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2015/12/07

熊本県熊本市3カ月乳児覚醒剤中毒死事件

熊本県警は12月6日、知人女性の生後3カ月の長男に覚醒剤を投与して殺害したとして、熊本県益城町宮園、自称会社員、男性容疑者(24)を殺人と覚せい剤取締法違反(使用)の容疑で逮捕する事件が起きている。

逮捕容疑は9月4日(金)未明ごろ、熊本市東区のラブホテルの室内で、無職の20代女性=熊本市南区川尻=の長男(生後3カ月)に覚醒剤を投与し殺害したとしている。
県警は認否を明らかにしていないとの事。

県警によると、容疑者は9月4日午前3時ごろ、知人女性と長男の3人でホテルにチェックインした。
同日午後0時半ごろ、知人女性が「生後3カ月の子供が泡を吹いて固まっている」と110番した。
警察官らが駆け付けた時には長男は既に心肺停止状態で、搬送先の病院で死亡が確認された。死因は覚醒剤による中毒死だったとの事。

知人女性が110番した時には容疑者はホテルから立ち去っており、女性が寝ている間に覚醒剤を投与したとみて調べている。覚醒剤を投与した方法や動機については「捜査中」としているとの事。

容疑者と知人女性はその後の採尿検査で陽性反応が出たため、覚せい剤取締法違反(使用)容疑で逮捕されて起訴され、11月に熊本地裁で執行猶予付きの有罪判決を受けている。

時系列
9月4日(金)
03:00頃 3人でホテルにチェックイン
12:00頃 110番通報、この時容疑者は部屋から立ち去っていた。
その後、知人女性と容疑者は覚醒剤取締法違反容疑で逮捕起訴され、執行猶予付き有罪判決

こんな事件ですが、結構、難しい事件かもしれませんね。
犯行を目撃した人物はいないし、犯行を裏付ける証拠もない。
覚醒剤は簡単に入手する事ができない事と、容疑者が覚醒剤を使った証拠はあって、その場で他に犯行が可能な人間がいないと言う事が根拠になりそうだけど・・・

それは、実は知人女性(母親)にも当てはまるので、容疑者が否認した場合は結構、難しい事件になるかもしれません。

あとは、犯行方法ですね。どうやって乳児に覚醒剤を投与したのか?そのあたりも、犯行の立証に大きな影響がありますよね。
注射器を使った場合は明らかに投与の意思があったと思うけど・・・
それ以外の場合は、投与の意思なく、結果的に投与した過失致死を主張する事も考えられますし・・・

そもそも、容疑者に犯行時の記憶があるのか?と言うのも出てきそうです。

故意なのか?、過失なのか?いずれにしても、育児の面から見れば、問題が多いですね。
1)午前3時にホテルにチェックインって、そんな時間に3カ月の乳児を連れ出すの?
2)気付いたのが昼の12時、最後に乳児を確認したのは何時なの?ミルクは?おむつは?

まー、恋愛感情は本能みたいな物なので、それ自体を無かった事にはできないでしょうが・・・だけど、大人はそれを理性でコントロールするわけですよね。
その交際は、子供にとって、自分にとって本当に良い事なんだろうか?と考えてみた事はあるのかな?

続報を待ちましょう。

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コメント

続報です。

1)熊本市で生後3か月の男児が覚醒剤を投与されて殺害された事件で、男児の遺体に注射痕がなかったことがわかった。

県警は12月7日、容疑者を殺人と同法違反容疑で熊本地検に送検した。

2)男の子の胃の中から、致死量の覚せい剤の成分が検出されていたことがわかった。
捜査関係者によると、事件後、男児の胃の中から、覚せい剤の成分が検出されていたということで、容疑者が、男児に対し、覚せい剤をのませたとみて、投与の状況や、動機などを調べている。

こんなところですね。
注射痕が無く、胃から覚醒剤が検出されたと・・・
ミルクにでも混ぜて飲ませたのかな?
それなら、ミルク瓶からも覚醒剤が検出されるはずですね。
指紋などの検出も期待できますが、犯行時以前にミルク瓶を持った場合は証拠にならないかもしれません。

経口摂取だと、別の薬と誤認したとかと言う主張もできますが・・・
事件当時に母親が乳児に薬を飲ませるなどしていたのか?そのあたりも重要なポイントになりそうですね。

続報を待ちましょう。

投稿: ASKA | 2015/12/08 17:05

続報です。

生後3か月の男児に覚醒剤を投与して殺害したとして、殺人罪と覚醒剤取締法違反(使用)に問われた熊本県益城(ましき)町、無職男性被告(25)の裁判員裁判が1月31日午前、熊本地裁であった。

