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2015/12/04

大阪府高槻市番田駐車場女性殺人遺体遺棄事件その20 (続報)

続報です。

1)男子(12)を殺害した疑いで府警に再逮捕された容疑者(45)が事件2日後、千葉県のガソリンスタンドで自分の車を洗っていた、との目撃証言があるとの事。
府警は、容疑者が2人の痕跡を消そうとしたとみている。

目撃証言は「ガソリンスタンドの洗車スペースで、似た男が車の内外を洗ったり掃除したりしていた」との内容で、容疑者の最初の逮捕後に寄せられた。防犯カメラ映像や聞き込み捜査から、容疑者が同僚男性宅に着く前の8月15日午後2時すぎ、千葉・幕張インター近くのガソリンスタンドに立ち寄ったことが裏づけられたとの事。

女子の体には30以上の切り傷があったが、車内に目立った血痕はなかった。後部座席の血液反応や微物から女子のDNA型に類似した型や洗剤のような成分が検出され、男子のDNA型は検出されなかった。府警は血痕や微物の多くが洗い流されたとみているとの事。

2)12月1日再逮捕された男のスマートフォンから、事件周辺の日付に記録された画像などが削除されていたことが分った。

警察が容疑者のスマートフォンを調べたところ、事件当日を中心に、数日分の画像や無料通信アプリ・LINEのメッセージを削除した形跡があったとの事、警察はデータの復元を急いでいる。

容疑者が13年前に連続監禁事件を起こした際、被害者の服を脱がせて裸の写真を携帯電話で撮影するなどしていたとの事。大阪府警高槻署捜査本部は容疑者が今回、事件と関連性のある画像などを削除した可能性があるとみて経緯を調べている。

スマホには同日前後に複数の知人と無料通信アプリでやりとりしたメッセージが残っていたが、事件をうかがわせるような内容はなかった。捜査本部は削除された画像やメッセージのデータ復旧を進めている。

3)男子の遺体発見現場の周辺に逮捕された男とは別人のDNAが付着したティッシュが残されていたことがわかった。警察は、男が別人の犯行に見せかけようとしたとみて捜査している。

容疑者は逮捕前、男子の遺体が見つかった大阪府柏原市の竹林を訪れていたことがわかっているが、遺体の周辺には別の複数の人物のDNAが付着したティッシュが落ちていたことがわかった。

容疑者は、その数時間前に大阪市北区のサウナ店を訪れていて、DNAはその客のものと一致したとの事。警察は、容疑者が別人の犯行に見せかけ捜査をかく乱しようとしたとみて調べているとの事。

4)再逮捕された契約社員の容疑者(45)が13年前の監禁事件で、被害者を車に連れ込んだ際、奈良県境付近を走行していたことが分かった。男子の遺体は奈良県に隣接した大阪府柏原市の竹林で見つかり、今回の事件当日も同県内を車で移動していたとされる。

府警は容疑者が竹林周辺に土地勘があったとみて関連を調べている。

捜査関係者によると、容疑者は2002年2~3月、京阪寝屋川市駅前などで、男子中高生を含む少年7人に道案内を頼んで車中に誘い込み、粘着テープや手錠で両手足を縛って長時間監禁したなどとされる。この際、被害者の一部は奈良県境やその周辺を連れ回されたとの事。

容疑者はこの事件で逮捕監禁罪などで起訴され、懲役12年の実刑判決を受けた。男子や同級生の女子が殺害された事件と、連れ去り現場や粘着テープを使う手口が酷似しているとみられている。

容疑者は事件当日の今年8月13日午後、柏原市内のコンビニ店で男子と女子の顔や手に巻かれたとされる粘着テープを購入。その後、車で竹林付近を通過し、奈良県内を走行していた。最初に逮捕された同21日も竹林に短時間立ち寄り、車で奈良方面に向かったとされる。

府警は12月3日午前、容疑者を大阪地検に送検した。

5)容疑者(45)の軽ワゴン車から、数十錠の錠剤が見つかっていたことが分かった。大阪府警高槻署捜査本部は、2人が薬物を投与されるなどした形跡がないかを調べるとともに、錠剤と事件との関連性を慎重に捜査している。

