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2016/04/25

静岡県浜松市北区一家3人殺害事件

4月22日(金)午前3時10分ごろ、浜松市北区三幸町の飲食店経営の男性(60)から「息子に刺された」と110番通報する事件が起きている。男性は右脇腹を刃物で刺されて重傷、家族3人が刺されて死亡していたとの事。

静岡県警細江署は、長男で会社員の男性容疑者(31)を殺人未遂容疑で緊急逮捕し、発表した。
容疑を認めているとの事。

死亡したのは男性(60)の母の農業(83)、妻(62)、長女で会社員(32)。

県警によると、逮捕容疑は22日午前3時ごろ、自宅で男性(父親)を殺害しようと刃物で刺したというもの。父親は命に別条はないという。容疑者は3人の殺害についても認める供述をしているとの事。

県警によると、被害者方は5人暮らし。父親が外出先から帰宅すると、容疑者に刺されたという。
父親は刺された後、寝室などで倒れている祖母ら3人を見つけ、通報した。3人は別々の部屋で就寝中だったとみられるとの事。

容疑者は乗用車で逃げたが、自宅から約4キロ離れた天竜浜名湖鉄道金指駅近くで交通事故を起こし、車を捨てて逃走。同7時過ぎ、事故現場から北に約1キロ離れた路上にいるところを緊急配備中の署員が発見。
「自分が刺した」などと容疑を認めたため、午前7時35分、緊急逮捕したとの事。
凶器とみられる刃物1本は自宅で発見され、県警が調べているとの事。

県警などによると、死亡した3人は就寝中に襲われたと見られ、目立った抵抗の痕はなかったとの事。

容疑者は同8時前、同署に連行された。

近所に住む70代男性によると、父親は妻と2人で浜松市中区でスナックを経営しているとの事。

殺人未遂容疑で逮捕された容疑者(31)の父が周囲に「息子(長男)は会社の人間関係に悩んでいた」と話していたことが、分かった。

逮捕された長男は事件の直前、電話で父親に仕事の悩みを相談していたことが分かりました。

父親の知人によりますと、事件の4時間前、容疑者が父親に電話で「上司にいじめられている」と仕事の悩みを相談していたとの事。
警察の取り調べに対し、容疑者は「会社を辞めることを家族に反対され、不満だった」などと供述しているとの事。

自宅周辺からは凶器とみられるサバイバルナイフが見つかったとの事。

父親は仕事を終えて妻と帰宅。まもなく自宅敷地内の別の場所にいた妻の悲鳴が聞こえ駆け付けたところ、容疑者に右脇腹と背中を刺されたとの事。

容疑者(31)が静岡県警の調べに対し、「職場の人間関係に悩んでいたが、家族に理解してもらえず、順番に刺した」などと供述しているとの事。

県警は23日朝、容疑者を静岡地検浜松支部に送検した。

捜査幹部によると、容疑者は、就寝中だった祖母(83)、姉(32)を襲った後、帰宅した母(62)をいずれもナイフで刺して殺害、最後に父(60)に大けがを負わせたことを認めているとの事。

捜査関係者によると、母親は上半身の複数カ所を刃物で刺されて一階の階段前で倒れており、悲鳴を聞いて駆けつけた父親と容疑者がもみ合いになったとの事。

祖母(83)と姉(32)の遺体はそれぞれ寝室から発見されており、抵抗した痕がなかった。
2人は就寝中に襲われた可能性が高く、静岡県警は計画的な犯行とみて捜査しているとの事。

容疑者は磐田市内の自動車部品製造工場に勤務。捜査関係者によると、「精神科に通いたい」と会社に伝え、18日から欠勤していたという。
父親は事件前、容疑者の仕事の悩みについて家族で話し合っていたと説明していることから、同署などは殺害の動機につながるようなトラブルの有無を調べる方針との事。。

逮捕された長男の会社員(31)が凶器のサバイバルナイフを事件の数日前に購入していたことが分かった。

捜査関係者によると、ナイフは刃渡り20センチを超える大型のものだったとみられる。
細江署は容疑者が事前に犯行を計画していた可能性もあるとみて、凶器の購入経緯や動機の裏付けを進めている。

祖母が平屋建ての母屋で、姉が隣接する2階建ての離れの2階で見つかったことも新たに分かった。
2人とも布団の上にいて、動かした形跡はなかった。妻は離れの1階出入り口付近で見つかり、男性は建物の外で刺されたという。司法解剖の結果、長女の死因は胸を刺されたことによる失血死とみられるとの事。

