« 世田谷一家殺害事件再考その149(報道の日2015更新しました) | トップページ | 世田谷一家殺害事件再考その150(あれから15年) »

2015/12/31

大阪府門真市女性バラバラ事件

大阪府門真市の集合住宅の一室で頭蓋骨などが見つかり、この部屋に住む29歳の女が逮捕される事件が起きている。

 

警察によりますと、29日未明大阪府門真市舟田町のマンションの1室で性別不明の頭がい骨や肉片が見つかり、警察はこの部屋に住む29歳の自称イラストレーターの女性容疑者(29)を死体損壊などの疑いで逮捕しました。

 

警察の取り調べに対し、容疑者は「私の部屋に頭がい骨などがありますが、今は話したくない」と供述しているとの事。

 

容疑者の知人で25歳の女性が今月25日から連絡が取れなくなっていて、警察は遺体がこの女性とみて調べているとの事。

 

府警によると、容疑者の自宅からは人間のものとみられる複数の骨が見つかった。行方不明の女性と容疑者は知人といい、経緯を調べる。

 

発表などによると、容疑者は今月下旬、マンション3階の自室で遺体を損壊し、遺棄した疑い。遺体は切断されて冷凍庫や浴室に置かれ、袋に入れられていたものもあった。鋭利な刃物を使ったとみられる。府警は30日にも切断された遺体を司法解剖して死因を調べるとの事。

 

頭蓋骨や腰の骨が水を張った浴槽から見つかり、室内にはのこぎりがあった。

 

松山市に住む女性の父親が25日夜、「娘と連絡が取れなくなった」と愛媛県警に行方不明者届を提出。門真署の捜査で、容疑者に似た女が25日午後、女性名義のキャッシュカードを使って十数万円を引き出していたことが判明した。
29日未明、窃盗容疑で自室を捜索したところ、頭蓋骨などが見つかったとの事。

 

容疑者(29)=死体損壊と死体遺棄の疑いで逮捕=が、被害者とみられる同市のアルバイト女性(25)と最近まで市内のシェアハウスで暮らしていたとみられることが分かった。大阪府警は遺体の身元確認を急ぐとともに同日、シェアハウスの現場検証を実施するなどした。

 

逮捕前の事情聴取で容疑者は「24日に自宅でクリスマスパーティーの準備を一緒にしていた。(女性と)買い物をしているときに『現金を下ろして』と頼まれたので引き出したが、私が外出している間にいなくなった」と説明していたとの事。現金十数万円を引き出している。

 

しかし、容疑者が物品の購入にこの現金を使っていたことが判明。府警は29日未明に自宅を家宅捜索し頭蓋骨などを発見した。

 

クリスマスイブの24日、容疑者は自宅で女性を含む男女数人とパーティーの開催を予定していたが、女性が行方不明になったため中止されたとの事。

 

捜査関係者によると、容疑者は約1カ月前まで、行方不明になっている知人女性が住む門真市内のシェアハウス(3階建て)で共同生活をしていた。

 

シェアハウスは容疑者の自宅マンションから北西約300メートルにある。
3階建てでそれぞれ個室があり、台所や浴室を共同利用する形態。家賃は約3万円。近隣住民によると、民家を改修し数年前にオープンしたばかりで、現在は数人の男女が生活している。
入居希望者をネットで募っていたという。

 

知人女性は副管理人として、住人の家賃徴収や入退居の管理を任されていた。容疑者は11月に退去し、マンションで1人暮らしを始めたという。シェアハウスの関係者は「2人は仲が良かったと聞いている」と語る。

 

一方、親族らによると、容疑者は幼い頃、中国地方で暮らし、今年8月に岡山から大阪へ転居した。スマートフォンのアプリなどに使われるキャラクターを、パソコンで制作する仕事をしていた。人なつっこく、最近も悩んでいるような様子はなかったとの事。

 

遺体は骨と肉片に分けられてたとの事。

 

切断遺体は浴室や冷蔵庫などから見つかり、容疑者は数日間、自室で遺体とともに過ごした可能性があるとの事。

 

大阪府警は30日、死体損壊と死体遺棄容疑の疑いで逮捕した自称イラストレーター、女性容疑者(29)を送検した。

 

遺体の司法解剖結果。死亡推定時期は24~25日で、窒息死とみられる。マンション付近の防犯カメラ映像で、女性が24日午後7時1分には生存していることを確認したという。

 

