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2015/11/26

栃木県宇都宮市糖尿病男児除霊死亡事件(繰り返される悲劇)

糖尿病を患っていた宇都宮市の男児(当時7)に適切な治療を受けさせずに死亡させたとして、栃木県警捜査1課と鹿沼署は11月26日、同県下野市小金井1丁目の会社役員男性容疑者(60)を殺人容疑で逮捕する事件が起きている。

捜査1課によると、亡くなったのは宇都宮市東原町の小学2年生男児。容疑者は、男児の両親から1型糖尿病でインスリンの投薬治療が必要だと聞いていたが、4月上旬ごろからインスリンを投与しなければ生命の危険があることを知りながら投薬治療を中断させ、医師による適切な治療を受けさせないまま放置して死亡させた疑いがあるとの事。

男児は4月27日、搬送先の病院で死亡した。司法解剖の結果、死因はインスリンの欠乏で起きる「糖尿病性ケトアシドーシス」を併発した1型糖尿病に基づく衰弱死だったとの事。

捜査関係者によると、男児の母親が以前からの知り合いだった容疑者に相談。
容疑者は自身に特別な力があると男児の両親に信じ込ませ、「私の言うことを聞けば大丈夫。他の人にはない力を持っている」「病気を治す力がある」などと話し、男児に足や腹を触るなどの行為を繰り返した。報酬として両親から200万円以上を受け取っていたとの事。

男児が搬送された病院から通報を受けた県警が捜査を始めていたとの事。

容疑者の「治療」を受けている間、男児は症状が悪化して少なくとも2度入院したという。4月26日夜頃に意識がもうろうとし、翌日、救急車で病院へ運ばれたが、死亡が確認された。

県警は、男児に対しインスリン投与をやめ、医師による治療も受けさせずに放置したとして、両親も保護責任者遺棄致死の疑いで事情を聞いているとの事。

県警によると、容疑者は自らを「竜神」とかたり、両親は数百万円を支払った。容疑者は「悪魔をはらう」として火のついたろうそくを並べるなどの行為をしていたらしい。

こんな事件ですね。
不幸な事件です。ただ、こんな事件は数年に1度は起きる事件で、それほど珍しい事件では無いんですよね。

過去の類似の事例としては
2014年07月 除霊と称して女性を暴行死亡させた「熊本県熊本市東区除霊殺人事件」
2011年12月 両親を洗脳し、少女を除霊と称して暴行した「東京国分寺市少女洗脳暴行事件」
2011年09月 除霊と称して女子中生を滝行で窒息死させた「熊本県長洲町除霊殺人事件」
2010年07月 除霊と称して女性を暴行死亡させた「京都除霊殺人事件」
2006年12月 健康食品で糖尿病が無くなると信じた糖尿病女子中生の過失致死事件。
1999年07月 心霊治療をする為に治療を中断して男性を死亡させた「成田ミイラ事件」
昭和45年12月 青森県蟹田町 18歳男性を母親47歳がムジナのお祓いで死亡させる。
昭和30年05月 埼玉県大里郡寄居町で36歳主婦がオオサキ狐のお祓いで死亡させる。

調べれば他にも沢山あるでしょう。
病気が悪霊のせいで、除霊すれば治療できると誤認した結果、家族を死なせてしまった事件が沢山ありますね。

他には、除霊というよりは、健康食品に病気を治療する効果があると誤認した結果、インスリン治療をせずに女子中学生が死亡した事件が今回の事件に近いかもしれませんね。

どの事件もそうなのですが、死亡した人を救う為、治せると信じてこの心霊治療や似非健康食品を家族が使ってしまうんですよね。

そんな馬鹿な!と思う人もいるかもしれませんが、「現代医学では治せません」と医師に宣告されてしまうような場合、それでも、家族は治したいんですよ、その為なら、「現代医学」以外にも頼ってしまうんですよね。

その気持ちは私も分かるつもりです。
ですが、それを見ている周囲の人は冷静に事態を見守る必要があるでしょうね。
当事者はもう、正常な判断力は無いと思います。その「現代医学以外の行為」はそれをしている人達に対する、ある種の「癒し」なんだろうと思います。

