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2015/03/09

兵庫県淡路島洲本市連続5人殺害事件

3月9日午前7時10分ごろ、兵庫県洲本市中川原町中川原の民家で、60~80歳ぐらいの男女3人が刃物で刺されるなどして死亡する事件が起きている。

近くの民家でも80歳ぐらいの男女2人が死亡しているのが見つかり、兵庫県警洲本署は現場近くに住む無職、HT容疑者(40)が事件に関与したとして、3人に対する殺人未遂容疑で現行犯逮捕したとの事。
凶器は見つかっていない。

兵庫県警や地元消防によると、民家などで男女5人が刺されており3人が死亡していた。残る2人も心肺停止の状態で病院に運ばれたが、まもなく死亡が確認されたとの事。

県警によると、HT容疑者は容疑を認める一方、「弁護士が来てから話す」と供述しているとの事。
亡くなったのは民家2軒の女性3人、男性2人で、いずれも60~80代の高齢者とみられる。

午前7時13分ごろ、HHさん方に住む女性(32)が近所の家に駆け込み、「お父さんとお母さんが刺された」と110番通報した。近所の人には「お父さんに逃げろと言われた」と話していたとの事。

HHさん方では屋内に女性2人、屋外に男性1人が倒れていた。周辺を調べたところ、南へ約100メートル離れた別の家でも、80歳ぐらいの男女が室内で倒れているのが見つかったとの事。

刃物による傷は一部の被害者では内臓にまで達していた。急行した同署員が近くの路上で血の付いた衣服を着ていたHT容疑者に職務質問したところ、「自分がやった」と事件への関与を認めたため現行犯逮捕したとの事。

 現場は淡路島中部で、洲本市役所から北西に約5キロ離れており、田畑が広がり、民家が点在する地域。
HT容疑者の自宅と被害のあった2軒の民家は半径約50メートルの範囲にある隣近所同士。近所の人によると、HT容疑者は引きこもりがちの生活をしていたとの事。

HHさんは母親と妻、娘との4人暮らしで家族は仲が良かったという。HHさんは町内会の役員も務めており、昨年11月に田畑をイノシシから守る柵を作った。別の農業の男性は「トラブルとは無縁の人で、事件に巻き込まれたなんて信じられない」と話したとの事。

HT容疑者とみられる人物が、インターネットの短文投稿サイト「ツイッター」にHHさんらを名指しし、一方的に中傷する書き込みを投稿していたことが分かった。「TH」と名乗り、HHさんの自宅の地図も掲載しているとの事。

ネット上のフェイスブックやツイッターでは、洲本市の現場近くに住む「HT」と名乗る人物が、現場周辺の住宅地図を表示したスマートフォンの画面を掲載した上で、「各地で、電磁波犯罪と集団犯罪を行っている」「集団ストーカー犯罪とテクノロジー犯罪の側です!」などと書き込んでいたとの事。

このほか、「HTの所有物のインターネットドメインを奪うのと、HTとHTの家族と親戚(しんせき)をいいなりにする為(ため)と、世界の人々への告発を妨害する為に、ギャングストーキングと電磁波犯罪を徹底して行っている」などと近所の住民を名指しで誹謗(ひぼう)中傷していたとの事。

県警は責任能力の有無や事件との関連を慎重に調べる。同容疑者には妄想性障害があるとの事。
警察は、精神疾患があるということを発表している。
容疑者については、2013年10月まで兵庫県明石市内の病院に精神疾患で入院していたこともわかっている。

HT容疑者を知る近所の人らによると、HT容疑者は中学校卒業後、自宅に引きこもりがちだったとの事。

逮捕されたHT容疑者の自宅は、2軒の被害者宅の向かいにある。容疑者の親はいずれの被害者家族とも親交があったとの事。

同じ地区お男性は容疑者については「どういう生活をしていたのか、全然知らない。顔を見かけたこともない」と話したとの事。

HT容疑者とみられる人物は、短文投稿サイト「ツイッター」に最近も1日10件前後を投稿。ほぼすべてで政府などを激しく攻撃していた。フェイスブックのプロフィル欄では、好きな言葉を「勧善懲悪」とし、「管理ネット代表」を名乗る。同名のウェブサイトも開設し、よく似た主張を展開していたとの事。

管理しているとみられるサイトから7日、複数のメールアドレスに宛てて「『電磁波犯罪とギャングストーキング』している人たち」とするリストが送りつけられていたという。中には、事件の被害者とみられる名前も複数あったとの事。

