東京都足立区ウサギケージ監禁男児虐待死事件
ちょっと遅くなりましたが、酷い事件です。
概要
子供6人を持つ夫婦が当時3歳の次男をウサギ用のケージに監禁し、騒いだ為に口にタオルを巻いたところ、窒息死。
遺体を荒川に遺棄したとされる事件。
2014年5月に児童相談所に、家族の子供が一人いないとの通報が入る。
警視庁は捜査を開始し、夫婦は翌6月上旬、横領事件で逮捕された。他の5人の子どもたちは施設に保護されたとの事。
6月末ごろ、自白「次男が言うことを聞かないので、おりに入れて生活させていた。死亡の前日の夜も騒いだので、口にタオルをまいたら、翌朝に死んでいた」と、死亡への関与を認めたとの事。
しかし、遺棄したとされる、河口湖周辺や荒川を捜査したが、遺体は発見できなかった。
夫婦は死亡する前の約2カ月間、次男を50センチ四方程度のケージに閉じ込めて生活させていたとの事。
ケージは居間に置かれ、次男はパジャマの上着におむつだけの姿。2、3日に1度の食事や入浴以外は、立つこともできず体育座りのままで過ごしていたという。
おりの扉付近には重しが置かれ、自力では出られないようにされ、死亡の1カ月前の2013年2月ごろからは、排泄(はいせつ)物を少なくする理由で、2~3日に1回しか食事が与えられなかったとの事。
2013年3月3日ごろ、次男はケージの中で、男性被告にタオルを口に巻かれて窒息死したとされる。次男だけを監禁したことについて、夫婦は「言うことを聞かずにうるさかったから」と話しているとの事。
捜査関係者らによると、男性被告は高校中退後、一時ホストクラブで働き、女性被告は客として訪れていた。2人は交際を始め、結婚。次男の死亡時、ほかに5人のきょうだいがいた。自宅アパートの前で、子供を遊ばせる姿を近所の住人らが見かけるなど、表向きは円満な家庭だったが、生活は困窮していたとの事。
アパートの住民によると、被告らは家賃のほか、アパートから数分のところにある駐車場の賃料も数カ月間滞納していたとの事。一方で、頻繁に出前を取ったり、外食したりする姿も目撃されていたとの事。
アパートの関係者は「小学生の娘はいつもきれいな服を着ていた。週に2回は一家そろって車で遊びに出かけていた」と話したとの事。
児童相談所に通報があったのは2014年5月14日。2日後、児相はアパートに立ち入り調査に入ったが、布団で寝ていた6人の子どもの頭の数を確認しただけで、顔までは見なかったとの事。
この時点で次男は死亡していたとみられる。男性被告らが調査の約2カ月前にインターネットで購入した身長約100センチの人形に布団をかけ、次男が生きているように偽装していたとの事。
警視庁は同6月、次男の児童手当などを不正受給したとして被告らを詐欺容疑で逮捕。当時、男性被告は「児童手当の受給額が減ってしまうので死亡を届けなかった」と供述していた。一方、別の罪に問われた裁判で、男児の死を隠した理由を問われると「(虐待が発覚すると)子供が施設に入れられてしまうと思った」とも説明していたとの事。
時系列(起訴状などによる)
2013年12月 当時3歳の男児はウサギ用ケージに閉じ込められていた。
2013年02月 排泄物を減らす為、食事は2,3日に一度にされていた。
2013年03月03日 ケージの中でタオルを口に巻かれて窒息死
2013年03月04日 遺体を荒川に遺棄
2014年05月 児童相談所に男児不明の通報
2014年06月上旬 両親が児童手当の不正受給などの詐欺容疑で逮捕
2014年07月 荒川で遺体を捜索するが発見できず、
2015年05月19日 東京地検は監禁致死と死体遺棄の罪で両被告らを起訴した。
酷い事件です。
なんか、もう唖然として、言葉もでない・・・そんな事件ですね。
児童虐待事件では、なぜか、数人いる子供の中で一人だけが虐待される事件があります。
この事件もそんな事件ですね。
言う事を聞かないからと言っても、相手は3歳ですから、そう聞き分けがよい子供ばかりじゃ無いでしょう。
50センチ四方のウサギ用ケージに監禁してしまう事がそもそも、異常ですね。
押し入れの代わりと言うところだったのかもしれません。
そう言えば、他の事件で、ビニール袋に入れて、窒息死させた事件もありましたね。
でも、2ヶ月も続けるなんて、どうかしてますね。
遺体を遺棄したのは、虐待が発覚するからでしょうが・・・
3歳だと幼稚園は行ってないのかな?小学校じゃないから、不思議では無いけど・・・
でも、検診はあったでしょ?
