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2016/04/27

新潟県糸魚川市父娘嬰児殺人事件

4月25日、新潟県警捜査1課と糸魚川署は、生後間もない男児を殺害したなどとして同県糸魚川市歌のアルバイト作業員、男性NE被告(65)=別の事件で傷害罪で起訴済み=を殺人と死体遺棄容疑で、NE容疑者の養女で愛知県半田市幸町の無職、女性NK容疑者(28)を殺人容疑でそれぞれ逮捕する事件が起きている。

NK容疑者は容疑を認めているが、NE容疑者は否認しているとの事。
2人は義理の父と娘で、NK容疑者の供述によると殺害された男児の両親にあたるとの事。

県警によると、2人は共謀して2014年夏ごろ、当時同居していた糸魚川市歌の自宅2階寝室で、NK容疑者が出産した男児の首を刃物で切って殺害し、その後、NE容疑者が男児の遺体を国内のいずれかに遺棄した疑い。凶器は見つかったが、遺体は発見されていないとの事。

NE容疑者は今年2月20日に同市歌で、愛知県の30代女性に殴るなどの暴行を加えたとして3月29日、糸魚川署に傷害容疑で逮捕、起訴されていたとの事。

NK容疑者はこの女性と知り合いで、暴行事件後に愛知県に移り住み、この女性の世話になっていたとの事。

2月25日、NK容疑者は愛知県警半田署に自首し、男児殺害をほのめかした。
NK容疑者は実母がNE容疑者と再婚した2001年春、同容疑者と養子縁組を結んだ。
2人とも性的関係を認めているとの事。

NKは「自宅で当日、出産直後に殺害した」と供述しているとの事。

NE容疑者(65)と義理の娘・NK容疑者(28)の身柄は4月27日、新潟地検に送られた。

NK容疑者(28)が「殺害の翌日、父が遺体を持ち去り、その日のうちにどこかに捨てて帰ってきた」などと供述していることが分かった。

殺人と死体遺棄容疑で逮捕された義理の父のNE容疑者(65)は車を所有していないことから、県警は自宅から比較的近い場所に遺体を遺棄した可能性もあるとみて調べているとの事。

またNE容疑者が3月29日に別の傷害事件で逮捕された際、県警の調べに対し「NK容疑者と性的関係にあった」と供述していたことが新たに分かった。NK容疑者も「男児はNE容疑者との間の子ども以外には考えられない」旨の供述をしていることから、県警は両容疑者が長い間にわたって性的関係にあり、男児も両容疑者の子どもの可能性が高いとみているとの事。

NK容疑者は妊娠後、医療機関を定期的に受診しておらず、出産予定日は、はっきりと分かっていなかったとみられる。NK容疑者からNE容疑者に中絶を相談したこともあったとの事。

その後の調べで、NK容疑者がNE容疑者の子どもを妊娠したことを話したものの取り合ってもらえず、「誰も相談できる相手がいなかった」と供述していることがわかったとの事。

娘のNKの母親は2001年に娘を連れて義父と再婚し、事件当時も3人で暮らしていた。それが家の金がなくなったトラブルから母と娘の仲が悪くなり、娘が知人女性の手助けで16年2月20日に家を出ようとした。しかし、義父が「家庭内のもめごとに首を突っ込むな」と怒り、女性を殴って首に捻挫させるなどしたとの事。

娘はそれでも家を出て、愛知県内の女性宅に身を寄せた。娘が思い切って女性に男児殺害を打ち明けたところ、女性から説得され2月25日に愛知県警に自首していたとの事。
これを受けて、新潟県警が3月29日、女性にケガを負わせた傷害の疑いで義父を逮捕した。

義父の自宅からは、犯行に使ったとみられる刃物が見つかった。
しかし、義父は、容疑を否認しており、男児の遺体は、まだ見つかっていないとの事。

糸魚川署によると、母親は、娘の妊娠や出産には気づかなかったという。報道によると、母親は、足が不自由で車イスを使っていたといい、娘が母親の前ではゆったりした服などでお腹を隠していた可能性もあるとの事。

こんな事件ですね。
まずは時系列
2001年     NK(推定当時13歳)の母がNE容疑者(推定当時50歳)と再婚。
2014年夏頃   NK(推定当時26歳)が自宅で出産、出産直後に嬰児の首を刃物で切り殺害。
    翌日  NEが死亡した嬰児の遺体を持ち去りいずこかへ遺棄。
2016年
02月20日 NKが家を出ようとして、トラブルとなり知人女性をNEが殴る。
02月25日 NKが警察に自首
03月29日 NEが知人女性い対する傷害で逮捕。

色々と分からない事がありますね。
1)母親が再婚した時、既に足が悪かったのか?つまり、経済的に自立した生活ができていたのか?
2)養父(NE)との性的関係はいつからどのような形で始まったのか?
3)NKは成人しており、家を出て自立する事を選択しなかったのか?あるいは出来ない理由があったのか?

