段下で格闘したとしたら、裾はまくり上がらない。(だから、1階での格闘の可能性は低い)

B)2階、踊り場で格闘した場合は、階段を滑り落ちる可能性はある。しかし、犯人と格闘の結果、突き落とされた、転落したのだとしたら、頭が下になるのではないか?
結局、みきおさんは階段を背にして、犯人と格闘している状態のはず。

そもそも、みきおさんはどこで死亡したのか?
あるいは、致命傷を受けたのはどの場所か?
と言うのもあるね。

考えられるのは3つ。
あ)犯人が階段下でみきおさんにトドメを刺した場合。
い)階段から転落する前に致命傷を受けて、転落後に絶命した場合。
う)既に絶命したみきおさんを2階から犯人が突き落とした場合。

みきおさんが最初の襲撃であるなら、他の家族の存在が気になるので、次のターゲットを襲撃するか、みきおさんにトドメを刺すかで犯人は迷うかもしれない。
追いかけて、1階に降りて、トドメを刺したとしても、不思議では無いが、その場合、みきおさんが犯人から逃げようとすると思うので、階段下で発見されるのは、ちょっと不自然に思える。
だとすると、あ)は可能性が低いかなと思います。

い)はあり得ると思う。格闘時にほぼ即死状態の致命傷を受けたとしたら、犯人も絶命を確信して、追いかけないだろうと思う。

う)は、あえてそうする理由が犯人には無いと思う。もし、犯人がそうする理由があるなら、2階踊り場付近で発見された、康子さんとにいなちゃんの遺体も同様に1階に突き落としても不思議じゃないからね。

私としては、「みきおさんは階段の途中で犯人と格闘した」と考えています。

この場合、さらに、状態は二つに分けられる。
1)みきおさんが上の場合
2)犯人が上の場合

1)はみきおさんが階段の上、犯人が階段の下の組み合わせで格闘した場合、当然、高低差がある為に、相当な身長差がなければ、犯人はみきおさんの頭部を刺す事はできないだろう?

2)は逆に犯人が上なので、みきおさんの下腹部や臀部を刺すのは難しいと思う。

みきおさんの傷については、頭部や臀部に傷があったと言う報道があるけど、階段途中での格闘の場合、その両方を刺されると言うのはかなり難しいと思う。
なので、どちかが誤報だと考えた方がよさそうなんだけど・・・

そこを解決するなら、以前にコメントいただいたように、2階で最初に格闘状態になり、3階ロフトへのハシゴを登って逃げようとしたみきおさんの臀部を犯人が刺し、その後、1階へ逃げる途中の階段で、再度、犯人と格闘し、致命傷を受けて、絶命と言う流れであれば説明できるかな。

ただ、この場合は、やはり、ハシゴを下りた(転落)した段階で、犯人から致命傷を受けたと思うんですよね。

なので、私としては、臀部の傷は誤報ではないかと考えています。

他に関連する情報としては、階段の「カニ歩きの足跡」があります。

このカニ歩きを説明するとしたら、やはり、犯人が1階の様子を見ようとした場合だと思います。
それに気づいた、みきおさんが階段をのぞき込み、犯人を発見、追いかけて階段を途中まで上った所で、犯人が反転、包丁で襲撃。格闘後、致命傷を受けたみきおさんが絶命して階段下に転落。

と言う流れが自然かなと思いますね。

みきおさんが転落した後に犯人がカニ歩きをする理由は無いだろうね。
あるとしたら、1階に他の家族がいると想定して、近寄ってくる、家族を襲う為ぐらいだろう。しかし、訓練されていなければ、一般人に咄嗟にその判断はできないだろうと思う。

とりあえず、妄想です。
今年の年末情報では、家族の傷の情報が欲しいですね。
傷の情報は事件発生当初に報道された情報がそのまま、流れているけど、この事件の発生当初の情報はかなり誤りがあると考えています。

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2015/02/14

和歌山県紀の川市小5男児殺人事件その5(物証)

まずは続報です。
1)捜査関係者によると、県警が現場の空き地周辺から採取した足跡を鑑定した結果、容疑者が6日夕に任意同行を求められた際に履いていたサンダルの底部の模様や形状とよく似ていたとの事。

 

2)捜査本部によると、刃物は容疑者宅から3本押収された。いずれも刃渡り約40センチで殺傷能力が高く、うち2本は刃体が湾曲し狩猟や軍隊などでも使われる「ククリナイフ」のような形状だった。詳細な鑑定の結果、1本から血液反応を検出した。鑑定の結果、被害者のDNA型と一致したとの事。

 

捜査本部は、容疑者が刃物を凶器として使った後、洗い流して証拠隠滅を図った可能性もあるとみて調べるとともに、一緒に押収した刃物のカバーなどの鑑定も進めるとの事。

 

これまでの調べでは、容疑者宅の靴箱の扉から被害者のDNA型と一致する血痕が見つかっており、ほかにも自宅の数カ所から血痕や血液反応が確認されている。

 

3)捜査関係者によると刃物の存在を家族が知っていて、報道を見て「犯人はうちの子かと思った」と話しているとの事。

 

4)現場近くのやぶには、鋭利な刃物で切られた植物が多数、落ちているとの事。容疑者のパソコンからは植物の切り口の写真が押収されていて、試し切りをしていた可能性もあるとの事。

 

こんなところですね。
押収された刃物から被害者のDNAが出た事で、容疑者には極めて不利な情報がそろってしまいましたね。

 

A)事件直前、直後の目撃情報
 残念な事に犯行そのものの目撃情報はありませんが、ゴーグルをした容疑者と思われる男の直前、直後の目撃情報が容疑者であると断定されると、かなり厳しい事になりますね。犯行自体の目撃情報がないけど、容疑者の犯行と合理的に推定される可能性が高いと思います。事件当時に他に刃物を持った人間が同地区で目撃されていれば、反論の余地があるかもしれません。

 

B)犯行現場の足跡と容疑者のサンダルの模様がよく似ている。
C)容疑者宅の靴箱の扉から被害者と同じ型のDNAが検出
D)押収された刃物のうち1本から被害者と同じ型のDNAが検出

 