何もできない、無力な自分よりも、何かをしている自分の方が、自分自身が救われるのではないでしょうか。

なので、周囲の人はその気持ちが、悪用されないように、事態を見守り、もし、法外な報酬を要求したり、生命の危険があるようなら、当事者にアドバイスするなり、警察に相談するのが良いと思います。

無くなった男児のご冥福をお祈りします。

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コメント

病の子を持つ親なら 藁にもすがりたい気持ちなんですね。
事のいきさつを客観視できる人が周囲にいれば防げたかもしれません。

霊感の強い人は確かにいます。

しかし本物は金銭要求は常識範囲ですよ。

投稿: テキスタイル | 2015/11/26 23:39

自体?事態??

投稿: | 2015/11/27 07:01

テキスタイルさん、名無しさん、おはようございます。

名無しさんへ
はい、「事態」が正しいですね。訂正しました。
ありがとうございます。

テキスタイルさんへ
両親は周囲に心霊治療の事を話して無かったのか?
子供の病気の事は周囲の人も知っていたでしょうから、挨拶代わりに「具合どうですか?」的な話は出そうなんですよね。
その時に、実は「龍神様にお祓いしてもらってる」と言う話をすれば、「それ、大丈夫?」って話になるんでしょうけど・・・

少なくとも、担当医師に相談していれば、医師は反対しているはずですね。

投稿: ASKA | 2015/11/27 07:22

雑誌の記事でしたか、瀬戸内寂聴さんが、難病を抱えた子供に、わざわざ募金を募って外国で移植手術をさせるのは、生命維持装置を付けさせるのと同じ。言葉も分からない子供が
本当にそれを望んでいますか?親は、宿命もきちんと受け止めて、限られた時間の中でその子をどれだけ幸せにしてあげられるか、何をしてあげたらいいかを考えるのが親の努めと述べていたのを思い出した。男の子の親も、容疑者に支払ったお金で、男の子に習い事やスポーツをさせたら、インスリンの痛さなんか気にならない子になっていたろうに!

投稿: 野原しん子 | 2015/11/27 08:51

こんばんは。鰯の頭も信心からと言いますが、治ったという判断の根拠は加害者男性の言葉だけだったんでしょうかね。せめて血液検査だけでも継続していたら、途中でドクターストップがかかったのではないかと思います。

現代医学で「1型糖尿病」と名付けられた疾患が治った、と判断し証明できるのは現代医学だけです。
現在見直されてきている東洋医学だとそういった西洋医学での疾患名は用いず、実とか虚とか心身の状態で表現してバランスを整えていくわけで。その結果症状が軽くなったら不必要な治療を省いていくようです。
こういう事件での加害者側の理論で「憑き物」のせいで体調を崩しているならば、治療は憑き物を落とすということになります。その過程で障害になると判断したなら最悪治療を中止しても、現代医学の検査だけは続行してもいいのではないかと思うのです。検査だけで「憑き物」が悪化することは考えにくいのだし、最終目的は「現代医学で診断された疾患の治療」なのだから、現代医学で治ったと証明されなければいけないのですから。

現代医学以外に頼ること自体は、医師だって止めません。
病は気からという言葉もあります(本音部分では拒否されたら診療できないから、患者の自由意志に任せるというものもあるようですが)。ただ、目的が現代医学で診断された疾患の治癒ならば、経過観察くらいは続けて欲しいものです。

何かをしたい、というのならば、投薬の必要性を理解し言い含めることや食事管理だって、十分その子のためにしていることなんですけどね。病院に連れて行ったり、学校に注射の必要性を話したりだってそうでしょう。
だけど親心としては「健康に産んであげられなくて申し訳ない」という罪悪感もあって辛かったのでしょうし、7歳児には友だちと一緒なことの方が何より大事だったりしますので駄々こねるのも当然ですし。
そういう心情に対する手助けになりそうなのが「患者会」や「家族会」でしょうか。色々な疾患で存在しています。
1型糖尿病なら小中高生を対象としたキャンプも開催されているようです。そういうイベントに参加すれば男児も「自分1人ぼっちだと思ってたけど、意外と自分と同じ様な人がいる」と思えたでしょうし、親御さんも同じ悩みを持つ親同士悩みを語り合えたのかもしれません。