ケージに入れるまでの間は検診などもちゃんと受診してたんでしょうね。
児童相談所も調査に行っても偽装を見抜けないと言うのは、ちょっと残念な結果ですね。
経済的困窮のストレスが虐待の引き金だったのかもしれませんが・・・
どのぐらいの収入があったのか分かりませんけど、子供6人を育てるってのはかなり大変だと思います。
教育費が大変だから、みんな子供を作らない少子化になってしまったと思うんですよね。
6人の子供をどう育てる予定だったのか?聞いていたいですね。
子育てが大変なら、作らない、産まない事もできたと思いますが・・・そのあたりはどう考えていたのか?
しかし、一緒に暮らしていた他の5人の子供達も次男の事を見て生活していたのでしょうから、メンタルケアが必要だと思います。
亡くなった次男のご冥福をお祈りします。
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コメント
本当に鬼畜としか言いようがない。こうゆう酷い事してしまう人は無期懲役、あるいは極刑に出来ないのかな
投稿: | 2016/02/27 04:57
続報です。
1)監禁致死と死体遺棄の罪に問われた父親の男性被告(31)=傷害罪などで服役中=と、母親の女性被告(29)=詐欺罪などで有罪確定=の裁判員裁判初公判が2月25日、東京地裁で開かれた。
両被告は死体遺棄罪を認めたが、「死因は不明」などとし監禁致死罪は否認した。
2)男性被告側は「男性被告は子供好きな父親だった。家中を散らかす男児から家庭の平穏を守るためにやむなくした行為であり、死亡するとは思っていなかった」と主張。
3)女性被告側も「夫が猿ぐつわをしたのは知らなかった」とし、監禁罪に留まると主張した。
4)弁護側は死体を遺棄し、死亡を隠蔽した動機について、「児童手当の不正受給目的というよりも、自身も養護施設で育った男性被告が『死亡が発覚すると家族がバラバラにされてしまう』と危惧したためだ」とした。
5)26年6月以降、男性被告は次女を殴るなどした傷害罪や、女性被告と共謀して男児の生存を装い、生活保護費や児童手当を不正受給した詐欺罪などで起訴され、ともに実刑判決と有罪判決が確定している。
6)1日から始まった被告人質問で、母親の女性被告は「言うことを聞かないし、行動を制限するしかないと思った」「ご飯は1日1食だった」などと語った。また、弁護士から「いつまでケージに入れておくつもりだったのか」と問われると、「成長とともに入らなくなるまでです」と答えたとの事。
7)2日の被告人質問で父親の男性被告は、「口をふさいだことは今思えば短絡的だった。申し訳ないと思っています」と謝罪した。また男児をケージに監禁した理由について、「自分も子供のころ蔵に閉じ込められたことがあり、行動制限することに効果があると思った」などと語ったとの事。
8)男性被告は「男児が小麦粉をまき散らすなどしたため、しつけとして暴行を加えるようになった」と話しました。ケージに閉じ込めた理由について「自分が手を上げるのも嫌になり、行動を制限するのが効くと思った」「若干狭いけど、そこまで残酷じゃないと思った」と述べたとの事。
こんなところですね。
蔵の代わりになるような場所は都会住まいでは、無かったかもしれないけど・・・
でも、「成長して入らなくなるまで入れるつもりだった」と言うのはどうかしていると思うね。
どうして、「言い聞かせて、問題行動をしないようにする」って発想ができないのだろう?