B、C、Dについては、容疑者の犯行だと考えれば、不思議な事では無いのですが、逆に容疑者の犯行では無いと考えた場合は、真犯人が偽装の為に、同じサンダルを使い、容疑者宅から凶器を盗んで、犯行を行い、犯行後に容疑者宅に戻した。と言う事になるわけですが、事件当時、「自宅でテレビを見ていた」と証言している容疑者としては、それに気づかなかったの?と言う素朴な疑問が出てきますね。

 

しかし、わざわざそんな手の込んだ事をする必要も無いだろうし、小学生を殺害する理由も他の人間には無いだろうね。

 

なので、容疑者側としては極めて不利な情報がそろっている事になりますね。

 

私の現在の見方ですが、やはり偶発的な犯行だろうと考えています。
理由としては、容疑者に不利な状況が揃いすぎている事。
犯行直前の目撃情報は本人が声をかけられているので、自覚していたはずです。
ちょっと離れますが、和歌山市の気象情報では日没は18時頃ですね。
事件発生の16時15分ならまだ明るい時間でしたから、目撃される可能性が高い事は本人も理解していたと思います。
そして、今回の報道にある「サンダル」です。

 

状況によっては、被害男児を追いかけるかもしれないし、逃亡する時も走る事になるかもしれません。
それなのに、「サンダル」は無いと思いますね。

 

被害男児との接点も分からないままと報道されてますが、ホントに接点は無いのかもしれませんね。
なんらかの出来事でついかっとなって殺害してしまった。
その為、容疑者自身、どうしてそんな事になったのか理解できないでいるかもしれません。

 

それに、犯行を認められない理由があるかもしれませんね。

 

いずれにせよ、もう少し、時間が必要なのかもしれませんね。

 

私の印象では、容疑者はそれほど、病的な状態ではなかったように見えます。
「ひきこもり」と言っても、たびたび、外出してますし。(多分、刃物を振り回してのストレス発散)
1年前ぐらいには、剣道の道場にも顔を出していたようですし。

 

刃物の試し切りをしたようですが、それでも、周辺で動物虐待事件があったわけでもなさそうです。
刃物だと、つい、生き物で試したくなる人がいますからね。

 

犯行直前に声を掛けられた時も会話が成立してますよね。
近隣でのトラブルもないようですし。(人格障害あたりだと、近隣トラブルが多発したりしますね)

 

こんなところで、私としてはきっかけさえあれば、社会復帰できるぐらいの状態ではなかったのかな?
と考えています。

 

今の状況だと、このまま送検されると思います。
公判までの間に何か劇的な変化があるかもしれません。
(変化が起きる可能性はありますが・・・それに気づけるか?が問題かな)

 

続報を待ちましょう。

 

参考リンク
和歌山県紀の川市小5男児殺人事件その4(目撃情報)
和歌山県紀の川市小5男児殺人事件その6(一審判決)

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静岡県伊東市8ヶ月長女虐待死事件?

生後8カ月の長女に暴行し殺害したとして、静岡県警は2月13日、神奈川県平塚市入野、会社員、男性容疑者(30)を殺人容疑で逮捕する事件が起きている。
容疑を否認しているとの事。

容疑者は、当時妻だった別の女性との間に生まれた男児=当時(2)=に暴行を加え、死亡させたとして12年7月に逮捕された。
容疑者は2012年にも長男を虐待死させたとして傷害致死容疑で逮捕され不起訴処分になったが、女性の不服申し立てを受けた沼津検察審査会が13年6月、不起訴不当と議決。静岡地検沼津支部が再捜査を進めているとの事。

長女殺害の容疑は昨年2月26日ごろ、静岡県伊東市湯川の当時の自宅で、長女(8ヶ月)に暴行し、頭にけがをさせ殺害したとしている。頭部に他の骨折痕があり、日常的に暴行されていた可能性があるとの事。
長女は同年3月1日に亡くなった。

同課によると、同年2月26日午前11時15分ごろ、妻(19)と共に伊東市内の病院に車で長女を運び込んだ。その際、容疑者は「親戚の子どもが頭を踏んだ」と話したが、虐待を疑った男性医師が県警伊東署に通報し、事件が発覚したとの事。

虐待を疑わせる事前情報があり、伊東市職員が同25日に容疑者宅を訪問していたとの事。
長女は頭にこぶがあったが、妻が「親戚の子とぶつかった」と説明。
元気な様子に見えたため虐待と判断できなかったとの事。
逮捕を受けて市は対応が適切だったか検証するとの事。

こんな事件ですね。
30歳 会社員ですか・・・どんな仕事をしていたのか分からないけど
大卒で22歳で入社したとして、入社8年目ですから、中堅社員ですよね。
そんなにストレスのある職場だったのかな?
3年前の2012年の時は子供は2歳だったから、まだ大変な時期ではあるけど1歳時に比べれば、だいぶ楽になってきた頃じゃないかな?

とりあえず今回の事件について言えば、妻と一緒に病院に搬送しているから、事件当時妻が家に居たと言う事でしょう。
なので、この「親戚の子とぶつかった」とか「親戚の子が頭を踏んだ」と言う証言の裏づけができるかもしれませんね。

とにかく、続報を待ちましょう。

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2015/02/11

和歌山県紀の川市小5男児殺人事件その4(目撃情報)

まずは続報です。
1)被害男児のDNA型と一致する血痕が、殺人容疑で逮捕された容疑者(22)の自宅玄関から見つかった。
捜査関係者によると、男児のDNA型と一致した血痕は自宅くつ箱の扉から検出された。ほかにも自宅の数カ所から血痕や血液反応が出ており、鑑定を進めている。

 

2)押収した作業用ゴーグルのレンズ部分は、容疑者を任意同行した際にズボンのポケットから見つかっていたことが判明した。ゴーグルを頭に固定するゴム部分は、なたのような刃物3本が見つかった自室の衣装ケースの中から発見されたとのこと。
押収した刃物3本はいずれもカバーがついていた。事件前後の目撃情報では、殺害現場の空き地から逃走した犯人は顔にゴーグル、刃物にカバーをそれぞれ付けていたとの事。

 

3)現場の空き地から男児のものと思われる血がついたスケートボードが見つかっていたことも判明した。

 

