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2015/03/21

福井大准教授院生女性殺人事件その2(不明な状況)

まずは続報です。
1)被害者(25)=同市=の携帯電話が事件直後から所在不明になっているとの事。
捜査関係者によると、被害者の携帯電話は自宅や所有する車内にもなかった。同容疑者と普段から連絡を取り合っていたとみられ、県警は通信記録を分析する方針との事。

2)被害者が死亡したと思われる現場(通称「一本橋」)で3か月ほど前から、夜1台の軽自動車が地元住民に目撃されていた。

「夜22時過ぎくらいから、この橋の手前に、1台の軽自動車が毎日のように停まるようになった。この辺りは日が暮れたら人通りもなくなる場所。2月の上旬頃、通りすがりにふと車の中を見てみたら、若い女性と、40代くらいの男性がいたんですよ。ずいぶん密着していた」と話しているとの事

そのわずか1か月後の3月14日、同じ場所で殺人事件が起きた。

こんな所ですね。
実は、ちょっと殺害の状況がよくわかりません。
今回はそのあたりを考えてみます。

まず、場所の確認
A)事件発生場所 福井県勝山市村岡町「一本橋」
B)容疑者自宅  福井県勝山市長山町2丁目
C)被害者自宅  福井県勝山市本町1丁目

位置関係は
B-A 間が1キロ以上離れている。(報道内容から)
B-C 間が約1キロ程度と推測(番地が分かりません)
A-C 間が約2キロ程度と推測(一本橋の正確な位置、番地が分かりません)

添付の地図を参照ください。(位置はアバウトです)
Photo

この位置関係を見ても不思議なのが、容疑者自宅よりも離れた場所で事件が起きている。目撃情報では3ヶ月前から夜に1台の軽自動車が目撃されている。
別の目撃情報では事件前日の夜、容疑者が自宅前に立っていたと言う情報があります。
あえて、自宅から離れた目立たない場所で会っていたと言う事なのかな?
(今の段階では、目撃された車が被害者の物とは断定できません)

この情報では、毎日、夜22時頃に自宅から離れた一本橋で待ち合わせていたと言う事なのかな?
で、一本橋で目撃された車は軽自動車1台だけだから、容疑者は徒歩で一本橋に移動していた事になりますね。

次の問題が状況なんですが・・・
あ)容疑者はスリッパ(サンダル?)だった。当日は積雪30センチ
い)容疑者は事件発生時、携帯電話以外の所持品を殆ど持っていない。
う)当日午前8時頃に通報
え)被害者は抵抗した痕跡がない。
お)被害者の携帯電話が事件後、不明となっている。

こんな感じですが・・・
毎日、夜22時頃に待ち合わせしていたとしたら、事件前日の夜は会っていたのか?
通信記録は携帯電話自体がなくても、通信会社に記録が残っているから、調べる事はできます。

当日の朝は待ち合わせをしているわけでは無いでしょうから、携帯電話で連絡が入ったんでしょうね。
で、慌ててスリッパ(サンダル)で現場へ向かったと言う事だろうと推測します。

容疑者の供述では当初は交通事故と供述している。

死亡推定時刻は発表されていませんが、例えば、前日の夜に死亡していたとしたら、死後硬直や体温低下などから、治療した医師は事故に疑問を出持つでしょう。

だから、死亡は当日の朝だろうと思いますが・・・

で、更に供述は、薬を飲んで苦しんでいた、殺してくれと頼まれたからと変わります。

当日の朝に殺害した点は矛盾しない訳ですが、薬を飲んでいたのかどうか?は司法解剖で分かりそうな気がしますけど・・・
その一方で抵抗の形跡が無いと言うのは、この供述に矛盾はしないように思えます。

ただし、被害者が抵抗しなかったのか?抵抗できなかったのか?によって状況は変わりますけどね。

それに、その薬にしても、本人が自分の意志で飲んだのかも不明です。
もし、本人が自殺を図って飲んだのであれば、相当な量を飲む必要があるはずで、それだけ飲んだら、意識不明になりそうなんですが・・・

逆に量が少なくて、苦しんでしまったとも考えられますね。

まー、薬物のオーバードウズ、死にきれず苦しんで、殺人を容疑者に依頼。
そして、殺人。結果、死亡原因を隠蔽する為に事故を偽装。
この流れでも、矛盾はしていませんね。

ただし、当日、被害者が自分で車を運転して現場に行ったのだとしたら、薬を飲んだのは現場に到着後のはずです。
・・・しかし、被害者自宅から現場まで約2キロなら、飲んでから車を運転して移動も可能ではあるかな?