フェイスブックの「友達」リストには、兵庫県内の地方議員らが多数登録されていたが、そのうちの市議の一人は「面識はなく、記憶にない」と話す。書き込みからは、ほかの「友達」とも交流する様子はほとんどうかがえないとの事。

県警は9日午後、5人の身元を発表した。

HHさん(62)方で死亡した3人は、HHさんと妻HMさん(59)、HHさんの母HSさん(84)。
4人暮らしで、助かった長女(32)が別の民家に駆け込んで110番したとの事。

また、H毅(たけし)さん(82)方では、毅さんと妻H恒子(つねこ)さん(79)の2人が亡くなっていた。
毅さん方は50代の娘と30代の孫の男性との4人暮らし。娘と孫は事件当時、外出していたとの事。

こんな事件ですね。
まずは時系列
容疑者は2013年10月まで兵庫県明石市内の病院に精神疾患で入院していた。

07日
    容疑者が複数のメールアドレス宛に『電磁波犯罪とギャングストーキング』している人たち」とするリストが送りつけられていたという。中には、事件の被害者とみられる名前も複数あった。

09日
7:10 男が民家を襲撃して3人の男女が刺されて死亡。
7:13 逃げた女性が近所の家に助けを求め通報する。
    その後、隣の家の男女2人が搬送されたが死亡が確認された。

逮捕されたのは、被害者宅の隣に住む40歳男性容疑者、中学卒業後に自宅に引きこもり、
最近ではネットに近隣住民や政府などを一方的に誹謗中傷する書き込みをネットにしていた。

こんな感じですね。
引きこもりの人が事件を起こす事はそんなに、珍しい事では無いのですが、引きこもっているので、大抵の場合は同居する家族が被害者になる事が多いですね。

この事件では、家族では無く、近隣の住民が被害者となってしまいました。
ネットの書き込みなどをみると、関係妄想で逆恨みしてしまったように見えますね。

今回の場合は精神疾患の病歴があるとの事で、責任能力が問題になりそうです。

ざっと、1年半前に退院したようですが、その後は治療は継続していたのか?が気になりますね。
定期的な通院と薬が必要だと思いますが・・・

結果的に事件を起こしているので、治療はされていなかったか?もしくは、不完全な状態だったと言う事でしょうね。
容疑者本人が40歳だから、両親は60歳ぐらいでしょうか。
体力的に、容疑者を押さえつけるのは難しいと思いますが、近所でも、ネットの書き込みは問題になっていたようですから、周囲からそれが両親の耳にも入っていたと思うのですが、どうなんでしょう?

再度、入院とか通院しようと言う話はできなかったのかな?

続報を待ちましょう。

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コメント

恐ろしい事件ですね。

ところで、

>容疑者本人が40歳だから、両親は60歳ぐらいでしょうか。

60歳では20歳で産んだことになります。
容疑者の親は現在70歳位ではないでしょうか?

投稿: カエル | 2015/03/10 19:07

カエルさん、こんばんは
遅レスでごめんなさい。
確かに、20歳で産むのは一般的に早すぎですね。
70歳以上だと、40歳の息子と体力では勝負になりませんね。
他に頼れる親類などはいなかったのかな?

投稿: ASKA | 2015/03/20 23:05

引きこもりの犯罪対象が身内に限定しやすいのは当然ですが、今回の事件はずいぶんと田舎な地区で起きました。
そういった場合閉鎖的で身内意識、繋がりの強い意識から排他的意識が働きやすく、容疑者が疎外感から犯罪対象を外部に求めたとも考えられるのでは?
噛み砕けばかまってちゃんとでも言いましょうか…

ネットでの過激な発言等も注目を集めたかったから、中傷も困らせてかまってほしかったから。親が襲われなかったのは自分の存在を認知してくれる数少ない存在だから…ちょっと苦しいですかね?

