« 2015年12月 | トップページ | 2016年2月 »

2016/01/30

世田谷一家殺害事件再考その157(礼君殺害順問題)

今回は礼君が何番目に殺害されたのか?について考えてみたい。
そもそも、事件の全体像が報道されるようになったのはいつごろなのか?

kishiさんの報道DBを見ると
2003年12月に2階風呂窓から侵入した可能性がある事が報道されています。
そして、2005年12月にNHKが報道したのが、事件の全体像です。
2階風呂まどから侵入し後に、子供部屋の礼君を殺害・・・
(NHK報道は私自身が見て、内容をメモしています。「その20」を参照)
2006年10月に始まる週間現代の特集でも、最初に礼君を殺害したと書かれている。

2005年12月のNHK報道以後に礼君が最初に殺害されたと言うのが定説となっていくようです。
(2002年頃には新潮(一橋さん)や文春などでこの事件が報道されているのですが、殺害順の話は見つかりませんでした。全部の記事を見れて無いので漏れてるかもしれません)

でNHKの年末報道についてですが、私はこれは、捜査本部からの情報提供によって作られた物だと考えています。
普通に考えて、NHKが放送する内容なので、捜査本部の上層部の了解もなしに、一捜査員が私見を記者に話す事もできないでしょう。

つまり、上層部も承認した捜査本部の統一見解だったと思うわけです。

で、問題はここからです。捜査本部はどうして、礼君が最初に殺害されたと考えたのか?これには明確な説明がありません。

私が思うに、侵入口は足跡の泥の量から2階風呂窓としています。
そして、礼君だけが包丁での刺殺ではなく、絞殺だった為に、可能性は二つ。
最初か最後かの2択になります。

ここで、みきおさんら刺殺前に2階リビングで犯人がジャンパーや帽子、マフラーを脱いだとするなら、みきおさん、泰子さん、にいなちゃん殺害前でないと、素手で絞殺するタイミングが無いと言う判断ではないか?と思います。

ただ、これについて、私が前回の記事で書いた通り、子供部屋に泥の足跡が無い事、礼君の布団に犯人の血痕が残っていた事の2点が矛盾します。

捜査本部の捜査員も、この矛盾には気付いたと思うんですよね。

なので、それでも、礼君を最初に殺害したと判断したとしたら、条件がそもそも、間違っている可能性がありますね。

例えば、「子供部屋には泥の足跡があった場合」これなら、足跡問題が解決します。
布団の血痕は殺害後に、部屋を物色した時に付いたと言う説明もできますからね。

それから、もう一つは、思い込みがあったのかもしれません。
捜査本部は犯人は最初から家族全員を殺害するつもりだったと考えていたのではないでしょうか?

よどみなく、家族4人を殺害する為には、礼君が一番最初でないと説明が難しくなりますからね。

しかし、私は今のところ、礼君は最後に殺害されたと考えています。そのあたりは前回の「その156(指紋掌紋問題)」を参照願います。

ただ、捜査本部が考えた礼君第一殺害説(礼君を最初に殺害するとした説、私が勝手に名付けました)を説明するもう一つの可能性があると考えています。

それは、礼君の遺体移動説です。
礼君は最初に殺害されたが、殺害された場所は実は、子供部屋では無く、2階のリビングだったと言う説です。

この説の根拠と言うほどの物は無いのですが、1点だけ、礼君の遺体のスケッチを見ると、俯せに近いかたちで、ベッドから下半身が落ちるような状態で発見されています。
子供にしても、ちょっと寝相が悪すぎるのではないか?と思うわけです。

とりあえず、礼君の遺体移動説の概要としては
侵入した犯人が2階リビングのソファーで寝ている礼君を発見して絞殺。
その後、包丁を構えて、みきおさん等3人を刺殺。
刺殺後にリビング戻り、怪我をした手の治療をする。

治療後に、礼君の遺体を子供部屋に移動したとする物です。
まー、みきおさん等3人の遺体を放置しているのに、礼君の遺体だけ移動するのか?と言う疑問はあるのですが・・・

しかし、みきおさんには引き出し、泰子さんには衣類(タオルの説もあり)を顔の上に掛けている犯人なので、礼君の遺体を見たくなくて、子供部屋に移動した可能性もあるのかな?と思うわけです。(この時、布団に犯人の血痕が付着した。そして、足跡問題も解決できます)

こうすることで、犯人が全員の遺体の顔を見れない状態にしたと説明できます。
(この場合は、顔見知りの可能性が高くなるかもしれませんね。)

この説の疑問点は、礼君がリビングのソファーで寝るのか?と言う点に尽きますね。
リビングに「コタツ」があれば、コタツで寝込んでしまうのは大人でもある事ですからね。特に、泰子さんとにいなちゃんが既にロフトで寝ていたなら、リビングで寝込んだ礼君を咎める人はいなくなるでしょう。(みきおさんは1階にいたはずです)

あるいは、みきおさんが寝る時に、礼君を子供部屋に移動しようと考えて、放置していた可能性もありますね。

犯人が家族全員を最初から殺害するつもりで、よどみなく犯行を行ったとしたなら、礼君を最初に殺害したと考える方が説明しやすい。

逆に礼君を最後にした場合、犯人は3人刺殺後に一時、犯行を中断して手の治療をしたと考えないと説明できないんですよね。
手の怪我が大きくて、殺害を一時中断したと言う可能性も疑われるのですが・・・

しかし、その手で泰子さん、にいなちゃんを散々に刺しまくったわけですし、それに、治療後もしばらく、現場に滞在して物色しているわけですから、それほど、大きな傷では無かったと思うわけです。

なにしろ、泰子さん、にいなちゃんの遺体があったのは、子供部屋の入り口の前ですから、あと、3、4歩も進めば、礼君の寝るベッドです。手に多少の怪我あったとしても、子供1人、一刺しすれば終わる話ですからね。
それを途中で中断する理由が無いと思いますね。
中断する理由があったとしたら、それは、犯人が子供部屋に居る礼君の存在を知らない場合でしょう。

3人を殺害した段階で犯人は家族全員の殺害が完了したと判断して、手の治療を行ったのだろうと推測しています。
この場合は、犯人は家族構成を知らない人物と言う事になりますよね。

| | コメント (46)

2016/01/28

「あの日」 小保方晴子

あのSTAP細胞騒動の、小保方さんが手記を出したとの事。

とりあえず、まだ読んでないのですが、中古が出たら購入して読んでみようかと思っています。

ただ、ちょっと、科学者としての方向性を見失ってしまったのか?
それとも、今後の生活費の為なのかは不明ですが、どうも論点がずれているように見えます。

世紀の発見とされたSTAP細胞が結局、再現されず、理研の正式見解はES細胞の混入による物とされました。

科学者として、自己の主張が正しいと主張するなら、自ら再現して論文で発表すれば良いのだと思います。

あの騒動から2年も経つんですね。
騒動の震源地として、大騒ぎされたわけで、自分自身を冷静に見る事は当時は難しかったと思うんですよね。

でも、2年もたてば、ある程度、冷静に当時の自分や周囲の人を考える事ができる頃かと思うのですが・・・

その結果がこの手記と言う事になるようですね。

| | コメント (14)

東京都大田区3歳男児ガンつけ虐待死事件

1月27日(水)午前0時5分ごろ、東京都大田区大森南3のマンションに住む20代の女性から「息子に熱があり、反応がない」と119番通報する事件が起きている。

男児は病院に搬送されたが、間もなく死亡が確認された。
顔や下半身の複数箇所にあざがあり、警視庁大森署は同居している無職、男性容疑者(20)が虐待した疑いが強まったとして傷害容疑で逮捕したとの事。別の報道では指定暴力団・住吉会系組員。

