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2016/05/26

沖縄県うるま市女性強姦殺人事件その2(沖縄県における犯罪抑止対策推進チーム)

続報です。
1)「遺体をスーツケースに入れて運んだ」と供述している。
2)県警は遺体の骨の損傷部位を鑑定し、刺された状況や死因を推定。殺人容疑適用に向け那覇地検と協議する。
3)弁護士によると、容疑者は米ニューヨークの貧しい母子家庭で育ち、幼少期は一時、児童養護施設に預けられていた。

米国防総省などによると、海兵隊への入隊は23歳だった2007年7月。補給関連の任務や射撃の指導などを担当し、対テロ戦争への従軍記章も授与されている。日本でも勤務経験があり、沖縄の女性と結婚して姓を改めた。14年9月に3等軍曹で除隊後に米国から沖縄に移住し、嘉手納基地内でインターネット関連会社員として働いていた。

4)女性の遺体は死後約3週間経過しており、司法解剖で死因は特定できなかった。あばら骨には刃物によるものとみられる傷が複数あったが、遺棄後にできた傷の可能性もあり、県警は慎重に調べている。

5)政府は5月26日、元米兵による女性遺体遺棄事件を受け、「沖縄県における犯罪抑止対策推進チーム」を設置し、首相官邸で初会合を開いた。6月前半をめどに事件の再発防止に向けた対策をとりまとめるとの事。

推進チームは、安倍晋三首相が沖縄県民の安全確保を徹底する対策づくりを指示したことを受けて設置。菅義偉官房長官をチーム長に、警察庁や文部科学省などの局長級で構成するとの事。

菅氏は会合で「あらゆる機会、チャンネルを通じて厳正な対応を米国に求めているが、国民の財産と生命を守ることは政府の重要な責務。早急に対策をまとめ実行したい」と述べたとの事。

会合では、関係省庁の課長級でつくる幹事会も設け、街路灯の設置など具体的な検討を進めることも決めた。27日に幹事会の初会合を開くとの事。

こんなところですね。
殺人での立件は検察と警察にがんばってもらうしかないのですが、凶器のナイフの発見がポイントですね。

あとは、あまりにお粗末な犯行にも見えるのですが、逆に見ると、シンプルで無駄の無い犯行とも言えるんですよね。そして、事前にナイフ、スーツケース、を用意していたのだとしたら、最初からこの結果を見通しての計画的犯行だったのか?とも思えます。

コメントも頂いたのですが、容疑者の性癖が原因だったとすると、これが本当に初犯だったのか?と言うのも疑問ですね。

そして、今回は政府も対応せざるおえず、「沖縄県における犯罪抑止対策推進チーム」を設置して再発防止対策をとりまとめるとの事。

・・・これは、相当に難しいと思うのですがどうやるのだろう?
街路灯の設置ぐらいで対策できるとは思えないんですよね。
一番、効果が高そうなのが、米兵の外出禁止になると思います。
2012年の時の婦女暴行事件で発動された事例がありますが・・・今回の事件には効果が期待できないと思います。
今回の容疑者は基地の外に住んでいるし、軍属とは言え、外出禁止を米軍が強制できるのか?と言うあたりが疑問ですね。
軍属や基地の外に住んでいる人間に対しても強制力が無いと、効果は無いでしょうね。

私もこの事件簿で色々な事件で再発防止策を考えるのですが、難しいですよね。
最終的には、教育による自制心と言うか、自身の行動規範によって心理的ブレーキを掛けると言う方法が全ての事件に共通する再発防止策だと考えています。

これも、気の長い話ですが、全ての事件に対してオールマイティに対応できる方法はこれぐらいですよね。
他には厳罰化と言うのも、方法の一つだと思います。

あとは、細かい事で街路灯の設置、防犯カメラの設置などが考えられます。

しかし、その一方で問題はありますね。
前回の事件の時もありましたが、米兵、軍属の外出禁止を実行すると、その人達を相手に商売して生活している人達はどうするの?って部分は結構深刻な問題だと思います。

心理的ブレーキと言うのも、日本人に幼少から教育する物で、外国で色々な教育を受け生活をしていた人達にはそもそも、実施できない。

厳罰化は、日本で裁ければの話ですよね。

街路灯や防犯カメラは事件が起きた時に逮捕しやすくすると言う効果はあるし、それを嫌った犯罪者の抑止力になる可能性も期待できます。

ただ、だからと言って万能と言うわけでも無いですよね。
もうどうなっても良いと言う自暴自棄の確信犯なら、ビデオに映ろうが犯行を実行するでしょうね。
あるいは、米軍に逃げ込むと決め込んだ確信犯にも、効果は期待できないかもしれませんね。

