福岡県久留米市城島町カセットボンベ爆発事故
2月14日(日)午後2時半ごろ、今年の新酒を披露するイベントが開かれていた福岡県久留米市城島町の「城島町民の森」で、焼き鳥の露店にあったカセットコンロ用ガスボンベが破裂し、4歳の男児を含む11人がやけどなどのけがをする事故が起きている。
県警久留米署によると、うち10人のけがは軽く、残る男性1人の負傷の程度は不明だが、命に別条はないとの事。
イベントは市や城島・三潴両地区などの事業者でつくる「久留米南部商工会」などの実行委員会が13、14日に開いた「城島酒蔵びらき」。
同署などによると、事故は同商工会の青年部の露店で発生。
焼き鳥に使うため着火した木炭のそばに置かれていたカセットコンロ用ガスボンベが過熱し、破裂したとみられる。同署が管理態勢などを調べているとの事。
負傷したのは4~68歳の男性9人と女性2人。このうち、青年部の3人と来場者5人の計8人が、顔にやけどを負うなどして病院に運ばれたとの事。
近くの露店の女性(43)によると、午後2時半ごろ「バンッ」という爆発音が響き、ボンベが青年部のテントを突き破り男性客に当たった。
隣で焼き鳥を売っていた男性(52)は「頭髪が焦げた男性が店から走ってきた」、客の30代男性は「熱風が後ろから来た。振り返るとテントの内側が真っ赤だった」と話したとの事。
こんな事故ですね。
日常生活で焼き鳥を炭火で焼くような事はしていなかったんでしょうね。
それで、注意がカセット用のガスボンベに向かなかったと言う事なんでしょうが・・・
2013年夏の京都府福知山市花火大会露天商爆発事故があってから、こういったイベントなどでの屋台、出店では火の取り扱いには注意していると思っていたのですが、どうも、そうでもなさそうですね。
福知山の花火大会の事故では、携行缶のガソリンが発電機の排気で熱せられてしまったのが原因でした。
今回の事故の原因もカセット用のガスボンベが火の近くで熱せられてしまった事が原因なら、似た事故に見えますね。
ただ、実際にその場に居て作業していた、担当者が危険を意識できなかったのも、問題だとは思うのですが、ある程度、事故や火災に危機感を持った人間が見れば、危険な状況と言うのは見て取れたと思うのですが、そのあたり、巡回パトロールとかはしてなかったのかな?
夏場のバーベキューや冬の鍋などで、カセットコンロで事故があるので、それなりに、関係者の中にも注意している人はいたと思うのですが、カセットコンロを使う人を集めて、事前に注意するなんて事は無かったのかな?
今後は、イベントなどでカセットコンロや携行缶を使うような人は事前に集めて、取扱を注意するなど必要でしょうね。(福知山の事故以来、どこの会場でもやっていると思っていましたが、風化してしまったのかな?)
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コメント
一見、似ている様に見え(?)ますが、福知山は引火で、今回は、発火です。
福知山の事故(事件)で、発電機の排気や太陽熱で、携行缶が、どの程度の温度まで上がっていたか認識していませんが、ベビーカステラ屋の店主が、正しい給油作業(缶の内圧を下げるなど)を行えば、引火はせず、事故は、防げた過失だと思います。
逆を言えば、大して温度が上がってなくても(常温でも)、給油作業が正しく無いと、同じ様な事故は、起こりうる。
これに対し、今回の事故(事件)は、ガスボンベが加熱され、内部のガス自体が発火した…つまり、数百℃まで、ガスボンベが加熱されたというもので…なんというか…自殺行為?テロ行為?
過失ではなく、故意に引き起こされた事故(事件)、犯罪とも言える行為です。
敢えて、加熱した…と、言われて、反論も出来ないでしょう。
(残念ながら、似たような、行為が、無意識、軽い認識不足、無知などにより、良くあるみたいですが。)
カセットコンロのガスボンベを炭火焼きすれば、爆発するでしょうし、そうわかるでしょう。
(いくら焼き鳥で有名な久留米でも、ガスボンベは、焼かんでしょう。)
以上の様な理由で、これらの2つの事故(事件)は、似て非なるものと、思います。
投稿: おきゅうと | 2016/02/16 03:16
おきゅうとさん、こんばんは
ご指摘ありがとうございます。
さすがに自爆を計画したわけでは無いでしょうから、やはり、過失と言う事になるんでしょうね。
現場の状況が分からないのですが、焼き場が客から見えるような場所なら、客の誰かが気づきそうなんですが、注意する人も居なかったんでしょうね。
投稿: ASKA | 2016/02/16 21:50
ASKAさん、おはようございます。
私も、現場を見たわけではありませんが…
炭の着火に使ったコンロのガスボンベだということだから、出店の裏、又は、奥で、客からは見えにくい場所でしょうね。
数本の炭をガスコンロで着火。→ガスコンロの火を止め、火の着いた炭を七輪などに移す。→その上に、火の着いてない炭を乗せ、火が着くのを待つ。→数本残し、火が着いた炭を、店先の焼き台に移す。→七輪などに火の着いてない炭を乗せる。(繰り返し)
(焼き台に、火の着いてない炭を入れないのは、焼き台の温度・火力を落とさないため。)
こんな感じでしょう。
そして、火起こしをしてる七輪などの近くに、カセットコンロのガスボンベを置いていた。(もしくは、カセットコンロ自体を?)
炭が完全に着火し、安定するまでには、時間がかかるし、それを繰り返せば…この間、ボンベは、加熱され続ける。
この間、作業者は、焼き台や他の仕込み・準備にバタバタ。
気付くとしたら、他のひとでしょうから、今回の様なの出店(屋台)の場合は、“作業をする必要の無い、知識を持った安全管理者”が、巡回・チェックするのが、一番でしょうね。
投稿: おきゅうと | 2016/02/17 06:01