捜査関係者によると、容疑者の周辺から、のこぎりと包丁、まな板、冷凍庫を購入したレシートが見つかった。ポリ袋、バケツ、生ゴミ処理機も購入したとみられる。
今月25日付の自宅近くのホームセンターのもので、店内の防犯カメラ映像や販売記録を調べたところ、容疑者によく似た女が同日午後、これらの製品を購入していたことが確認された。
防犯カメラには、女が購入品を台車に載せて店外に運び出す様子が映っていたとの事。

 

府警はのこぎりなどを押収しており、血痕などが付着していないかや、女がホームセンターで購入した製品と同一かどうか調べている。容疑者は逮捕時に「今は話したくない」と述べ、その後もあいまいな供述をしているとの事。

 

この家は他人と共有する「シェアハウス」と呼ばれる物件で、府警や容疑者の親族によると、容疑者は今年夏ごろ、遺体の一部が見つかった部屋に岡山県から転居。行方不明の女性もこの家に3月ごろに入居し、男女数人と一緒に住んでいた。容疑者は11月ごろに現場マンションに移ったが、シェアハウスの賃貸契約期間は今月いっぱいだったという。
容疑者はシェアハウスで契約していた部屋に自分の荷物を残していた。
府警は容疑者がマンションで遺体を切断し、一部をこの家に運んだとみているとの事。

 

府警が29日からシェアハウスを現場検証した結果、容疑者が契約していた2階の部屋の押し入れの中に、複数のナイロン袋に小分けされた両手足が紙袋に包まれた状態で隠されていた。1階共有部分にある台所の物入れからも、遺体の一部が見つかった。

 

マンションからは血がついた生ごみ処理機を押収した。

 

捜査本部によると、容疑者の自宅マンションの浴槽内には水が張られ、中から女性のものとみられる頭蓋骨や背骨などが見つかった。室内の冷凍庫には肉片が袋に小分けされた状態で遺棄されており、解体に使ったとみられる包丁とのこぎりも押収した。

 

時系列
24日(木)容疑者宅でクリスマスパーティーの予定
     19:01 遺体と見られる女性が防犯カメラに映る。

 

25日(金)のこぎり、包丁、まな板、冷凍庫、バケツ、ポリ袋、生ゴミ処理機など購入
     夜 娘と連絡が取れないと父親が警察に届ける。
29日(火)窃盗容疑の家宅捜索で遺体を発見。

 

遺体:身元確認中だが、容疑者の知人女性と思われる。

 

容疑:死体損壊。

 

容疑者:大阪府門真市舟田町の自称イラストレーターの29歳女性。

 

死因:窒息死

 

死亡推定時期:24日から25日

 

遺体の状況:
・マンションの水の張られた浴槽に「頭蓋骨」「背骨」を発見。
・マンション室内の冷凍庫には肉片が袋に小分けにされた状態。
・シェアハウスの2階の押し入れから、複数のナイロン袋に小分けされた両手足が紙袋に包まれた状態で隠されていた。1階共有部分にある台所の物入れからも、遺体の一部が見つかった。

 

凶器と言うか道具:
・のこぎり
・包丁、まな板
・冷凍庫
・バケツ、ポリ袋
・生ゴミ処理機

 

こんな所ですね。
時系列で見ると、24日の19:01からクリスマスパーティの直前までに、何らかのトラブルとなり、死亡したんでしょうね。

 

で、死亡した女性を119番通報や、救護措置などせずに、放置、その後に遺体を解体する事を決意すると言う流れかな。

 

お金を引き出した時間が問題なんですけどね。
これがクリスマスパーティーの開催予定時刻よりも後だと、女性が死亡後に現金を引き出している可能性が高く。この現金を遺体処理の道具の購入に充てた可能性が出てきます。

 

逆に、クリスマスパーティーの予定時刻よりも前だと、この現金引き出した事が女性の死亡の理由に関連するかもしれませんね。

 

ゴミ収集は年内だと29日が最終ぐらいかな。土日は無いし、25日は解体するか悩んでいた時間かな。収集には間に合わないし、25日に生ゴミ処理機を購入しているなら、ゴミ収集には出す予定では無かったのかもしれませんね。

 

解体は2、3日かかってるかもしれません。
通常の5カ所ぐらいの解体だけなら、1日あればできるかもしれないけど、この事件はかなり細かく細分化していて、肉と骨を切り分けているみたいだし、全て手作業でやってるみたいだからかなり大変だったと思いますね。

 

