« 東京都板橋区漂白剤母親殺人未遂事件 | トップページ | 東京都連続動物虐待事件その4 »

2015/11/09

宮城県七ケ浜町母子遺体遺棄事件

宮城県警は10月21日、同県七ケ浜町東宮浜神明の住宅敷地内で、高齢女性の遺体が土の中から見つかったと発表する事件が発生した。
住宅は無職S藤Kさん(87)方で、遺体に目立った外傷はなく、死因と死亡時期は不明。

県警は、着衣や頭髪の特徴などから遺体はS藤Kさんとみて、死体遺棄事件として調べている。

県警によると、遺体は身長約145センチで、半袖のパジャマとズボンを着用していた。Kさんは次女(55)と2人暮らし。
10月20日朝以降、次女の足取りが分からず、県警は何らかの事情を知っているとみて行方を捜している。

近くに住むKさんの長女が20日午前、「母が実家にいない」と警察に相談。
異臭が漂う庭先を調べたところ、警察官が土が盛り上がった場所から遺体の一部を見つけたとの事。

関係者によると、Kさんは要介護度4で、自力歩行が困難な状態との事。
ことし7月まで介護サービスを利用しており、自宅では次女が1人で介護していた。

年1度の介護認定調査のため、町職員らが今月15日以降、複数回、Kさん宅を訪れたが、次女は「母はいない」「親戚の所に行っている」などと答えたとの事。

現場は七ケ浜町役場から北約1キロにある海沿いの住宅地。

宮城県警は10月22日、この家の床下から新たに男性の遺体が見つかったと発表した。同居する長男の会社員Tさん(57)とみられるとの事。
県警はTさんが何者かに殺害、遺棄されたとみて、塩釜署に捜査本部を設置したとの事。

捜査本部によると、同居する次女(55)と連絡が取れなくなっており、次女が何らかの事情を知っているとみて行方を捜している。

男性の遺体は身長約170センチ。あおむけで、死後数カ月~1年が経過し、一部が白骨化していた。後頭部に複数の傷があり、死因は頭蓋骨骨折による脳損傷。青い作業服と黒いセーターを着用し、作業服のポケットにTさんの運転免許証が入っていた。室内に荒らされた形跡はなかったとの事。

近くに住む長女らが20日午前、実家を訪れた際、「遠くへ行きます。今までありがとう」などと書かれた次女の置き手紙を見つけ、県警に相談。

庭を調べたところ、警察官が土の中から遺体の一部が出ているのを見つけた。翌21日、地中から掘り出された女性の遺体は死後数週間から数カ月が経過していた。目立った外傷はなく、死因は不明。

次女は19日夜、長女宅を訪れ、「(人生が)つまらない」「もう疲れた」などと漏らしていたとの事。
近所の男性が20日朝、多賀城市内のバス停で次女を目撃したが、その後の行方は分かっていないとの事。

宮城県七ケ浜町東宮浜神明の無職S藤Kさん(87)方で20~22日、Kさんと長男の契約社員Tさん(57)とみられる男女2人の遺体が見つかった殺人・死体遺棄事件で、宮城県警塩釜署捜査本部は10月26日、死体遺棄の疑いで、遺体の一部が見つかった20日朝から行方が分からなくなっていた次女のS容疑者(55)を逮捕したとの事。

逮捕容疑は自宅の庭に穴を掘り、Kさんの遺体を埋めた疑い。捜査本部はS容疑者が殺害行為にも関わった可能性があるとみて、詳しく調べるとの事。

次女はKさんとTさんの3人暮らし。
20日朝に付近の住民に目撃されて以降、行方が分かっていなかった。26日に秋田県大館市内にいるところを発見され、警察が大館署内で詳しい話を聞いていたとの事。

捜査関係者らによると、S容疑者は20日朝、七ケ浜町内で目撃されて以降、行方が分からなくなっていた。大館市内の現金自動預払機(ATM)で26日、現金を引き出したことが分かり、同日午後1時すぎ、JR大館駅前にある高速バス乗り場で身柄を確保された。

盛岡行きの時刻表を確認している最中で、所持金は2万円未満だったとの事。
S容疑者は無職で、逃亡資金が限られていた可能性がある。所持金を節約しようと、移動手段に新幹線は使わず、数千円で長距離移動が可能な高速バスを選んだとみられる。