投稿: あまた | 2015/03/29 21:31

あまたさん、こんばんは

遅レスごめんなさい。
精神鑑定の結果は責任能力有りとの事なので、あまたさんの説は可能性高いかもしれませんね。

続報です。
兵庫県洲本市で男女5人が刺殺された事件で、神戸地検は9月8日、殺人と銃刀法違反の罪で同市の無職、男性容疑者(41)を起訴した。地検は4月10日~8月31日、被告を鑑定留置し、精神鑑定をした結果、「刑事責任能力があると認めた」とした。地検は平野被告の認否を明らかにしていないが、被告と接見した弁護士によると黙秘を続けているとの事。

投稿: ASKA | 2015/09/08 21:15

初公判です。

兵庫県洲本市で平成27年3月、男女5人が刺殺された事件で、殺人などの罪に問われた無職、男性被告(42)の裁判員裁判の初公判が2月8日、神戸地裁で開かれた。被告は「本当の被害者は私。工作員に脳を支配され、殺害するよう強制された。完全な冤罪だ」と起訴内容を全面否認したとの事。
弁護側は「被告の言っている通りならば、病的妄想に支配されていることは明らか」と述べ、刑事責任能力を争う姿勢を示したとの事。

公判は3月22日の判決宣告までに計12回開かれる予定。
被告は精神疾患のため事件前に措置入院しており、責任能力が最大の焦点にになるとの事。

検察側は冒頭陳述で、被告が22年にインターネットの会員制交流サイトを利用して犠牲者の親類を中傷し、名誉毀損容疑で逮捕されたことに言及。被告が「復讐に一部成功」とネットに書き込むなどしていたことから、「正常な心理状態で殺害を実行した。犯行は精神障害によるものではなく報復によるものだった」と主張したとの事。

これに対し弁護側は被告の主張に沿って犯人性を争うとともに、被告の鑑定を担当した精神科医の証人尋問を通じ、被告が事件当時、心神喪失か心神耗弱の状態にあったことを立証していくとしたとの事。

野被告は殺人未遂容疑で現行犯逮捕された後、容疑を殺人に切り替えて送検。
鑑定留置を経て、27年9月に起訴された。

裁判長によると、事件直後に現場対応した洲本署員が証人として出廷中、被告が傍聴席に公判資料を見せるような行為をしたとの事。
閉廷後に「疑わしい行為はしないでください」と告げると、被告は「いえいえ」と手を振って行為を否定したとの事。

公判で被告は「事件は完全なえん罪」と主張。被害者らを「サイコテロリスト」と呼び、「私の脳を乗っ取った」などの主張を繰り返したとの事。

こんなところですね。
事件当時の言動なども、一般常識からすれば、かなり外れた事を言っていたようですし、公判でもその傾向は変わらなかったと言う事でしょう。
なので、公判で演技をしている詐病と言う事ではなさそうです。

問題は責任能力なのですが・・・精神鑑定の結果では刑事責任能力は有りとの判断が出ていますね・・・・

その上で、被告は冤罪を主張していますね。
被告は犯行直後に路上で血の着いた服を着ていて、警察が職務質問をした時に、事件の関与を認めた為に現行犯逮捕されたんですよね。

他にも、被告の犯行を裏付ける物証は沢山出ると思います。
それでも、冤罪を主張しているのは、自分の体が犯行を行ったが、それは「脳を乗っ取られた」為で、自分の意志で犯行を行った訳ではない。と言う主張なんでしょうか?

単純に考えるなら、被告の主張は常識的にありえないので、精神鑑定の責任能力有りを証拠採用して、被告の犯行事実を認定、5人が死亡している事から「死刑」判決となる事件ですね。

問題は責任能力をどうとらえるのか?と言う事になるのかな?

公判の行方に注目しましょう。

投稿: ASKA | 2017/02/08 19:21

男性被告(42)の裁判員裁判の論告求刑公判が3日、神戸地裁であり、検察側は「極めて残虐で結果は重大」として死刑を求刑した。

刑事責任能力の有無が争点で、判決は22日との事。

検察側は論告で「被害者らを電磁波攻撃してくる工作員と考え、報復として殺害した背景には、過去のトラブルなどが影響している」と指摘。
「殺害(という手段)の選択、実行は正常な精神作用に基づく」と述べ、完全責任能力があると主張したとの事。

弁護側は「被告は病気に基づく妄想が動機となり、精神障害で正常な判断ができなかった」と反論。
事件当時は心神喪失か耗弱状態だったとして、死刑回避を求めたとの事。

こんなところですね。
5人殺害ですから、責任能力が認められれば、死刑は免れないでしょうね。

このあたりは判決を待つしかないでしょう。

話は変わりますが、「電磁波攻撃」の被害を訴える人が意外に多いようです。
時々、「自分の名前」と「電磁波攻撃」をキーワードに検索してみると、「自分が被害者に対して電磁波攻撃をしている」と思い込んでいる人(被害者と思い込んでいる人)がヒットするので、もしかすると、事件に遭遇する前に何らかの対応がとれるかもしれませんね。
そういうのを見ると、警察も大変ですねーと思ってしまいます。

