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2015/03/15

神奈川県川崎市中1少年殺人事件その13(この事件を防ぐには2)

今回は加害者の視点でこの事件を防ぐ方法を考えてみます。

最初に書いてしまうと、この事件を根本的に解決するには、加害者側で対策しないと無理だと思います。
それは、被害者側で何を対策したとしても、それは、被害者が被害に遭わない方法であって、加害者が事件を起こさない方法では無いからです。
この為、被害者が他の人物に変わるだけで、事件を防ぐ事はできないと思います。

では、いつものように場合分けします。
1)事件当日
 この時点では、積極的に事件を防ぐ方法は無いと思います。事件直前に警察の職務質問を受けるとか、奇跡的偶然に賭けるしかなさそうです。現場を離れて戻った17歳少年が受け取った凶器のカッターナイフを川に投げ捨てるとか、強行な方法もありますが、殺すと脅されてはその指示に従うしかないでしょうね。

仮に、凶器のカッターナイフが無かったとしても、酒を飲んだ上に人気の無い場所での暴行では、歯止めは掛からなかったでしょうね。

被害者の母親が捜索願いを出すと言う事も考えられますが、今まで放置してますから、帰りが遅いから捜索願いを出すなんて時期はとうに過ぎてしまったでしょう。

2)1ヶ月前の暴行事件から事件前日まで
 この時期、被害者が18歳少年から酷い暴行を受けている事を知る人間はいましたし、現にそれに抗議する少年達もいました。
その意味では加害者に対して何らかのアプローチを行う事はできたと思います。

 しかし、どうやるか?ってのが問題ですよね。
実際に少年グループによる抗議で18歳少年が謝罪してますから、普通ならこれで、暴行が止まると考えてもおかしくありません。

だけど、18歳少年はこれに対して、逆に反発して、復讐心というか、そんなネガティブな感情を持ってしまいます。

なので、正攻法では18歳少年の意識を変革する事はできないのではないか?と私は考えています。
謝罪したのは、この人数を相手にしても、とても適わないので、反感を持ちながらも、保身の為に謝罪したんでしょうね。
もともと、自分が理不尽な理由で被害者を酷く暴行した事が原因なのですが、そういった事にも考えが及びません。

もう、この段階では、18歳少年の性格はかなり自己中心的で歪んだ性格だったと思います。
なので、この時期に何か方法があるとしたら、「次やったら殺す」ぐらいの脅しを掛けないと、多分、効果は無かっただろうと思います。

その一方で、この謝罪事件の時、その場に18歳少年の家族もいたのですが、何か18歳少年に対してアクションを起こしたのか?と言うのが疑問ですね。
抗議に来た少年グループの抗議に対しては、反発するかもしれませんが、家族からのアドバイスや注意ならば、そういった反発心は起きないかもしれません。

抗議の内容は家族も知っていたと思うのですが、事実関係を知った上で、18歳少年に対して、「暴行を止めろ」と言う注意をしたのか?知りたいですね。

もしかすると、注意したかもいれない。しかし、結果として暴行して殺人にまで発展してしまいましたから、効果は無かったんでしょうね。

この時期、18歳少年の家族が18歳少年に対してどう考えていたのか?知りたいですね。

3)幼少期から中学生を連れ歩くようになる前まで
 私が考える、この事件を防ぐ鍵はこの期間にしかないと考えています。
結局、中学生を引き連れて歩き、さらに万引きの強要までしてしまうなんて、反社会的な性格、弱い者を従えて、暴力と恐怖で服従させるような、歪んだ性格を矯正できるのはこの時期しかないだろうと思います。

性格の歪みの原因がはっきりしませんが、これまでも、問題行動はあったはずなので、その時、その時でケアしていれば、こんな状況にはならなかったと思います。

最近の状況では定時制高校にも通ってなくて、仕事もせず、アルバイトをしたり、しなかったりと言うような生活だったのは、「人生をあきらめてしまった」からなのかもしれません。
そのあたりで、自分の境遇に対する不満などもあったと思います。

しかし、それなら、それで、学歴に左右されないような仕事を選ぶ方法もあったと思います。
職人さんの世界とかなら、修行は厳しいでしょうが技術だけで身を立てる事もできたと思います。