過去の事例では2012年5月に大阪で当時18歳未満の実の娘2人に対して、性的暴行をした父親の裁判がありました。
この事件では、娘と父親は親友のような関係だったので暴力で強要したわけでは無いが、娘が断れない事を見越した上での犯行として懲役10年の刑を受けています。

今回の事件でも暴力的な強要は無かったが、娘であるNKが要求を断れない事を見越した上での犯行の可能性もありますね。

あとは、母親の再婚時の状況なども気になりますね。
最初からこのような事を考えた上でNEが再婚したのか?

もしかすると、現代の「はないちもんめ」と言っても良いような事件だったのかもしれませんね。
(「はないちもんめ」はあの童謡の事です。意味は各自考えて欲しいですね)

いずれにせよ、事件は隠せても、自分自身を騙す事はできません。
自分の罪を誰も知らなくても、自分自身が許せない心の傷となって一生残るでしょうね。
自首して良かったと思います。子供のご供養をしてください。

亡くなった赤ちゃんのご冥福をお祈りします。

続報を待ちましょう。

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コメント

 ASKAさん
 なぜ、イニシャル?

投稿: 丸天うどん | 2016/04/27 20:53

丸天うどんさん、こんばんは

実名を出さないのはASKAの事件簿の創設以来のポリシーですね。今回イニシャルにしたのは、名字が同じなので、イニシャルにした方が良いかな?と思ったのですが、結局、容疑者は2名しかいないので、男性、女性や父親、娘でもよかったかもしれませんね。

投稿: ASKA | 2016/04/27 21:43

恐らく連れ子で幼い頃から性的を含む虐待を受けていたのかな・・・。あまり汚い言葉を使いたくありませんが、典型的なクズ野郎ですね・・・。

投稿: 裏銭 | 2016/04/27 21:49

ASKAさんへ

①早々のご回答、感謝します。

②なるほど、そういうことですか。確かに、あなたの事件簿本文は、そうなってるようですね。コメントには、実名が飛び交ってるので、私が勘違いしていたようです。失礼しました。

③私のコメントに、ASKAさんが応えてくれることがわかり、安心しました。

投稿: 丸天うどん | 2016/04/27 21:59

続報です。処分保留で釈放されました。

生まれたばかりの男児の首を刃物で切って殺害したとして、殺人容疑などで逮捕、送検されていた新潟県糸魚川市歌、アルバイト作業員の男(65)と、愛知県半田市幸町の義理の娘(28)が5月16日、処分保留で釈放されたとの事。
新潟県警は、10日から男児の遺体を捜索していたが、勾留期限までに発見できず、新潟地検は「証拠不十分」と判断したとの事。同地検は「今後も捜査を継続し、遺体の発見に努める」としているとの事。

遺棄したとされる男が逮捕当初から一貫して容疑を否認。その後黙秘に転じ、犯人しか知り得ない「秘密の暴露」となる遺体の遺棄場所を特定することができなかったとの事。
娘は容疑を認め取り調べにも応じていたが、具体的な遺棄場所までは把握していなかった。

県警は今月10日になって、遺体の捜索に着手。男が車を所有しておらず、娘が「父が遺体を自宅から持ち去り、その日のうちに戻ってきた」などと供述していたことから、比較的近くに遺棄した可能性があるとみて、自宅近くの山中を捜索していた。だが1週間がたっても遺体は発見できなかったとの事。

県警や地検は2人の取り調べを続けたが、娘の自供内容以外に殺人や死体遺棄を立証する決定的な証拠が得られなかったとみられる。
刑事訴訟法では「自白が自己に不利益な唯一の証拠である場合には有罪とされない」とされており、勾留期限を迎えた16日に処分保留で釈放となったとの事。

さて、釈放ですね。
遺棄直後なら、もしかすると警察犬などの導入で発見できたかもしれませんが、小さい嬰児の遺体なので時間が経過すると発見するのは難しいでしょうね。

釈放とは言え、社会的制裁はこれから受ける事になるでしょうし、当事者としては「良かったね」と言う話にはならないでしょうね。

そして、これからどうするのか?と言うあたりが問題ですよね。
義父と距離を取る為に知人女性宅に匿われている娘については、シェルターなどに匿う必要があるのではないか?と思います。(シェルターの方が安全かと思いますね)