あとは、被害者側、つまり女性側に行動の自制を求めると言うのも、犯人が悪いのに女性側が自由を制限されるなんてのも、おかしな話なんですよね。

今回の「沖縄県における犯罪抑止対策推進チーム」が出す再発防止策がどんな物になるのか注目しましょう。

最後にコメントの返信が遅れています。ごめんなさい。

参考リンク
沖縄県うるま市女性強姦殺人事件

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コメント

米軍兵士が犯罪起こすと、県知事ばかりか国際問題に発展するのはなぜなんだろう?
教師が不祥事起こす方が、よほど確率は高いのに学校制度を見直そうとはしない。

逆に見れば、ほとんどの米軍関係者は真面目に勤務してて その方達がとばっちり受けてるのが気の毒でならない。

投稿: テキスタイル | 2016/05/27 03:50

テキスタイルさん、おはようございます。

確かに、大多数の人達は犯罪を起こすような人達ではないわけなので、迷惑な話でしょうね。
米軍内部で、犯罪性向の強い人などを採用しないようにしてもらうのが、根本的な対策かもしれませんね。

投稿: ASKA | 2016/05/27 06:44

外交問題と内政問題の違いです。
それだけ。
政治としてどっちに重きを置くかというと
それは外交です。

そして外国軍に跳梁されるというのは
独立国家にとって極めて危険な話なので。
アメリカ側のほうがかえってこのへんは繊細なんですよ。

投稿: | 2016/05/30 03:50

続報です。

1)県警特別捜査本部は30日、うるま市内の沿道の草むらで大規模捜索を実施し、女性が身に付けていた可能性がある物など数点を発見。捜査関係者によると、発見場所は死体遺棄容疑で逮捕された容疑者(32)が女性を襲った可能性が高い地点で、遺留品と事件の関係を慎重に調べる方針との事。

捜索場所は、人の背丈ほどの雑草が茂る道路沿いの民有地。同容疑者はこれまでの調べに「背後から女性の頭を棒で殴り、草むらに連れ込み乱暴した」と供述している。
捜索で回収した物は、ウオーキングをしていた女性が身に付けていたものと類似するものがあり、襲われた際、付近に落ちた可能性があるとの事。

今回の捜索場所から約400メートル離れた同市州崎の水路では、24日に女性の自宅と車のかぎ、犯行に用いた可能性がある棒を発見しているとの事。

一方、女性のスマホや事件に使用されたとみられる刃物などは発見できていない。捜査本部は31日以降も県内各地で捜索を続けるとの事。

2)容疑者は取り調べに対し黙秘を続けている。逮捕翌日の5月20日から供述を拒んでいる。

3)那覇地検は30日、容疑者の勾留延長を裁判所に請求し、6月9日まで10日間の延長が認められた。

4)容疑者(32)が「遺体を運ぶ際に使ったスーツケースは米軍キャンプ・ハンセンに捨てた」と供述しているとの事。県警は米軍基地のごみを引き受けるうるま市の最終処分場を捜索し、スーツケースを数点押収した。いずれかが事件で使われた可能性があるとみて鑑定を進めているとの事。

5)在沖縄アメリカ軍のトップが記者会見し、アメリカ軍関係者の行動規制措置を公表した。
28日朝に会見した四軍調整官は、「憤りと深い悲しみを感じている。行動規制は、沖縄の人に寄り添い、被害者への哀悼をあらわすもの」と述べた。
事件を受けて、在沖アメリカ軍は、27日から、軍関係者の午前0時までの帰宅を義務づけ、基地の外での飲酒などを、およそ1カ月間禁止したとの事。

こんなところですね。
沖縄県警にはがんばって欲しいです。せめて殺人で起訴立件できる証拠をなんとしても発見して欲しいですね。

名無しさん、こんばんは
なるほど、それで、米軍側から行動規制が早い時期に出たんですね。

投稿: ASKA | 2016/05/31 18:46

政府は6月3日午前、沖縄県うるま市で発生した米軍属の女性遺体遺棄事件を受けた「犯罪抑止対策推進チーム」(チーム長・菅義偉官房長官)を首相官邸で開き、犯罪抑止対策をとりまとめた。
「警察官100人増強」によるパトロール強化と、街路灯や防犯カメラ増設などの抑止環境整備が柱。政府と地元自治体の協議機関も新たに設置するとの事。