同署によると、死亡したのは男児(3)。
救急隊が到着した時、男児は寝間着姿で6畳間の布団の上に横たわった状態だった。
搬送先の病院の医師は死因について「硬膜下血腫の疑いがある」と説明しているという。
両頬や尻に数カ所のあざがあったほか、左の耳から出血していた。

男児は、母親と容疑者との3人暮らし。母子は3年前にこのマンションに引っ越して来ており、容疑者は今年1月から同居するようになったとみられる。

 現場のマンションは京浜急行梅屋敷駅の東約1.5キロの住宅街にある。

「彼女の息子を投げ飛ばしたりしてけがをさせた」と容疑を認めており、今後、傷害致死容疑での立件も視野に捜査するとの事。

男児の母親と容疑者は昨年6月ごろ、SNSを通じて知り合い、今月8日ごろから3人で暮らしていたとの事。

容疑者の逮捕容疑は今月25日午後8時半~同10時ごろ、マンション室内で男児に殴る蹴るの暴行を加え、投げ飛ばすなどして重傷を負わせたとしている。司法解剖の結果によると、死因は外傷性硬膜下血腫とみられる。容疑者は「3人で夕食中、俺をにらんだので頭にきてやった」「俺にガンをつけたから、頭にきてやってしまった」と供述しているとの事。

 27日に119番を受けて救急隊が到着した時、母親は当初、医師に「滑り台から落ちた」と説明したが、その後の大森署の聴取に対し、容疑者が暴行したと認め「止めに入ったが、自分も暴力を振るわれた」と話しているとの事。

女性は同居を始めた後、容疑者が男児を平手打ちするのを複数回目撃しているといい、大森署が詳しい経緯を調べている。男児は26日に水や食事を与えられた時には嘔吐(おうと)していたとの事。

大田区役所によると、男児は区内の保育園に通っていた。最後に登園した25日に保育士が着替えを手伝った際は体にあざはなかった。区子育て支援課は「乳幼児の健康診査も欠かさず受診しており、区や児童相談所に虐待の相談や通報はなかった」との事。

身長195センチ、体重120キロの容疑者は怒りにまかせ、身長1メートルに満たない幼児に殴る蹴るの暴行を続けた。
男児の母親は、警視庁大森署の調べに「(容疑者が)これまでにも何回かビンタしていた」と供述。「それはしつけの一環だと理解していた」と話しているとの事。

母親は、男児を病院に連れていかなかったことについて、「重大なことだとは思わなかった」と話しているとの事。
容疑者は「何度も、けったりたたいたり、投げ飛ばしたりして、けがをさせたことは間違いありません。やることはやった。人生に悔いはない」と供述し、容疑を認めているとの事。

こんな事件ですね。
もう、唖然とするしかないのですが・・・
3歳児にガンをつけられて、頭に来て、死ぬほど暴行するとは・・・どんな思考回路なの?
20歳なんですよね。

「人生に悔いはない」と言っているようですが、どうも、これは裏返しに感じますけどね。
日ごろから、人生を悔いていて、そのストレスのはけ口を3歳児に向けてしまったのではないのかな?

そのあたりは、今後の捜査を待ちましょう。
と言っても、本人自身が抑圧状態かもしれないので、自覚はしてないかもしれませんね。

交際相手を選んでください。もう自分一人だけの人生じゃないのだから。
子供の父親になれる相手なのか?よく見極めて欲しいですね。

亡くなった男児のご冥福をお祈りします。

| | コメント (6)

2016/01/25

世田谷一家殺害事件再考その156(指紋掌紋問題)

前々回のロフトの足跡問題の続きです。
この事件では、足跡以外にも、指紋掌紋にも問題がありますね。
一言で言えば、「少なすぎる」と言う事です。

ここで、指紋掌紋について最初の仮定を導入します。
仮定4)犯人は犯行時に手袋をしていた。この為、残された指紋掌紋が少ない。
 犯人は手のケガを治療する為に手袋を脱いだ。その後に9か所の指紋を残した。

昨年3月に報道された指紋情報だと、現場に残された犯人の指紋は9カ所だった。場所は
1)2階リビングのテーブルに2カ所
2)2階キッチンに1カ所
3)2階トイレの前の廊下に1カ所
4)1階納戸の棚の天面に1カ所
5)1階階段降りたところの床に1カ所
6)1階机のみきおさん用PCに2カ所
7)1階机の子供用PCに1カ所

こうやって見ても、明らかに少ないと思うわけです。
例えば、犯行時にロフトへハシゴで上る時に手を使わずに上がったとは思えないんですよね。
しかし、犯行中に手袋をしていたと仮定すれば、ハシゴに指紋が無い事が説明できます。

しかし、この仮定4)だけでは説明できない指紋もあります。
犯行中に手をケガして、手を治療する為に手袋を脱いだとして、その後、に上記9か所の指紋を残したとしても、まだ指紋が足りません。

例えば、リビングのソファーに残されたキャッシュカードです。
このカード類は普通に考えれば、犯行後に犯人が、みきおさんや、泰子さんの財布などから集めて、ソファーに置いた物でしょう?この時は、治療後で手袋をしていなかったとすれば、このカードにも指紋が残っていなければ不自然なんですよね。

ここで、2番目の仮定を導入します。
仮定5)指紋は報道されていない物がある。
つまり、実際には現場にもっと沢山の指紋が残っていた。単純に捜査本部がリークしなかっただけなのか、あるいは、犯人の指紋と断定できなかった為なのか、その理由は不明。

この仮定5)で犯人が触っているはずの物に指紋が残されていない事を説明します。

この二つの指紋の仮定と足跡の仮定3つから、犯人の行動を考えます。

まず、手袋を脱いだのが、みきおさん、泰子さん、にいなちゃんの殺害後となります。
しかし、この時の足跡の状態(A)泥の足跡、B)見えない足跡、C)血の足跡)は確定できません。

脱いだ手袋はリビングにあったので、犯人は治療の為にリビングに来たのでしょう。
さらに、リビングのテーブルの上に指紋が残されていて、テーブルで治療したと思われます。
(テーブルの上に絆創膏のカンに指紋が残されていたとの報道もありますね)

で、ここで一つの問題が発生します。
ロフトに残された掌紋です。
犯人が手袋を脱いだのは3人を殺害後と仮定しているので、犯人が泰子さん、にいなちゃんを襲撃する為にロフトに上がった時には、犯人は手袋をしていて、指紋、掌紋が残らないはずです。
この時の足跡は状態B)「見えない足跡」として説明しています。

このロフトの掌紋問題を説明するには、犯人が2度、ロフトに上がっていると考えると説明できます。
犯人は家人を殺害後に、家の中を物色していて、その過程でロフトにも上がっているわけです。
これは、既知の報道内容にも矛盾しませんね。(物色したとの報道は既知ですね)

指紋に着目すると
1)2階リビングのテーブルに2カ所
  これは治療する為なので、3人殺害の直後と考えます。

2)2階キッチンに1カ所
  ここは微妙、折れた包丁の替えを探した時?あるいは、3人殺害後にコップを使った時?

3)2階トイレの前の廊下に1カ所
  ここは詳細不明だけど、治療の為の生理用品を物色した時の可能性がある。

4)1階納戸の棚の天面に1カ所
  これは、物色中でしょうね。

5)1階階段降りたところの床に1カ所
  ここもちょっと、不明ですね。手をついて何かを探した?いずれにせよ、物色中でしょうね。

6)1階机のみきおさん用PCに2カ所
  これは、物色後なのか?あるいは、手の治療をした直後なのか?
  アイスのカップもあるので、治療後に血が止まるまで待った時間かも?