一方で夫婦、親子関係はどうなのかな?と他人事ながら心配になります。
今回の報道は流石に母親(男性被告からすれば妻)も見ているでしょうね。
母親はかなり複雑な立場であり、しかし、誰かの助力なしには生活できないと言う状況だとしたら、夫や娘との同居は心情的に難しいのではないか?と・・・

今後、一番、生活が難しくなるのは母親と思われるので、誰かケアする人がいるのか心配ですね。
事件が新たな事件を生まないようにケアしてあげて欲しいと思います。

投稿: ASKA | 2016/05/17 18:23

通りがかりにお邪魔いたします。

事件をみて、釈放された後に父親と、母娘がまた同じ家に戻るのかと思い心配になりましたが離れて暮らすとのことで少し安堵しました。

父親は、黙秘すれば釈放される算段があったとすると、ずいぶん狡猾な人物ですね。
職業が、アルバイト作業員とのことですが、どういう経歴でそのような人格が形成されたのかも気になるところです。

ともかくこれこらは平穏が許されるのですから、母娘の精神が解放されていくことを望みます。

投稿: | 2016/05/19 10:11

続報です。女性被告に判決が出ました。

------起訴(2017年4月19日)--------
新潟地検は2017年4月19日、平成26年に生後間もない男児を殺害し、遺棄したとして糸魚川市歌の無職、男性NE容疑者(66)と、NE容疑者の養女で愛知県半田市の無職、女性NK容疑者(29)を殺人と死体遺棄の罪でそれぞれ起訴したとの事。

2人は義理の父と娘で、殺害された男児の実の親。

県警が2016年4月、殺人容疑などで2人を逮捕したものの、地検は同5月、証拠不十分を理由に処分保留としていたとの事。
地検は起訴の理由について「その後の捜査で、起訴するために必要な証拠が収集できたと判断した」としているとの事。

起訴状などによると、2人は共謀して26年7月上旬ごろ、同居していた糸魚川市歌のアパートの2階寝室で、NK被告が出産した男児の首をカッターナイフで切って殺害し、その後、遺体をポリ袋に入れた上で県内などに遺棄したとしているとの事。

凶器は押収したが、遺体が見つかったかどうかは明らかにしていないとの事。

地検は2人の認否について明らかにしていないが、県警の調べにNK被告は容疑を認め、NE被告は否認していたとの事。NK被告は実母がNE被告と再婚した13年春に、同被告と養子縁組を結んでいたとの事。

------初公判(2018年2月20日)------
女性NK被告の裁判員裁判の初公判で、被告の女は起訴内容を認めたとの事。

起訴状などによりますとNK被告は2014年7月母親の再婚相手のNE被告と共謀し、糸魚川市のNE被告の自宅で自身が出産したばかりの子どもを殺害し遺体を遺棄したとされている。

また2003年5月にも出産した子どもを殺害したとされている。

初公判でNK被告は起訴内容について「間違いありません」と認めたとの事。

検察は冒頭陳述で2014年の事件では妊娠した際、NE被告に中絶費用を求めましたが断られたため殺害を考えるようになり、NE被告に促され犯行に及んだと、動機を指摘しました。NK被告は「2人の赤ちゃんに申し訳なく思っている。罪を償い生きていきたい」と述べたとの事。

一方、NE被告は捜査段階で容疑を否認しているとの事。

------論告求刑(2018年2月22日)------
検察は懲役6年を求刑したとの事。

無職・NK被告30歳は2003年と2014年にそれぞれ、糸魚川市の自宅で出産したばかりの乳児を殺害した罪に問われています。

検察側は「2人の命を奪った結果は重大で、強い殺意に基づく残虐な犯行。犯行動機にも短絡的な部分があったと言わざるを得ない」として、懲役6年を求刑したとの事。
一方、弁護側はNE被告から15年にわたって性的虐待を受けていたことや、自首が成立していることから懲役3年の執行猶予付き判決を求めたとの事。

------判決(2018年2月27日)------
判決は懲役4年(求刑懲役6年)

同居していた義父(67)との間に生まれた乳児を出産直後に殺害、遺棄したとして、殺人と死体遺棄の罪に問われた愛知県半田市の無職、NK被告(30)の裁判員裁判の判決公判が27日、新潟地裁で開かれ、裁判長は「2人の生命が奪われた結果は重大」として、懲役4年(求刑同6年)を言い渡したとの事。

判決などによると、NK被告は平成15年5月に糸魚川市歌の当時の自宅で、乳児の首をひもで絞めるなどして殺害し、遺棄。26年7月にも義父と共謀して乳児を殺害したとの事。