4)捜査本部は8日、殺人容疑で容疑者を和歌山地検に送検した。

 

5)容疑者とみられる男が事件の1時間ほど前から、両手に大型の刃物を持って近所を歩き回る姿が目撃されていたことも判明。県警は、自宅前で遊んでいた森田君と遭遇し、事件が起きた可能性があるとみている。
県警によると、事件の約1時間前、近所の人が刃物2本を手にした容疑者らしき男がうろつく姿を目撃情報がある。

 

事件直前に、顔にゴーグルをつけ、左手に複数の刃物を持った容疑者に似た男が住民に目撃されていました。その際、住民が男に対して「どうしたんですか」と声をかけたところ、男は「迷惑はかけていません。何かあっても気にしないでください」と話していたとの事。

 

男は、その後、空き地の方へ行き、住民は何らかの悲鳴を聞いたとの事。

 

6)事件の約30分前には自宅前で、1人でスケートボードをして遊ぶ男児を見かけた人がいた。

 

7)捜査関係者によると、男児君は5日午後4時15分ごろ、自宅から数十メートルの空き地で襲われた。その1時間ほど前の午後3時ごろ、容疑者とみられる男が男児の自宅の玄関先からのぞき込むような行動をしているのを、近隣住民が目撃していたという。

 

同じころ、男児が家から外をうかがう様子も住民に目撃されていたという。紀の川市教委によると、男児は午後3時半ごろに帰宅したとみられている。

 

8)殺人容疑で逮捕された容疑者(22)の自宅から押収された刃物の刃の部分に削ったような跡のあるとの事。
これまでの簡易検査では、押収された刃物3本(刃渡り各約40センチ)からはいずれも血液反応が検出されなかったという。県警は、容疑者が事件後、刃物に何らかの手を加え、証拠隠滅を図った可能性もあるとみて調べている。

 

9)容疑者(22)宅から押収された刃渡り約40センチのなたのような刃物は、一般のホームセンターでは取り扱っておらず、店頭での入手が困難なものであるとの事、特殊な形状で殺傷能力が極めて高いタイプとみられる。

 

容疑者がインターネットを通じて購入した可能性が高いとして、和歌山県警岩出署捜査本部は、自宅から押収したパソコン2台の閲覧履歴を解析、入手経路の解明を進めている。

 

刃物は新しいものではなく、容疑者が以前から所持していたとみられる。

 

刃物は刃が大きく反り返った特殊な形状だった。刃渡りは約40センチで刃の厚さは約1センチ、黒い合成皮革のカバーも同時に押収された。

 

10)容疑者(22)。小中学校時代は友人関係が良好だったが、和歌山県内の工業高校を中退して以降、次第に引きこもりがちになったとの事。
校長は「本人は成績が上がらないと悩んでいたようだった」と話した。

 

容疑者は平成20年4月に同校に入学。校長によると、真面目な性格で問題行動はみられなかった。一方、小学校から続けていた剣道部に入ったが、ほとんど練習に参加しないまま1年生の7月に退部。秋ごろからは学校も欠席がちになり、2年生では半分を欠席したとの事。

 

「努力をしても成績が上がらない」。担任教諭が家庭訪問時、容疑者はそう打ち明けたとの事。学校でいじめに遭っていたとの報告はなかったとしている。

 

必要な出席日数に足りなかったことで3年生に進級できず、2回目の2年生になるとほとんど出席しなくなった。保護者との面談を重ねた上で22年7月末で退学したとの事。

 

11)住民によると、容疑者は以前からなたを持って周辺を徘徊していたとの事。
近所の人:「『なた』を持っていたのを1回だけ見た」「全長30から40cmぐらい、川にある竹やぶをバッサバッサ切ってたみたい」と話したとの事。

 

12)捜査関係者によると、事件直後の鑑識活動の結果、現場付近から男物らしい大きさの足跡が採取された。その後、容疑者を逮捕行した際に履いていたサンダルを鑑定したところ、大きさや底面のパターンなどが足跡と矛盾しないことが分かった。

 

13)容疑者について、精神状態を調べるための鑑定留置をする方向で検討が進んでいるとの事。
容疑者は身柄を移送される車両内でも、ほおを膨らませるなど不自然なしぐさをしていた。

 

捜査関係者によると、容疑者は7日未明の逮捕後、取調官との雑談には応じているが、取調官と向き合って座る机に急に上がり、胸を張って背筋を伸ばす仁王立ちのような姿勢で1時間近く立ち続けることがあったとの事。

 

14)押収された刃渡り約40センチの刃物3本が、狩猟や軍隊でも使われる「く」の字状のククリナイフのような形状だった。
ククリナイフは、平成20年の東京・秋葉原無差別殺傷事件でダガーナイフが使われたことを受け、有害な刃物として18歳未満への販売などが全国的に規制されている。容疑者が極めて危険性の高い刃物を所持していたことから、和歌山県警岩出署捜査本部は、強い殺意を持って犯行に及んだ可能性もあるとみて調べているとの事。

 

押収された刃物3本はいずれも刃体が湾曲した形状になっている。捜査本部によると、司法解剖の結果、男児の頭には鋭利な刃物でたたきつけられてできた筋状の2本の傷や、右胸から心臓まで届く刺し傷があった。

 

押収された刃物は切ったり突いたりすることができ、刃物の形状と傷の状況は矛盾しないとの事。

 

ククリナイフのような形状の刃物は3本の内1本との報道もある。

 

15)捜査関係者によると、事件当時、容疑者の家族は外出していたが、容疑者自身は「自宅にいた」と供述。「テレビを見るなどしていた」と話したという。また、「親が帰宅した後、多くのパトカーや報道機関のヘリコプターが飛んできて騒ぎになっているのを一緒に見ていた」との趣旨の話もしているという。

 

こんなところですね。
とりあえず、書いて置くと、事件報道には誤報が付き物です。しかも、後で誤報でしたと訂正報道される事もありません。

 

さてと、いろいろと情報が出てきましたね。
容疑者宅から被害者男児のDNAが出たのは、かなり有力な情報ですね。
とはいえ、DNAがどこから出たのか?が問題です。容疑者の身の回りの物なら、相当、強力な証拠になるでしょう。

