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2015/06/06

東京駅コインロッカー老女遺体遺棄事件

5月31日午前9時ごろ、東京都千代田区の東京駅内のコインロッカーの管理会社から、「ロッカーに入っていたスーツケースの中に人のようなものが見える」と近くの交番に届ける事件が起きている。
警視庁によると、入っていたのは女性の遺体だった。

 

丸の内署の発表では、スーツケースは縦約70センチ、横約50センチ、幅約25センチ。1カ月ほど前に、南口改札付近のコインロッカーに無施錠で入っていたため、管理会社の職員が駅構内にある一時保管庫に移していた。
1カ月経ったため、31日に職員がスーツケースを開け、中を見て届けたとの事。
スーツケースに鍵はかかっていなかったとみられる。

 

警視庁丸の内署によると、遺体は70~90歳ぐらいの女性で目立った外傷はなかった。
スーツケースは4月下旬にロッカーに入れられたとみられ、同署は死体遺棄事件として捜査を始めとの事。

 

同署や管理会社によると、女性は身長約140センチで衣服を着用し、丸まった状態で黄色いスーツケース(縦70センチ、横50センチ、厚さ25センチ)に入っていた。
遺体は少なくとも死後1カ月以上経過しているとみられ、一部腐敗していたとの事。

 

スーツケースは丸の内南口近くの改札を入ったところにある無施錠のコインロッカーに放置されていたとの事。

 

 管理会社の担当者は「コインロッカーは毎朝定期点検し、無施錠のまま入れている場合は不正使用として荷物を回収する」との事。

 

今年4月26日午前9時40分ごろ、コインロッカーを点検していた50代の男性職員が、下段に無施錠で入れられているのを見つけて回収し、構内の地下1階にある一時保管所に移していた。本来は、中に入っているものを確認するが、この時はチェックしていなかったとみられるとの事。

 

回収日前日の4月25日午前9時の点検時にはスーツケースはなかったといい、それ以降に何者かが置き去ったとみられる。
同署は、駅の防犯カメラに不審な人物が写っていないか調べるとの事。

 

警視庁は6月1日、遺体を司法解剖したが、死因は分からなかったと発表した。丸の内署などによると、遺体は掛け布団のようなものでくるまれており、外傷はなかったとの事。

 

時系列
04/25(土)09:00 コインロッカーの点検時にスーツケースは無かった。
04/26(日)09:40 問題のスーツケースを発見、一時保管所に移動。
05/31   スーツケースを開けたところ、遺体らしき物を発見、通報し事件発覚
06/01   司法解剖の結果、死因は分からなかった。

 

遺体の情報
70~90歳ぐらいの女性で目立った外傷はなかった。遺体は一部腐乱が進んでいた。
身長140センチ、衣服を着ている。
まるまった状態の上から掛け布団のような物でくるまれていた。
スーツケースは黄色で縦約70センチ、横約50センチ、幅約25センチ。

 

場所の情報
丸の内南口近くの改札を入ったところにある下段の無施錠のコインロッカーのに放置されていた。

 

こんなところですね。
駅のロッカーに遺体を遺棄する事件は多いですね。ほとんどは子供の場合が多いのですが・・・
当然、犯人はスーツケースの中身が遺体である事を知っているはず・・・
例外としては、犯人に頼まれて、スーツケースを運んだだけの場合も考えられるけどね。

 

犯人はコインロッカーに不正使用のまま、スーツケースを放置しているので、近いうちに遺体が発見され、事件が発覚する事を覚悟している。

 

ただ、気になるのは、どうして犯人はお金を使って正規利用しなかったのか?
最大で3日間預ける事ができる。少なくとも、その3日間は遺体は発見されないのに・・・
記事にありましたが、通常、不正使用の場合、中身を確認するので、翌日に事件が発覚してしまう可能性が高かったんですよね。

 

その意味では、犯人にとって、翌日に事件が発覚してもかまわないと言う事だったのだろうと推測しています。
しかも、スーツケースに施錠もしてませんし、かなり無防備ですね。

 

それだけ、犯人としては、事件が発覚しても逮捕されないと言う自身があったのかもしれません。
あるいは、逆に、早く遺体を発見して欲しかったのかもしれませんね。

 

犯人が逮捕されない為に、遺体の身元は隠す必要があるので、当然、遺体の身元に繋がる物は入れない。
それを突き詰めて行くと、全裸の場合が多いのですが、この事件では、遺体は衣服を着ていますね。

あるいは、死後に犯人が死に装束として着替えさせた可能性もあるかな。

 

さらに、ここがもう一つの疑問ですが・・・
遺体の女性は死亡した時、衣服を着ていたと言う事なんですよね。
服の情報が無いのですが、例えば、パジャマや寝間着のような物なら、寝たきりだった可能性なども疑えるわけです。
外出着などなら、突然の病死と言う可能性もありますね。

 

犯人は敢えて、服を着せたまま遺棄しているのか?あるいは、服を脱がせるのが面倒だったのか?
そのあたりは、なんともいえません。
しかし、遺体はさらに、掛け布団のような物でくるまれていたので、どちからと言うと、遺体をいたわっているようにも見えます。

 

季節的に考えても腐敗から臭気が気になる時期なだけに、布団では無く、ビニール袋などで密封する事もできますからね。
それに、消臭剤なども入れていないのは、遺棄した時はまだ、腐敗はしてなかったんでしょうね。

 

遺体にめだった傷は無いとの事なども考えると、死亡した女性の身内、あるいは、親しい人物の方の犯行の可能性が高いのかな?犯罪がらみと言うよりは、葬儀や埋葬ができずに困った上での犯行でしょうか?