菅氏は会合で「関係省庁が緊密に連携し、速やかに実行に移す」よう指示した。
防犯パトロールでは、
1)国の非常勤職員の地域巡回
2)県警パトカー20台増強
3)自主防犯パトロール車両(青色パトカー)100台規模の繁華街巡回

などを盛り込んだ。政府の予算で今年度中に実施する。

事件を受け、安倍晋三首相はオバマ米大統領に綱紀粛正と再発防止を求めた。
日米両政府は、沖縄県の求める米軍人・軍属の身分を規定した日米地位協定の改定には慎重で、運用改善で対応する構えだ。
日本政府は県内世論の反発を受け、犯罪抑止で具体的な対策を示す必要があると判断した。

こんなところですね。
とりあえず、「出来る事からコツコツと」と言う感じですね。
警察官100人増強と言っても、県警の全職員が2535人(wiki)なので、割合で言えば、3.9%増ですね。

街路灯や防犯カメラの増強なども、当然、やらないよりはやった方が良いでしょう。
だけど、これで、どのぐらい防犯になるのか?はやってみないと分かりませんね。

実際に、犯人の側にすれば、当然、それらのない場所でやるわけですから。
なので、防犯カメラはどのぐらい増やすのか?はかなり気になる所です。

投稿: ASKA | 2016/06/04 05:12

防犯カメラや街路灯の増設ですか。
先の私のコメントに欠けていた視点でした。今回のような通り魔的な犯罪には、被害者、加害者、環境の3つが必要と言うことでしょうか。
今回の事件、容疑者の供述通りならば3時間の物色の末に被害者を襲ったとのことでした。これは明るい内でも犯罪を犯すつもりだったということで、買い物や通勤通学途中の誰かが被害者になっていたかもしれない。
ではなぜ、襲われなかったのか?考えつくのは人目があったか、単に決心が付かなかったか、抵抗されそうな相手だったか・・他にありますかね?
襲った理由だって、周囲が暗かった、抵抗しそうになかった、人目がなかった、3時間も動いていて欲求を我慢できなくなっていた・・こんなところでしょうかね?
真っ暗だと男女の区別すら付かなくて性犯罪は減るかもしれませんが、そんな中を出歩くのは他の危険(沖縄だとハブとか田舎だと蓋のない側溝とか)がありますし、はっきりくっきり明るくして「誰かが見ている」アピールをするのが現代日本に合った環境面での防犯法なんでしょうね。

投稿: つれづれ | 2016/06/05 10:08

続報です。殺人容疑で再逮捕されました。

1)県警は6月9日、死体遺棄容疑で逮捕した元米海兵隊員で米軍属の男性容疑者(32)=同県与那原(よなばる)町=を殺人と強姦致死の両容疑で再逮捕した。「今は申し上げることはできない」と認否を留保しているとの事。

2)捜査関係者によると、防犯カメラの映像や携帯電話の位置情報などから、容疑者がウオーキング中の女性を襲った地点を同市塩屋地区と特定。遺体の骨にはナイフによるとみられる傷も残っており、県警は強い殺意を持って刺したとみている。性的暴行については、当初の供述や遺体の状況などから目的を遂げなかったとしているとの事。

3)県警は6月10日午後、シンザト容疑者を那覇地検に送検した。

4)県警によると、容疑者は当初の調べに、「女性の首を絞め、刺して殺した」「ナイフや棒は乱暴するために事前に準備し、犯行後捨てた」と供述。防犯カメラを解析した結果、ウオーキングしていた女性の様子を見た上で、後をつけて背後から棒で殴り、襲った疑いが判明したとの事。

5)遺体遺棄現場の恩納村の県道沿いに4月28日午後11時台に着き、再び女性を殺害した現場に戻ったとみられることも防犯カメラやNシステム(自動車ナンバー自動読み取り装置)などから分かった。殺害現場近くの水路からは女性の鍵や襲撃に使ったとみられる棒も発見され、県警は証拠隠滅を図るため現場に戻ったとみているとの事。

6)容疑者(32)が「両刃のサバイバルナイフで刺した」と供述していたとの事。
5月19日に死体遺棄容疑で逮捕された当初は「首や背中を刺した」と説明したという。足も刺したと供述しており、県警は女性に逃げられないように足を狙ったとみている。サバイバルナイフは「事件後に捨てた」と供述したとの事。

こんなところですね。
いよいよ、本丸の殺人での逮捕ですね。
この事件も取り調べの様子は録画録音されていたのかな?
そうであれば、今市の小1殺害事件の公判と同様に有罪の切り札になるかもしれませんね。