これまでの調べで、単独犯の可能性が高いことも新たに判明した。秋田や東京などに地縁はないとみられ、塩釜署捜査本部は各地に立ち寄った理由や詳しい足取りを調べている。

捜査本部は10月28日、S容疑者を送検した。
逮捕当時は「頭がいっぱい」と認否を留保していたが、現在は黙秘しているとの事。

死体遺棄容疑で逮捕された次女の無職S容疑者(55)が3月末ごろ、近所の男性から現金を借りていたことが10月29日、分かった。

Tさんの失踪時期とほぼ一致し、家計の支えを失い、経済的に困窮していったとみられる。
近所に住む60代の男性によると、S容疑者は男性宅を訪れ、「お金を貸してほしい」と申し出た。現金2万円を貸すと、約1週間後、2万円とペットボトルのお茶2本を持参し、謝意を述べたという。男性は「これまで話したことはなく、知り合いと呼べる仲ですらなかった。よほどお金に困っていたのではないか」と話したとの事。

S容疑者は2人と同居し、寝たきりのKさんを介護していた。仙台市宮城野区の工場で働いていたTさんの給与と、Kさんの年金が主な収入源だったとみられる。

Tさんは3月中旬から勤務先を無断欠勤し、その後、行方不明になったとの事。
近くに住む長女も「妹は母の介護と金銭のやりくりで悩んでいた」と話しており、Tさん失踪後、経済的に困窮していた様子が浮き彫りになったとの事。

Tさんが行方不明になる前、「殺される」などと知人に漏らしていたことが10月24日、分かった。
知人の70代の男性によると、ことし2月か3月、夜勤明けのTさんと近所で会った際、「これから家で寝るのか」と声を掛けると、Tさんは疲れた表情で「うちに行ったら殺されるようだ」と話したとの事。

男性は当時、Tさんが同居する次女(55)とけんかをしたと思ったといい、「ばか言ってないで、家族なんだから仲良くしろ」と諭したとの事。

Tさんの勤務先によると、Tさんは3月中旬から会社を無断欠勤し、その後、連絡が取れなくなった。男性は、「殺される」との発言を聞いて間もなく、Tさんの姿を見掛けなくなったと振り返った。

Tさんは4月から所在不明になったが、S容疑者は近所の人に「県外で働いている」などと説明していたとの事。

複数の近隣住民によると、S容疑者は地元の中学を卒業後、塩釜市の病院で准看護師として勤務。過酷な救命活動に率先して参加するなど献身的な仕事ぶりが評価されていたとの事。

十数年前に病院を退職後は、要介護4で寝たきりのKさんの世話をしていた。事件発覚直前、近くに住む長女宅を訪れ、「もう嫌だ。疲れた」とこぼしており、当初は「介護疲れが引き起こした死体遺棄事件」(近隣住民)と受け止められていたとの事。

一家の家計は主にTさんの給与とKさんの年金頼み。S容疑者は無収入だったが、パチンコにのめり込む姿が度々、目撃されていた。Tさんが「うちに行ったら殺される」と話すのを聞いた住民もおり、金銭や介護に絡むトラブルを抱えていた可能性もあるとの事。

S容疑者は遺体発見前日の19日夜、七ケ浜町内のコンビニエンスストアのATM(現金自動預払機)で現金を下ろし、タクシーで塩釜市内の別のコンビニまで移動。夜には近くに住む長女宅を訪問し、20日朝に付近住民に自宅近くで目撃されている。

また、S容疑者が遺体発見の20日から秋田県大館市で逮捕された26日にかけて、新潟、東京、福島などを転々としていたとの事。

S容疑者はJR大館駅付近のATMで現金を下ろしたことで居場所が判明し、秋田県警の警察官に確保された。

S容疑者(55)が遺体発見の前日、付近住民に借りた金を返済していた。
夏以降に自宅にあった自動車2台を処分していたことも判明。逃亡前に身辺整理を行い、準備を図っていた可能性があるとの事。

時系列
2月か3月 Tさんが無断欠勤する前に「家に帰ったら殺される」と友人に話す。
3月中旬 長男のTさんが会社を無断欠勤。その後、行方不明。
3月末頃 容疑者が近所の男性に借金を申し込んでいた。
4月以降 行方不明のTさんについて県外で働いていると説明。
夏以降 自動車2台を処分。
10月
15日以降 町職員に次女は「母はいない」「親戚の所に行っている」などと答えた。
19日夜 容疑者が七ケ浜町内のコンビニのATMで現金を下ろし、タクシーで塩釜市内の別のコンビニまで移動。長女宅を訪問。借金を返済。
20日朝 容疑者が自宅近くで目撃される。
20日午前 長女が実家で置き手紙を発見。
21日 警察が庭でKさんと思われる遺体を発見したと発表。
22日 警察が床下からTさんと思われる遺体を発見したと発表。
26日13時すぎ 容疑者をJR大館駅前にある高速バス乗り場で身柄を確保。
28日 容疑者を送検。