7)1階机の子供用PCに1カ所
  これは、6)と同様ですね。

時系列でわけると
A)手の治療直後
B)物色中
C)物色後

ただ、PCの操作が物色後なのか?それとも、治療直後なのか?がわかりませんね。

犯行時刻で考えると、犯行が23:30頃に開始されたとして、PCの接続が1時過ぎなので、1時間半が経過している事になりますね。

アイスの事を考えると、物色後に体が熱くなって、アイスを食べたと考えれば、物色後かな?

礼君の殺害のタイミングがわかりませんね。
子供部屋の足跡はB)とC)、殺害時と物色の為に2度子供部屋に入っている可能性があります。
そして、布団に血痕が残っていたのだとしたら、手の治療後、または、治療前の手袋をした状態でも矛盾はしませんね。(手袋をしても手にケガをしていれば、血痕は残るでしょう)

1階から2階に上る階段には、血の足跡があった。
犯人はみきおさんの次に泰子さん、にいなちゃんを襲っているので、最初のみきおさん襲撃時には血を踏んでいない。(ロフトに血の足跡が無い為)

ロフトに犯人は2度入っているが、2度とも、血を踏む前の状態だった。

そうすると、治療直後は犯人はまだ、血を踏んでいない事になりますね。
犯人がラグランを着替えたのはいつなのか?
ラグランを脱いで、みきおさんの服に着替えたのだとしたら、犯人はみきおさんの服をどこで見つけたの?

家の構造からすると、夫婦の寝室だったロフトにみきおさんの着替えがあった可能性が高いのか?
あるいは、狭い家なので、子供部屋のタンスなどにも、みきおさんの服が入っていた可能性はあるかな。
1階の納戸の可能性もなくは無いかな。
他には、2階の洗濯室などに干した状態だったとか、2階リビングに泰子さんが洗濯後の物を畳んで置いていたなんて事もあるかも・・・

いずれにせよ、犯人は家中を物色しているのだから、その過程で着替えを見つけて、着替えたんだろうね。
・・・しかし、それなら、どうして、ラグランは2階リビングにあるのか?

つまり、ラグランを着たまま、物色していたなら、着替えを見つけた時に、その場で着替えるんじゃないの?
まさか、犯人は殺害直後にラグランを2階リビングで脱いで、上半身裸のまま、物色していた?
たしか、リビングにもアイスのカップがあったから、可能性はゼロじゃないね。

リビングに犯人が立ち寄ったのは、
A)みきおさん襲撃前にジャンバーや衣類を脱ぐ時
B)3人殺害後に手の治療をする時
C)物色後にカードをソファーに並べた時

ただ、血を踏んだのはA)B)では無さそうなんだよね。
ロフトの掌紋問題があるので、B)の段階では血を踏んでいないと思います。

すると、物色中に血を踏んでいて、その後のPC操作などの時には既に、血を踏んでいたと考えるべきかな。

そう考えると、礼君殺害のタイミングは
い)3人殺害の直後のB)見えない足跡の状態の時
ろ)物色中に血を踏んだ後の血の足跡の時

でも、待てよ・・・3人殺害後だとして、犯人は泰子さん、にいなちゃんを襲った宮澤家の包丁を持っていたはず・・・
それなら、そのまま、持った包丁で礼君を刺殺するんじゃないの?
礼君は最後に殺害されているので、他の家族に悲鳴を聞かれたり、犯行に気付かれたりする事を気にする必要が無いからね。

宮澤家の包丁もキッチンで見つかっているので、犯人は泰子さん、にいなちゃん殺害後にキッチンに戻り、不要になった包丁を置いたとしたら?

その後、家の中を物色中に礼君を発見して、包丁を持ってないので、手で絞殺したんじゃないのかな?

もし、康子さん、にいなちゃんを殺害した時に宮澤家の包丁が使えない状態だったとしても、それなら、他の包丁を探したんじゃないのかな?まさか、宮澤家に1本しか包丁が無いなんて事は無いと思うけど・・・

だとしたら、「犯人は礼君の存在を知らなかった事になるね。」
つまりは、顔見知りでは無いか?あるいは、顔見知りでも、礼君の存在を知らないような浅い関係か?

もっとも、3人を殺害した直後でパニック状態で、礼君の事まで気が回らなかった可能性もあるかな。

殺害順によっては、礼君だけが絞殺だと言うのも説明できそうですね。
泰子さん、にいなちゃんを襲った宮澤家の包丁の発見時の状態が気になりますね。
使える状態なら、礼君を残して、包丁を手放す理由が無いからね。

もっとも、これは、礼君が最後に殺害された場合で、最初に殺害された場合は、この仮説は成立しないんだけどね。
しかし、礼君が最初に殺害されたとすると、足跡問題が新たに発生するんだよな。

客人説なら、子供部屋の足跡問題は解決されるけど・・・その場合は別の足跡問題が発生しますね。
犯人はいつ、靴を履いたのか?

| | コメント (16)

2016/01/22

世田谷一家殺害事件再考その155(そこまで言って委員会)

「そこまで言って委員会」1月17日放送のメモ

犯人は
殺害後にメロンやアイスクリームを出して食べた。
犯行中にガムをかんでいた。
犯行時に右手負傷
指紋付き絆創膏から指紋が検出、血液型はA型
生理用品で止血
パソコンでインターネットに接続
4人を殺害後も宮沢(宮澤)さん宅に居続けた形跡がある。
トレーナーは52着が静岡県の同じ系列店で発売。
トレーナーからローダミンと呼ばれる蛍光染料を検出
凶器は大手メーカーの柳刃包丁

履いていた靴はイギリスブランドの韓国製テニスシューズの27.5センチ
韓国警察庁へ指紋照合を依頼
韓国人犯行説、
指紋自動識別システムに登録された、3643万人分の指紋に一致するものは無かったと韓国警察庁から回答

DNA鑑定から、父がアジア系、母が南欧系が含まれると判明。
「犯人は欧州・日系の混血の可能性が高い」と結論づけられた。

世田谷一家殺害事件、最大の謎は何?
軍隊経験者説

韓国は信用できない。
外事課で指紋照合を韓国に依頼して、一致しませんと回答があったが、逮捕したら韓国人だった。

韓国人説は韓国製スニーカーや一橋説による
スニーカーは個人輸入された形跡があり、必ずしも韓国人とは言えない。
しかし、サイズ28センチは韓国国内でしか売られてない。(日本に輸入されていない)
だけど、日本では27.5センチが販売されていた。
この為、当初の韓国説は薄れてしまった。

警察が苦手な犯罪者、サイコパス、宗教絡み
黒いハンカチを普通の人が使うか?浴槽に広告がちぎられて入れられていた。

宮澤家の造りが異常。風呂場が丸見え。
家族の生活を知る人間では?