学校側もご近所も親が「治った」と言い張れば強くは出られないですよね・・。学校感染症みたいに治ったという診断書や証明になる検査値の提出なんかが必要になってくるのかもしれません。

投稿: つれづれ | 2015/11/28 20:40

私が長年ファンをしている外国のあるミュージシャンは6歳頃よりインシュリンを毎日射たないといけない糖尿を患っていますが、現在50歳代でバリバリ各地を回りライヴを元気に続けています。過去に来日もされている方です。

rockのミュージシャンなので、ステージで飛び回ることもたくさんあるけれど、元気に問題なくやられている様子が見て取れます。

糖尿病という病のお陰で、逆に常日頃から健康管理やインシュリンが効きやすい筋肉質な身体にする癖がついているので、同年代の普通の人々よりもとても若く見え、健康的です。

糖尿病で、そうでない人々よりは不都合や大変なことや心配事は当然あるでしょうが、必要な健康管理とインシュリン投与を専門医の指導の下、しっかりとし続けていれば日常生活に大きな問題もなくやって行ける疾病なのではないかと思います。

投稿: 匿名 | 2015/11/29 07:29

続報です。

1)警察によりますと、容疑者は以前から糖尿病の男児にハンバーガーと栄養ドリンクを与えるよう家族に指示していましたが、亡くなる前日にも両親にハンバーガー20個を買わせ、「家族皆で食べなさい」などと指示していた。
警察は、男児の容体が悪化していながら、容疑者が適切な処置をしなかったことが死亡につながったとみています。

2)容疑者は「病院に行くなら、俺は手を切る。病院には悪霊がいて、いずれ死ぬ。子どもがどうなっても知らない」などといった脅し文句を、男児の母親に、メールで送っていたことが新たにわかった。
容疑者の自宅の捜索で押収された携帯電話には、データの一部が消去された跡があり、証拠隠滅の可能性もあるとみられている。

3)客として勧誘された女性は「『宇宙と交信できる』って言っていました。『自分には、降りてくるんだ』って言っていました」と話した。
警察は、両親が、近藤容疑者を信じ込むに至った経緯などを、くわしく調べている。

こんなところですね。
自分に不都合な事がなければ、携帯のデータを消去する必要もないでしょうね。
病院への通院を止めさせたのも、何か不都合な事があったのかな?

野原しん子さんへ
運命や宿命と言っても、なかなか受け入れられない人が多いのかもしれません。
ただ、治療法が確立されていて、治療すれば、健康的に生活できるので、そう悲観的になるほどの病気ではなかったとお思いますね。

つれづれさんへ
そうですね、普通は夫婦間でも、どちらかが少し冷めた状況で、主導する側に従うような形になる事が多いのですが、この両親はどうなんでしょうね。
夫婦揃って妄信してしまったのか、とりあえず、検査だけでもしていれば、龍神治療しても良くならないね。って事になったと思いますね。
患者本人だけでなく、両親へのメンタルケアが必要ですね。

匿名さんへ
そんな、実例がある事もこの両親はしらなかったのかもしれませんね。
治療していれば、すぐに生命の危険に直面するような病気でも無いようですから、少し冷静になって、いろいろ情報を調べれば、もっと前向きな方向に進む事ができたと思いますね。そういった意味では残念な事件ですね。

投稿: ASKA | 2015/11/29 10:30

男児が一時入院した際、医師が両親に対し、「注射をしないと死んでしまう」などと厳重注意していたことが分かった。

男児は注射をやめた後、今年3月に緊急入院しているが、その際に医師が両親に対し、「注射をしないと死んでしまう」などと厳重注意していたとの事。

しかし、両親は医師に従わず、退院後に再び注射をやめた結果、男児は死亡した。

警察は、両親が医師ではなく容疑者の指示に従い続けた経緯を捜査している。

はぁ・・・医師から厳重に注意されていて「注射をしないと死ぬ」と警告されたにも関わらず、インスリン注射をしなかったんですね。

単純に考えれば、医師よりも、自称龍神の話を信じたと言う事なんでしょうが・・・
洗脳の可能性なども疑えるのかな?
あるいは、常人よりも、暗示に弱いなどと言う事もあるかもしれませんね。

