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2015/10/23

新潟県新発田市女性強姦致死事件

2014年4月7日午後4時50分頃、山菜採りをしていた70歳代の男性が、新発田市真野原のやぶの中で白骨化した遺体を発見し、110番通報する事件が起きていた。

遺体のそばから、財布(現金やキャッシュカードなど)が入ったショルダーバッグや携帯電話が発見された。
また、女性が身に着けていた衣服に男のDNAが付着していた。

捜査の結果、白骨化遺体は2013年11月から行方不明になっていた新発田市緑町の22歳女性と判明した。
新潟県警は、死体遺棄事件として新発田署に捜査本部を設置した。

既に別の事件で逮捕・起訴されている男が関与している疑いが強まった。
この男は、6月27日に勾留質問のため移送されていた新潟地方裁判所から逃走する事件を起こした新発田市大栄町6丁目に住む電気工事作業員・男性被告(31)。
被告は、別の女性に乱暴したなどとして、3件の強姦や監禁容疑で逮捕・起訴されていた。

そして新潟県警は7月31日、被告を遺体女性に対する殺人および死体遺棄などの容疑で再逮捕。

8月1日午前、31歳容疑者を殺人などの容疑で新潟地検に送検した。

容疑者は警察での取り調べに対し「身に覚えがない」と容疑を否認。関与した疑いが強まるに至った経緯など、詳細は現時点で不明。

逮捕された容疑者は、一部情報では石垣島の高校在学中に何らかの事件を起こし、中退。少年院へ入院する。退院後しばらくは何をしていたのかはわかっていないが、2009 年に友人宅に放火し懲役 3 年の刑が確定し、服役したとの事。

そして 2012 年に出所後は宮城県に移り住み、さらに新潟県に移り住んだとされる。そして翌年の 2013 年から 2014 年にかけて強姦や拉致などの事件を次々と起こす。さらに、今年 6 月 27 日には勾留質問で訪れていた新潟地裁から一時逃走し、すぐに新発田署員によって確保されるといった騒ぎを起こした。
このとき、容疑者は、逃走容疑で再逮捕された。

時系列
2013/11/22
21:30頃 22歳の女性が友人の家(自宅から北東に約1km)に(自宅から300mほど離れたスーパー・ウオロク緑店に立ち寄ってから)行くと家族に言い残し、新発田市緑町3の自宅を出る

女性が自宅を出た直後の時間帯に、スーパー近くに住む主婦が「車のドアを閉める音が1回した後、『ひゃあー』という女性の叫び声を聞いた」。別の男性は「かん高い悲鳴が2回ほど聞こえた」との情報あり。

その後、遊ぶ予定だった友人が、家に来ない女性に対してLINEでメッセージを送るも返信なし。
その後、女性が自宅に帰ってくることもなく、友人とも家族とも音信不通になり行方不明になる。

2013/11/23
女性の家族が新発田署に捜索願を出す。

2014/4/7
16:50頃 新発田市真野原で山菜採りに来た男性が、女性の遺体を発見し110番通報。

2014/6/27
容疑者が新潟地方裁判所から逃走する事件を起こし、逃走罪で再逮捕。

2014/7/31
容疑者が遺体女性の殺害や遺体遺棄の容疑で再逮捕。

2014/8/1
新潟地検に送検。

08/06
新発田署などは、勾留質問中に新潟地裁から逃走を図ったとして、31歳容疑者を逃走未遂容疑で追送検。

08/20
新潟地検は、殺人罪の適用を見送り、強姦致死とわいせつ目的略取罪で31歳容疑者を追起訴。

09/10
新潟地検は、31歳被告を、新潟地裁から逃走を図ったとして、逃走未遂罪で追起訴。

2015/10/20
強姦致死罪等での初公判が始まる。判決は12月10日の予定。

地裁によると、強姦致死事件の争点は以下の3点
(1)犯人は男性被告か(被告による犯行か?)
(2)どのような犯行が行われたのか
(3)量刑

県警によると、女性パート従業員は平成25年11月22日夜、友人の家へ向かう途中で行方不明となり、約4カ月後の26年4月7日、同市真野原のやぶの中で白骨化した状態で見つかった。県警は7月31日、別の事件で起訴されていた被告を殺人容疑などで再逮捕。ただ、地検は「確実に有罪を得られる段階に至っていない」として殺人罪の適用を見送り、わいせつ略取と強姦致死の罪で起訴した。