いずれにしろ、供述の裏付けとして、車の中か、被害者の自宅に飲んだ薬の瓶などの痕跡が残っていると思うんですけどね。
それと、遺体から薬物の検出ですね。
ここが、ちょっと難しいと思いますが、大量に飲んでいれば検出できると思うけど・・・

それから、もし、被害者の携帯電話を容疑者が隠したのであれば、容疑者にとって都合の悪い事があったんでしょうね。
被害者が死亡した後、他の人間が携帯電話に保存された情報を見る事を想定したのか。あるいは、通話記録から、事故が起きたとする事に矛盾する情報があるとかね。

このように事件の流れについては不明な事が多いです。

続報を待ちましょう。

参考リンク
福井大准教授院生女性殺人事件
福井大准教授院生女性殺人事件その3(残る疑問)

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コメント

まず場所についてはとんぼの研究者として県からも環境保全コーディネーターとして託されてるから問題ないでしょう(常に逢い引き場所として利用してたのかな?)

知り合ってから容疑者が勝山に越してきたのが2011年、翌年春には被害者がひとり暮らし初めてます。共に研究内容のとんぼの生息地として教授と助手の立場で。
被害者は勝山と千葉の大学院を行き来してたようですが約一年半のひとり暮らしの住まいが逢い引き場所だったのかな?

事件の半年前から体調不良により大学院を休学されましたがその辺りに体調崩す原因になる何かがあったと推測できます。
それが心神喪失による自殺願望になったような 自分の居場所を喪失したような…。
(当然容疑者が拘わった何かが?)

投稿: コナンテキスタイル | 2015/03/21 14:11

コナンテキスタイルさん、おはようございます。

田舎だし、フィールドワークとか考えると、容疑者は車を持っていたと思います。
普段から車を乗っている人は、つい近場への移動でも車を使ってしまいますよね。

それなのに、一本橋への移動は車を使って無いですね。
容疑者は色々と気を遣っていたのかな。

休学した理由はあるでしょうね。
そして、引っ越した理由もあるしょう。

このあたりが事件の鍵なのかな?

投稿: ASKA | 2015/03/22 10:22

ここで疑問なのは被害者の収入源です。
25歳にもなって今だ学生の立場(親の仕送りもどうなのかな? )研究助手の収入っていかほどか知りませんが 大して貰ってはないでしょ?
頼りは准教授になりますが
引っ越したばかりの一軒家に家族も養った上で助手の一人暮らしとガソリン代とか気になりますが?他の収入源があったのかな?

投稿: コナンテキスタイル | 2015/03/22 19:30

憶測ですが、被害者の収入源は仕送りとバイトだっつたのでは?大学院ならば奨学金も借りやすい。ほぼ誰でも借りれる。福井に移ってからは、苦労したのかも。メンタルのバランスも含めて二人に破綻が訪れたか。

投稿: 空き地 | 2015/03/23 22:34

当初 交通事故の偽証から現場一本橋まで向かったと主張したからスリッパ姿の疑問視されたのですが
どうやら容疑者宅へ迎えに行ったようですね。(いつもの逢い引きのように)

そうするとASKAさんの言う薬をいつ飲んだか?の疑問残ります。

なかなか闇が深い事件のようです。

投稿: ナスカ | 2015/03/24 00:39

とんぼフォーラム(学生相手)を見て感じたのは年の割に幼い印象がありました。
学生の延長のような発表会と申しますか?

ずっとトンボを追い続け それが魔王様と呼ぶ師匠からの銘とはいえ、いつしかトンボなのか魔王が好きで追い続けたのかどうやらその辺りに真相があるようですね。


当然既婚者である壁が大きく立ち塞がり
いつしか死を選ぶようになったのかな?
最後は大好きな師匠の腕の中で眠りにつきある意味安堵なんでしょうが、その思いまで少女的になってしまったのでしょうか?


冬の福井、自殺の名所東尋坊、九頭竜湖の龍神様とマイナス要素の多い地区に呑まれましたか?