続報を待ちましょう。

投稿: ASKA | 2015/11/30 18:22

こんばんは。
ドクターストップはかかっていたが耳を貸さなかった結果ですか・・。
一連の記事を読んで、容疑者が洗脳したというよりも両親が信じ込んでしまった印象を受けました。
人は信じたいものを信じ、見たいように見、聞きたいように聞くそうですから。「疾患が完治する」という言葉以外は拒否してしまっていたのかもしれません。

宗教絡みで医療行為を拒否するという事件で有名なのは「輸血拒否」ですね。
未成年の子どもに輸血が必要なのに両親が信教上の理由から拒否した、なんてことがあったそうで。
日本医師会でもそういった時のガイドラインを作成し、各医療機関でもガイドラインに沿った書類形式があるようです。
・・この場合、輸血をすることで生命が助かっても地獄に行ってしまうという理由からなので、疾患を完治させようとした今回の例とは厳密に言えば違いますが。

なんだかもう、こういう事件は歯がゆくてなりません。

投稿: つれづれ | 2015/12/01 01:56

宇都宮地検は6月17日、殺人罪で男性容疑者(61)を起訴した。

認否は明らかにしていないとの事。

容疑者は逮捕当時「自分にはどんな病気も治せる力がある」などと主張。地検は約半年間鑑定留置し、責任能力を調べていたとの事。

起訴状によると、容疑者は昨年4月、男児の両親がインスリンを投与しなくても治療できると信じていることに乗じ、死亡する恐れがあると知りながら投与させずに放置、男児を糖尿病による衰弱で死亡させたとされる。

栃木県警によると、男児の母親が、知人の容疑者に病状を相談。容疑者は「腹の中に死に神がいるからインスリンでは治療できない」などと言い、代わりに体を触ったり、呪文を唱えたりしていたとの事。

こんなところです。
殺人罪で起訴ですね。死亡する恐れがあるのに、放置した事が未必の故意にあたると言う判断なんでしょうね。
公判の行方に注目です。

投稿: ASKA | 2016/06/17 18:09

公判開始です。

1型糖尿病だった小学2年の男児のインスリン投与を中止させて衰弱死させたとして、殺人罪に問われた栃木県下野市、建設業、男性被告(62)の裁判員裁判初公判が3月6日、宇都宮地裁で開かれ、弁護側は「殺意はなかった」として無罪を主張したとの事。

被告は開廷直後から裁判長を非難する発言を続け、人定質問後に退廷を命じられた。審理が一時中断し、被告不在で手続きが再開されたとの事。

入廷した被告は「始まる前にちょっと」と言いかけ、裁判長に「始まる前は発言禁止です」と止められると、持ち込んだ大量の資料を証言台の上に置き、長椅子にも資料を置くように刑務官に指示したとの事。

裁判員が入廷すると、またも「開廷前に一言」と言い、制止した裁判長に対して「あなたは罷免だ! 冤罪(えんざい)だ!」と叫んだ。氏名や住所を答え終わると、「これを出させてください」と資料を指し、「発言を禁止します」と制止されても、「この資料の中に真実が入っているんだ」と叫び、退廷を命じられたとの事。

「八百長裁判長!」と連呼しながら刑務官に連れられ、開廷1分ほどで退廷させられたとの事。

冒頭陳述で検察側は「インスリンを投与しなければ被害者が死亡する危険性を認識していた。助けるには被告の指示を従うしかないと、両親に思わせていた」と述べたとの事。

両親から約420万円の報酬を受け取ったとも指摘。両親を利用したか、両親と意思を通じた共同正犯として殺人罪が成立すると主張したとの事。

一方、弁護側は「被告は治療が正しいと信じていた」として殺意を否認。「インスリン投与をやめることを両親に強く勧めたわけではない」と述べたとの事。

27年11月、殺人容疑で逮捕された後、鑑定留置を経て、昨年6月に起訴された。
死亡した男児の両親は保護責任者遺棄致死容疑で書類送検され、起訴猶予処分となっているとの事。

いよいよ公判が始まりました。
争点は殺意の有無なんでしょうね。
殺意があれば、殺人罪と言う事になります。殺害がなければ、結果死亡しているので、傷害致死なんだろうか?(治療を止めさせた事は傷害になるのだろうか?)