この18歳少年に限らず、この手の人達って、自分で自分自身を「あきらめてしまっている」ように見えるんですよね。
そんな人間にアドバイスできるのは、家族か友人ぐらいしかないと思います。

いつの時期から、こんな、性格になってしまったのか?こんな心境だったのか?わかりませんが、小学校、中学校、高校、それぞれで、何度も、やり直す機会はあったと思います。

その時、その時で誰も助けてあげる事ができなかったと言うのが残念ですね。

参考リンク
神奈川県川崎市中1少年殺人事件その12(この事件を防ぐには1)
神奈川県川崎市中1少年殺人事件その14(家庭訪問)

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コメント

今日は、この川崎の事件よりも大阪豊中で先月28日に施設から逃げ出して行方不明になってた男児(6歳?)が施設から、たった60メートルしか離れてない緑地公園だかの池で浮いてるのが通行人によって発見されて事故死か?ってニュースの方が気になります!スミマセン!

投稿: | 2015/03/15 17:07

みなさん、こんばんは
そうですね、死因が水死なら、事故の可能性が高いかな。
それ以外だと、暴行の形跡などで総合的に判断されると思いますが、1週間近く経つけど、事件の報道はなさそうですね。

投稿: ASKA | 2015/03/20 22:33

横浜地検は3月19日、殺人容疑で逮捕、送検された少年3人(17~18歳)のうち、リーダー格とされる18歳の少年を殺人の非行事実で、17歳の2人を傷害致死の非行事実で横浜家裁に送致したとの事。

捜査関係者によると、18歳の少年は、神奈川県警の調べに「暴行を続けているうちに、もう殺すしかないと思った」と供述しており、明確な殺意を持って暴行したと判断されたとみられるとの事。

捜査関係者によると、18歳の少年は「最初はシメてやろうという気持ちだったが、(同じ中学出身で同学年の17歳から)『脅すならこれがあるよ』とカッターを手渡されたあたりから殺意がわいた」と話しているとの事。

「途中で誰かに止めてほしいと思ったが、(同学年の17歳に)『もうやめるの』と言われた」とも説明しているとの事。
2人にも指示して暴行をエスカレートさせるうちに「もう殺すしかないと思い、自分が被害者の首を深く切りつけた」と供述しているとの事。

18歳だけど、主体性と言うか、自分で判断できないのかな?
「やめるの?」「やめるよ」って言えば良いだけの話でしょ?

結局、「臆病に見られたくない」と言うような「見栄」を張っただけだよね。

最後はこのまま、帰したら事件になってしまう、それなら口封じに殺害するしかない。
て、事なんだろうね。

そんな事で、罪の無い13歳を殺害し、17歳2名を殺人事件に巻き込んでしまった。
結局、18歳少年がこんな人格に育ってしまった環境がこの事件の原因の一つだったのかな。

投稿: ASKA | 2015/03/20 22:34

主犯格の18歳の少年の罪は明白だけれども、
脅しに業務用カッターを差し出したり、
「もうやめるの?」と煽るような発言をしたりする
17歳少年も、教唆的でかなり悪質だと思う。

18歳少年との付き合いも長かったようなので、
このような焚きつけるようなことを言えば
18歳少年が後に引けずに
行為をエスカレートされるのが分かっていて、
面白半分で煽りたてたんじゃないかな。

行為と結果に対する想像力が欠如しているので、
まさか殺人に発達するとまでは思ってもいなかったのでしょうが、
本人の言い分としては恐らく
「自分はカッターを渡しただけだ。それを凶器にしたのは18歳少年で、自分はそんなつもりはなかった」
「もうやめるの?とは言ったけど、もっとやれという意味ではなかった。煽ったわけではない」
と言ったところではないでしょうか。

私は学校校教員をしていますが、
不良行為を繰り返すボス的少年・少女と
その取り巻きたちは
このような理屈(屁理屈)を
本気で正当性があると主張してきます。

そのような子どもの保護者の多くは
子どもと同じ理屈で屁理屈をこねます。

やはり家庭の教育力の影響は大きいと思います。

投稿: ハル | 2015/03/20 23:42

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