ハンカチは何度も洗濯しアイロンを掛けた形跡がある物だった。
トレーナーも脱ぎ捨てたのでは無く、ちゃんと畳んでいた。
なので、ちゃんとした生活習慣がある。

快楽殺人者なら3年ぐらいで再犯するはず。

DNAだと日本人の可能性は13人に1人。
犯人は外国人サイコパスで既に国外逃亡している。
外事課での捜査では、警察長官からの通達で外国人にはこの事件の事を必ず聞くこと、指紋を採る事が通達されていた。
この為、外国人が犯人だと思っている。

米軍犯行説もあるが、その家族も疑われる。
米軍基地内なら日本で買えない物も入手する事ができる。

韓国人説を否定するなら、再度、指紋照合を依頼するべき。
韓国では2000年以降に死刑が実施されていない。
犯人が出れば死刑となる為、自ら出すとは思えない。

こんな感じです。
番組としては
メインコメンテーターに犯罪ジャーナリスト(元刑事)となぜか、経済ジャーナリストの二人が世田谷事件を既知の報道情報をベースに解説しつつ、ゲストコメンテーターが質問をすると言う内容。

正直いって、個人の主観を垂れ流しているだけで、論理的な考察があるわけでも無く。ただのバラエティー番組ですね。

独自に新事実を入手しているわけでも無いので、番組を作るなら、この方法しか無いと言う事なんでしょうが・・・何が結論なのかもわからない。既知の情報や既存の説を中途半端に垂れ流しただけなので、この番組を見ると誤解する人が多いのではないか?と心配になりますね。

| | コメント (8)

2016/01/16

世田谷一家殺害事件再考その154(ロフトの足跡問題)

さて、昨年末の年末情報の中で足跡に注目した番組がありました。
この中で「ロフトに足跡がない」との報道があり、普通に考えると不自然です。
この点を今回考えます。

まず、最初に以前にも書いていますが、この事件の情報は矛盾する物が多いです。
なので、半分以上は誤った情報か、誤解を誘発する情報だと考えています。
なぜ、そうなってしまったのかは分かりませんが、意図されたものだろうと思います。

このような矛盾を解消する為に、ASKAの事件簿では独自の仮定を導入する事にします。

では本題ですね。
まず、仮定と言うよりは確認ですが、犯行順番を考えます。
仮定1)「みきおさん」が泰子さん、にいなちゃんより先に襲われている。

犯人が持ち込んだと思われる、柳刃包丁の状態から考えると、「みきおさん」と「泰子さん、にいなちゃん」グループでは、「みきおさん」が先に襲われていると思われる。
みきおさんの頭部には包丁の先端部分の破片が残っていた事。
泰子さん、にいなちゃんは柳刃包丁が折れたりして使えなくなってしまった為にキッチンの別の包丁で再度襲われている事。
なので、先に泰子さん、にいなちゃんが襲われたなら、みきおさんの頭部に柳刃包丁の先端が残るのが不自然です。

次に、ロフトに足跡が無いのが不自然です。
靴を脱いだと考える事もできますが、最初にみきおさんを殺害している犯人が、犯行の途中で靴を脱ぐ理由が見つかりません。

そこで、
仮定2)足跡は発表されている物以外に、目に見えない足跡(未発表の足跡)がある。
犯人の足跡は3種類あり、A)泥の足跡、B)目に見えない足跡(未発表の足跡)、C)血の足跡がある。
この足跡は時系列としてA)->B)->C)に移行するが、血を踏んだタイミングは不明。

この仮定により、ロフトには足跡が無いのでは無く、B)の目に見えない未発表の足跡が有ると考える事で、ロフトに足跡が無い事を説明できます。
(このロフトの足跡問題は別に説明する方法があるので、後述します)

しかし、すると別の問題が発生します。
現場に残されたA)泥の足跡は、少なくとも、血を踏む前に発生しているはず。
そして、ロフトのB)の足跡よりも先、これは、泰子さん、にいなちゃんを襲う前の状態で無いと発生しないので、普通に考えると、みきおさんを殺害する前後の状態と考えるほかない。

仮定3)A)泥の足跡はみきおさん殺害の前後の状態で発生している。
A)泥の足跡は1階に集中しているので、みきおさんは1階で殺害されていると考えられる。

で、問題と言うか、矛盾とは何か?
それは、2階リビングに残された、ジャンパーのエアテックや、帽子、マフラーです。
これらには、血痕が付着していないので、みきおさん殺害前に脱いでいると考える必要があります。

すると、犯人がみきおさんを襲う前にリビングでこれらを脱いだと考えるしかないのですが・・・みきおさんはこの時、生存しているので、みきおさんがいるのに、犯人がリビングで上着を脱ぐ事ができるのか?と言う事です。

で、この問題を解決する方法は2つあります。
一つは2階風呂窓侵入説です。
みきおさんが、犯人侵入時に1階にいたのであれば、犯人の死角にいるので、犯人がリビングで上着を脱ぐ事が可能になります。

一方で玄関侵入説の場合は一見すると問題が解決されません。
犯人侵入時にみきおさんが1階にいても、2階にいても、犯人が土足であがっている段階でみきおさんとトラブりになり、そこで殺害する事になるからです。
この為、犯人はみきおさん殺害前に上着を脱ぐ事ができません。

ところが、玄関侵入説にはもう一つのバリエーションがあります。
客人説です。客として玄関から招かれたのであれば、靴は玄関で脱いでいるはず。
2階リビングで上着を脱いだ後に、みきおさん、泰子さん、にいなちゃんを殺害したとすれば、ロフトに足跡が無い事も問題が解消されます。

この客人説だと、そもそも、仮定2)の3種類の足跡の仮定が不要になるんですよね。

だけど、この客人説には2つの問題があります。
問題い)足跡が無いのは説明できるが、犯人の足は殺害時にどんな状態だったのか?
裸足?靴下?スリッパ?
みきおさんと格闘しているわけで、スリッパは無いだろう。
真冬に裸足も無いとすれば、靴下だった?
でも、靴下なら、その痕跡が残るはず。結局それがB)の見えない足跡になるのか?

問題ろ)風呂窓侵入説の根拠となっているのが、足跡の泥の量が1階よりも2階の方が多いと言う事です。
既に、みきおさん、泰子さん、にいなちゃんの3人を殺害している犯人が、玄関の靴をわざわざ、2階まで持って行きそこで履くと言うのは考え難いです。
それにその場合、1階に泥の足跡が多い事の説明も難しいですね。

一応、ロフトの足跡問題については、こんな感じですね。

それからもう一つ、足跡問題は礼君殺害順番問題も絡みます。

礼君の殺害は、3人殺害の前なのか?後なのか?
もし、風呂窓侵入説なら、子供部屋にA)泥の足跡が無い事から、みきおさんより先に殺害したとすると矛盾します。
この為、礼君は殺害はB)見えない足跡の時か、C)血の足跡の時に殺害している事になるので、礼君殺害は最後となります。

一方の客人説では、足跡が残らないのでタイミングが確定する事ができません。
3人殺害の前でも後でも矛盾がありません。

いろいろと考えましたが、最初に書いた通り、仮定の前提となる情報が誤っている可能性もあるので、必ずしも問題がホントに問題か?と言うのは残りますね。

| | コメント (13)

2016/01/14

世田谷一家殺害事件再考その153(ASKA的現場検証5)

2

1)塾の看板かな、現在は判読不可
2)3)事件直後の写真には無いので、事件後に誰かが設置して、今も手入れを続けているんでしょうね。警察の方かな?
4)センサーライトと思われる、配線を金属管工事しているようなので、ちゃんと業者に頼んで取り付け工事をされたんでしょうね。
5)SOSIHGAYA PARK STUDIO の看板(塾の看板と推測しています)
6)MIYAZAWA のプレート(表札?)、5)と同じデザインですね。
7) ドアの鍵は2重ロックタイプですね。
8)わかりにくいですが、大きめの亀裂があります。壁のあちこちに亀裂があり、かなり傷みが進んでいる様子ですね。
9)ロフトの窓ですよね。
10)事件直後の写真では、こうでは無かったので、カーテンの生地が傷んで、外れてしまったのかな?
11)雪止めです。

2_2

宮澤さん宅と隣家の2階部分の写真です。

Photo

隣家側の写真です。

Photo_2

公園奥にある、駐車場の看板です。
事件当時の駐車場の閉鎖時間は16:45ですね。

まず、話題になっていた、宮澤さん宅の屋根の「雪止め」の件ですね。
隣家の屋根を見ると、雪止めはありませんでした。この為、この地域では雪止めが不要なのかな?と思ったのですが・・・
しかし、数年に1度ぐらいは雪止めが必要な時があるでしょう。
それで、宮澤さん夫妻は、子供の為か、塾に通う生徒の為かわかりませんが、雪止めを設置したのではないか?と推測しました。それだけ心配りのできる人だったと言う意味かな?と・・・

・・・ところが、事件当時の報道映像を見ると、宮澤家の正面に立っていた家にも、雪止めがありました。なので、むしろ、隣家に雪止めが無いのが不思議と言う結論になりました。
屋根の構造で隣家の屋根には雪止めが設置できなかったのか?

