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2016/06/03

神奈川県川崎市中1少年殺人事件その16(3人目の判決)

川崎市の多摩川河川敷で昨年2月、中学1年、男子(当時13歳)を仲間2人と共謀して死なせたとして、傷害致死罪に問われた職業不詳の少年(19)=事件当時17歳=の裁判員裁判の判決で、横浜地裁は6月3日、求刑通り懲役6年以上10年以下の不定期刑を言い渡したとの事。

少年は公判で無罪を主張していた。仲間2人は事件への関与を認め、既に殺人罪や傷害致死罪で有罪が確定している。

この事件で起訴された3人のうち、殺人罪などに問われたリーダー格の少年(19)は懲役9年以上13年以下、傷害致死罪に問われた1学年下の少年(18)は懲役4年以上6年6月以下の判決が確定している。

少年は捜査段階から暴行への関与を否定し、公判では「(リーダー格少年の)暴行を止めようとした」などと主張していた。

しかし判決は「(被告の)少年も暴行に加わった」とする他の2人の証言の信用性を認め、少年が凶器のカッターを持ち出してリーダー格少年に渡し、自らも男子を切りつけたり、髪の毛をつかんでコンクリートの護岸に顔を打ちつけたりしたと認定したとの事。

冒頭陳述で検察側は「2人はウソをつく動機がない。証言は信用できる」などと主張した。
弁護側は、2人の証言は他の証拠と矛盾して信用できないと反論した。
「カッターナイフは受け渡しても受け取ってもいない」と関与を否定。逆に、他の2人が男子を切りつけるのを制止しようとしたと訴えたとの事。

リーダー格の少年の出廷での証言は、少年の行動について「カッターナイフは少年がかばんから取り出した」「自分が差し出したら受け取って、複数回、首を切りつけた」などと証言。
暴行の経過やそれぞれの立ち位置を具体的に述べた。

検察側は「少年は公判でも不自然であいまいな供述をし、事件への自覚や反省の態度が見られない。カッターナイフを渡した上、自身も上村さんを切りつけ、最初から最後まで現場にいながら仲間の暴行を止めなかった」と批判した。

最終弁論で弁護側は「2人の証言は、男子の血痕が残された場所など複数の客観的証拠と矛盾し、信用できない。痛めつける動機もない」と無罪を主張。
「リーダー格の少年が、自分だけ刑務所に入ることが嫌で虚偽の証言をすることはあり得る」などと述べた。

少年は最終意見陳述で「男子を助ければよかったと後悔しています。同じことを繰り返さないように自分ができることを考え続けたい」などと話したとの事。

こんなところですね。
3人目の少年の公判ですね。
主犯のリーダーに次ぐ3人の中ではナンバー2の位置にいた少年の主張は無罪でした。
「事件に関わっていない」
判決は有罪でしたが真実はこの3人にしか分からない。

当時は主犯格に流されて犯行に加担したのかもしれないが、結果が殺人事件の共犯ですから、そりゃあ罪から逃れたいと思っても仕方が無いと思います。

主犯のリーダーもナンバー3の少年も罪を認めて、刑が確定しています。
なので、この2人は嘘の証言をする理由は無いですね。
ただ、主犯のリーダーは若干、性格に問題がある節もあるので、嘘の証言をするかも?と思わせる物はありますが、死亡した男子とも一番親しく、そして一番後悔していると思われるナンバー3の少年の証言が一致しているなら、やはり、リーダーの証言にも嘘は無いと判断して良いと思いますね。

この少年は事件に向き合えないのでしょうね。
あるいは、責任の重さから、無意識に記憶を改竄してしまっているのかもしれませんが・・・

控訴するかは、弁護士や家族などと相談して決めるのでしょうが・・・どうなるか。

続報を待ちましょう。

参考リンク
神奈川県川崎市中1少年殺人事件その15(一審判決)

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コメント

傷害致死罪に問われた職業不詳の少年(19)=事件当時17歳=は6月15日、懲役6年以上10年以下の不定期刑とした3日の横浜地裁判決を不服として東京高裁に控訴したとの事。

無罪を主張してましたから、無罪じゃないから控訴って事なんでしょうね。
とは言え、控訴審で無罪を勝ち取るには、事件に関わっていないとする新たな証拠か証言、あるいは、少年が関わっていると証言したリーダー少年の証言を否定する証拠か証言が必要なると思いますが、弁護側はどう弁護するのか?

続報を待ちましょう。

投稿: ASKA | 2016/06/15 20:54

3人目の控訴審です。
10月11日、控訴審の初公判で、弁護側は、「首を切りつけたり、地面に頭を打ちつけたりしていない」と、あらためて無罪を主張したとの事。
判決は、11月8日に言い渡される。

さて、注目の控訴審です。
無罪の主張なので、既に刑が確定している2人の証言の信憑性を否定するような材料が無いと、一審判決を覆すのは難しいと思います。

なにしろ、凶器のカッターナイフの持ち主で主犯にカッターナイフを渡したと思われる人物ですからね。
ここが違うと、事件の様子がかなり変わってきます。

公判の行方に注目しましょう。

投稿: ASKA | 2016/10/12 14:21

川崎市の多摩川河川敷で2015年2月、仲間2人とともに中学1年の男子(当時13歳)を死亡させたとして、傷害致死罪に問われた少年(19)=事件当時17歳=の上告審で、最高裁第2小法廷は1月25日付で、少年の上告を棄却する決定を出した。
懲役6年以上10年以下の不定期刑とした1、2審判決が確定するとの事。

リーダー格の元少年(20)=同18歳=は殺人罪などで懲役9年以上13年以下、もう1人の無職少年(19)=同17歳=は傷害致死罪で懲役4年以上6年6月以下の不定期刑が確定しており、起訴された3人全員の有罪が確定するとの事。
1、2審判決によると、少年は元少年にカッターナイフを手渡し、自らも男子の首を切りつけるなどして死亡させた。
少年側は「暴行も共謀もしていない」と無罪を主張していたとの事。

こんなところですね。
まー、事件の状況で3人の内、一人だけ何もしていないと言うのはちょっと、無理な主張だったように思いますね。
それに、凶器のカッターはこの少年の物だし、それだけでも、十分、罪は重いと思いますね。
もし、このカッターが無かったら、男子は死亡しなかったかもしれません。
もっとも、別の方法で殺害された可能性もありますけどね。

事件がショック過ぎて、自らの記憶を改ざんしてしまったとかあるのかな?抑圧?

もし、そうだったとしても、事件と向き合っていない事は間違いなさそうですね。

投稿: ASKA | 2017/01/26 20:49

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