こんな事件ですね。
閉じた家庭の中で起きた事件ですが、3月に失踪した長男の時に捜索する方向には成らなかったのかな?
家族が県外で働いていると話せば、それを信じるしかないけど・・・

でも、調べれば不審な点はいろいろあっただろうね。
住民票を移動してないとか、保険証とか国民年金の納付をしてないとか、住民税を納付してない(収入が無い)とか・・・年金は誰かが代わって納付する事ができるけど・・・

容疑者が逮捕されているので、詳細はこれからでしょうが・・・
黙秘しているので、公判でどうなるかが注目かな。

続報を待ちましょう。

|

« 東京都板橋区漂白剤母親殺人未遂事件 | トップページ | 東京都連続動物虐待事件その4 »

コメント

県警は11月13日、遺体はこの家に住む無職S藤Kさん=発見時(87)=、長男の契約社員Tさん=同(57)=と判明したと発表した。
県警は、Kさんの死体遺棄容疑で逮捕した次女の無職女性容疑者(55)から引き続き事情を聴いている。

県警捜査1課によると、遺体の歯型やDNA鑑定、着衣、所持品から身元を特定した。Kさんの死因は不詳で、死後数週から数カ月が経過。Tさんの死因は頭蓋骨骨折による脳の損傷で、死後数カ月から1年がたっていた。

調べに対し、黙秘を続けているとの事。

身元は大方の予想通りでしたね。
黙秘した方が有利と判断しての黙秘でしょうが、公判でも黙秘するのかな?
殺害はともかく、遺体遺棄は他にこの家に出入りできる人間が居ないとすれば、容疑者の犯行と判断される可能性が高いかもしれませんね。

ウルトラC的な説明としては、長男のTさんをKさんが殺害し、Kさんはその後病死したので、遺体を埋めたと言う説明はできるかもしれませんが・・・

捜査の行方に注目しましょう。

投稿: ASKA | 2015/11/13 17:52

Tさんの殺害・死体遺棄の犯人が容疑者やKさんなどの身内と仮定して、動機は何なのでしょうか?
容疑者がパチンコにのめり込んでたとか借金とかの話があると金銭目的とも考えられるのですが、Tさんは働いているのだからそのまま稼いでもらった方が収入が得られると思うのですが。
容疑者の事件発覚後の行動が謎・・というか、行き当たりばったりのような印象なので先のことを考えていなかったのかもしれませんが。

それとも、介護と家事に嫌気がさしていて自由が欲しかったとか?
それならば自供してくれた方が類似事件の発生防止に一役買うような気がするのですが・・そんな気はないのかな。

投稿: つれづれ | 2015/11/14 21:29

塩釜署捜査本部は16日、Tさんに対する死体遺棄容疑で次女の無職、女性容疑者(55)を再逮捕した。調べに対し、黙秘している。

Tさんの後頭部には殴られたような骨折痕が数カ所あり、捜査本部は、容疑者が2人の死亡の経緯についても知っているとみて捜査を進める。

逮捕容疑は平成27年3月21日ごろから10月20日までの間、自宅の床下にTさんの遺体を遺棄したとしている。

捜査本部によると、Tさんは3月21日午前に勤務先の同僚と会って以降、所在がわからなくなっていたとの事。関係者によると、Tさんはその後、勤務先に出勤していなかった。容疑者は勤務先や周辺に「風邪をひいた」「仕事の都合で引っ越した」と説明していたとの事。