 

目撃情報が出ていますね。
時系列を整理すると

 

5日
15:00頃 近所の人が刃物2本を手にした容疑者らしき男がうろつく姿を目撃。
     容疑者とみられる男が男児の自宅の玄関先からのぞき込むような行動をしているのを、近隣住民が目撃
15:30頃 男児が帰宅したと思われる
16:15頃 事件発生。

 

前回の記事では、計画性を否定的に考えていましたが、目撃情報が容疑者と同一人物なら、計画性も考えられますね。
ただ、もし、計画的だとしても、目的の実行のみを優先した物で逮捕されない事については、ほぼ無警戒だったと思います。
でも、直前に住民に目撃され、その上、声をかけられているんですよね。
つまり、目撃された事を本人が自覚している。普通なら、そんな状況で犯行は実行できないでしょう。
「逮捕されてもかまわない」と考えているなら別ですが、それなら、否認する理由がありません。

 

それから、容疑者の精神鑑定の話が出てますね。
取調べ中に机の上で直立不動になるなんてのは、確かに正常な状態には見えませんね。
それから、移送中の車の中で「頬を膨らませる」しぐさをしてますが、普通なら顔を隠すところです。
私は子供の頃の癖が出たのではないか?と考えています。
つまり、容疑者自身が「困ったな、誰か助けて」的な時のしぐさなのかな?と・・・

 

高校中退の件については、少し疑問がありますね。
工業高校の何科に進んだのかわかりませんが、通常、工業高校だと教科の半分は専門教科で普通教科は半分以下だと思います。
普通教科についても、普通科に比べて、圧倒的に授業時間が少ないので、それほど高度な部分までは進めない。
専門教科は製図や実験、実習などあるけど、それらは、普通にやっていれば、悪い成績にはならないと思います。
むしろ、実習などは努力すれば、評価される部分だと思います。
なので、「努力しても成績が上がらない」というのはちょっと、ピンときませんね。

 

不登校にはもう少し、別の事情があるのではないか?と思います。

 

ククリナイフについては、そんな事もあるかなと思います。
引きこもりでネットをしていれば、購入先はネットで注文と言うのは自然な流れだと思います。
容疑者が川で竹などを刃物でバサバサ切っていたと言う事なら、ストレス発散に振り回したいと言う事で大型の物を探したのかもしれませんね。
男の子は兵器とか軍事物が好きな子が多いですよね。

 

今の状況だと、容疑者の犯行だと断定されたとしても、その動機は本人の自供を待つしかなさそうです。
容疑者がアリバイを主張してますが、苦しいですね。
証明する事ができない。

 

もし容疑者の犯行なら、アリバイを主張したのは、咄嗟の言い訳かもしれません。
取調べに対して、論理的に反論するなら、これが一番です。
(証明できなければ、効果がありませんが)

 

もし容疑者の犯行なら、そう話したというのは、容疑者は追い詰められていると言う事でしょうね。

 

続報を待ちましょう。

参考リンク
和歌山県記の川市小5男児殺人事件その3(計画性)
和歌山県紀の川市小5男児殺人事件その5(物証)

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2015/02/09

和歌山県紀の川市小5男児殺人事件その3(計画性)

逮捕された容疑者の犯行だと仮定した場合について考えてみようと思います。

 

容疑者の犯行だと考えた場合、色々と不思議な事がありますね。
1)犯行現場が容疑者の自宅から50メートルと言う近い場所だった事。

 

2)自宅周辺で、ゴーグルをして木刀などで素振りなどをしているのを目撃されている事。

 

3)目撃された犯人と思われる人物の逃走方向が容疑者の自宅の方向だった事。

 

4)容疑者の自宅から凶器と思われる、刃物が複数、押収されている事。

 

5)犯行を否認している。

 

とりあえず、このぐらいかな。
私が不思議だと思うのは、どれも、「私が犯人です」を言わんばかりの情報がそろっている事です。
例えば1)は、自宅の周辺で事件を起こせば、目撃者も自宅周辺の人間になるわけで、ふつうに「あいつが犯人です」となってしまうリスクが非常に高いですよね。

 

さらに、3)にしても、素直に自宅方向に逃げるのも、正直すぎますよね。
あの、仙台男性教諭殺人事件では、逃走方向を偽装する事をしてますし、ちょっと考えれば、そのぐらいの偽装は思いつきそうなんですよね。

 

ゴーグルが変装のつもりかもしれないけど、そのゴーグルを着けた状態で素振りなどをしているのを目撃されているなら、変装の意味が無いですよね。

 

つまり、容疑者の犯行だとするなら、容疑者には犯行を「かく乱」や「隠そう」と言う意識は無いように見えます。

 

唯一これに該当しそうなのが、押収された刃物に見た目、血痕が無い事ぐらいでしょう。

 

しかし、その一方で犯行を否認しています。

 

少なくとも、計画性があるようには見えないですね。
それに、事件当日、被害男児があの場所にいる事を予想できたか?・・・これは予想できるかもしれません。
なにしろ、被害者の自宅から20メートルですから、自宅の近くで遊んでいる事を知っていれば、ここで襲撃する事は可能かもしれませんね。

 

でも計画的な犯行なら、もう少し、別な方法を選択したと思います。

 

なので、偶発的な犯行と考えた方が良いと思うのですが・・・
ついカッとなってしまったのだろうか?
容疑者の精神は高校を中退して引きこもりになった時点で止まってしまったのかもしれません。日常的なストレスはそれなりにあったと思います。

 

では、どうして、凶器を複数持っていたのか?