問題は、「1型糖尿病」についての知識を被告が持っていたのか?って事になりそうなんですが・・・
知識がなければ、「治療を中断しても死亡しない」と思っていたなら殺意は無かったと言う事になりますね。

しかし、一方、死亡した男児の両親は医師から「治療しないと死亡する可能性がある」と厳重注意されていました。
そして、たぶん、その話を被告にもしていると思うわけで・・・もし、その話を被告が聞いているなら、知識はあった事になり、死亡しても構わないと言う「未必の故意」が成立するかもしれませね。

気になるのは、公判に持ち込んだ「資料」と言うのが「何の資料」だったのか?と言うのは、気になりますね。
「これで糖尿病が治る」みたいな物なのか?それとも、「神秘の力で治療できる」的な物なのか?

これは、これで弁護方針としても悪くないですね。被告が医学知識が無い事の証明になるし。

まー両親の証言が判決を左右するかもしれませんね。

とは言え、例えどんな罪になったとしても、亡くなった男児が生き返るわけではないですから、こんな事にならないようにするのが一番良いのでしょうね。

公判の行方に注目しましょう。

投稿: ASKA | 2017/03/06 19:56

第2回公判が3月7日、宇都宮地裁で開かれ、男児の祖母と主治医が検察側証人として出廷した。
被告はこの日も不規則発言を繰り返し、退廷させられたとの事。

男児の祖母は、インスリン投与について、「(男児が)自分から進んでやっていたから嫌がっていることはなかった」と証言。
「龍神」と名乗り、祈祷師を自称する被告に治療を依頼した理由を問われると「一生(注射を)打たなければいけないから、何かの広告を見て、(男児の)母親が信用したのではないか」と説明したとの事。

主治医は「インスリン投与をしないと死んでしまう可能性がある」と男児の両親に繰り返し伝えていたと証言した。

一方、被告は証人尋問中に「捏造だ」「弁護人は信用できない」などと不規則発言や暴言を繰り返し、開廷から約1時間半で裁判長に退廷を命じられたとの事。

こんなところですね。
被告人は今回も暴言の果てに退廷となったようです。
記憶障害でもあるのか?それとも、記憶の抑圧や改ざんなども疑われるのかな?

責任能力に問題がなければ、量刑に影響は無いだろうけど・・・でも、こんな人の為に、罪の無い子供が死んでしまったのか?と思うと遺族はやりきれないかもしれませんね。

今回の公判で気になったのが祖母の証言「何かの広告を見て・・・」と言うあたりなんですが、龍神様の広告ってどんな広告なんだろう?と言うのが素朴な疑問ですね。

とりあえず主治医の証言が出たので、次は両親の証言はどこで出るのか?
それから、被告自身は被告人質問に答える事ができるのか?と言うあたりが気になりますね。

公判の行方に注目しましょう。

投稿: ASKA | 2017/03/07 19:47

裁判員裁判の第3回公判が3月8日、宇都宮地裁で開かれ、男児の父親が検察側証人として出廷した。

父親は、「息子に『なんで僕だけ注射を打たなくちゃいけないんだ。ママのせいだ』と言われたと妻に聞いた」と病気発覚後の家庭の様子について証言したとの事。

“治療”を依頼した経緯については、以前たまたま妻が被告から名刺をもらっており、平成26年12月に夫婦で依頼したと説明。
27年3月までに計310万円を支払った。男児が死亡するまで被告の指示に従った理由は「投与をしなくてもインスリンが(男児の体から)出るようになったと妻から聞き、“治療”を信じていた」と話したとの事。
27年2月11日ごろにインスリン投与を中止、3月に男児が再入院した時は、「信じ方が足りなかった。もっと強く信じようと思った」と夫婦で話したとの事。

被告は検察側の証人尋問開始前、裁判長に対して、「(弁護側の)反対尋問は私がする」と発言、弁護人の反対尋問の前に「私はインスリン投与をやめろとは言ってない」と主張したとの事。