 

最後の疑問は犯人はなぜ、遺棄場所に東京駅を選んだのか?です。
東京駅と言う事は、他の山手線の駅でもよかったはずですよね。
犯人にとって、東京駅が都合が良い理由があったのか?
それとも、特別な理由があったのかな?
故人の思い出の場所だったとかね。

 

そのあたりは、逮捕後の供述を待つしかないですが・・・
遺体は全身のパーツがそろっているので、時間を掛ければ身元は特定されるでしょう。
遺棄した日付もおよそ特定されているので、防犯カメラの映像が残っていれば、逮捕はそれほど時間は掛からないと思います。

 

まーいずれ、逮捕と言う事になると思います。
その前に、自首された方が良いと思います。
そして、ちゃんと埋葬して供養してあげましょうよ。このままでは、お墓参りもできませんよ。
(お金がなくて、事件を起こしたのかもしれないけど、だれか相談できる人いないんですか?役所とかでも、相談してみては?)

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コメント

スーツケースはサイズから判断するとキャリーバッグ型だと思います。
このタイプのスーツケースは運ぶときにガラガラという大きな音がします。犯罪者の心理としては運ぶときに大きな音がするような手段はなるべく避けたいはずです。にもかかわらずそうせざるを得なかったということは、犯人はかなり非力な人物だと思います。

投稿: でぃっく | 2015/06/07 00:55

続報は無いかな?とネットで検索をしてみても、5日ほど前からピタリと報道が止まっている状態。

東京駅ということで海外からの旅行者の利用も多いせいか、イギリスのBBCネット版(英語)ニュースにも写真付でこの事件のことが取り上げられていましたので、様々な影響への配慮(風評被害防止?)のために報道規制がいくらかかかっているのかも?なんて個人的には感じたりもしています。事実はわかりませんが。

余談ですが「風評被害」って言葉も最近はおかしな使われ方になってきたように思う。

投稿: ラザロ | 2015/06/14 23:27

続報が出ましたね。犯行に使われたスーツケースと同型の画像が公開されたようです。
http://nhk.jp/N4Jo4FEq

かなり黄色って目立ちますね。

投稿: ラザロ | 2015/06/18 14:23

ラザロさん、みなさん、おはようございます。
事件から3週間ですが、いまだ遺体の身元は特定されていませんね。
歯形や身長などから身元は捜査されているのでしょうが、
捜査対象が広すぎるのがネックかな。
都内だけでも、相当な対象者がいるし、もし、関東地方全域まで対象を広げると、かなり時間がかかりそうですね。

スーツケースの情報は目撃情報を期待した物かな。
普通は目立たない物を使いたい所ですが、事件にあわせて用意した物では無いのかな。

投稿: ASKA | 2015/06/19 07:16

犯罪者の心理として黄色なんていう目立つ色はふつうは避けたいはずです。
でも、避けられなくて使ってしまったということは、犯人は遺体を入れるバッグか何かを買うお金がなく、持っていたそのバッグを使う以外なかったということになりますね。
犯人は力だけではなく、お金もない人物ということになりますね。

投稿: でぃっく | 2015/06/20 05:01

こんにちは。

なるほど。そうするとコインロッカーに鍵をかけなかったのも、お金がなかったからと考えれば納得がいきますね。

でもそうなると、犯人は東京駅まではどうやって来たんだろうか?もしかしたら近場から徒歩って可能性も出てきますが…。

もし、犯行に本人または家族所有のスーツケースを使用したのなら、少なからず、以前は旅行ができるくらいの裕福さはあった人物ってことになるなあと妄想してみたところです。

同型・同色スーツケースの公開はASKAさんの仰るとおり、目撃情報や販売・所有者情報を求めているんでしょうかね。目立つ色だから時間が経ってても記憶に残ってる人もいるかもしれませんし。

身元は捜索願いが出されている行方不明者の中に該当者がいないから単純にまだ判明しないだけかなと思いますが、どうでしょうか。

投稿: ラザロ | 2015/06/20 14:50

そうですね。徒歩で東京駅まで運んだ可能性が高そうですね。
犯人はかなり貧しいはずなので車を持ってないでしょうし、レンタカーを借りるお金や電車に長時間乗るお金もないでしょうから。
徒歩だとすれば、犯人の自宅は東京駅からかなり近いところにあると思いますね。

投稿: でぃっく | 2015/06/21 12:05

初めまして。
以前地元の事件を調べたときにこちらをお見かけして以来読ませていただいてます。
若輩者ですが宜しくお願いします。

本件についてはもう皆様のコメントと同意見です。
東京駅ということから目立ったスーツケースでも人が多く、旅行客も多用することからあまり周りの方も気にとめなかったのでしょうか。
ある意味盲点をついていますが、防犯カメラから犯人の姿は捉えられていることでしょうね。
身内の線が高いとも思いますが、もし身内だった場合捜索願は出さないでしょうから、やはり身元特定と犯人発見はほぼ同時期になるかもしれないですね。
身元特定が困難な場合といえば、あとは被害者がホームレス等住所不定の場合でしょうか。

投稿: こん | 2015/06/24 12:40

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