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2015/12/11

新潟県新発田市女性強姦致死事件その2(一審無期懲役)

12月10日、新潟県新発田市で当時10~30代の4人の女性を次々に襲い、うち1人を死亡させたとして強姦致死罪などに問われた男性被告(32)の裁判員裁判の判決公判が、新潟地裁で開かれた。

裁判長は「被告人の刑事責任は極めて重い」として、求刑通り無期懲役を言い渡したとの事。
弁護側は判決を不服として即日控訴した。

被告は、昨年4月にパート従業員の女性=当時(22)=が遺体で見つかった強姦致死事件について、関与を否認していた。
裁判長は判決理由で、被害者の着衣に付いたDNA型などから「被告が犯人と推認できる」と説明し、無罪とする弁護側の主張を退けた。さらに「犯罪傾向は極めて根深く、非常に長期の矯正教育が必要」とした。

被告は、他の強姦事件や地裁からの逃走未遂事件など4つの事件は起訴内容を認めていた。

パート女性の遺体は新発田市郊外で昨年4月に見つかり、被告が逮捕された。
起訴された事件以外にも、市内では20代女性の不審死があり、県警が関連がないか捜査を続けているとの事。

判決では、検察側の証拠から被告の強姦致死罪が成立すると認定した。検察側が「決定的な証拠」としたDNA型鑑定の結果や手法について「鑑定内容や鑑定人の証言は十分信用できる」と指摘。
別の強姦事件で検出された被告のDNA型が捜査過程で混入したとの見方については「抽象的な可能性を述べているだけ」だとして、弁護側の主張を退けた。

量刑の理由では、強姦致死の犯行の状況が同様の強姦致死傷事件の中でも「特に危険で悪質」だとした上で、被害者が「死後に至るまで陵辱され続けた」ことや、遺族の処罰感情が峻烈なことを考慮。
被告の性犯罪に対する規範意識は「完全に欠如し、矯正教育が相当困難な状況にある」とし、同罪の中では「最も重い類型に位置する」と断じたとの事。

また、被告が他の4つの事件で起訴内容を認めているものの、具体的な犯行内容の大半は「覚えていない」と供述したことに言及。
強姦致死事件では「一貫して犯行への関与を否定し、虚偽の事実を述べて自己保身を図り、犯した罪に向き合う姿勢は全く見られない」として、反省の態度が認められないとしたとの事。

最後に裁判長が「罪の重さをもう一度考え、二度と罪を犯さないよう約束してください」と説諭すると、被告は小さくうなずく場面もあったとの事。

公判で弁護側は「犯人は4人組の男たちの可能性があり、強姦致死かは不明」と主張していた。
これに対し検察側は、弁護側の各主張は抽象的な可能性を挙げているだけだとして「健全な社会常識に照らした合理的な疑いは何もない」と反論していた。
判決では4人組の男が犯人であることを示す証拠はないとして、弁護側の主張を退けた。

これまでの裁判で検察側は、被害者の下着から検出された被告のDNA型や遺体の傷など状況証拠を積み重ね被告の犯行であると主張し無期懲役を求刑した。

これに対し弁護側は、DNA型は混入した可能性があり、遺体の傷は動物などによるものとして強姦致死事件については無罪を主張していた。

10日の判決公判で新潟地裁の裁判長は、「下着は厳重に保管されていて、ほかの証拠品から被告のDNA型が混入することは考えられない」と指摘した。その上で、「遺体に動物による顕著な傷はなく、女性は何らかの暴行を受けて死亡したと認められる」「具体的な暴行方法に不明な点はあるが、犯人が別人の可能性は常識的に考えられない」などと検察側の主張をほぼ認め、求刑通り無期懲役を言い渡した。

こんなところですね。
DNA検査した全16カ所のうち14カ所が被告のDNA型と一致し、2カ所が不明とする鑑定結果。

採取したDNA型が被告以外の可能性は8716億人に1人との事ですから。

このDNA鑑定結果から判断すれば、強姦の犯行は堅いでしょうね。
さらに、具体的な暴行方法に不明な点はあるが、常識的に考えて致死についても被告の犯行と推認できると言う事ですね。

弁護側は控訴してますから、控訴審でも同じ判決が出るかちょっと微妙な気もします。

しかし、ちょっと驚きましたが、この被告は犯行当時、結婚していたんですよね。
公判で元妻が証言してますが、証言自体はあいまいでアリバイを証言する事はできなかったようですが・・・

強姦致死の事件については、否認してますが、他4件の強姦、猥褻事件は認めているので、そちらは、間違いないでしょう。

結婚していたので、性欲の処理もまー、可能だったと思うのですが・・・
それでも、事件を起こしても、欲望を制御できないのなら、やはり、性犯罪に対する規範意識は「完全に欠如し、矯正教育が相当困難な状況にある」という事なんでしょうね。

ただ、この被告はもっと以前から、いろいろと問題があったようなので、もっと以前に矯正する事は出来なかったのか?と言う疑問はありますね。

いずれにせよ、ステージは控訴審に移ります。しかし、別件の捜査も継続しているようなので、続報を待ちましょう。

参考リンク
新潟県新発田市女性強姦致死事件

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コメント

各現場から被告のDNAが出てるのに、腐敗が進んで死因究明できなく黙秘続ける以上、立証ができないから殺人ではなく致死事件…、致死だから最高でも無期懲役…。
札幌でも似た事件ありましたね。

いずれは観念して洗いざらい話す時が来るだろうが、その時は死刑覚悟する時だから それまで刑務所でゆっくり余生過ごして欲しい。

間違っても京都舞鶴JK殺害の容疑者
男性のように外に出す度に事件が起こるような失敗を繰り返さないで欲しい。


前科の懲役後に宮城で結婚し、新潟に移り住んだようですが、一緒に暮らしてる姿もあまり見かけないようで(近所談)恐らく出所の世話人による 仲介だったのかな?

結婚相手を気に入る要らない以前に本人が少年院時代と青年期に刑務所で過ごした腹いせの如く、手当たり次第のレイプ殺人で、本来なら広域重要指定事件としてマスコミが煽れば、被害者も注意して多少は食い止めれたのかな?残念です。

一部編集 by ASKA

投稿: テキスタイル | 2015/12/12 12:32

またも殺され損の事件となったか。
正義はどこに。

投稿: 空き地 | 2015/12/12 21:44

付近で起きた類似の事件の捜査はまだ続けられているそうですので、仮にこの被告の仕業だとすれば、いつの日かまた改めて相応の判決が下される可能性も残されていると思います。そう思いたいです。

投稿: まーぷる | 2015/12/15 17:40

2審判決も無期懲役です。

新潟・新発田市の強姦致死事件の控訴審判決で、1審を支持し、無期懲役の判決が言い渡された。
被告(33)は、2013年、新発田市で、女性4人に暴行を加え、このうち女性1人に、性的暴行を加え死亡させた、強姦致死などの罪に問われ、これまでの裁判で、強姦致死について、無罪を主張している。
11日の判決で、東京高裁は、「女性の下着から検出された体液のDNAが、高い確率で、被告のものと一致する」と判断し、無期懲役を言い渡した1審判決について、「事実の誤認はない」と指摘したうえで、弁護側の控訴を棄却したとの事。
弁護側は、判決を不服とし、上告する方針との事。

2審も無期懲役ですね。
最高裁に上告しても棄却されそうな気がしますが・・・行方に注目しましょう。

そういえば、別件の事件の捜査はどうなったのだろう?

投稿: ASKA | 2016/11/15 19:14

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