世田谷一家殺害事件再考その147(読売新聞報道のメモ)
12月29日版読売新聞のメモ
1)長男の礼君(同6歳)の布団に犯人の血液が付着していた。
捜査関係者によると、礼君は2階の子ども部屋のベッドで首を絞められて殺害されていた。布団に付着していた血液はA型で、家族とは一致せず、犯人のものと確認された。
2)1階の階段付近で遺体で見つかった宮沢さんの手には、身を守ろうとした際にできた傷があり、犯人ともみ合いになったとみられる。
3)2階台所にも犯人の血痕が残っていた。
とこんなところかな。
2)は以前から言われていた事だと思います。
3)は2階の台所で折れた代わりの包丁を持ち出しているので、この時に血痕が付着した可能性や、リビングで治療した時に血痕が残ったいたとの報道もあるので、新事実とは言えないですね。
今回の新事実は1)かな?
この情報は被害者4人の殺害順番に関係する情報なのですが・・・
かならずしも、決定的な情報では無いんだよね。
つまり、礼君は窒息死だった為に、犯人は凶器の包丁を使わなかった。
その為、手で窒息死させたのだとしたら、犯人の血痕の有無で手に怪我をする前後が判断できる情報になるわけです。
今回、犯人の血痕が残っていたのだから、犯人が手に怪我をした後と言う事になるのですが・・・
問題はその血痕が、礼君の殺害時に付着した物か?は判断する材料がありません。
礼君を殺害後に、他の3名を殺害して、その後に、子供部屋を荒らした時に付着したと言う可能性も否定できません。
なので、その血痕の場所や形状などを考えないと、礼君の殺害順番を確定できませんね。
昨年末の特番だったかな?今年3月の特番だったか?遺体のスケッチが報道されました。そのスケッチによると、礼君は布団を被った状態で発見されていませんから、どの部分に血痕が付着していたのか?
布団の血痕が報道されているが、礼君自身に血痕が付着していたとの報道が無いのも気になる所ですね。
手の怪我は利き手だったと推測すれば、怪我をした利き手で布団をどけて、利き手では無い手で礼君を窒息させた?
あるいは、礼君は怪我をする前に窒息死させて、一家全員の殺害後に、部屋を荒らした時に怪我をした利き手で布団をどけた?
ただ、子供部屋の子供の布団に金品を隠すなんて事は普通じゃ考えられないでしょ?
なので、死亡した子供のベッドを荒らす必要は無いのではないか?と考えると、やはり、手に怪我をした後で、布団を利き手でどけて、礼君を利き手では無い方で窒息死させたと考えた方が自然かな。
そうすると、礼君殺害は最後だった可能性が高いと言う事かな。
殺害順番については、これまでも何度か考えているので、そちらも参考にどうぞ。
参考リンク
殺害順と進入経路(その94)
犯行順と侵入路と疑問(その122)
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コメント
こんばんわ。また恒例の警察の情報の小出しみたいですね。
レイ君の布団に犯人の血が付いていても、結局は犯人に近くはなりませんでしたね。
しかしこの情報のおかげでより犯人が顔見知りである可能性が高まりました。
僕の推測ではレイ君以外の3人を殺害後、怯えて布団に隠れてたレイ君を発見。この時布団に血が付いたと思います。
犯人の1番のターゲットは泰子さんとみきおさんであればこの時すでに殺害が完了してるのである程度は我にかえってると思います。
ここで犯人は手を洗いにいって手に何かを巻きつけて止血しながらレイ君を殺すかどうか考えます。
すでに3人を殺して一人だけ残すのは不憫、と身勝手な考えに辿り着きレイ君を殺したんだと思います。
レイ君に血が付いてないのはそのせいかと。
投稿: ノンオイル油 | 2015/12/30 03:23