事件前、容疑者は仕事の悩みを家族に打ち明けたが、男性に「我慢して仕事を頑張れ」と言われていたとの事。

同署などは、男性の母と妻の司法解剖を25日に行うとの事。

こんな事件ですね。
まずは時系列
2016年4月
18日以降   「精神科に通いたい」と会社を欠勤
数日前    凶器のサバイバルナイフを購入(何日かは不明)
21日23:00頃  容疑者が父親に電話で相談
(この時の内容は分からないが、以前から「我慢して仕事を頑張れ」と話していたとの事。)
22日電話の後、就寝中の祖母(83)を刺殺、その後、就寝中の姉(32)を刺殺。(時間は不明)
  03:10頃 「息子に刺された」と110番通報
  07:00過ぎ 逃走中の容疑者を発見。
  07:35   緊急逮捕

これは、難しいですね。
以前から仕事で人間関係のトラブルがあり、仕事を辞めたいと家族に相談していたが、父親は「我慢して頑張れ」と話していた。
しかし、いよいよ、思い詰めたと言うよりは、メンタルに問題が出た可能性がありますが、18日から「精神科に通いたい」と言って会社を休んでます。

この段階では、相当、追い詰められていて、「うつ」状態や「関係妄想」状態だった可能性があると思います。
本人も、これはダメだと思って、精神科に行こうと思ったんでしょうね。
実際に受診しているのか?が知りたいですね。

多分、この頃に凶器のサバイバルナイフを購入しているようです。(購入した日付は不明です。)

このぐらいの状況になると、誰も言ってない悪口が本人には悪口に聞こえてしまうような事もあるので、本人の言う「上司にいじめられている」と言う話がホントなのかは良く吟味する必要がありますね。

それに、31歳ぐらいだと、多分、職場でも中堅社員になる頃でしょうから、今までよりも責任が重く難易度の高い仕事を任せられる時期だとも思います。

で、事件の4時間前の電話が犯行の直接の原因になったんでしょうね。
仕事が辛い->辞めれば楽になる->反対する家族がいるから、楽になれない
と言うような思考の流れなのかな?

容疑者が18日(月)から4日も仕事を休んでいるのですが、周囲の方は何かケアをされたのでしょうか?

今回は家族を襲ってますが、例えば、マツダ工場事件のように、上司や同僚を襲っていてもおかしくないです。
あるいは、突然、自殺してもおかしくないぐらいの状態で、何か本人の日常の行動などに変化があったと思うんですが・・・涙ぐんでいたりとか。

まー内向的な性格だと、部屋に引きこもってしまって家族が気付けない可能性もありますね。

それに、家族としては、こんな事になるとは予想できませんから、この不安定な景気の中、会社を辞めるのはよした方が良いと言うのも、無理のない事だと思いますが・・・・

あとは、会社の方は異変に気付きませんでしたか?
最近、特に仕事が遅くなったとか、イージーミスを連発しているとか、残業時間がやたら増えているとか?
それに、「精神科に通院したい」と言って欠勤しているなら、会社としては放置しておける状態では無いと思いますが・・・治療の為の休職などの処置が検討されてもおかしく無いですよね?今後の事や状態について、本人や家族からヒアリングなどされているのでしょうか?

この事件は防げたような気がして、とても残念な気持ちでいっぱいです。

とりあえず、精神鑑定が必要ですね。
事件は合理的な判断によって実行されているので、責任能力に問題は無さそうですが、量刑に考慮される事情はあるかもしれませんね。

亡くなった方のご冥福をお祈りします。

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コメント

取り上げていただき、ありがとうございます。

なんとも哀しい事件ですね。残された親御さんの事思うと大変心苦しいです。

さて、容疑者の画像見ると 俳優の様な、なかなかのイケメンで勿体ない気がすると同時に野獣の要素を持った、一昔前の犯罪者にも見えました。

なぜ 家族を手に掛けなくてはならなかったのでしょう?

会社でのストレスと結び付きません。
地元では優良企業の正社員みたいです。

31歳の年齢は所謂 酒鬼薔薇世代、サバイバルナイフを所持してる事も危険ではありますが、それ以上に人を殺してみたい願望のようなものがどこかにあったのかな?