起訴状によると、25年11月22日、被告は新発田市内の路上を歩いていたパート従業員の女性を刃物で脅して車に連れ込み、乱暴。さらに、車外で顔を強打し顎の骨を折るけがを負わせるなどして死亡させたとしている。

このほか同年8~12月に別の女性3人を狙った強姦罪などで起訴された。さらに、26年6月には勾留質問中に地裁から逃走して取り押さえられ、逃走未遂罪でも起訴された。

弁護人によると、被告は強姦致死事件に関して「身に覚えがない」として無罪を主張。他の4事件は起訴内容を認める方向との事。

地検によると鑑定結果でDNA型が一致した。地検は「有力な証拠」として地裁に提出する方針だが、被告の弁護人は被告が犯人であると示すものではないと主張しており、DNA鑑定の評価も争点となる。

裁判員裁判初公判が20日、新潟地裁で始まった。被告は捜査段階と同様、同罪は「関係していないし、知っていることはない」と完全否認し、別の3女性への強姦罪などは認めたとの事。

パート女性の遺体は市郊外のやぶで見つかり、県警は昨年7月、被告を殺人容疑などで逮捕。しかし死因は特定できず、新潟地検は殺意の立証は困難として致死罪を適用していた。市内では他に20代女性2人の不審死があり、県警が捜査を続けている。

初公判には、パート女性の遺族も被害者参加制度で出廷。初公判に合わせて「私たち家族は娘の無念を晴らすべく、被害者参加(制度を利用)することにした。何の罪もないうちの娘を殺した被告は、いくつもの罪を犯してきたとんでもない男。私たちが望むのは極刑しかなく、この思いを法廷で訴えていきたい」とするコメントを出したとの事。

弁護側は、検察側の主張には合理的な疑いがあり、被告は犯人ではないと主張。DNA型鑑定については「全て一致しているわけではない」として、一部不明の部分があると指摘。さらに「捜査の過程で女性の下着に被告のDNAが混入するなどした可能性がある」とした。

また、強姦致死事件が起きた時間帯に近く、あまり離れていない場所で4人組の男たちが車で女性を連れ去る事件が目撃されているとし、この女性がパート従業員で犯人は4人組だと主張。被告は当時、仕事先から午後5時ごろに帰宅し、妻(当時)と過ごしていたとした。

この日は、強姦致死事件以外の4事件に関する証拠書類の取り調べもあり、検察側は平成25年8月~12月に起きた強姦事件などの被害状況を詳述。被告は被害に遭った女性の車に乗り込んで刃物を突きつけ、「服脱げ。死にたい? 死にたくない?」などと脅して強姦に至った経緯や、「アイ・ホープ・セックス」などとカタコトの英語を使ったり、沖縄県出身の被告が「北朝鮮に帰れば死刑だ」と口走ったりしたことが明らかにされたとの事。

10月21日、2回目の公判では
検察側は強姦致死事件の捜査状況を説明。被害者のパート従業員の女性が連れ去られた現場付近で平成25年11月下旬ごろ、4人組の男に「女性」が車で連れ去られていたとの情報が、昨年4月に被害者の遺体が見つかった後に女性の住民から提供されたと明かした。

検察側は「弁護人は、犯人が(強姦致死事件の被害者の)知人の男性であるかのような主張をしている」と指摘。ただ、県警の捜査では知人の男性と被害者の間にトラブルはなく、アリバイもあるため犯人の可能性はなく、共犯者の存在も確認できなかったとした。