続報を待ちましょう。

投稿: ASKA | 2016/06/10 19:42

つれづれさん、こんばんは

防犯カメラは、「犯行を行ったら、カメラの映像で逮捕されるぞ」って言う、心理面へ訴える方法なんでしょうね。

実際、過去の事件でも、事件後に現場に防犯カメラを設置する場所が多いと思います。

逮捕されても構わないと言う、自暴自棄だったり、破滅願望の犯人には効果が無いかもしれませんが、窃盗、婦女暴行などの犯人には有効だと思います。

ただ、犯罪性向の強い犯人は結局、悪人的思考で、これを回避する方法を考える事になるので、守る側はそれを上回る知恵で対抗する必要があるかもしれませんね。

まーそんな事態にはなって欲しくは無いんですけどね。

投稿: ASKA | 2016/06/10 19:52

沖縄県うるま市の女性会社員が殺害された事件で、殺人罪などで起訴された米軍属の男性被告(32)側が、裁判員裁判を那覇地裁から東京地裁に変更するよう求めた移転請求について、最高裁第2小法廷は8月1日付の決定で請求を棄却したとの事。

裁判長は「裁判員裁判では、法と証拠に基づく適正な裁判の実施が制度的に十分保障されている。那覇地裁で公平な裁判が期待しがたいとは言えない」と結論付けた。

2009年に導入された裁判員裁判対象事件での請求は初めて。被告の裁判員裁判は那覇地裁で行われるとの事。

こんなところですね。
被告人としたらできるだけ有利に裁判を進めたいと言う事なんでしょうね。
でも、場所にかぎらず、犯行自体は悪質で許されない物だと思いますけどね。

公判の行方に注目しましょう。

投稿: ASKA | 2016/08/03 19:21

続報です。

昨年4月にうるま市で起きた女性暴行殺害事件で、殺人や強姦致死などの罪で起訴された元米海兵隊員の軍属の被告(33)の弁護側は1月27日までに、殺意がないことを理由に殺人罪の成立について争う方針を固めたとの事。
強姦致死と死体遺棄の両罪については、起訴内容を認める。弁護側は今後、犯行時の責任能力を争うかを検討する。

那覇地裁は1月27日、公判の争点を整理する公判前整理手続きを3月10日に開くと決定。
昨年6月に同被告を起訴した那覇地検は「暴行目的の犯行で(一連の暴行の中で)殺意は認定できると判断した」としており公判では殺意の有無が大きな争点になりそうだ。

主任弁護人は「被告は『殺すつもりはなかった』と供述している」と指摘。
「暴行目的なのに殺意が芽生えるのはおかしい。死因も分かっておらず、殺人罪は成立しない」と主張したとの事。

一方で強姦致死と死体遺棄については「被告が暴行して遺体を捨てたのは間違いない」として、争わないとしたとの事。

弁護側は、米国で出生した被告が幼少期に注意欠陥多動性障害(ADHD)や行為障害と診断されていることや、犯行前に幻聴を聞いたということなどを理由に、地裁に精神鑑定を求める準備を進めてきた。ただ主任弁護人は「十分な証拠が集まっていない」として、現時点では鑑定を請求しないとしたとの事。

同被告は昨年6月9日に死体遺棄罪で起訴。
同月30日に殺人と強姦致死の両罪で追起訴された。
那覇地裁は、起訴前には私選弁護人1人だった弁護側に国選弁護人3人を付けた。
同地裁であった公判前整理手続き前の事前打ち合わせでは、検察・弁護側が双方の主張を確認したとの事。

さて、こんなところですね。
殺人罪か強姦致死、あるいは暴行致死かで、罪はかなり違ってきますから、殺意を否認するのは珍しい事では無いですね。
被害者は当然、死亡していて、証言できない。全てを知っている被告は殺意を否認している。
なので、検察側としては、合理的に殺意があった事を強く推定できるぐらいには説明しなければなりません。

遺体は死後3週間経過していて、死因は特定できなかった。
あばらには刃物で刺された複数の傷があったが、死後にさされた傷の可能性を否定できない。

ただ、逮捕時の供述では「女性を暴行し、刃物で刺した」と供述しているとの事なので、ナイフで刺した事は認めてるけど、殺意は無かったと言う主張なのかな?

でも、死後に遺体を刺していないなら、生前に複数箇所刺した事が致命傷となった考える事ができるから、これで殺意を証明する?
難しい判断になりそうですね。

弁護側は更に、責任能力を争うか検討しているようです。
しかし、遺体の隠蔽など合理的な行動をしてますから、このあたりは難しいのではないか?と思いますが、どうなんでしょうね。

続報を待ちましょう。

投稿: ASKA | 2017/01/30 20:30

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