 

容疑者は日常的に近くの堤防の草原などで、刃物を振り回していたと言う情報もあるので、この日もそこへ向かう途中だったのかもしれないですね。

 

そこで、偶然、男児と接触し、何等かの理由で感情が爆発して、犯行に及んだのかもしれません。

 

もし、そうなら、取り調べに否認を続けるのは難しいでしょうね。
ダメなら、黙秘するしかないでしょうね。

 

とは言え、全ては私の妄想です。
続報を待ちましょう。

参考リンク
和歌山県紀の川市小5男児殺人事件その2(容疑者逮捕)
和歌山県紀の川市小5男児殺人事件その4(目撃情報)

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2015/02/08

和歌山県紀の川市小5男児殺人事件その2(容疑者逮捕)

1)県警岩出署捜査本部は2月7日未明、事件に関与した疑いが強まったとして、殺人容疑で、現場近くに住む無職、男性容疑者(22)を逮捕した。捜査本部は6日深夜から、容疑者の自宅を家宅捜索した。目撃情報などから容疑者が浮上した。

 

2)殺人容疑で逮捕した容疑者(22)が「男の子を殺していません。見たこともありません」と容疑を否認しているとの事。

 

3)容疑者は事件後、髪形を変えていたとの事

 

4)捜査本部によると、容疑者は今年1月上旬、塾に通うため自転車で外出していた男児の中学生の兄を、何のきっかけもなく、いきなり傘を持って追い回したが、兄は自転車で振り切り、けがはなかった。
また、容疑者が男児の自宅前の路上に立ち、長時間、家の様子を見ている姿を目撃した近隣住民がいるとの事。

 

5)容疑者の自宅は現場の空き地から北西約50メートル。空き地から男児の自宅は東へ約20メートルしか離れていない。現場は地元の人以外に訪れる人がほとんどいないことから、捜査本部は土地勘のある人物の犯行とみていた。事件直後に現場から逃走した男を目撃した通報者の証言から、容疑者の犯行と断定したとの事。

 

6)県警や近隣住民によると、容疑者の一家は二十数年前に住宅街が造成された頃からの住民で、現在は両親と姉との4人暮らし。父親は仏教系大学の教授。容疑者は地元の工業高校を中退後は、自宅に引きこもりがちになり、人付き合いも減ったとの事。

 

最近は、自宅敷地内や近くの川の堤防で、縄跳びをしたり、ゴーグルを着用して木刀のようなもので黙々と素振りをしたりしているのを目撃されていた。子供の頃に剣道教室に通っていたこともあり、住民らは「トレーニングをしている」と思っていたとの事。

 

7)近所の会社員女性(46)は容疑者が子供の頃、「お菓子をあげようか」と声をかけても「親に怒られる」と言って断ることもあった。女性は「厳しくしつけられているという印象だった」と話しているとの事。

 

中学・高校で同級生だった会社員男性(22)も容疑者について、「物静かでおとなしく、話しかけても『うん』などの短い返事が返ってくるだけだった。高校もいつの間にか中退していた」と話しているとの事。

 

8)容疑者(22)の自宅から、和歌山県警は凶器とみられる剣のような形の大型ナタ3点(いずれも刃渡り約40センチ)を押収した。ナタに血痕は見当たらないといい、県警はDNA型鑑定などで詳しい調べを進める。

押収されたナタは分厚いところで背の厚さが1センチほどある大型のもの。3本のうち2本は先端が鋭利、1本は少し丸みを帯びている。ナタ3本は容疑者の自室のプラスチック製衣装ケース内にあった。所有に銃刀法上の規制はないが、これほどの大型は林業や狩猟にもほとんど使われないといい、県警は入手経路などを調べる。事件現場の草むら付近からは複数の足跡も採取しており、重要な物証とみている。

 

9)県警は、容疑者のものとみられる紺か黒のパーカや青色ズボン、ゴーグル(保護眼鏡)の他、パソコンや携帯電話も押収した。現場の空き地付近で事件前後に目撃された刃物の男は、紺色の作業服にジーンズ姿でゴーグルのようなものをかけていたとされ、県警は関連を調べる。

 

10)容疑者(22)宅から血痕が検出されていた。

 

こんなところですね。
逮捕の決め手は目撃証言と言う事ですね。

 

あとは、物証が出るか?と言うところです。
自宅から発見された血痕が被害者男児の物と一致すると、かなり強力な物証になるでしょう。
凶器については、押収されたナタが凶器とも限りませんね。別の凶器で犯行を行い、どこかに遺棄している可能性もあります。

 

いずれにしても、現在、捜査中ですから、捜査の結果を待つことになるでしょう。

 

ところで、私は日本には「悪い連鎖反応」のような物があると考えています。
あるところで、自殺や事件が起きると、それに触発されて、似たような環境の人物が似たような事件を起こす事が時々あります。

 

私はこの事件や、この前の名古屋の77歳女性殺人事件が起きた時、佐世保の同級生殺人事件と同様に「人を殺してみたい」と言う動機の「悪い連鎖反応」(模倣犯)なのかもしれないと考えています。

 

ただ、今回の事件については、容疑者の犯行ならば、どちらかと言うと、殺人願望ではなく、社会への反発や、自分自身の境遇の不満などが原因のように思います。

 

続報を待ちましょう。

 

参考リンク
和歌山県紀の川市小5男児殺人事件
和歌山県紀の川市小5男児殺人事件その3(計画性)

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2015/02/06

和歌山県紀の川市小5男児殺人事件

2月5日午後4時すぎ、和歌山県紀の川市の名手小学校5年生の男児(11)が自宅近くの空き地で何者かに刃物で刺され、死亡する事件が起きている。捜査本部によりますと、男児の頭や右胸、両腕など数か所に刃物で刺されたような痕があり、犯人が強い殺意を持って犯行に及んだとみられているとの事。

 

通報した男性は警察に対して、不審な男が現場の方向へ歩いていく姿を見た後、何らかの声が聞こえ、同じ男が元の道を引き返して行ったと話している。

 

県警捜査本部によると、目撃者の男性は5日午後4時24分ごろ、紀の川市後田(しれだ)の空き地で頭や胸から血を流して仰向けに倒れている男児を見つけ、110番通報したとの事。

 

捜査関係者によると、男性は自宅の庭先から男を目撃し、以前に見たことのある男だった可能性があると説明しているという。

 

現場から逃げた男は30歳前後で、身長170センチくらい。紺色のジャンパーにジーパン姿で、作業用とみられるゴーグルのようなものを顔につけていたとの事。

 

男児は、父と兄の3人暮らしで、現在通っている小学校には、1月に転校してきたばかりだったとの事。
5日は、午後2時半ごろに下校したという。

 