こんなところですね。
私の感じたポイントとしては
1)「なんで僕だけ注射を打たなくちゃいけないんだ。ママのせいだ」
これは、「自分が糖尿病になったのは母親のせいだ」と言う事なんでしょうね。小学2年生だから、思った事をそのまま、口にしてしまったんでしょうけど、母親としては、ショックだったかもしれませんね。そしてその責任を強く感じてしまったのかもしれません。そこがこの事件の遠因なのかもしれませんね。

2)「投与をしなくてもインスリンが(男児の体から)出るようになったと妻から聞き、“治療”を信じていた」
さて、不思議な話ですが、実際にはそうなっていないので、これは「妻」による「虚言」あるいは「妄想」なのか?それとも、被告の言葉を信じた結果なのか?は今後の重要なポイントになりそうです。

3)「信じ方が足りなかった。もっと強く信じようと思った」
これは、「強く信じれば」あるいは「強く願えば」夢は叶うとかいうそんなメルヘンな世界なのだろうか?
この思考はとても、成人の思考じゃないと思うのですが・・・何かメンタルに問題でもあったかな?
強いストレスで?・・・「藁をつかむ」と言う感じなのかな?

4)「私はインスリン投与をやめろとは言ってない」
まーこのあたりは、他の証言と併せて判断しないといけませんね。
「病院に行くなら、俺は手を切る。病院には悪霊がいて、いずれ死ぬ。子どもがどうなっても知らない」

これは「病院に行くな」と言う意味でしょ?それは、結局、「インスリン治療をやめろ」という意味なのではないかな?

ここは検察や裁判管もツッコミどころでしょうね。

しかし、ご両親が何か思い詰めていて、正常な判断力が無くなっていたような状況だったのだろうか?
家庭内の状況がもう少し知りたいですね。

続報を待ちましょう。

投稿: ASKA | 2017/03/09 20:41

栃木県で、男の子の糖尿病の治療を中断させ、死亡させたとして殺人の罪に問われた自称・祈祷(きとう)師の男の裁判で、男は、「私はある世界から遣わされた人間だ」などと持論を述べた。

14日の裁判では、検察側と弁護側の双方から被告に質問する予定だったが、被告は「ねつ造するから答えたくない」と答弁を拒否した。
その後、裁判長から「男児をどう治すつもりだったのか」と問われると、「私はある世界から遣わされた人間だから、その方法は『現世界』の人には理解できない」などと持論を述べたとの事。

まー、この手の事件だと有名なところで、成田ミイラ事件の被告が「ミイラは生きていた」と「定説」だと主張したんですよね。
成田ミイラ事件は1審で懲役15年の判決。2審では不作為による殺人と認定され懲役7年の判決。最高裁で上告が棄却され、懲役7年が確定しました。

状況はかなり似ている事件だけど・・・どうなんでしょうね。
いずれにせよ、成田ミイラ事件は責任能力は認められているんですよね。

成田ミイラ事件の被害者は脳内出血による意識障害に陥った重篤な男性患者(66歳)
今回の事件は7歳の男児で1類の糖尿病患者でした。
しかし、インシュリン治療さえしていれば、それなりに不自由のない生活が出来たし、将来も確実にあったはず。
生活の質だけみれば、健常児とそれほど変わらない状態だったと思います。

で治療中だったものを、治療を中断させ、その上で死亡させているので、成田ミイラ事件よりは悪質度は高いような気がしますね。

まー、責任能力が認められれば、実刑は免れないでしょう。問題は量刑が懲役何年なのか?と言うところかな。

続報を待ちましょう。

投稿: ASKA | 2017/03/14 20:24

14日の被告人質問で被告は、弁護側と検察側からの質問を拒否し、裁判長からの質問にのみ答えたとの事。

これまでの裁判で、男児の母親は「医者に行くと男児は助からないと被告に言われた」と話していましたが、14日、裁判長から事実関係を確認されると、被告は「医者がやれって言ったことをやった方がいいと言った」と主張したとの事。
また、母親は男児の治療費などで420万円あまりを被告に支払ったと話していましたが、被告は「登録料の3万1000円しかもらっていない。他はねつ造だ」などと主張したとの事。

いよいよ、核心部分ですね。
これで、事実関係を争う事になるんでしょうね。
ポイントとしては
1)男児の糖尿病治療を中断した事に被告の言動が影響したのか?
2)治療費などで420万円を受け取ったのか?