それとも、塾の生徒にしろ、玄関上には2階のテラスがあるので雪止めは不要と言う判断だったのか・・・、いずれにせよ、あまり重要ではありませんでしたね。

それから、宮澤家の古い写真なども、探して見てみると、宮澤さん宅の1階の窓の内、空き地側のブロック壁の陰になる窓には格子が取り付けてあります。
ぽっぽ公園側の1階窓にも格子が取り付けてありました。

ぽっぽ公園側から見た場合、隣家の2階窓にも格子が取り付けてあります。
隣家の場合、構造として、足場になる1階屋根がある為に進入を警戒した設置したのでしょう。

何を言いたいか?と言うと、宮澤さんはちゃんと防犯意識を持っていたが、2階風呂窓は侵入を想定できなかったんでしょうね。それで、格子を設置していなかった。
もし、2階風呂窓に格子を設置していたら、この事件は防げたかもしれません。

それから、玄関側にロフトの窓があるんですよね。
ふと思いましたが、康子さんはこの窓から助けを呼ぶ事はできなかったのかな?
隣家の家人は「静かな夜だった」と言っていますから、もし、大声で叫ぶ事ができたら、犯人は誰かが来ると思って、逃げたかもしれませんね。

瀕死の重傷だったでしょうから、パニック状態でそんな事までは考えられなかったかもしれませんね。

あと、子供部屋の前のテラス部分には、ロフトと子供部屋のエアコンの室外機2台があります。
事件当時もエアコンが稼働していたなら、室外機も動いていたはずですよね。それでも静かな夜だったのなら、気になる程の騒音では無かったんでしょうね。

それから、この事件を追っている人ならご存じだと思いますが、現場には警察官が24時間警備しています。
この写真も許可を得て撮影しています。
全体像の写真が無いのは、この警察官のBOXを撮影しないで欲しいとの要請があった為です。(ちなみに、私の場合、身元照会がありました、警察に個人情報を晒したくない人は近寄らない方が良いでしょうね)

最後に、この場所に来て、手を合わせると、無意識に犯人逮捕を誓ってしまいますね。
捜査本部が毎年、この場所で決起集会みたいな事をしている理由がわかりました。

| | コメント (3)

2016/01/13

埼玉県狭山市3歳女児保護責任者遺棄事件

やけどを負った女児(当時3)を病院に連れて行かないで放置したとして、埼玉県警は1月11日、母親で無職の女性容疑者(22)と、内縁の夫で工員の男性容疑者(24)=ともに同県狭山市新狭山2丁目=を保護責任者遺棄の疑いで逮捕し、発表する事件が起きている。いずれも容疑を認めているという。女児は死亡したとの事。

捜査1課によると、両容疑者は昨年12月~今月、女性容疑者の次女が顔にやけどを負っていたのに、病院に連れて行くなどの対応を取らず、放置した疑いがある。

今月9日、「子どもが冷たくなっている」と男性容疑者から119番通報があり、消防署員が自宅で死亡を確認した。女児の顔にやけどがあったほか、体には暴行を受けた痕があり、県警は虐待があったとみて死因を調べているとの事。

男性容疑者からの110番通報で警察が駆けつけたところ、女児が布団の中で顔にやけどをした状態で死亡していました。女児はその場で死亡が確認され、司法解剖も行われましたが、死因は不明。

埼玉県狭山市で顔にやけどを負いながら、病院に連れて行かれず放置された女児(3)の遺体の背中など全身に、つねられたような複数の傷痕が残っていたことがわかったとの事。

県警は12日、保護責任者遺棄容疑で逮捕した同市の無職の母親(22)、同居していた工員で内縁の夫(24)の両容疑者をさいたま地検川越支部に送検。

県警によると、女児宅については、昨年の6月29日未明と7月29日夜の2回、近隣住民から110番があり、「女の子が布団をかぶって玄関前に出されている」「30分くらい前から女の子が泣き続けている」との内容だった。狭山署員が駆けつけたが、暴行などは確認されず、児童相談所に通告しなかったとの事。

埼玉県狭山市のマンションで藤本羽月(はづき)ちゃん(3)が顔にやけどなどを負った状態で死んでいるのが見つかった事件で、保護責任者遺棄の疑いで逮捕された母親の女性容疑者(22)が事件発覚直後、女児のやけどについて「お湯がかかった」と説明していたことが分かったとの事。

女児の体にはやけど以外にも傷があり、埼玉県警は両容疑者が日常的に虐待を加え、故意にやけどさせた可能性もあるとみて調べているとの事。

さてと、こんな事件ですね。
死因は不明なんですね。
火傷と死亡の因果関係が分からないと言う事ですね。
それで、逮捕容疑は保護責任者遺棄と言う事なんですね。

でも、3歳児だし、言葉はある程度、話す事が出来るから「痛い」とか言っていたと思うけどな・・・
それに、女の子の顔に火傷ってのも、普通の親なら一大事だと思うよね。

そのあたりを考えると、子供の事はもう興味関心が無くなってしまっていたのかもしれませんね。
続報を待ちましょう。

参考リンク
埼玉県狭山市3歳女児保護責任者遺棄事件その2(一審判決)

| | コメント (10)

2016/01/09

世田谷一家殺害事件再考その152(ASKA的現場検証4)

Photo

仙川対岸の遊歩道の野球グランド側の入り口です。
車止めがあります。近くに駐車するには、交通量が多く目立ちそうですね。

Photo_2

入り口から、遊歩道を南に見たところです。街灯もあり、夜でも明かりはあるようです。

T

遊歩道のT字路、ここで右に進むと河岸段丘の上段にある住宅地へと向かいます。ここにも車止めがありますが、隙間があるので、台車ぐらいなら通れそうですね。こちら側なら、駐車して台車で運ぶ、力持ちなら地蔵を抱えて運ぶ事もできるかもしれません。

Photo_3

写真が下手でごめんなさい。対岸の中央部分に現場の家を見た写真です。多分この手前のスペースあたりが、地蔵の置かれた場所と思われます。

Photo_4

河岸段丘の上(崖の上)から現場をフェンス越しに見た写真です。
フェンス越しですが、実に見通しが良いので、当日、対岸側の住宅地からの目撃情報なども期待できると思いますね。
宮澤さん宅の正面には街灯もあるので、夜でも目撃者がいてもおかしくないと思います。

Photo_5

この写真は、公園広場にあった、スケートボーダーに対する警告文です。当時も若者が集まっていたら、騒音だけでなく、ゴミの問題もあったかもしれませんね。ゴミによって、野良犬、野良猫などが集まるので2次的な問題が起きていたかもしれませんね。

今回は主に、仙川の対岸側の情報になります。
謎の地蔵が置かれたと思われる場所も確認できました。
宮澤さん宅の近くだと、実は意外に周辺の土地に高低差があるので、宮澤さん宅を見通せる場所が少ないのです。

公園広場側にも、生け垣があって見通せませんし・・・さすがに、道ばたに設置するのは無理だと考えたでしょうね。
道ばたに突然、地蔵が現れれば、だれでも不振に思うでしょう。