検察側は「情報を提供した住民に写真を確認してもらい、目撃した女性が被害者でないと判明した」と弁護側の主張を否定した。

閉廷後、弁護側の渡辺幹仁弁護士は「4人組が犯人の可能性があるにもかかわらず、被告が犯人だとして刑罰を科していいのかということを具体的に主張する」と述べた。

一方、犯人が被告であるかどうかという強姦致死事件の最大の争点をめぐり、冒頭陳述で検察側は、被害者の下着に付いていた体液のDNA型が検査した16カ所のうち14カ所で被告のものと一致したと説明。「不明」とされていた2カ所も被告の型が検出されたとして「検出された体液は被告のものと認定できる」とした。

これに対し、弁護側は捜査の過程でDNAの混入があった可能性があるなどとし「DNA型鑑定は万能ではない」と主張した。

この日、検察側は被告が容疑者として浮上した経緯も説明。被告が使ったペットボトルなどを県警が押収、付着した唾液のDNA型が25年8月に起きた2件の強姦事件での押収物のDNA型と一致したことが最初の逮捕につながったとの事。

10月22日、3回目の審理が行われ、強姦致死事件で被害者の下着から採取されたDNA型の鑑定を行った県警科学捜査研究所の担当者が証人尋問で、検査した全16カ所のうち14カ所が被告のDNA型と一致し、2カ所が不明とする鑑定結果を報告した。

担当者は不明だった2カ所について、1回目と2回目の検査で違う結論になるなど「再現性が得られなかった」とした。ただ、検察側は不明の2カ所も被告のDNA型と「矛盾しない」と主張している。

下着のDNA型を鑑定するまでの間に、第3者が意図的に被告のDNAを混入させた可能性について、科捜研の担当者は厳重な保管態勢がとられているとして「考えられない」と証言。また、採取したDNA型が被告以外の可能性は8716億人に1人と説明した。

一方、弁護側が検査結果に関する証拠写真の有無を尋ねたところ、担当者は「ありません」と答えた。

今のところ、こんな事件です。
公判は継続中なので、随時、情報はコメントで追記していきます。
昨年4月に発覚した事件なので、これ以上の詳細情報を掘り起こすのは難しそうです。
追加情報があれば、コメントください。

強姦致死罪以外は認めているんですね。そちらは事実関係を争うのは無理という判断かもしれません。
問題の強姦致死については、遺体の下着から発見されたDNAが被告人のDNAと一致しているので、これが正しいとするならば、弁護側には不利な情報でしょうね。
犯罪の性質から考えて、強姦した人物と死亡させた人物は同一人物になると考えてよいでしょう。

なので、弁護側としては強姦の有力な決め手となるDNA鑑定の結果を否定し、さらに、同じ日に4人組により女性の拉致事件の目撃情報から、強姦事件自体が別人による犯行だと主張しているんでしょう。

DNA鑑定の信憑性については、栃木小1事件の不手際のように不安な点もあるけど、しかし、被告はこの時、別件ですでに逮捕されていた事を考えると、関係者が故意にやらなければ、DNAが混入する事はないのではないかな?

そして、4人組の件は目撃者自身に否定されているので、こちらも厳しい状況でしょうね。
妻と一緒にいたというアリバイの主張は身内の証言なので、やはり被告側に不利なんじゃないかな?

公判の行方に注目しましょう。

参考リンク
新潟県新発田市女性強姦致死事件その2(一審無期懲役)