検察側は「乳児に毒物を投与する極めて悪質な犯行で、前代未聞の虐待事案」として、懲役20年を求刑した。
弁護側は「被告を犯人とするには合理的な疑いが残る」と無罪を主張したとの事。
判決は2月8日に言い渡される予定。

起訴状によると、被告は2015年9月4日午前5時頃~午後0時20分頃、熊本市東区のホテルで、一緒にいた20歳代の知人女性の長男の口から覚醒剤を投与し、覚醒剤中毒による循環障害などで殺害したとしている。

検察側は論告で、自ら摂取できないはずの男児の胃から覚醒剤成分が検出され、被告が事件前後に「赤ちゃんに覚醒剤を飲ませた」などと友人に話していたと指摘。「被告が覚醒剤を飲ませた以外に考えられない。自身も覚醒剤を常用しており、乳児に投与すると死亡する危険性も認識していた」と主張したとの事。
動機は「直前に口論となっていた知人女性への腹いせ」としたとの事。

弁護側はこれまでの公判で、事件当時、被告は眠っており、事件について「何も知らない」と母親に話していたと反論。
知人女性が覚醒剤を誤って飲ませた可能性もあるとし、「被告が投与したという決め手の証拠がない」と主張しているとの事。

こんなところですね。
予想通り、難しい判断になりましたね。
検察側としては被告が事件前後に「赤ちゃんに覚醒剤を飲ませた」などと友人に話していたとの証言ですね。
証言の信憑性の問題もありますが、普通に赤ちゃんに覚醒剤を飲ませるなんて事は常識的にあり得ないので、冗談でしたとは言えないような気がしますね。

一方で弁護側は予想通り、「犯行が可能な人物は他にも居る」と言う主張ですね。
これは、これで難しいですね。女性が20代でシングルマザーなんですよね。もし、望まない妊娠だったり、虐待の兆候などがあれば、弁護側の主張に説得力が出てきます・・・

飲ませた方法が分かっていて、物証として最後にほ乳瓶に触ったのが被告だとか、覚醒剤が入っていたパケットに被告の指紋しか有りませんでしたとか、わかりやすい証拠があれば良いのですが・・・裁判員の判断が難しい事件となりましたね。

公判の行方に注目しましょう。

投稿: ASKA | 2017/01/31 20:01

一審判決は懲役16年です。

熊本市で2015年9月、知人女性の生後3カ月の長男に覚醒剤を飲ませて殺害したとして、殺人罪などに問われた熊本県益城(ましき)町の無職、男性被告(25)の裁判員裁判で、熊本地裁は2月8日、懲役16年(求刑・懲役20年)を言い渡したとの事。

裁判長は、無罪を主張していた被告の供述について「重要な点があいまいで、犯人であることに合理的な疑いを生じさせるものでない」と指摘。
「死んでしまうことを積極的に望んではいなかったとはいえ、危険性が高いことは十分に認識していた」と殺意を認め、「生命をあまりにも軽視しており、相応の非難を免れない」と断じたとの事。

別の報道では
裁判長は、「被告が事件後、友人に『男児に覚せい剤を飲ませた』と話しており、犯人であることを強くうかがわせる」と指摘。
被告が犯人であることに合理的な疑いはないと結論付けた。

判決によると、被告は15年9月4日午前5時から午後8時40分ごろまでの間、熊本市東区のホテルで知人の20代女性の長男の口に覚醒剤を投与して、覚醒剤中毒による循環障害などで殺害した。

被告側弁護士によると、被告は2月9日に控訴する予定との事。

こんなところですね。
まー普通に考えると、判決はこうなると言う判決ですね。
現場には被告ともう一人、長男の母親しかいなかった。母親の犯行でなければ、犯行が可能なのは被告しかいないと言う事ですね。
ただ、決め手はやはり、友人に話した『男児に覚せい剤を飲ませた』みたいですね。

しかし・・・これって、乳児が死亡した後にこんな事を話せば、「そりゃあ、あんたが覚醒剤を飲ませたからでしょ?」って事に普通なるよね?
子供が死亡しても事件に成らないと思ったのかな?
だけど、覚醒剤で中毒死なんて普通ないから、考えれば、事件になる事ぐらい想像できると思うんですけどね・・・・子供って事なのかな?

あちらの事件も、こちらの事件も、犯人の頭の中は子供・・・
しかし、世の中は18歳で成人にしようと言う動きなのですが、それで本当に良いのかな?
とあれこれ事件を見ると感じますね。

投稿: ASKA | 2017/02/08 20:23

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