そう考えると、対岸の遊歩道が、目立たずに設置できる唯一の場所だったかもしれません。

それから、上の写真のコメントでも書きましたが、宮澤さん宅は、公園広場側と仙川対岸側からよく見通せる場所にありました。
その周辺での目撃情報は意外に期待できると思います。
まーさすがに、捜査本部もこの周辺での聞き込みは徹底して行ったと思いますね。

2016/01/09追記
記事を書いた直後ですが、追記します。
地蔵の設置できる場所がもう1カ所ありますね。
公園広場側で現在空き地になっている、裏の小道出口付近です。
車で進入できますし、空き地なので、それほど、目立たないかもしれません。
犯人がそうしなかったのは、やはり、現場に近づきたく無いと言うことだったのかな?

| | コメント (6)

2016/01/07

東京都板橋区1歳3歳暴行事件

東京・板橋区で1歳の長男と3歳の長女を天井にたたきつけたりしてケガをさせたなどとして35歳の父親が逮捕される事件が起きている。

傷害と暴行の疑いで逮捕されたのは、板橋区の会社員・男性容疑者。警視庁によると、容疑者は7日未明、自宅で、1歳の長男の首をつかんで天井に頭や背中を数回、たたきつけた上、水の張った浴槽に投げ落とし、頭にケガをさせた疑いがもたれているとの事。

また、38歳の妻が長男を浴槽で助けている間に、容疑者は寝室で寝ていた3歳の長女を抱き上げて連れてきて浴槽に投げ込んだとの事。

妻が通報し発覚したもので、容疑者は調べに対し、「妻の育児や家事に日頃から不満があり、自分が逮捕されていなくなれば妻が自立すると思った」という趣旨の供述をしているとの事。

こんな事件ですが・・・
なんか、いろんな所を間違っている。
妻に不満があるなら、妻に言うべきだし、罪のない幼い子供に暴力を振るう事を正当化する理由にならない。

まー、妻に頭が上がらなかったのか?口論というか、議論では妻を説得できなくて、一方的に不満を持っていたのかな。感情が爆発してしまったのかもしれませんね。

妻の育児や家事に不満があったと言う事だけど、1歳と3歳の幼い子供二人を面倒みているのだから、それなりに、対応しないと、育児ノイローゼになってしまうんじゃないかな?
それに、この容疑者がどの程度、育児に参加しているのか?協力しているのか?の情報も知りたいですね。

| | コメント (0)

宮城県仙台市青葉区女児の耳に箸を刺す事件

9歳の娘の耳に箸を刺してけがをさせたとして、山形県職員の男が逮捕される事件が起きている。

傷害の疑いで逮捕されたのは、山形県村山総合支庁の課長補佐・男性容疑者(51)。
警察の調べによりますと、容疑者は先月6日、仙台市青葉区の自宅で、9歳の長女の右耳を箸で刺し、けがをさせた疑いが持たれている。

長女は耳にすり傷を負った。容疑者は「しつけのためにやった」と供述し、容疑を認めています。先月21日に容疑者の妻と長女が警察に相談し、児童相談所が長女を一時保護しました。

警察は、日常的な虐待があった可能性もあるとみて調べているとの事。

こんな事件だけど、耳に箸を刺すってのが普通に想像できないですね。
もし、障害が残ったり、重いケガでもしたらと思うと普通はそんな事できないと思います。

短絡的な性格だったのかもしれないけど、子供の安全や将来を考えないのでは、「しつけ」とは言えないのではないかな?

妻の決断は正しかったと思いますね。

| | コメント (2)

大阪府門真市女性バラバラ事件その2(続報)

続報です。

 

1)容疑者(29)が、友人のアルバイト店員の女性(25)の行方不明者届が出された12月25日午後、ホームセンターで塩酸入りの洗浄液を購入していた。

 

府警は、容疑者が洗浄液を使って遺体を損壊し、証拠隠滅を図ろうとしたとみている。

 

捜査関係者によると、容疑者は25日午後2時頃、自宅近くのホームセンターに1人で来店。
遺体切断に使ったとみられるノコギリなどとともに、塩酸を含有する洗浄液を3リットル購入した。自宅の浴槽にはほぼ白骨化した遺体が液体とともに入れられており、近くに洗浄液の容器があったとの事。

 

2)府警は3日、死体損壊容疑などで逮捕された容疑者(29)の自宅の冷凍庫から発見された血液のDNA型が、知人で行方不明になっている同市大橋町のアルバイト店員(25)のものと一致したと発表した。
容疑者は「私が切って隠したことに間違いない」と供述しているという。
府警は、遺体は不明の女性とみてDNA型鑑定をさらに進めるとともに、容疑者が切断した状況を詳しく調べる。

 

3)容疑者(29)=死体損壊容疑などで逮捕=が、女性の口座から引き出した現金のうち数万円を借金返済に充てていたことが分かった。容疑者が女性の身分証明書を使って複数の金融機関から借金をしていた疑いもあり、府警は裏付けを進めている。

 

捜査関係者によると、女性が行方不明になった翌日の昨年12月25日午後、容疑者は自宅近くのコンビニの現金自動受払機(ATM)で、女性名義の口座から現金約10万円を引き出したとされる。この直後、うち数万円を借金の返済に使った形跡があるとの事。

 

容疑者は昨年11月末ごろ、女性と同じシェアハウスから今のマンションに転居した。この頃以降、女性名義で複数の金融機関からお金が借りられていたとされる。府警は容疑者が女性になりすまして借金をしていた可能性もあり、2人の間に金銭トラブルがなかったか調べている。

 

口座から引き出された残りの現金については12月25日、容疑者が近くのホームセンターで事件に使われたとみられる折り畳み式のこぎり、冷凍庫、塩酸入り洗浄液など約3万6000円分の商品の購入代金などに充てたことが分かっている。

 

容疑者は逮捕前の任意聴取で「女性から『お金を下ろしておいて』と頼まれただけ」と話していたとの事。

 

4)容疑者(29)(死体損壊、死体遺棄両容疑で逮捕)が府警の調べに対し、「遺体は公園に埋めるつもりだった」と新たに供述していることが、わかった。

 

捜査関係者によると、容疑者は当初、調べに対し、友人の女性(25)の遺体について「切って隠した」と供述。その後、さらに「近くの公園に埋めるつもりだった」とも説明したという。女性が死亡した経緯については「外出先から自宅に帰ったら遺体があった」とだけ話している。

 

5)遺体の一部とDNA型が一致した女性(25)のスマートフォンから同僚や家族に、自分の意思による失踪をほのめかすメッセージが届いていたこと分かった。

 

女性が行方不明になった翌日の昨年12月25日の日中に送られていた。府警は自称イラストレーターの容疑者(29)が事件が発覚しないよう、なりすました疑いがあるとみている。

 

捜査関係者によると、女性は12月24日夜、容疑者のマンションの防犯カメラに映ったのを最後に目撃されていない。25日は勤務先の東大阪市の生花店を無断欠勤した。

 

心配した同僚が日中に電話したが、つながらなかった。この直後、LINE(ライン)で「迷惑をかけてすいません」「どうしていいか分かりません」などのメッセージが同僚に送られてきた。
家族や友人にも同じ頃、「心配しないで」という趣旨のメッセージが送信されるなど、女性が失踪をほのめかしていると受け止められるような文言だった。

 

しかし、思い当たるようなトラブルは確認されておらず、同僚や家族はメッセージの内容に違和感を持ったという。女性のスマホは見つかっておらず、府警は容疑者が廃棄したとみているとの事。

 

一方、容疑者が以前に女性と暮らしていたシェアハウスの住人男性(31)によると、容疑者が12月24日にシェアハウスを突然訪れ、男性らに「女性と連絡がとれなくなって心配だ。私には連絡がない。どこへ行ったんだろうか」と話していたとの事。

