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2015/12/02

栃木県宇都宮市猛毒リシン殺人未遂事件

栃木県宇都宮市で夫を毒物で殺害しようとした疑いで、女が逮捕される事件が起きている。
逮捕された無職・女性容疑者(33)は10月29日、別居中の夫(34)の自宅に侵入し、台所にあった焼酎に毒物を混ぜ、殺害しようとした疑いが持たれている。

調べによると、夫は、2015年8月にも焼酎を飲んだところ、体調を崩していて、9月中旬に容疑者が偽名を使い、劇薬を購入しようとしたと、販売会社から警察に通報があったことから、警察が警戒していたとの事。

容疑者は、犯行を否認している。

捜査1課によると、容疑者は10月29日午後3時ごろ、宇都宮市内で別居している自衛官の夫(34)宅で、台所にあった焼酎パック内に、「トウゴマ」から抽出した猛毒リシン入りの水溶液を混入し、殺害しようとした疑いがある。

容疑者は9月中旬、医薬品販売会社から偽名で殺鼠剤を購入しようとしたため、県警が捜査を開始。

夫に話を聞いたところ、容疑者とトラブルになり3月中旬から別居していることや8月中旬に自宅で焼酎を飲んだ際に体調が悪化したことが判明。
自宅にあった別の焼酎を調べた結果、植物系の毒成分が検出されたとの事。

そのため、県警の捜査員が夫宅を警戒。
10月29日、夫が不在の間に容疑者が合鍵で夫宅に侵入したことを確認し、夫の立ち会いのもと家の中を確認したところ、焼酎が白濁していることに気づき、鑑定の結果、リシンが検出されたとの事。

トウゴマはインド、東アフリカ原産の花木。種には植物性の猛毒リシンが含まれており、体内に入ると細胞が壊死して臓器不全などに陥る。種8粒程度のリシンで致死量になるとの事。

トウゴマは観賞用として販売もされていて、その種から抽出してできる「ひまし油」は石鹸の原料に使われたり、下剤として服用されることもあります。ですが、種の絞りかすには猛毒・リシンが含まれているのです。この種4~5粒ほどで人を死に至らしめるといいます。

「(摂取すると)下痢をしたり、おう吐したり、いろんな臓器が不全になり死んでしまう。昔から毒殺に使われた有名な毒」

トウゴマとは、熱帯地方が原産の植物で、種からとれる油は「ひまし油」と呼ばれ、工業用として流通している。「(種を)搾ったカスには猛毒が含まれている」との事。

リシンという猛毒が含まれていて、搾ったカスから1%くらいとれると言われているとの事。

トウゴマを扱うことには規制はないとの事。

近所の人は「何も家のことをやらないからとは...。『出ていけ』と言ったと聞いて、旦那さんが。それで、奥さんが出ていったと思う」と話したとの事。

警察によると、容疑者の夫は自衛隊員で、今年3月頃からは別居状態。妻の容疑者は宇都宮市内の別の家に住んでいた。

事の発端は今年9月、医療品の販売会社から、「鹿毛容疑者が偽名を使って毒劇物に指定の薬物を購入しようとしていた」という通報が警察に入ったことだった。

その後、警察が夫に確認したところ、「過去に焼酎を飲んだら体調を崩したことがあった」と話したと言う。警察は夫の家にあった焼酎を分析。するとトウゴマとは別の毒性分が入っていたとの事。

警察は9月の通報を受け、今は容疑者の夫が一人で暮らしている自宅を警戒していた。

先月、警察は夫の自宅に入っていく容疑者の姿を確認。その後、夫の許可を得て自宅を調べたところ、白く濁った焼酎が見つかった。その成分を分析したところ、トウゴマから抽出された毒の成分が検出されたとの事。

夫は「妻を疑わないわけではなかったが、胃腸炎だと思いこむことにした」と話したとの事。

逮捕された妻は、リシンの入手先などについて黙秘しているとの事。

容疑者は、毒物の混入は認める一方、「殺意はなかった」「納得できない」などと容疑を否認しているということ。
容疑者が今年3月に別居した後、警察に、夫婦間のトラブルを相談していたとの事。

また、夫婦げんかで警察官が駆けつけたことも複数回あったということで、警察は、事件に至る経緯を調べているとの事。

容疑者は「殺すつもりはなかった」と供述をしているとの事。

容疑者の自宅から「トウゴマ」とみられる植物などを押収していた。
警察は押収した植物の鑑定を進めています。

容疑者(33)が、自宅から押収された毒物の原料とみられる「トウゴマ」の実について、「ネットで購入した」などと供述していることがわかった。
警察は、容疑者のパソコンなどを分析し、くわしい入手経路の特定を進めている。

逮捕された妻が、「致死量ギリギリで入れた」などと供述をしていることが分かった。

容疑者は、調べに対し、「殺意はなかった」と容疑を否認しているが、その後「致死量ギリギリで入れて、体調を悪くさせたかった」「嫌がらせのつもりだった」などと供述をしているとの事。

容疑者が「致死量ぎりぎりで自分で作った。トウゴマはインターネットで買った」などと供述しているとの事。

関係者によると、容疑者は元自衛官。1月ごろまでは宇都宮市中心部でトレーディングカードの販売店を営んでいた。

容疑者の経歴と時系列
高校卒業後に自衛隊に入隊
自衛隊で知り合った男性と20歳で結婚
その後は共働きで、22歳の時に除隊して専業主婦になる。
2013年8月 トレーディングカード販売店を開店(ブログの放送記事などから推測)
2015年
01月 経営難を理由に閉店。
03月 別居、その後にトラブルを警察に相談。
08月 夫が体調を崩す事があった。
09月 偽名で毒劇物を購入しようとして失敗、通報され警察にマークされる。
10月29日 夫の留守中に部屋に入り、リシンを焼酎に混入。