こんなところですね。
養父のNEの裁判はこれからのようです。

NKについては、自首して、犯行を認めているので、あとは量刑の問題と言う事ですね。
一人だったら、執行猶予が付いたかもしれませんが、二人だったので悪質性が高いと判断されたのかもしれませんね。

さて、問題は犯行を否認しているNE(2018/03/01訂正NK→NE)の方のですね。
NE(2018/03/01訂正NK→NK)は2016年5月(逮捕は2016年3月29日)に一度処分保留で釈放されています。

凶器は発見できたものの、遺体が発見できなかったと言う事のようですが・・・
一転、1年後の2017年4月に起訴してますね。その後の捜査で証拠が集まったと言う事なんですが・・・遺体が発見されたのかな?
そのあたりの報道はありません。

ただ、女性被告NKが有罪判決を受けていますから、事件の存在が認定されたと言う事なんでしょうね。

だとすると、共犯のNEの判決にも影響があるでしょうね。

続報を待ちましょう。

投稿: ASKA | 2018/02/27 19:56

ASKA さん、こんばんは。
昨日のコメントで一部イニシャルが間違っているようですが…
さて問題は、、の後の所です。犯行を否認しているのはNEのほうですよね。

投稿: まーぷる | 2018/02/28 22:29

まーぷるさん、こんばんは

ご指摘ありがとうございます。確認が足りなかったようです。
訂正しました。

投稿: ASKA | 2018/03/01 02:37

初公判(6月8日 新潟地裁、義父側の公判です)

公判で被告は起訴内容を否認し、無罪を主張したとの事。

起訴状などによると、被告は平成26年7月上旬ごろ、自宅の2階寝室で、同居していた養女に「泣く前にやってしまえ」と乳児の殺害を指示。その後、遺体の遺棄に関わったとしているとの事。

検察側は「動機、経緯が極めて悪質」とした上で、「犯行を否認し、全く反省していない」と指摘。一方、弁護側は「客観的な証拠はなく、養女の証言は信用できない」と無罪を主張したとの事。

判決は6月27日。

はじまりましたね。
養女側は既に懲役4年の実刑判決を受けてますから、「養女の証言は信用できない」と言う事なら、有罪にはならないし、起訴もされないでしょう?

と考えると、弁護側はかなり不利な状況なのかな?

公判の行方に注目しましょう。

投稿: ASKA | 2018/06/08 20:52

論告求刑公判(6月18日)

検察側は懲役12年を求刑した。被告は「一切やっておりません」と改めて無罪を主張し、結審したとの事。

裁判は養女の証言の信頼性が重要となっており、検察側は医療機関の診療記録などから「証言は具体的で、真実を知らないと話すことはできない」と主張したとの事。

弁護側は乳児の遺体がいまだに発見されていないことや、養女が被告に強い恨みを抱いていたことなどを指摘し、「証言の裏付けは乏しく、全体として信用できない」と反論したとの事。

判決は6月27日の予定。

いよいよ判決か・・・
物証が無いので、養女の証言をどう判断するか?って事になりますけど・・・
でも、その証言で養女が有罪になっているのだから、もし、今回の判決で「養女の証言が信用できない」となると、養女を有罪にした公判との齟齬がでますよね?

そんな事あるのかな?

判決を待ちましょう。

投稿: ASKA | 2018/06/18 19:58

***男性被告の一審判決は懲役8年***

6月27日、無職男性被告(67)の裁判員裁判の判決公判が、新潟地裁で開かれ、裁判長は懲役8年(求刑懲役12年)を言い渡したとのこと。

裁判長は被告が養女(31)=懲役4年の実刑判決が確定=に犯行を指示したと認定し、「人命を軽視しており、はなはだしく身勝手」などと指摘したとのこと。

判決などによると、被告は平成26年7月上旬ごろ、自宅の2階寝室で、同居していた養女に「泣く前にやってしまえ」などと乳児の殺害を指示。その後、遺体の遺棄に関わったとのこと。

こんなところですね。
まー予想された事ですが、犯罪事実は認定されましたね。
実際に子を産んだ養女が事実認定されて実刑なんですから、その供述が信用できないと言う事は無いでしょうね。

この事件も母親が再婚相手に容疑者を選ばなければ、起きなかった事件ですからね。
虐待の問題もありますから、子連れ再婚をされる方は相手が、ちゃんと親になれるのか?というあたりを見定めてから再婚されると良いと思いますね。

投稿: ASKA | 2018/06/27 19:24

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