 

6)容疑者のマンション内に目に見えるような血痕はなかったが、浴室を中心に血液反応が確認された。容疑者が事件後に拭き取ったとみられるとの事。

 

浴室では塩酸の成分を含む洗浄剤の容器も見つかっており、遺体にかけるなどして証拠隠滅を図った可能性があるとの事。

 

7)容疑者(29)の携帯電話には、行方不明になっていた知人のアルバイト店員、女性(25)の携帯電話から周囲に送られたメッセージが届いていなかったことが分かった。

 

女性が住んでいたシェアハウスの住人や親族らには昨年12月25日以降、女性の携帯電話から無事を伝える内容のメッセージが送られていたことがすでに判明している。しかし、容疑者は「私には連絡が来ていない」とシェアハウス住人の男性(31)に話していた。

 

当時、女性はすでに死亡していたとみられ、大阪府警門真署捜査本部は、容疑者が女性になりすまし、携帯電話を使って発覚を遅らせようとしたとみている。

 

捜査関係者によると、容疑者と女性の携帯電話でのやりとりは、クリスマスパーティーが開かれる予定だった同24日が最後だった。女性は同日午後7時ごろに容疑者のマンションを訪れたことが防犯カメラに写っていたが、その後に行方が分からなくなった。

 

25日に女性の父親が警察に捜索願を出したが、女性の携帯電話から同日「心配しないで」とするLINE(ライン)のメッセージが友人らに届いた。遺体の推定死亡時期は24~25日で、女性はすでに死亡していたとみられるとの事。

 

8)容疑者が、遺体の一部のDNA型が一致した女性(25)が行方不明になった昨年12月24日夜以降、1人で何度も荷物をマンションから持ち出していたことが分かった。防犯カメラに映っていたという。

 

近くのシェアハウスからも遺体の一部が見つかっており、府警は事件の発覚を恐れて遺体を運び出した疑いがあるとみているとの事。

 

女性の家族は25日夜に警察に相談し、捜査が始まった。府警がこの頃の防犯カメラ映像を調べた結果、容疑者が何度もマンションから荷物を外に持ち出す様子が記録されていたとの事。

 

また、容疑者が12月25日に購入し、事件に使ったとされるまな板などが見つかっていないことも分かった。女性の衣服やスマートフォンも発見されず、府警は廃棄を進めたとみているとの事。

 

9)容疑者(29)が、行方不明になっている知人の女性(25)の口座から引き出した十数万円の大半を使っていたことが分かった。
25日午後、女性名義のキャッシュカードを使って十数万円を引き出したことも明らかになっている。捜査関係者によると、29日早朝に逮捕された際の所持金は数万円程度だったとの事。

 

10)容疑者(29)(死体損壊、死体遺棄両容疑で逮捕)が昨年12月24日夜、午後7時頃女性と一緒に帰宅した。約1時間後に1人で外出する様子が防犯カメラに映っていたことが、わかった。

 

その後、女性の姿は確認されておらず、府警はこの約1時間に何らかのトラブルがあったとみて捜査を進めているとの事。

 

11)女性のスマートフォンが発見されていたことが分かった。
容疑者(29)が、事件の発覚を恐れて捨てた可能性があるとみて経緯を調べている。

 

捜査関係者によると、容疑者は容疑を認め、遺体の解体方法などについても具体的な説明をしているといい、捜査本部が慎重に裏付け捜査を進めているとの事。

 

12)女性(25)の運転免許証が、容疑者(29)=死体損壊容疑などで逮捕=の自宅マンションから見つかったことが分かった。府警は容疑者がこの免許証を使い、複数の金融機関から借金をしていた疑いがあるとみているとの事。

 

捜査関係者によると、容疑者は昨年11月末ごろ、女性と同じシェアハウスからマンションに転居。この頃以降、女性名義で金が借りられていたとされる。容疑者が女性の免許証を入手し、身分証明に使った疑いがあるという。容疑者は、女性が行方不明になった翌日の昨年12月25日午後3時ごろ、女性の口座から現金10万円を引き出したとされる。このうち数万円を借金の返済に充てた形跡があるという。

 

また、女性のスマートフォンが発見され、容疑者は「スマホを隠した」旨を供述。
シェアハウスで見つかった両手足の一部が渡辺さんの指紋と一致したことも分かったとの事。

 

時系列を更新
11月末  容疑者がシェアハウスを出た後に、女性に成りすまして借金をした模様。
12月
24日(木)容疑者宅でクリスマスパーティーの予定
     19:01  遺体と見られる女性が容疑者と防犯カメラに映る。この後、女性の姿は
     20:00頃 容疑者が一人でマンションを出入りする映像が防犯カメラに映る。

 

25日(金)15:00頃 女性の口座から現金10万円を引き出し、借金の返済に充てた形跡がある。
     その後、のこぎり、包丁、まな板、冷凍庫、バケツ、ポリ袋、生ゴミ処理機、洗浄剤など購入
     夜 娘と連絡が取れないと父親が警察に届ける。
     女性のスマホからLINEのメッセージが知人等に送られる。(時間不明)
     その後、女性のスマホを遺棄。

 

29日(火)窃盗容疑の家宅捜索で遺体を発見。逮捕時の所持金は数万円程度だった。

 

こんなところですね。
容疑者も供述を始めたようなので、詳細はこれから出てくるでしょうね。

 

どうやら、女性に成りすまして借金した事がバレたか、バレそうになったので、咄嗟に殺害してしまったのかもしれませんね。

 

部屋に置いておいた、女性の免許証を女性が見つけてしまったとかね。
それだけなら、荷物に紛れ込んでたとか、言い訳できたかもしれないけど、11月末に借金したなら、返済は12月末ごろかな、女性が身に覚えのない請求や督促が来て不審に思っているタイミングで、自分の免許証を容疑者の部屋で見つけたら、「なんですかこれは?」って事になり、警察に訴えるなんて、騒ぎになってもおかしくないね。

 

実の家族や、夫、妻でさえ、こういった成りすましの借金など起こるのだから、赤の他人のシェアハウスではこんな事が起きてもおかしくないですね。

 

シェアハウス自体は悪い制度や仕組みじゃないけど、セキュリティー面は自覚して、自衛する必要があるのでしょうね。

 

続報を待ちましょう

参考リンク
大阪府門真市女性バラバラ事件
大阪府門真市女性バラバラ事件その3(一審無期懲役)

| | コメント (16)

2016/01/04

世田谷一家殺人事件 15年目の新事実

さて世田谷一家殺人事件関連の本としては最新の物になりますね。
早速読んでみました。(電子書籍版を読みました。)

超簡単に概要を説明すると、
前半部分はこの事件に関する捜査の経緯と情報の整理、まとめという部分です。
これまで、何冊かこの事件の本が出版されていますが、これまでで一番よくまとまっています。
このあたりは流石ですね。

残りの部分は著者が独自取材で突き止めた事件の全容が書かれています。
なので、実行犯も特定しています。

さて、この本を読んだ感想については・・・
そうですね、この本の評価は読んだ人、それぞれで考えて欲しいです。
私としては、購入しても損にはならない本だろうと言う事は言えるかな。

私の感想ですが、この本の楽しみ方は2種類あると思います。
一つ目は、不謹慎な言い方になってしまいますが、「世田谷一家殺人事件検定本」としての価値ですね。
前にも書きましたが、この本はよくまとまっています。一部には著者はもしかしてASKAの事件簿を読んでいるのでは?と思えるほど、共鳴、共感できる部分もあります。
一方でそうでない部分もあります。