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コメント

早速の取り上げと共にどこよりも詳細に時系列で説明して頂き 感謝致します。

石垣島時代では野球少年から少年院に移行したようです。噂では二件の強姦容疑みたいですよ。

運動神経の高さから犯行に至ったようですが すべてが事実とすれば希な連続強姦魔ですね。

容疑者の目が死んでる印象があり、まるで死神の如く殺しが目的だったのかも知れません。

投稿: テキスタイル | 2015/10/23 23:16

この種の服役後も反省どころか、犯行を繰り返す輩は更生することが極めて難しい。しかも殺人まで来たら極刑が相応ですな。

投稿: 空地 | 2015/10/26 07:28

残念ながら強姦致死罪では例え有罪になっても死刑にはならないですね...それと同時期の他の女性2人の不審死との関連性はどうなのか

投稿: | 2015/10/26 18:56

この強姦致死事件の被害者22歳の女性Aさんが行方不明になった2013年11月 の2カ月前に近くで起きた車4台が燃える事件では24歳の女性Bさんが遺体で発見されている。2014年1月には付近に住む20歳の女性Cさんが行方不明になり4月に川で遺体が発見された。そして、私が最初に読んだ記事では、AさんだけでなくBさんの衣服とCさんの車からも この容疑者のDNAが発見されているとのこと!もしそれが本当なら、三件の強姦殺人なり強姦致死事件とその他強姦事件として起訴される運びとなりそうなのに…いったい何があったの?その記事をまとめた人の勘違いかと思って調べてみたけど、そうでもないようで…。これから再逮捕があるのでしょうか?BさんCさんの事件は現在も捜査中と聞きますから、きっと事件を慎重に扱っているのでしょうね。でもDNAの話は何だったの?モヤモヤする。

投稿: まーぷる | 2015/10/26 22:50

まーぷるさんの疑念わかります。容疑者が完全否認してる以上警察も立件に向けひとつずつ整理して慎重になってるんでしょう。

舞鶴の女子高生殺害事件の容疑者も過去2件の女子高生殺人に関与濃厚でも 結局無罪になりましたから(後に別件逮捕)

新発田市の容疑者も引っ越してきた2013年夏以降、3件の強姦殺人、放火、監禁、強姦未遂に関与が濃厚ですが逮捕される2年間に何度も車を変えたりと(マークされてたから)あの手この手ですり抜けてたようです。
また容疑者自宅から半径2キロ圏内にある新発田市のイオンショッピングモールの20件の従業員レイプと未遂事件にも関与してる疑い濃厚なんです。

投稿: テキスタイル | 2015/10/28 00:51

求刑は矯正不可能の無期懲役が来ましたね。社会に戻れば再犯は避けられないそうです、がなぜ死刑にならないのか不思議です?

連続強姦殺人ですが、死体に付着してたDNAからの逮捕なのに、腐乱した遺体から死因の特定が困難で、かつ黙秘して自供を得られないが為に 強姦致死での起訴となったようですね。

この容疑者の為に何人もの若い女性が犠牲になり無惨な姿で人生終わられてる事を思うと やりきれないですね。

ちなみに容疑者の父親は地元で著名な野球指導者で何不自由無く育ったそうです。顔もチャゲ&飛鳥のASKA似だったようで持って生まれた犯罪者気質なんでしょう。

投稿: テキスタイル | 2015/11/20 23:57

公判で20代前半の沖縄在住時代の16年5月に発生した当時16歳の少女に対する強姦致傷事件への関与を認めたようですが事件はすでに時効を迎えているんです。

前科の放火も風俗店勤務時代に店の酒飲んでたこと発覚しないように店に火をつけ、居候のアパートにも火を放ったようですね

新潟のレイプでは目刺し帽にカタコト風の日本語で(外人の犯行に見せかける為に)凶行に及んだり、警察からのマークを避ける為に車を何度も変えたりと浅はかな悪知恵が目立ちます。黙秘と否定ですり抜けようとしてる事 明白です。

投稿: テキスタイル | 2015/11/21 11:40

子供や女性を対象とした犯罪は卑怯極まりないゆえ、断じて許せません。
余罪の可能性もあり、これだけの悪行を繰り返す者を二度と社会に出ださないでほしいです。無期なら出る可能性が大きい。せめて去勢を。

投稿: 空地 | 2015/11/23 19:47

無期懲役の判決

投稿: nobou | 2015/12/10 21:04

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