静岡県静岡市タバコニコチン殺人未遂事件
交際相手にたばこの煮汁や睡眠薬を飲ませ、殺害しようとしたとして、静岡中央署は8月7日、殺人未遂の疑いで静岡市葵区駒形通、風俗店経営の男(22)を逮捕する事件が起きている。
逮捕容疑は6日午前6時ごろ、自宅で交際中の無職女性(23)に刃物を突き付けた上、たばこ約20本を煮出した液体や睡眠薬を飲ませて殺害しようとした疑いとの事。
女性はニコチン中毒の症状が出て、入院したとの事。
同署によると、眠っていた女性が同日午前11時ごろ目を覚まし、男が寝ている隙に近くの飲食店に助けを求めて保護された。
男は女性が浮気をしていると思ったといい、「2人で自殺しようとしていただけ」などと供述しているとの事。
男も同じ液体と睡眠薬を飲んでいてニコチン中毒の症状が出たとの事。
こんな事件ですね。
どうやら嫉妬による、無理心中事件のようにも見えるのですが・・・
ちょっと、微妙な印象ですね。
本当に死ぬつもりがあったのかが疑問です。
タバコに含まれるニコチンは猛毒です。
半数致死量は0.5~1mg/kg
これは体重1kgあたり0.5~1mgを与えると、半数が死に至ると言う事なので、この場合、被害者の体重を50kgと仮定すると、必要なニコチンの量は
50kg×1mg/kgで25~50mgと言う事になりますね。
タバコ1本に含まれるニコチンの量はと言うと、1本あたり10~20mgが含まれているから、20本だと少なく見積もっても、10mg×20で200mgだから、含まれているニコチンを全て、抽出してそれを飲まされたとしたら、死亡してもおかしくない。
(今回はタバコを煮出したけど、抽出できるニコチンはそれほど多く無かったんでしょうね。)
計算ではそうだけど・・・
しかし、そうは言っても、自殺や他殺の方法にタバコのニコチンを使った例は記憶に有りません。
刃物も持っていて、もっと確実な方法もあるけど、なぜか、不確かな方法を採用してますね。
本当に殺意があったのかな?
続報を待ちましょう。
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コメント
静岡地検は28日までに、交際相手の女性にたばこの煮汁を飲ませて殺害しようとしたとして殺人未遂の疑いで逮捕された当時静岡市葵区の風俗店経営の男性(23)を不起訴処分にした。21日付。理由は明かしていないとの事。
地検は男性を3カ月ほど鑑定留置した後、処分保留で釈放していた。
殺意を立証できないから?
でもそれなら、傷害とかでもよかったわけで・・・
責任能力の問題だったのかな?
投稿: ASKA | 2015/12/29 19:13