私としては、先輩が後輩に対して、世田谷一家殺人事件の検定問題を作ったから、解いてみてよ。
と言った感じで受け止めています。
多分、読む人の知識レベルでこのあたりの評価が少しずつ違ってくると思います。

初心者は本の内容に飲まれてしまうかもしれませんね。
中級者になると、ははーここは違いますね。となるでしょうし。
上級者は違いがわかった上で、なるほどと思うと思います。(必ずしも肯定の意味ではない)

2つ目は、本の書き方、作り方はこうですって部分ですね。
なるほどなーと、思いました。

で、いろいろ書いてみましたが、この本の評価は、著者自身の独自取材で得た情報をどう評価するか?
によってかなり変わると思います。
この部分は、一般人ではクロスチェックできない部分です。

なので、読んだ人が自分自身で考えて、評価してもらうのが一番良いと思いますね。

で肝心の内容の是非ですが、当然、捜査本部もこの本を読んでますから、年内にこの本に沿って、事件の解決がされれば、良し、そうならなければ、そう言う事なんでしょうね。

私が唯一残念だったのは、指紋だけでなく、どうして血液型を確認してないのか?と言う点です。
DNAは比較サンプルが無いけど、血液型は公開されているので、それは確認できたんじゃないかな?と思うわけです。実際のサンプルが入手できなくても、何等かの書類、あるいは、両親の血液型から、A型が生まれるかの検証などもできたと思いますね。

他にも突っ込みたいところはあるけど、そのあたりは、各人にお任せします。

最後に、この本を薦めるわけでは無いですが、
このASKAの事件簿を読んでいる人なら、ツボにはまる人は意外に多いと思います。

| | コメント (16)

2016/01/03

世田谷一家殺害事件再考その151(ASKA的現場検証3)

Photo

現場裏にある、通称ぽっぽ公園です。
どうやら、遊具なども新しくなり、事件当時からはかなり変わったしまったようですね。

Photo_2

ぽっぽ公園側から現場を見た写真です。

Photo_3

ぽっぽ公園から風呂窓を見た写真です。もし、窓が開いていれば目視できたでしょう、しかし閉まっていたら、施錠の状態までは確認は難しいかもしれないですね。写真で見ると高く見えるけど、実際に目で見ると意外に近くに見えるんですよね。犯人の身長は170センチ前後、それなら、登れそうな印象です。

Photo_4

ぽっぽ公園側から裏の小道、コンクリートを敷いた痕跡がありますね。
建物に掛けられたシートの為、風呂窓下が確認できなかったけど、もし、風呂窓下にもコンクリートが敷かれいていたら、足跡はどんなふうに残っていたのだろうか?

進入経路、逃亡経路の一つの候補がこの風呂窓ですね。
私の印象では風呂窓からの進入は、できるかもしれないと思いました。
(実際、捜査本部はこの風呂窓からの進入実験をしてますね)

ただ、実際に進入を思いつくには、風呂窓が開いているのが前提になりそうですね。

しかし、風呂窓進入での疑問点はいくつかあります。
進入はできるでしょうが・・・あの服装で、その痕跡を残さずに進入できるのか?
特にジャンパーに擦った痕跡を残さずに進入するのは無理なんじゃない?

家の外壁など、特に高い部分の掃除などはそうそう、する事も無いでしょう。
ジャンパーに擦った埃の痕跡がついてもおかしくないと思います。

それから、裏の小道を使って、公園を縦断する道に出ると、その真上には電柱の街灯があります。つまり、夜でも目撃される可能性が高いですね。

逆にそれは、明るい方向に向かって犯人が逃亡した事になりますね。

それから、全然関係無いのですが、宮澤さん宅の屋根には雨樋がありました。
しかし、裏の公園には高い木もある。雨樋の掃除は結構、大変だったのではないかと思いますね。特に2階の雨樋では、宮澤さん自身がはしごを使って掃除するのも大変でしょうね。業者に掃除を依頼していたのかな?

| | コメント (4)

2016/01/01

世田谷一家殺害事件再考その150(あれから15年)

新年となりました。2016年もよろしくお願いします。
(凶悪事件を取り扱う事件簿の性格上、「おめでとう」と言う言葉はふさわしくないと言う事であえて、使っていませんので、みなさんもご注意願います。)

さて、ちょっと、遅れましたが各報道の15年の節目報道を読みましたが、中に気になる記事があったので、ちょっとメモして起きます。

12月30日朝日デジタルから引用
捜査にあたった元幹部は「大量の捜査員という『網』を張ったことで、逆に隙間ができ、こぼれ落ちた情報もあった」と振り返る。現場に残された指紋や血痕といった有力な証拠は早期の解決を期待させる一方、捜査の幅や奥行きを失わせた。「指紋に引っ張られ、現場付近の聞き込みや関係者の捜査がおろそかになってしまった」と元幹部は言う。

うーん、そうなの?
私もこの事件を追って10年、あちこちで噂や情報も小耳に挟むんだけど・・・
例えば、周辺では広くあちこちで指紋が採取されているとか・・・
他にも、みきおさんと面識がないけど、書類の話を聞かれた人の話とかね。
ネット関係の書き込みでも、警察から話を聞かれた人もけっこういるんじゃないかな。

なので、かなり幅広く捜査していると言う印象なんですが・・・
特に気になるのは、「関係者の捜査がおろそかになってしまった」と言う部分ですね。

現場の聞き込みがおろそかだったのは、当初に聞き込み捜査に慣れていない機動隊員を投入したのは失敗だったと言うのは以前に出てましたね。

しかし、関係者の捜査がおろそかにって・・・そんなのあるの?
ちょっとにわかに信じられないんだよね。

一家4人が無残に惨殺されたこの事件の性格上、怨恨を疑う目は当然あったと思うわけです。怨恨なら顔見知りと言う事になるし、この事件では決め手の指紋、DNAが出ているから、関係者から指紋、DNAを採取して照合すれば良いだけなので、私は当然のようにそこはやっていると思っているんですよね。

それを裏付けるように、現場から年賀状を捜査員が持ち出しているのは、顔見知りの捜査をする為でしょ?
なので、少なくとも、年賀状のやりとりをしている関係者は捜査していたと思う。

その上で漏れがあったとしたら、関係者のレベルと言うか、幅と言うあたりなのかな?

泰子さんは塾を主催しているとは言え、それほど、多くの人間関係があるとは思えないし、礼君、にいなちゃんもある程度限られていると思う。
その一方のみきおさんは、かなり活動の幅が広そうなんですよね。

特に、みきおさんのネット越しでの関係者は総数がどのぐらいになるのか想像も着きません。
みきおさんはインターネットの前の時代の、パソコン通信からパソコンを駆使してネット上での人間関係も多かった。本まで書いている。
しかし、そこは、警察も捜査しているはず。当時、パソコン通信も色々と出会い系事件が起きてて、サーバー側も対策を取っていた時期だしね。

なので、そんなに「漏れ」があるようにも思えないけど・・・
しかし、今年の年末特番の中で「報道スクープSP」で事件捜査の経緯などが紹介されたわけだけど、被害者の関係者から疑われた人物は1人だけ「ハーフの男」だけでしたね。

意外でも無いけど、にいなちゃんは沢山の習い事をしていて、その中から「ハーフの男」が出てきている。
その意味では、人間関係が狭いと思われた泰子さんや子供達も、子供の事で意外に広い人間関係があったのかもしれないね。

元捜査幹部が漏れがあった、おろそかにしたと言うのだから、そうなんだろうけど・・・
では、今からその漏れた分をどれだけ捜査できるのか?
15年前の人物にたどり着けるのか?が最大の問題かな。

犯人逮捕に期待しましょう。

| | コメント (19)

« 2015年12月 | トップページ | 2016年2月 »