捜査関係者によると、捜査本部は8月、容疑者を女子の死体遺棄容疑で逮捕した後、押収した軽ワゴン車のダッシュボード付近から複数の錠剤を発見。錠剤は包装シートに入り、一部は使用された形跡があった。ただ、いつから車内にあったかなどは不明で、捜査本部は容疑者の知人らに事情を聴くなどして経緯を調べているとの事。

こんなところですね。
1)は以前から出ていた話ですが、実際に目撃証言があったと言う事ですね。

2)洗車もそうですが、容疑者は逮捕される事を前提に行動していますね。

3)DNAはサウナで入手したようですね。複数人分を用意したのは、その後の共犯証言を裏付ける為の偽装だったのだろうか?そう考えると、ここで容疑者本人のDNAが出てこないのもうなずけるところですね。

4)はちょっと微妙ですが・・・確かに、この事件は犯行を以前から計画していたわけではなさそうです。当日に被害男女があの場所に来ることは、誰にも予想できなかったでしょう。たまたま、不満や欲求を爆発させようとして、ターゲットを物色したら、被害男女を発見して犯行を行ったと私は考えています。
一方、拉致ってからは、後戻りできないと言う事で悩んだあげくに欲望を爆発させてしまったんでしょうね。

ただ、そう考えると、女子の遺体の遺棄方法があまりにも杜撰だったのが疑問です。女子の殺害後に緊張感が切れてしまったのかもしれませんね。

5)は二人の監禁時間がかなり長いので、監禁する為に、あるいは暴行する為に薬剤を使用した可能性は疑われますね。

依然として黙秘しているとの事ですが、過去の事件では黙秘しても有罪になった事件もありましたから、検察の立証次第なんでしょうね。

ただ、一方で無実の人間でも、自白してしまうような取り調べをうけても、黙秘を続けられるのは、よほど強い意志があるのか、あるいは、そうしなければならない、危機感があるのかもしれませんね。

まー、以前に有罪判決も受けて収監もされてますから、そのあたりは慣れかもしれませんけどね。

公判の行方に注目しましょう。

参考リンク
大阪府高槻市番田駐車場女性殺人遺体遺棄事件その19 (快楽殺人?)
大阪府高槻市番田駐車場女性殺人遺体遺棄事件その21 (睡眠薬)

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コメント

いずれにしても、車を保有している人物が事件を起こすと、実に行動範囲が広くなるんだなぁと思った。今回のように再犯でなかったら車を使用した殺人事件や誘拐事件は、なかなか犯人には辿り着くのは難しそう。

街中や施設なんかに防犯カメラが設置されていて、それがきちんと作動してるか否かが犯人逮捕に繋がる重要なポイントですね。

投稿: | 2015/12/05 17:56

ちょっとどれも容疑者確定にするには無理があるような気がします。
むしろ強引にでも犯人に仕立てたいが為の証拠集めに思えますね。

ところでなぜこの容疑者はここまで手の混んだ隠蔽をしたのですかね?そもそも動機すら不透明で?
幼い被害者ならバラバラにするなり、埋めるなりした方が遥かに発覚しにくいと思えますが?

快楽殺人達成の安堵より、むしろそこからが本題で、死ぬまで刑務所で暮らしたいが為の工作に思えてならないですね。
限りなく黒に近いグレーとして。

投稿: ブリブリ | 2015/12/06 11:11

女の子と男の子の遺体から睡眠薬の成分が検出されたみたいです。
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20151222000078
大阪地検は22日、男の子への殺人罪で山田容疑者を追起訴するそうです。

投稿: 名前忘れた | 2015/12/22 14:11

動機はショタでしょう。女子には興味がないので、早々殺害し、男子を残したのでしょう。過去の経緯から死刑は免れないので、前回の出所前から手口を練っていたのかも。でないととっさに、あれだけ手の込んだ工作はできまい。誤算は遺棄現場や予想外に防犯カメラに捉えられていたことです。

投稿: 空き地 | 2015/12/22 20:46

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