何か、行動制限と言っているいるけど、暴力によって解決する方法しか考えてないように思うのですが・・・
公判の行方に注目しましょう。
投稿: ASKA | 2016/03/02 18:30
両親に実刑判決です。
男性被告(31)と女性被告(29)は2013年、東京・足立区の自宅で、次男(当時3)をウサギ用のケージに監禁してタオルを口にくわえさせて窒息死させ、遺体を遺棄した罪に問われた。
東京地裁は3月11日の判決で、「ケージ内で下を向く姿勢を強いられ、さらにタオルをくわえさせられたことで気道が狭まり、死亡した」などと指摘し、監禁致死の罪が成立するとした。
そのうえで、「2カ月間にわたり、ケージに閉じ込めて食事も満足に与えない行為は極めて悪質」「言うことを聞かないという身勝手な論理で犯行に及んだ」として、男性被告に懲役9年(求刑・懲役12年)、女性被告に懲役4年(求刑・懲役7年)を言い渡したとの事。
判決は実刑の有罪判決ですから、死亡との因果関係は否定できなかったんでしょうね。
それで、男性被告が懲役9年で、女性被告が懲役4年と・・・主導したのが父親で母親は従属的な立場だったと言う事かな。
他の5人の子供たちは、施設ででも生活しているのかな?
まー、他の被害者が出ないうちに、別れて生活した方が良いでしょうね。
投稿: ASKA | 2016/03/11 18:53
やはりというかなんというかこの両親も加害者であり被害者であったようで・・・。改めて自分の親に感謝したいですね。本当にこんな親の元に産まれなくて良かったと思います・・・。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20170126-00050794-gendaibiz-soci
投稿: 裏銭 | 2017/01/30 01:27
裏銭さん、おはようございます。
子供は親を選べませんからね。運に左右されてしまう面はあるかと思いますね。
こんな事件を見てしまうと、「普通の親」に元に生まれた事がどれほど幸せなのかと改めて感じますね。
投稿: ASKA | 2017/02/02 06:12
つくつく思うのは、人間は人間ではない、人間は「獣」の一部である。ということでしょう。動物に「遺伝子」があるならば、人間にも「遺伝子」がある。この鬼畜親
もそういった「経験」があると言っている、ならば鬼畜親のその親も、そのその親も「虐待」を受けたという過去があるかも知れない、そういった血脈、血縁は運命的に持ったかも知れない、治らないね。そういったことは
それに「鬼畜親」なんていっぱいいる。ただそれが現れてこないということだけ、潜在的にあるよ。そういった虐待を受けた子供には、自分先生から「体罰」を受けた理不尽な、それが子供を愛するかって、いや逆、子供を見て「少年犯罪」と考えるようになった、中学生を見て
「学級崩壊」高校生を見て「校内暴力」女子高生を見て
「援助交際」今でも「体罰」はあるでしょう、じゃなくなるか、無くならないね。残念ながらなくならない
この親の子供たちはこの後・・・・同じことをするかも知れない、それよりかは「結婚もせず」して妊娠したら
「堕胎」する。そうしかない、そういう運命をたどるか
はたまた、これを治療するか、でもはるかに難しい、
どうもね「親になる」と言うことが、メルヘンチックじゃなく、東大に入るより難しいと思えるようになった、マスコミが隠しているに過ぎないね、果たして
投稿: 荒木 | 2017/02/03 00:06
荒木さん、おはようございます。
人は進化して今の形になりましたから、もともとの野生はあるんでしょうね。
それを知性で制御してきたんだと思います。
でも、ときどき、その知性を超えて、野生が目覚める時が事件になる時なんでしょうね。
親になるのは難しいですね。
子供から大人になり、さらに親になる。
時間がたてば、誰でも大人になるし、子供を産めば親になる。だけど、それぞれの段階でそれなりの忍耐力とか人間力を身に着けないと、大人や親には成れないのだと思いますね。
投稿: ASKA | 2017/02/05 09:52