浜松では以前にポスティングの女性が辻斬りのような闇討ちに合い、未解決のままで、その特集を先日ローカルで放送したばかりです…。

投稿: テキスタイル | 2016/04/27 00:39

はじめ、ささいなことで自衛隊員が自宅に放火し子供達が犠牲になった事件を思い浮かべましたが、ナイフを用意していたという事で、それとは少し違うのかな
ご両親は犯人が幼い頃から二人で夜の仕事だったのでしょうか
31歳であれば普通ならば、己の進退を自分自身で決断し、自立していい歳だと思いますが、その自立する手段が犯人にとって、自分自身を取り巻く世界(家族)を終わりにする事だったのでしょうか
会社でのストレスや鬱憤はきっかけで、おそらく、最後の電話で決断したのでしょう
今ある情報からの憶測でしかありませんが、なんとも悲しくなります

投稿: kanta | 2016/04/27 12:43

私の中では今回の犯人と世田谷一家殺害犯がシンクロしてます。

年齢的な無理はあるかもしれませんが 公園でスケボーしてたグループの一員かも?

すべて清算する為に、思いやりから家族を殺害したのなら 理解の範囲と感じてる次第です。

投稿: テキスタイル | 2016/04/27 19:05

一審判決は無期懲役です。

浜松市北区三幸町の自宅で2016年4月、両親と姉、祖母をナイフで刺して3人を殺害したなどとして、殺人と殺人未遂の罪に問われた長男(32)の裁判員裁判判決公判で、静岡地裁浜松支部は7月21日、責任能力を完全に認めた上で、「強固な殺意に基づく計画的な犯行。結果は極めて重大」などとして、求刑通り無期懲役を言い渡したとの事。

裁判長は、争点となった妄想性障害の犯行への影響について、「障害が犯行の誘因となったことは否定できないが、直接の影響を与えていない」と判断し、「心神耗弱の状態にあった」とする弁護側の主張を退けたとの事。

動機に関して「1人で死ぬと会社でいじめに遭っていたことを家族に知られて恥ずかしいなどと考え、殺害を決意した」と認定し、「自分本位で自己中心的」と非難したとの事。
いじめの被害妄想と家族殺害の決意について、「一見飛躍があるようにも思われるが、自尊心が強く極端な行動に出やすい性格を前提にすれば、合理的に説明できる」と述べた。両親が勤務中であることを確認した上で就寝中の祖母と姉を一人ずつ殺害したなどとして計画性も指摘したとの事。

主任弁護人は「動機の認定にふに落ちない点がある。控訴は未定だが、判決を精査して結論を出したい」と述べた。静岡地検は「責任能力や量刑について妥当な判断だと受け止めている」とのコメントを出した。

 判決によると、被告は16年4月22日未明、自宅で祖母=当時(83)=と姉=同(32)=、母=同(62)=をサバイバルナイフで刺して殺害し、父(61)に重傷を負わせた。

父親(61)は、公判の証人尋問では「罪を軽くしてとも重くしてとも思わない」などと複雑な胸中を語っていたが、閉廷後は報道陣に「何も言うことはないです」と声を詰まらせながら答えたとの事。

被告は、求刑通りの判決を終始表情を変えずに聞き入った。入廷から退廷まで父親と視線を合わせることもなかったとの事。

被告(32)の弁護人は7月28日、判決を不服として、東京高裁に控訴したとの事。
一審で被告は起訴内容を認め、犯行当時の精神状態や責任能力の程度が争点になっていた。
判決は被告の完全責任能力を認めた上で、検察側の求刑通り無期懲役を言い渡した。
弁護側は心神耗弱状態にあったとして懲役15年が相当と訴えていた。

一審判決によると、被告は16年4月22日未明、自宅で祖母=当時(83)=と姉=同(32)=、母=同(62)=をサバイバルナイフで殺害し、父(61)に重傷を負わせた。

こんなところですね。
3人が死亡、一人が重傷なので、死刑の条件は満たしている。それでも、無期懲役になったのは、求刑が無期懲役だったからですね。
求刑を無期懲役にしたのは、メンタル面で何か減刑する要素があるとの判断かもしれませんね。

ただ、この事件は日本中どこででも、起こりうる事件だと考えています。
最近は過重労働による自殺が注目されていますが、自殺しなかったら、このような事件を起こしてしまう場合もあるかもしれません。
どちらも追い詰められた結果の暴発でしょう。

やはり、過重労働については監視の目を強めて、犠牲者を出さないような社会を目指したいですね。

投稿: ASKA | 2017/08/08 20:05

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