投稿: ASKA | 2017/03/03 19:53

兵庫県洲本市で2015年3月、2家族の男女5人が刺殺された事件で、殺人罪などに問われた男性被告(42)に対し、検察側が死刑を求刑した。
裁判員裁判は3日午後も続き、同被告が「本当の被害者は私」などと無罪を主張する最終意見陳述をして結審した。判決は22日との事。

被告の責任能力の有無が主な争点。同被告の陳述は約1時間に及び、「殺害は自分の意思から生じたのではなく、操作された」と主張。
公判で示された精神鑑定結果についても「信用できない」などと訴えたとの事。

この日の公判で検察側は「完全な責任能力があった」と指摘。
弁護側は「精神障害により、心神喪失か心神耗弱の状態だった」と述べ、無罪か死刑の回避を求めたとの事。

こんなところですね。
検察側が死刑を求刑するのは予想通りでしょうね。5人も殺されてますし。
一方の弁護側は責任能力無しで無罪か死刑の回避を求めたと・・・

責任能力の判断が判決を分けますね。

判決に注目しましょう。

投稿: ASKA | 2017/03/06 20:44

一審判決は死刑です。

殺人罪などに問われた男性被告(42)の裁判員裁判判決で、神戸地裁は3月22日、求刑通り死刑を言い渡した。

判決によると、被告は15年3月9日午前4時頃、同じ集落に住むHさん(当時82歳)方で、Hさんと妻のTさん(同79歳)をサバイバルナイフで多数回刺して殺害。約3時間後、近くのHHさん(同62歳)方で、HHさんと母・HSさん(同84歳)、妻のHMさん(同59歳)も同ナイフで刺殺した。

被告は精神鑑定の結果、向精神薬を長期間服用した後遺症による精神障害と診断された。

被告は「殺人を犯すように脳を支配されていた。冤罪(えんざい)だ」と主張。
事件前、精神障害の影響で周囲に危害を加える恐れがあるとして2度、措置入院しており、事件当時の責任能力が最大の争点だったとの事。

検察側は、被告が事件前にサバイバルナイフを購入したり、殺人罪の量刑をインターネットで調べたりしていたことから、「犯行は合理的な判断に基づき、計画性をもって行われた」と指摘。起訴前と起訴後に行われた精神鑑定を担当した医師それぞれの証言も踏まえ、完全責任能力があったとして死刑を求刑したとの事。

これに対し、弁護側は「被告は向精神薬を服用していたことによる精神障害があった」と主張。
被害者らから電磁波攻撃を受けているという妄想により報復のため犯行に及んだとして、心神喪失による無罪か心神耗弱による減刑を求めていた。

こんなところですね。
責任能力が認められました。
その結果、予想通りの死刑です。

どこまで、さかのぼれば、この事件を防げるのか?と考えると、やはり、最初は「引きこもり」なった時点なのかな?
「引きこもり」自体は病気じゃないけど、それが継続してしまうと病気になりやすい生活と言う事なのかもしれませんね。

なので、「引きこもり」から脱却して通常の生活に復帰していれば、このような事件は起こさなかったかもしれません。
社会に出れば、周囲の人間や家族とも自然とコミュニケーションする事になるでしょうし、悩みなどあれば、それなりに口から出そうな気がします。
そして、社会に出る事で社会性なども、自然と身につくでしょうね。

その後となると、措置入院が2回ですから、この段階では病気になってしまったと言う事なんでしょうね。

なので、本来ならここで、しっかり治療するべきだったんだけど・・・
気になるのは、「向精神薬を長期間服用した後遺症による精神障害」と言う点です。

これって、実は治療はしていたが、その副作用で精神障害になった、あるいは、精神障害が悪化したと言う事なんでしょうか?

でも、処方される薬は担当医が患者の状態を診察して、量や種類を判断すると思うんですよね。
なので、悪化するような処方はしないと思うのですが・・・

本人が通院しないで、家族が薬だけもらっていた、とかあるのかな?

このあたり、どんな治療をしていたのか?が知りたいですね。

おそらく、弁護側は量刑を不服として控訴するでしょう。

続報を待ちましょう。

投稿: ASKA | 2017/03/22 19:07

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