男児が胸や頭、腕など全身約10カ所を刺されていたことが県警岩出署捜査本部の司法解剖の結果分かった。
男児の死因は心臓を刺されたことによる失血死で、即死状態だったとみられる。他に左右の手や頭部にそれぞれ複数の傷があり、頭の骨の一部が割れていた。

 

こんな事件ですね。
凶器を持っていたので、偶発的な事件ではなさそうですが・・・ちょっと気になるが、犯人の服装です。
紺色のジャンパーにジーパン姿は、返り血で汚れるし、血がついても目立たないと言う理由で選択したのは理解できるのだけど問題は「作業用とみられるゴーグル」ですね。

 

紺色の上着と合わせての偽装と顔を隠す事の両方を狙った可能性があるけど・・・
それにしては、ちょっと目立つと思うんですよね。

 

今の時期なら、マスクの方が自然に見えます。

 

なので、メンタルに問題がある場合もあるのかな?と考えています。

 

1月に引っ越してきたばかりなので、普通に考えれば、誰でもよかったと言う無差別殺人なんだけど・・・
ストーカーなどの中には、家族を襲う場合もあるので、そのあたりはこれからの捜査をまつ必要がありますね。

 

和歌山県内の過去の動物虐待事件では
2013年6月に田辺市での猫3匹虐待死事件があるけど、紀の川市からはちょっと離れているので、関連は薄いかな。

亡くなった男児のご冥福をお祈りします。

 

続報を待ちましょう。

参考リンク
和歌山県紀の川市小5男児殺人事件その2(容疑者逮捕)

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2015/02/04

東京都中央区新川交際男性殺人事件

2月2日午後0時20分ごろ、東京都中央区新川のマンション5階の一室で、男性が頭から血を流して倒れているのが見つかり、病院に運ばれたが間もなく死亡する事件が起きている。

 

室内にいた20代くらいの女が男性を殴ったことを認めており、警視庁中央署は殺人容疑などでの立件を視野に事情を聴くとともに、男性はこの部屋の48歳の住民とみて身元の特定を進めている。

 

同署によると、男性はパジャマ姿でベッドの下に横向きで倒れていた。頭部に複数回殴られたような痕があり、近くに血の付いた金属バットが落ちていたとの事。
胸には刃物で刺されたような傷もあったという。女から連絡を受けた別の男性が通報し発覚した。

 

 現場はJR八丁堀駅から東に約500メートルのオフィスビルやマンションが立ち並ぶ一角。

 

逮捕されたのは無職、女性容疑者(28)。死亡したのはこの部屋に住む男性(48)とみられ、同署で身元確認を進める。容疑者は男性と同居していたと話している。

 

室内には血のついた金属バットがあり、容疑者のバッグからは凶器とみられる包丁が見つかっているが、この金属バットと包丁は新しく、容疑者が犯行のために購入したとみられるとの事。

 

二人は2年ほど前から交際していたとの事。容疑者は、動機などについてこう供述している。

 

「別れ話を切り出された。別れるくらいなら、殺すしかなかった」との事。

 

凶器に関して、容疑者は、自宅からおよそ3キロ離れた商業施設のスポーツ用品店で金属バットを購入したとの事。

 

こんな事件ですね。
別れ話のもつれで事件が起きる。昔からある話ですよね。
それだけ、男女の問題と言うのは普遍的な問題なんでしょうね。

 

注意すれば、防げるのか?と言うと、これも、難しいでしょうね。
ストーカー事件もそうなのですが、交際を始めた時、こんな結果になるなんて事を想像できませんからね。
やはり、慎重に相手を見極めてから交際するべきなのか?

 

でも、「好き」って言う気持ちは本能みたいな物で、理性で止める事ができるのか?と言うのも疑問もありますね。

 

更に、時間が過ぎれば、そういった純粋な情熱が、他の人に渡したくないとか、絶望感と言うか、マイナスの感情にすり替わってしまうのかもしれませんね。

 

男女の問題と言うのは、簡単では無いと言う事ですね。

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大阪府泉南市6ヶ月長男死亡事件

2014年5月に生後6カ月の長男を暴行死させたとして、大阪府警は2月3日、父親の会社員、男性容疑者(36)=大阪府泉南市新家=を傷害致死の疑いで逮捕する事件が起きている。

長男は頭の骨を折り、頭蓋(ずがい)内出血と診断されていたとの事。府警は容疑者が強く揺さぶったり、突き落としたりする虐待をしたとみて調べているとの事。

逮捕容疑は5月10日午後4~6時半ごろ、泉南市の自宅マンションで長男(生後6か月)に暴行し、5月23日に急性硬膜下血腫などのため死亡させたとしている。捜査1課によると、「たたいたり、揺さぶったりしたことは一度もない」と否認しているとの事。

捜査関係者によると、容疑者は妻と長男と3人暮らしだった。5月10日午後、長男が自宅でぐったりしているとして、容疑者と妻が大阪府泉佐野市内の病院に運んだ。

症状が重く、大阪市内の病院に転院させられ、後頭部の骨折や頭蓋内出血などが確認されたとの事。
虐待を疑った病院側が府警と大阪府岸和田子ども家庭センター(児童相談所)に通報したとの事。

府警の依頼で専門医が鑑定し、長男は暴行のため負傷したと結論付けた。府警は妻が外出中の10日午後に東谷容疑者が虐待行為をしたとみているとの事。

こんな事件ですね。
また、難しい事件です。
毎回の事ですが、児童虐待は閉じた家庭の中で起きる。
死亡原因に事件性があるのか?それが立証できるのか?