まー、あの神隠し女性バラバラ事件を連想させますね。
逮捕されたくない一心だったんでしょうが、遺体を隠す事だけに固執してしまったんでしょうね。その為の費用がなくて、死亡した女性のカードを使用したが、窃盗の疑いが掛けられて、家宅捜索して遺体を発見、逮捕となった。
なんとなく、皮肉な結果にも見えますね。

 

亡くなった女性のご冥福をお祈りします。

参考リンク
大阪府門真市女性バラバラ事件その2(続報)

|

« 世田谷一家殺害事件再考その149(報道の日2015更新しました) | トップページ | 世田谷一家殺害事件再考その150(あれから15年) »

コメント

女性が死体を分解する傾向があると言われていますが、過去にはそれほど多買ったように思えません。夫を殺して新宿などあちこちに遺棄した妻がいました。今回の動機はまだ情報がないので分かりませんが、憶測すれば容疑者がお金に困っていて借金で揉めたか、何らかの恨み嫉みが原因で口論になり殺した。男女関係とか。パーティー直前で喧嘩になったとか。
これから人が集まる時に殺人?タイミング的には計画性が薄そうです。年末ですから被害者も帰省するはずでしたから、行方をくらます理由はないでしょうし。何の情報もないので憶測ですが、おつむだ足らないか、焦っていたのか、容疑者の浅知恵が速攻でばれた感じです。

投稿: 空き地 | 2016/01/01 18:42

空き地さん、こんにちは、今年もよろしくお願いします。

そうですね、理由は聞けばそんな事かと思うようなありふれた理由だと思います。遺体遺棄は後付けで、焦って行ったのであちこちにほころびが出たんでしょうね。

投稿: ASKA | 2016/01/02 12:20

まずは警察の初動捜査のお陰で早期逮捕に至り無事解決したようですね。
年末忙しい中大変な事です。

そのきっかけになった行方不明届けですが、親元離れた年頃の娘がわずか一日(クリスマス・イブに)連絡とれなく心配して出したのと、それを受理して急遽年末に動かれた警察に少し驚きを感じました。

もちろん 警察は過去の様々な反省の基に動かれたのでしょうが、発表されてない事前の予兆のようなもの(金の貸し借りなど相談)がなかったか?それかよほど危険な地区(頻繁にレイプ被害届がある地域)だったのか?気になりますね。

個人的には被害者が女性犯人を別件で疑心暗鬼の目で見てた事を親に相談してたのかな?と感じました。犯人がシェアハウス出なければならない理由とか…、吹田市声優事件も未解決ですし。

投稿: テキスタイル | 2016/01/02 14:54

どうやら借金が動機だったようですね。やはり金かあー。声優さんの事件も金絡みみたいだし。金と殺人は良く絡まりますねー。

投稿: 空地 | 2016/01/05 23:31

テキスタイルさん、空地さん、こんばんは

テキスタイルさんへ
遅レス、ごめんなさい。
確かに、早期解決になったのは警察の初動捜査が決めただったんでしょうね。お金の動きを確認するのは、セオリーだけど、良かったと思いますね。

容疑者はいろいろと、偽装工作をしてましたが、結局は自分で墓穴を掘った印象ですね。もし、ATMでの引き出しがなければ、もう少し、解決に時間がかかったかもしれません。

ただ、被害者名義の借金を調べると、借りたのが本人では無い事がわかり、結局、逮捕されたかもしれませんけど。

空地さんへ
やはり、あれですね「事件の影に女と金」って事なんでしょうね。

投稿: ASKA | 2016/01/07 19:00

年末の風物詩とはいえ(世田谷事件)解決に向けてみなさん躍起でコメントされてましたから 気になさらないで下さい。

大阪府警の初動捜査の手際よさには、
ひょっとすると容疑者の名前が別件で
リストアップされてたのかも知れません?(その辺りは発表されないでしょうが…)


島根女子大生殺害事件のコメントで何度も交通事故説と女性犯人説を唱えてた矢先の事件で少し困惑しました。

投稿: テキスタイル | 2016/01/07 22:49

リストアップどころか、犯罪者のサラブレッドだったって事。
母娘共に無期懲役

警察も早期にシェアハウス住人の身辺調査してる。

保証人も曖昧なシェアハウス住人を信頼すること自体無理がある。

投稿: | 2024/03/02 07:50

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 世田谷一家殺害事件再考その149(報道の日2015更新しました) | トップページ | 世田谷一家殺害事件再考その150(あれから15年) »