カードショップの開店資金は合計630万円
その内400万円はコンサルティング料(カード費、機材費など)

資金調達の内訳は
・夫婦の貯金     200万円
・銀行から融資    370万円
・銀行のカードローン 60万円

容疑者の販売店のブログより一部引用いたします。
http://ameblo.jp/hanekuri3/
***ここから***
★その2★家庭と仕事は天秤にかけられない★
もともと家庭に負担かけない前提でお店をはじめました。
そういった意味で負担が非常にあったなと思います。
あの場所でお店をやること自体が私がやりたいお店とはまったく違う物にならなければ成り立たない状況であり、葛藤が日々日々膨らんでいき、どうにか元に戻して立て直したくてもがいても、心や家庭に与える負担は非常におおきいものでした。
ただただ家庭も仕事もどちらも選びとれなかった弱さかなとも思います。

いままで影日向にささえてくれた主人とさみしい思いを我慢してくれた子ども達にはただただ感謝ばかりです。本当にありがとう、いまからがんばってかえしていかねばと思います。

中略

とはいえ返済などがまだまだあるので現実問題として、どうすっかな!という段階です。お母さんは莫大な借金をこさえてしまいましたから!

***ここまで***

トレーディングカードとの出会いは専業主婦でアルバイトをしていた時代に始まるようです。

まー、難しいですよね。好きな事、趣味を仕事にして生活していくと言うのは・・・
趣味として楽しく遊んでいた時とは違い、生活の為に利益を上げていかなければならい。
経費や防犯的な部分も当然、気を遣わないといけないし。

さらに、家庭人としては家庭を守る必要もある。
男性の場合だと、殆どが一家の大黒柱として、家庭を守る為に仕事を優先すると言うのは、仕方なく認められる部分だとは思います。

ただ、この事件の場合だと、ご主人はちゃんと仕事をしているわけで、それだけでも裕福ではないかもしれないけど、生活はできたと思います。

夫婦の貯金を使い、さらに莫大な借金をして、開店した店がうまく行かずに、家庭もないがしろでは、ご主人も堪忍袋の緒が切れたと言われるのも仕方がないでしょうね。

別居の原因は借金の事なのかな?
銀行融資とカードローンで430万ですから、妻が借金を返せなければ夫が肩代わりするような流れになりそうですよね。

しかし、妻が言葉が悪いけど、道楽で始めた仕事の借金だから、夫としては、どうしてそんな借金を自分を払わなければならいのか?と思うでしょうね。

しかし、このあたりは容疑者自身も理解しているような気もするんですが・・・

結果的に別居となり、その後に、毒殺と言うか、嫌がらせをするようになるその理由が知りたいですね。

どうして助けてくれないの?って感情なのかな?

続報を待ちましょう。

参考リンク
毒物雑学辞典-ヘビ毒から発ガン物質まで

この本によるとリシンは遅効性のようですね。

栃木県宇都宮市猛毒リシン殺人未遂事件その2(一審判決)

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コメント

栃木県で夫の焼酎に植物から抽出した毒物を入れ、殺害しようとした罪に問われている無職の女の初公判が開かれ、女は起訴内容を認めたとの事。

無職の女性被告(33)は、去年10月、宇都宮市にある別居していた夫の自宅で、焼酎のパックに「トウゴマ」という植物から抽出した毒物「リシン」を入れ殺害しようとした罪に問われている。6月16日の初公判で、被告は、起訴内容を認めたとの事。

一方、検察側は冒頭陳述で、「被告人は被害者の夫から度々暴力を受け、子供への虐待もあったことから不満が憎しみに変わり、殺害を決意した」と指摘したとの事。

これに対し弁護側は「リシンの毒性についての正しい知識は持っておらず、強い殺意はなく、背景にあるのは夫の暴力だ」と述べたとの事。

こんなところですね。
リシンを使うなら、リシンの事を調べたと思うのですが、それで正しい知識を持ってないと言うのは、いかがなものか?と思いますが・・・

夫の暴力と言われてもね・・・擁護するわけではないけど、夫にしてみれば、貯金は消え、代わりに莫大な借金を作られて、家庭も顧みないような妻に、つい感情的になるのも分かる気がするんですよね。
例えば、それが、例のお店を出す前からあったのなら、DVと言う事も言えるかもしれないけどね。

夫の証言もあるようなので、続報を待ちましょう。

2016/06/16追記
検察側は冒頭陳述で、夫の管理で金銭を自由に使えなくなったことから殺害を考え、夫から振り込まれた生活費が少なく、「不満や憎しみが爆発した」と動機を説明したとの事。

検察側の証人として出廷した夫は、この事件の前にも毒を盛られ、死を意識するほどの苦しみを感じたといい、「怖い人間だと思った。子供のために早く離婚し、自分や子供の前に二度と現れないでほしい」と怒りをあらわにしたとの事。

この事件の以前にも、毒を飲まされたんですね。
そりゃあ、怒りますね。
ただ、それは、いつの事なのか?
例のお店が失敗した後なら、今回のリシンは殺意があったと言う事なんじゃない?

続報を待ちましょう。

投稿: ASKA | 2016/06/16 18:16

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