続報を待ちましょう。

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2015/02/01

福岡県豊前市10歳女児殺人事件

福岡県豊前市で1月31日から小学5年の女児が行方不明となり、福岡県警は2月1日、女児の遺体を遺棄したとして、同市宇島、土木作業員、男性容疑者(46)を死体遺棄容疑で逮捕する事件が起きている。

 

県警によると「手で首を絞めて殺害した。発覚を恐れて遺体を隠した」という趣旨の供述をしているとの事。
県警は殺人容疑も視野に調べる。

 

逮捕容疑は、1月31日午後、近くに住む小学5年、女児(10)の遺体を大型バッグに入れ、自宅2階の押し入れに隠したとしている。死因は首を絞められたことによる窒息だった。接見した弁護士によると「自宅以外で殺害し遺体を自宅に持ち帰った」などと話しているとの事。

 

県警によると、容疑者は女児の同級生の母親と内縁関係にあり、女児とは面識があった。女児は1月31日午前10時ごろ、「同級生のおばあちゃんの家に遊びに行く」と言い、母親に車で容疑者の自宅近くに送ってもらっていた。しかし、同級生の母親から来ていないと連絡があり、両親が午後4時半すぎに「娘が習い事があるのに帰って来ない」と県警豊前署に届け出たとの事。

 

容疑者が女児と接触していた可能性があることが分かり、事情を聴いたところ容疑を認めたとの事。
供述に基づき遺体が見つかった。

 

近所の人によると内間容疑者は2、3年前に引っ越してきたとの事。

 

司法解剖の結果、死因は首を絞めたことによる窒息死と判明。同課は殺人容疑を視野に動機などを調べる。
死亡推定時刻は同日昼ごろとの事。

 

遺体が見つかった自宅と祖母宅は別の場所にあり、同課は経緯などを調べている。容疑者は「殺害が発覚するのを恐れた」などと話しているとの事。

 

こんな事件ですね。
とりあえず、時系列
1月31日(土)
10:00頃 母親に車で容疑者の自宅近くに送ってもらった。
12:00頃 死亡推定時刻
16:30過 娘が帰らないと警察に届ける
2月1日 容疑者を死体遺棄容疑で逮捕。

 

死因は
手で首を絞めた事による窒息死と・・・咄嗟に手で絞めてしまったんでしょうね。
まー問題は、なぜ、殺害しなければならなかったのか?と言う事なんですけどね。

 

続報を待ちましょう。

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世田谷一家殺害事件再考その135(手の怪我)

手の怪我と言えば、この事件では、犯人が手に怪我をしたと言うのが定説になっています。
しかし、実際には現場に被害者とは異なる血痕が残っていた為に犯人が、体のどこかに怪我をしたと考えられているが、その場所は判らない、多分、手に怪我したのではないか?と言う事ですね。

私も怪我の場所は手だと考えています。
A)怪我の場所が手だと考えると都合のよい点
A-1)犯人がカップアイスを素手で食べたのは、片手が使えなかった為
 片手でスプーン、片手でカップを固定する事ができなかった。、

A-2)犯人がPC操作をしたのは、止血の為に時間が必要だった為
 長期滞在説は別としても、早期逃亡説の場合では、窃盗、強盗目的ではPC操作が犯人にとって必要な事とは思えない。
 ただし、何か特別な理由がある場合も考えられる。
 ただ、この理由は特に怪我をしたのが手である必要は無いけどね。

A-3)怪我をしたタイミングにより、礼君の窒息死が説明できる
 刃物で殺害されているのは、みきおさん、泰子さん、にいなちゃんの3名、これら3名を殺害したタイミングで手に怪我をしたのであれば、その後の礼君の殺害が利き手を使えない為に、片手で絞殺したと説明できる。
(2本の刃物は使用できない状態だから、素手で窒息死は説明できそうだけど、台所に包丁が一本だけの家はないだろうから
犯人は別の包丁を台所から持ち出す事も可能だったと思う。しかし礼君が最初の一人目で、犯人が手に怪我をする前のタイミングだと説明できないけどね)

A-4)過去の事例でも、刃物を持つ手を滑らせて、手に怪我をする事例がある。

B)怪我の場所が手だと考えると都合の悪い点
B-1)1階の引き出しを2階風呂場まで運んでいると思われる事。
 手に怪我をした状態で重い引き出しを片手で持ち上げる事はできないだろうと推測する。

この犯人は両手で作業するような事はアイスとこの引き出しぐらいしかしていないんですね。

手に怪我をしたタイミングを考えると、もう少し、細かい事も考えると事ができる。
殺害順は不明だけど、刃物で殺害されている3名のうち、泰子さんとにいなちゃんは同じ場所で殺害されたと考えられるので、実際には、みきおさんと泰子さんにいな組の二つの場所で犯人は刃物を使っている。
もし、犯行途中で手に怪我をしたとしても、犯人は犯行を中断して、手を治療する事はできないでしょう。

もし、最初の一人目で手に怪我をしたとしても、次の二人目の犯行をそのまま、強行した可能性が高いと思います。
だとすると、犯人は手から出血した状態で二人目の犯行を行った事になり、犯人の血痕が広い場所に残されている可能性が高いです。
・凶器の包丁
 もし、残された2本の包丁に血痕が残っているなら、犯人は一人目で手に怪我をした可能性が高いと思われる。
 逆に1本だけなら、2人目の時に手に怪我をした可能性が高いと言う事でしょうね。

・犯人の移動経路
 礼君殺害時の犯人の血痕の有無で犯行順番を考える事ができると思う。

B-1)なんですが、これを解決する考え方もあります。
手に怪我をしたけど、その場所は手の平側ではなく、親指側だったと考えると、手に怪我をしていても、引き出しを親指以外の指で持つ事ができるだろうと思います。

それから、最後に犯人がもし、手に怪我をしたとしたら、犯人は最終的にどんな状態で逃亡したのだろうか?
生理用ナプキンで治療したとか、バンソウコウが残っていたとか言われているんですが・・・
普通に考えれば、止血はされているけど、傷口を露出させたままと言うのは考えにくいでしょうね。
それほど、傷が広くなければ、バンソウコウ(バンドエイド)ぐらいは張っていると思います。
出血が続いているなら、包帯やハンカチで傷を覆っていた可能性もありますね。

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愛知県名古屋市77歳女性殺人事件その5(快楽殺人?)