投稿: | 2015/03/24 07:01

最近の学術研究の「投機的性格」はいや増しに高まっているように思います。
話題になったSTAP細胞のそれを見てもわかること。「特命准教授」の特命とは、基本的には「期限付き」ということでしょう。それなりの成果を出さないと、雇用も継続できないし、教授への昇進もままならない。また、いわゆる「派遣」と同じで、正規教授との軋轢もあり得ます。
なかなか難しい立場で40代を迎えている状況は決して「エリート」とは呼べないところです。
また研究内容もアカデミックなものというより啓蒙活動的なものであって、これも従前の学術研究を行う立場の研究者たちとの軋轢が予想されます。
何が言いたいのか、というとこの「トンボの研究」そのものが、充分な検証に耐えうるものかどうか、という点です。
そうした点で(広い意味での)協力者であった被害者から、加害者へのなんらかの不満、不審が伝えれられていた可能性はあるのではないかと、思います。
そのことと、両者の濃密な関係が、事件の核心部分を形成しているのではないでしょうか。

投稿: 迷探偵にゃんこ | 2015/03/27 01:40

みなさん、おはようございます。

報道が全くなくなりましたが、詳しい事は公判で情報が出てくるでしょうね。

にゃんこさんの言う通り、被害者側としては、将来的などんな進路を希望していたのか?と言うのも気になりますね。

「トンボの研究」でそのまま、研究の道を進めるのか?と言うのも難しい気がします。
何しろ、師匠ですら「准教授」なんですよね。

研究を諦めて、就職と言うのも、年齢的に若いですから、十分可能だと思います。

ただ、研究を志望するなら、大学院を休学する理由が無いと思います。研究職として上を目指すなら、まずは、修士(博士?)課程を修めるのが前提ですよね。

東邦大での被害者の2014年度の研究テーマは
「アキアカネの移動行動と気温の関係」と言う事で、師匠のテーマと一致していると言う事か・・・
しかし、それなら、休学しなくても、「現地で研究してます」で良いと思うけど・・・

研究職を目指すにせよ、就職を目指すにせよ、休学はマイナスにしかならないような気がしますね。

休学したのは将来の為では無く、現在の為だったのかもしれませんね。

いずれにせよ、公判で全てが明らかになる事を祈ります。

投稿: ASKA | 2015/03/29 09:24

拘留期限が近づいてますが 起訴されるのかに焦点が行きますね。
今の報道のままだと殺人か、嘱託殺人で起訴が妥当と思いますが、場合により過失致死、起訴猶予も考えれます。


被害者は昨年1、2月から大学院に出席しておらず 秋口に体調不良により休学届けとなってます。(その辺りに体調崩す異変が体に起こったようですね…)続報を明らかにして欲しいですが 様々な壁がありますからどう変わるでしょうか?

投稿: ナスカ | 2015/03/29 10:04

福井地検は4月3日、福井大教職大学院の元特命准教授、男性容疑者(42)を殺人罪で起訴した。被告は「(被害者に)『殺して』と頼まれた」として嘱託殺人罪の適用を主張していたが、地検は「押収物などの証拠に基づいて殺人罪を適用した」と説明しているとの事。捜査関係者は男女間のトラブルが動機とみている。福井大は、3月末で被告との教員としての契約を終了したとの事。

殺人罪で起訴ですね。
嘱託殺人を主張していたわけですから、その主張に合理的な疑いがあると言う事なんでしょうね。

詳細は公判で明らかとなるでしょう。
続報を待ちましょう。

投稿: ASKA | 2015/04/03 23:18

やっと初公判来ましたね。
被告は頼まれて殺害した事による嘱託殺人を主張してるようですが、検察側は事前に睡眠薬飲ませてる事から、不倫関係を暴露され准教授の立場、家庭が壊れる事を恐れての殺害と見てるようです。

投稿: テキスタイル | 2016/09/12 21:32

夏の終わりを告げる赤とんぼ、里山に帰るのか?越冬するのか?

その行く先を深追いした二人の末路は哀しい結末になりました。

夏の思い出のままで過ごせたらよかったんでしょうが、ある意味赤とんぼは黄泉への案内人のような気がしてなりません。

ちょっぴり寂しいくらいが丁度いいのかも
深追いはくれぐれも御用心。

投稿: テキスタイル | 2016/09/13 11:58

テキスタイルさん、こんばんは

被告は准教授、被害者は大学院生、2人とも優秀な人物だったのに、事件は防げませんでした。
結局、男女間の問題と言うか、色恋の問題と言うのは、根本的に難しいと言う事なのか・・・理屈では納得できないようなそんな物なのかもしれませんね。

准教授の仕事も失い、家族を不幸にし、優秀な被害者も死なせてしまい、周囲の人間全てを不幸にしてしまった。

どこかで、立ち止まる事はできなかったのかな?
残念な事件ですね。

投稿: ASKA | 2016/09/13 19:00

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