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2016/05/21

京都府福知山市1歳三女虐待死事件

5月19日、1歳だった娘を窒息死させたとして、京都府警捜査1課などは、母親の無職、女性容疑者(27)=同府福知山市堀=を殺人容疑で逮捕する事件が起きている。
府警は日常的な虐待があった可能性もあるとみて調べるとの事。

捜査関係者によると、容疑者は2013年5月16日早朝、自宅で三女を毛布などに押し込めて窒息死させたとしているとの事。
同月16日朝に容疑者が「娘の意識、呼吸がない」と119番通報。
駆け付けた救急隊員がぐったりした様子で倒れている女児を見つけて病院に搬送したが、死亡が確認されたとの事。

女児に目立った外傷はなかったが、司法解剖などで窒息死の可能性が高いことが判明。
その後の調べで、容疑者が女児を毛布でくるんだうえ、ゴムバンドのようなもので巻いている様子を、同居する家族が目撃していたことが判明したとの事。

京都府によりますと、三女は低出生体重児として生まれた上、生後9か月のときに頭を強く打ち、硬膜下血腫となった後遺症から歩くことができないなど、発育が遅れていたとの事。

京都府は5月19日、府福知山児童相談所などの対応について「何らかの落ち度があった可能性もある」とし、第三者の意見を基に検証し、報告書をまとめる方針を明らかにしたとの事。

関係者によると、殺人容疑で府警に逮捕された容疑者(27)=同市堀=は12年7月13日、「バウンサー(赤ちゃんいす)から落ちた」と三女を市内の病院に運んだとの事。脳内に出血があり、「揺さぶられ症候群」の可能性もあるとして府外に転院した。
転院先の病院は児相に「虐待の可能性は低い」と連絡したとの事。

当時、容疑者は夫と子ども7人の計9人暮らし。
児相は虐待の疑いを視野に福知山市や保健所などと連携して訪問するなど見守りを続け、虐待はないと結論づけたという。
市も多子世帯への支援として、13年4月まで計10回、容疑者と面会を重ねたが、虐待の兆候はうかがえなかったとの事。

児相職員らが、容疑者と三女に最後に面会したのは亡くなる2日前だったが、特に変わった様子はなかったとの事。

府警によると、容疑者は「全く事実ではありません」と容疑を否認しているとの事。

こんな事件ですね。
子供7人と言うのはすごいですね。しかも、亡くなった三女は1歳です。子供全員の年齢が不明ですが、育児が生活の全てになってもおかしくないですね。

ストレスは相当な物と思います。
その上で障害もあったんですね。
それを察して、児相も注意していたんでしょうね。
事件の2日前に面談していたとしても、日常的な虐待の果ての事件でなければ、殺意は突然に湧き起こる衝動なんでしょうから、発見できなくても不思議では無いとおもいますね。

だとしたら、他にそう言った危険な状態を判断をする方法があるのか?と言うあたりも考える必要があるかもしれませんね。

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コメント

京都府福知山市で、1歳の娘を毛布にくるんで窒息死させたとして、殺人容疑で逮捕された母親について、京都地検は「殺意の認定に至らなかった」として、傷害致死罪で起訴したとの事。

傷害致死の罪で起訴されたのは、福知山市の無職・女性被告(27)。

起訴状によりますと、被告は3年前、福知山市の自宅で、三女(当時1)が泣くことに腹を立て、口に濡れティッシュのようなものを詰め込んだ上、全身を毛布でくるんで縛り、窒息死させたとされている。

京都地検は認否を明らかにしていないが、被告は、逮捕前に犯行を否定していたとの事。

被告は先月、殺人容疑で逮捕されましたが、京都地検は「殺意の認定に至らなかった」として、傷害致死罪を適用したとの事。

こんなところです。
殺意の認定は難しいですね。
凶器を特別に準備したわけでもありませんし。
判断が難しい部分ですね。

問題は弁護側が公判でどんな主張をするのか?と言うところでしょうか。
前回の報道では、被告は容疑を否認しているので、三女の死亡は事故死あるいは病死として、無罪を主張するのかな?

その場合、家族の目撃証言をどう説明するのか?このあたりが争点になりそうですね。

続報を待ちましょう。

投稿: ASKA | 2016/06/10 19:08

アクセスが上位だったのでどうしたのかと思えば、2018年11月6日が初公判だったのですね
被告側は無罪を主張
証言している家族は当時15歳だった(被告の)妹さんだったようですが、その信憑性も争点の一つとのこと

投稿: つれづれ | 2018/11/08 01:23

***一審判決(1月11日)***

判決は懲役4年6か月(求刑懲役7年)ですね。

1)裁判でも一貫して起訴内容を否認。検察側は、被告の妹が犯行を目撃していたと主張し、弁護側は目撃した時の状況などについて妹の証言が一部変遷していると反論して、証言の信用性が争点となってたとのこと。

2)判決で京都地裁は「被告が3女を毛布で包み、ヘアゴムで縛ったという根幹部分の証言に変化はなく一貫性が認められる」とその信用性を認め、被告に懲役4年6か月を言い渡したとのこと。「被告の妹の供述は、ベビーベッドにあった毛布にヘアゴムが残っていたなどの客観的状況と整合し、信用性がある」としたとのこと。

3)裁判長は「親が無抵抗の子に一方的に暴行を加えており、刑事責任は重い」と述べた。

4)判決によりますと、長谷川亜由美被告(30)は、2013年5月、当時、住んでいた福知山市のアパートで、三女の恋音ちゃん(当時1歳7ヵ月)が泣くことに腹を立て、毛布でくるんでヘアゴムで縛り、窒息死させました。

こんなところですね。
事件当時、15歳の被告の妹の証言が採用されたわけですね。
まー15歳であれば、何をしていたのか?と言うのは分かったと思います。
むしろ、姉の犯罪を証言した、その勇気を称賛したいと思いますね。

一方で、1歳児が泣く事は当然の事なので、それで腹を立てて、窒息させてしまう事の方が異常の事なんだと思います。
しかし、そこまで追い詰められていたと言う事なんでしょうね。

大家族の素晴らしさをクローズアップするTV番組もありますが、大家族のマイナス面も周知するべきなんだろうと思いますね。

亡くなった女児のご冥福をお祈りします。

つれづれさん、コメントありがとうございます。
15歳の証言で、現場の状況と整合性があるなら信憑性に疑いは無いと言う判断なんでしょうね。子供が7人と言う事なので、死亡した3女のほかに6人いると思います、そちらの子供達への影響なども心配ではありますね。

投稿: ASKA | 2019/01/12 00:44

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