また、Tさんは近くに住む男性に「家にいたら殺されるかもしれない」と話していた。Tさんと容疑者は、Kさんの介護をめぐり口論になることもあったという。

10月26日の逮捕直後、容疑者は「今は頭がいっぱい」と話し、その後も黙秘を続けている。

仙台地検は11月16日、Kさんに対する死体遺棄罪で容疑者を起訴した。

時系列を更新
2月か3月 Tさんが無断欠勤する前に「家に帰ったら殺される」と友人に話す。
3月中旬 長男のTさんが会社を無断欠勤。その後、行方不明。
3月末頃 容疑者が近所の男性に借金を申し込んでいた。
4月以降 行方不明のTさんについて県外で働いていると説明。
夏以降 自動車2台を処分。
10月
15日以降 町職員に次女は「母はいない」「親戚の所に行っている」などと答えた。
19日夜 容疑者が七ケ浜町内のコンビニのATMで現金を下ろし、タクシーで塩釜市内の別のコンビニまで移動。長女宅を訪問。借金を返済。
20日朝 容疑者が自宅近くで目撃される。
20日午前 長女が実家で置き手紙を発見。
21日 警察が庭でKさんと思われる遺体を発見したと発表。
22日 警察が床下からTさんと思われる遺体を発見したと発表。
26日13時すぎ 容疑者をJR大館駅前にある高速バス乗り場で身柄を確保。
28日 容疑者を送検。
11月16日 容疑者をTさんの死体遺棄容疑で再逮捕

あいかわらず、黙秘を継続ですか、気持ちの整理がつかないのか、話せないような理由だったのか?取り調べも公判も長いですから、そのあいだに話せるようになるかもしれません。

投稿: ASKA | 2015/11/17 09:38

つれづれさん、おはようございます。

母親の介護を放棄するには、同居する長男の存在が邪魔ですね。しかし、家族の収入の大半を稼ぐ長男を殺害してしまうと生活に行き詰る。

私としては、先に長男とのトラブルがあって、長男を殺害、その後は経済的な行き詰まりもあって、自暴自棄になり介護を放棄してしまった。どうしようかと迷っているあいだに、母親の安否確認を迫られて。困って逃げ出したと言う感じかと思いますね。

介護の問題が根底にあるんでしょうね。

投稿: ASKA | 2015/11/17 09:56

ASKAさん、こんばんは。
なるほど稼ぎ頭の長男を殺したとしたらトラブルがあったからですか。冷静になれば殺してしまえば経済的に行き詰まるのは目に見えていますが、行方不明になる前から長男は殺されることを匂わせているので、長い間蓄積した問題があったのでしょう。
次女が長男を殺害したという前提で動機を考えますと、報道されている状況からだと①母親の処遇や②経済面が火種になりそうです。

①母親の処遇
要介護4の方を1人で看るのはかなりきついです。
長男から完璧な自宅介護と家事を求められたり、逆に施設に入れようと提案されたりした時、次女がその反対の考えだと殺意の元になりそうです。
経済的な事情で介護サービスが利用できないなら行政的なフォローがある程度入りますが、世間体を気にする家族が施設やサービス利用を渋ったり、介護される本人が他人に面倒を見られるのを拒否する時もあると聞きます。
次女が十数年前(40歳代くらい)まで准看護師だったので、周囲からの介護への期待も大きかったでしょう。献身的な働きが評価されていたなら次女本人も元プロというプライドがあり、助けを求められずにいたのかもしれません。
そして今も。元プロの自分が母親の介護を理想通りにできなかったことを認められず、黙秘を続けている可能性があります。

②経済面
准看護師の資格が意味をなさない現在、次女がパートに出てその収入で介護サービスを入れるのは無理があります。そのため収入は長男の稼ぎと母親の年金だより。
浪費を責められたか、その他の出費云々で喧嘩になったかで、「無収入のくせに」なんて言われたら「介護のために仕事を辞めたのに」と頭に来そうです。
ただ、これだけだと黙秘するには弱いような気がします。②が主でも①で書いたように元プロのプライドがあって黙秘しているのかもしれません。

③その他
上記以外の動機がある場合です。
完全なる妄想ですが、例えば次女に気になる人が出来て介護をやめたくなったが長男がそれを許さなかったため殺害も恋愛はうまくいかず、今そんなこと言っても埒があかないしその人に迷惑を掛けてしまう・・とか(この例え通りなら動機は「自由が欲しかった」という報道になるかもしれません)。

借金をちゃんと返済している辺り、次女はしっかりした性格のように感じます。
何か話すことができるようになればいいのですが。

投稿: つれづれ | 2015/11/22 21:40

仙台地裁は10月3日、殺人と死体遺棄罪に問われた宮城県七ケ浜町東宮浜神明、無職女性被告(56)の裁判員裁判で、懲役13年(求刑懲役16年)の判決を言い渡した。

裁判長は「無抵抗の兄の頭部を目掛けてハンマーを振り下ろした行為は、突発的とはいえ、死亡させる危険性は高く、悪質だ」と述べたとの事。

判決によると、被告は昨年3月22日ごろ、自宅で兄(57)=当時=の頭を金属製のハンマーで殴り殺し、同年10月下旬までに、兄と母(87)=同=の遺体を相次いで自宅敷地内に遺棄した