続報です。
1)捜査関係者などによると、女子学生は中学生時代から地下鉄サリン事件などを調べていた。また、大阪教育大付属池田小殺傷事件(2001年)、秋葉原無差別殺傷事件(08年)を起こした男に共感を抱いていたという。自宅アパートからは殺人事件を扱った多数の書籍が押収されているとの事。

 

2)女子学生(19)の携帯電話に、遺体とみられる画像が残されていたとの事。
愛知県警は、女子大生が、殺害後、遺体を撮影した可能性があるとみて、画像の解析を進めるとの事。

 

3)愛知県警は31日、殺人容疑で逮捕した女子学生の宮城県の実家へ家宅捜索に入った。
 捜査関係者によると、家宅捜索は午前9時前から始まり、約5時間続いた。捜査員が段ボール箱を運び出すと、母親とみられる女性が捜査員に伴われて家から出てきた。女性はうつむき加減に車に乗り込んだ。

 

4)近所に住む60代の女性によると、11年ごろ、飼い猫が背中に白い薬品のようなものを付けて外から帰って来た。タオルで拭おうとしたが、取れなかったという。猫が背中をなめて薬品が口に入ると、嘔吐(おうと)を繰り返すようになった。動物病院に連れて行ったが、原因が分からないまま約10日後に死んだ。

 

また近所の獣医師によると、同年5月には近くの公園で血だらけの猫が保護され、動物病院に運ばれた。猫は裂傷を負い、右前足を複雑骨折しており、その日のうちに死んだ。

 

 獣医師は、交通事故ではあまり見られない外傷だったと指摘。「刃物のような物で、人為的に傷つけられた可能生もある」と話した。

 

 また近所の男性(42)は08年ごろ、女子学生の自宅から約100メートル離れた道路沿いで、2匹の猫が口から血を流して死んでいるのを見つけた。いずれも外傷はなかったという。その1年後にも、猫1匹が近所で同じように口から血を流して死んでいるのを見つけた。「事故で死んだのではないだろうと思った。気味が悪かったので今でも覚えている。近所の人たちも怖がっていた」と話していたとの事。

 

時系列で整理すると
2008年頃  実家から100メートルの道路沿いで、2匹の猫が口から血を流して死んでいた。外傷は無かった。
2009年頃  場所は不明だけと同様にねこ1匹が死んでいた。
2011年頃  家猫が背中に白い薬品を掛けられて、それをなめた猫が嘔吐を繰り返し、10日後に死んだ。
2011年5月 近くの公園で血だらけの猫が保護され、刃物のような傷と右前足が複雑骨折して、その日の内に死んだ。

 

現在彼女は19歳だから、
2008年は7年前で12歳頃。猫は薬物による死亡?あるいは、窒息?
2009年は6年前で13歳頃。猫は薬物による死亡?あるいは、窒息?
2011年は4年前で15歳頃。白い薬品、刃物による裂傷。

 

でも、死んでいたのは2008年と2009年の3匹だけなんだよね。
2011年の2匹は発見時に死んでは居なかった。
今の段階では容疑者の仕業とは言えないけど・・・私が思うに、快楽殺人の衝動を満たそうとしたのだとしたら、ちょっと不十分なのではないか?と思いますが・・・

 

さて、本題にはいろう。
携帯電話に遺体らしい写真が残っていた、もしかすると、ツイッターにでも投稿するつもりだったのかもしれないね。

 

今回の事件が快楽殺人だとすると、性的興奮との関連が疑われるのだけど、それは精神鑑定の結果を待たないといけません。

 

日本の過去の事件で快楽殺人と言われているのは
2006年の大阪姉妹殺人事件
 母親を殺したときの感覚が忘れられず、人の血を見たくなったと言う理由で若い姉(27)妹(19)を刺殺し、現金を盗んで部屋に放火した。2000年に母親(50)を金属バットで撲殺し少年院に入っていた。

 

2005年の自殺サイト殺人事件
 人が苦しむ姿に性的興奮を得る性癖があり、自殺サイトで目を付けた自殺志願者を誘い出し、次々に3人を自殺にみせかけて殺害した。殺害する様子をビデオテープに録画したりカセットレコーダーに録音していた。殺害時も何度も口を塞ぎ失神させ、蘇生しと言う事を何度も繰り返した。またこの事件以前にも50件以上の首絞め事件を起こしている。

 

1997年の酒鬼薔薇事件
 女児がハンマーで殴られ重症、女児が金槌で殴られ死亡、男児が絞殺され首が切断されて頭部が犯行声明と共に学校の校門に放置された。

 

1988年の宮崎勤事件
 4歳、7歳、4歳、5歳の女児が絞殺された事件。犯人は部屋に5000本を超えるビデオテープを所有しその中には被害者の遺体の映像などもあった。犯行声明や遺骨を遺族に送るなど異常な行動が目立つ

 

1971年の大久保清事件
 150に及ぶ女性に声を掛けて、うち10人以上と関係を持ち、その中の女性8名を絞殺、遺体を造成地などに遺棄する。遺体遺棄については天才的と言える。

 

これらとは別に加えるとしたら、会津母親殺人事件かな。
会津母親殺人事件
 泊りに来た、母親を殺人、解体した事件。
判決では不満等を発散させるため、死体写真や猟奇的漫画に接して興奮し、殺人・解体願望が芽吹くようになった。

 

ただ、今回の事件でちょっとピンとこないのは、ツイッターなどに、その殺人衝動や殺人犯への崇拝とか共感を書き込んでいるんですよね。
やはり、正常な感覚を持っていれば、そこは隠す所だと思うんですよね。
しかも、今回の事件では容疑者は大学で孤立していたと言う事でもなかったようですし・・・

 

どちらかと言えば、卒業文集に尊敬する人をグレアムヤング(毒殺魔)と書いた、タリウム女子高生に似ているかと思います。
タリウム女子高生の場合は、殺人衝動と言うよりは、知識を試してみたかったと言うような実験的感覚だったんですよね。

 

そこは、今回の容疑者の高校時代の毒物事件も、殺すつもりなら、殺す事もできたでしょう。
今の所、「殺すつもりだった」と言う話も出ていませんね。

 

今回の事件が快楽殺人だったかどうかの判断は、今の段階ではできないのですが・・・
私の印象としては、「殺人犯=かっこいい」的な容疑者の感覚があったのではないか?と感じています。
あるいは、殺人犯になる事で何かの効果や2次的な結果を達成する事を考えていたのかなと感じています。

参考リンク
愛知県名古屋市77歳女性殺人事件その4(ターゲット)
愛知県名古屋市77歳女性殺人事件その6(タリウム)

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