ここは、完全に対立してますね。
2)の治療費の件は、多分、お布施と同じで領収書などないでしょうから、証拠としては関係者の証言か・・・あるいは、家計簿などに記載があれば、証拠になるかもしれませんね。それと被告側の口座記録が一致などすれば、有力な証拠になるかもしれません。

問題は1)の指示も、両親の日記などに記載があれば、これも証拠になるかもしれませんし、やはり、被告側周辺の人間の証言などがあれば、有力な証言ですが、ここは難しいかもしれませんね。

ただ、この祈祷は被告人一人だけで行っていたのか?は気になります。
年齢的にも高齢なので、手伝う人間の一人ぐらいいてもおかしくはないと思いますけどね。

続報を待ちましょう。

投稿: ASKA | 2017/03/15 05:57

続報です。
裁判員裁判第9回公判が16日、宇都宮地裁(佐藤基(もとい)裁判長)で開かれ、弁護側と裁判員から男児の母親への証人尋問が行われた。

母親は「男児がインスリン投与を嫌がっていなかったのではないか」との弁護側の質問を否定。「周りには気丈に振る舞っていた。私の前だけでは甘えて(嫌がって)いたのでは」と声を詰まらせたとの事。
また、「どうして被告を信じてしまったのか」と聞かれると「東日本大震災後は忙しくて心に余裕がなかった。被告の『治る』という言葉にとらわれた」と答えたとの事。

また、検察側証人として糖尿病専門医が出廷。男性医師は子供が1型糖尿病にかかった場合、「生命維持にはインスリン投与が不可欠。(投与しないと)死んでしまうということを必ず親に説明する」と証言したとの事。
被告も医師に質問を希望し、「母親から、医者に『水も食べ物も与えずにインスリンだけを打て』と言われたと聞いた」と述べたが、医師は「こういう指示はあり得ない」と否定したとの事。

宇都宮地裁で17日に開かれた論告求刑公判で検察側は懲役15年を求刑し、弁護側は改めて無罪を主張したとの事。

「両親の不安をあおって忠実に従わせようとした行為は悪質」と指摘した検察側。
インスリンを投与しないと男児が死亡する危険性を認識していたことも強調し、「動機は身勝手で、反省の態度も示していない」と、被告を厳しく非難したとの事。

弁護側は「被告は(インスリンを投与する)医者の指導に従うかどうかは両親の自由と伝えていた」と述べ、インスリンを投与しないと選択したのは両親の意思だったと主張し、「被告は治療が正しいと信じていた」と殺意を否認したとの事。

被告は最終陳述で「人をだましてまで、お金は取らない」と述べ、男児や両親への謝罪の言葉はなかったとの事。

被告はこれまでの公判で「黙秘権を行使したい」と、検察側と弁護側の被告人質問を拒否した。裁判所の質問には応じたとの事。

求刑に先立ち、男児の母親の代理人弁護士は厳罰を求める母親の書面を読み上げたとの事。
母親は書面で、男児の病気が判明し、目の前が真っ暗になった心境や、血糖値測定で男児が指に何度も針を刺して血を出しているのを見るのは耐えられなかったという不安があったことを説明したとの事。
「被告に連絡すると、『簡単に治せる』と返事があり、不安な気持ちが晴れ、完全に治せると信じた」との事。

最後は「被告の言うことはどんな内容でも絶対だった。現在、何も手につかず、回想ばかりしている。裁判中の被告の態度はあきれ、唖然とするばかり。あの親身な姿からは想像できない。だまされた私が愚かでした」とし、被告への強い処罰感情を示しているとの事。

こんなところですね。
ご両親が被告を信じてしまう理由には、複雑な心境があったのかもしれませんね。
現実問題として、インスリン治療をすれば、生活に大きな支障はなかった。
しかし、それでも、治したかったんですよね。それが親心と言うものなのかもしれません。

結論は判決を待ちましょう。

投稿: ASKA | 2017/03/20 08:27

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