殺人と死体遺棄罪に問われた次女の無職幸江被告(56)は9月28日、仙台地裁であった裁判員裁判の被告人質問で、兄をハンマーで殴った際に「死ぬかもしれないとの気持ちはあった」と述べたとの事。

供述によると昨年3月22日、兄が寝たきりの母の脚をたたいている様子を目撃し、とがめるともみ合いになった。兄に手で首を絞められ、恐怖心を覚えたことが犯行のきっかけだとの事。

兄の頭を自宅にあったハンマーで殴打したのは「3回」で、「これ以上ないくらいの力でたたいた」と話した。

なるほど、兄を殺害した理由はそれでしたか・・・
介護に疲れていたんでしょうが、母の足をたたいていたところを咎められて、謝ればよいのに口論になって、首を絞められてしまった。それが恐怖になってしまったと。
正常な状態なら、そんな事にならなかったのだと思いますが・・・やはり疲れていたのかな?

結局、一家の収入源の兄が死亡した事で収入がなくなり、生活に行き詰まってしまったんでしょうね。

投稿: ASKA | 2016/10/03 20:26

続報

被告の説明によると、母が2013年ごろに認知症を患うと、被告は食事や排せつなどの世話を1人で担ってきた。
介護や家事を手伝わない兄に「少しぐらい手伝ってくれても…」と不満を募らせていたという。

日頃の不満が一気に噴き出したのは15年3月22日ごろ。兄が母の脚を平手でたたく場面を目撃し、「陰でこんなことをしていたのか」と兄ともみ合いになった。「首を絞められ、『殺される』という恐怖を感じた」と供述した。

近くにあったハンマーで兄を殴って殺害し、遺体を台所の床下に隠した。近所で騒ぎとなるほど戸外にも悪臭が漂う中、普段通りの生活を続けた。同年9月5日ごろに母が亡くなると、「葬儀を行えば兄への犯行が発覚してしまう」と庭に穴を掘って埋めたとの事。

「兄は社員寮に入った」「母は親戚の家に行っている」。犯行を隠すため、周囲にうそをつき続けた。事件が発覚しそうになると、約1週間、東日本を高速バスなどで逃亡した。

愚痴を聞いてくれた姉に対し、被告は法廷で「胸中を考えると心から申し訳ない。母と兄を思い、償いの心を持ち続けたい」とつづった手紙を読み上げたとの事。

一方、検察側は書面による意見陳述で姉の心中を明かした。
「一生刑務所で2人にわびながら生きていってもらいたい」

こんな感じですね。
なんだかすごいすれ違いを感じますね。

事件の原因は認知症の母親の介護を1人でしたきた事のストレスの積み重ねだと思います。
生活費は入れているけど、介護を手伝わない兄にも不満はあったはずです。

その結果、ストレスのはけ口に認知症の母親に暴力を振るっていたが、偶然それを目撃されて兄と決定的な確執が生まれてしまう。

しかし、この時、兄にしても、そこまで追い詰められていたのか?と気付くべきだったのではないかと思いますね。

この時点で、外部のヘルパーを頼むとか、被告の負担の軽減をしていれば、この事件は防げたかもしれません。

遺体を放置して腐敗していく家の中で、普段の生活をしていたなんて、ちょっと考えられませんよ。
この時点では事件を発覚させたくないと言う、気持ちが優先してしまったのでしょうが、やはり、正常な判断力が無かったのかな?(責任能力は別にしてね)

確かに、犯行を行った被告の罪だけど・・・そこまで追い込まれてしまったのは、他にも原因はあったのではないの?と・・・この判決だけで、全てが解決したわけでは無いと思いますね。

で、残された姉は「一生刑務所で2人にわびながら生きていってもらいたい」と被告を突き放すわけですね。

同じような状況の家庭は日本中でそう珍しくないと思うんですよね。
この事件を参考に介護での事件を防ぐ方法を考えるべきなんだろうと思います。

投稿: ASKA | 2016/10/04 18:56

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 東京都板橋区漂白剤母親殺人未遂事件 | トップページ | 東京都連続動物虐待事件その4 »