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2016/06/09

福岡県八女市親子3人無理心中事件

6月8日、福岡県八女市で車内に男児2人の遺体を積んでいたとして、県警は母親で山口県光市室積3、無職、女性容疑者(36)を死体遺棄容疑で逮捕する事件が起きている。

「死ぬ場所を探していた」と容疑を認めた上で「2人の首を絞めた」「一緒に死のうと思った」という趣旨の供述をしているとの事。

逮捕容疑は8日午前6時半ごろ、八女市立花町谷川の市道で、運転する乗用車に長男の小学6年(11)と次男(3)の遺体を乗せて遺棄したとしている。

県警によると、容疑者の親族が7日夜に3人がいないことに気付き、8日未明に山口県警光署に行方不明者届を提出。パトカーで巡回中の福岡県警八女署員が中下容疑者の車を見つけ、職務質問したところ、車内で2人の遺体を見つけたとの事。

2人の遺体の首には絞められたような痕があり、県警は9日、2人を司法解剖して死因を特定する方針との事。

長男が通う光市の山口大付属光小学校によると、長男は7日は通常通り登校。
8日朝に父親から「福岡県警から連絡があり、子供が亡くなったようだ」と同小に電話があったとの事。

同小では週1回、生活アンケートを実施して悩み事がないかを児童に聞くが、先週の長男の記述に変わった様子はなかったとの事。

容疑者は容疑を認めて「車の中で殺害した」といった内容の供述をしているとの事。

また足取りについては、一度、熊本県内に入ったあと、福岡県八女市に向かったとみられているとの事。

自宅があるのは、車が発見された場所から直線で約150キロ離れた山口県光市。
警察によると、これまでに虐待やDVの相談はないとの事。

容疑者について長男が通っていた小学校の副校長は、「参観日には下のお子さんを連れて学校に来ていただくなど、熱心な保護者であったと聞いております」とし、長男については「昨日まで欠席・遅刻もなく毎日元気に(学校に)来ておりました」と話したとの事。

警察の調べに対して、容疑者は「死ぬ場所を探していた」と話しているという。警察は、無理心中を図ったとみて捜査しているとの事。

こんな事件ですね。
まずは時系列
6月7日夜  子供を連れて母親が失踪。
6月8日未明 親族が行方不明者届を提出
8日6:00頃  巡回中のパトカーが母親の乗用車を発見、車内から子供2人の遺体を発見

今の段階では理由が分かりませんね。
DVの相談なども無く、長男もこれまで問題行動などは無かったようですね。
無理心中事件の場合、自分も死ぬのが前提なので、その準備をしている事が多いのですが・・・

この事件ではそのあたりの情報がありませんね。
先に子供を殺害するのは無理心中の為、仕方が無いのですが、自分が死ぬ場所を探して、150キロも車でさまようのはちょっと違和感がありますね。

結局、自分が死ぬ番になったら、怖くて出来なかったと事なのかな?

長男が小6、次男も3歳なので、来年、幼稚園かな。
どちらも、子育てとしては、そんなに手が掛からない時期だと思います。

容疑者が無職なのは専業主婦だからでしょうね。
幼稚園に上がるまでは専業でと言う事かな。

一家全員での無理心中を図ったわけでは無いので、家族全員が死ななければならないような事情ではなかったんでしょうね。

すると、母親が自分が死ぬ為の道連れに無理心中を図ったと言うあたりなのだろうか?
動機は容疑者の供述をまつしかないようですね。

亡くなった長男と次男のご冥福をお祈りします。

続報を待ちましょう。

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コメント

これも北海道のアレと同じ、「しつけ」ですか

投稿: | 2016/06/12 19:11

名無しさん、こんばんは

流石に、無理心中は「しつけ」とは言わないと思いますよ。
なにしろ、死んでますから、死亡後に「しつけ」の効果は期待できないでしょう。

投稿: ASKA | 2016/06/12 23:51

>流石に、無理心中は「しつけ」とは言わないと思いますよ。
>なにしろ、死んでますから、死亡後に「しつけ」の効果は期待できないでしょう。

身勝手なコメントですが、やった側の立場としてこの言葉を平気で使ってるというのがいるということをわかってくれたらということです。

投稿: | 2016/06/13 20:08

2018年1月15日、福岡地裁の初公判で、検察側は「障害のある次男について、義理の父から、呪われているのではないかと言われたことなどで将来を悲観し、自殺を考えるようになった」と指摘。

弁護側は「心ない言葉で自殺を決意し、残された子供が可愛そうだという、ゆがんだ愛情による犯行だった」として、情状酌量を求めた。

投稿: 法廷より | 2018/01/15 21:45

殺人罪に問われた女性被告(38)(山口県光市)の裁判員裁判の初公判が1月15日、福岡地裁であった。

被告は起訴事実を認めたとの事。

起訴状などでは、被告は16年6月7日夜から8日未明、熊本県内に駐車した車の中で、次男(当時3歳)の首をベルトで絞めて殺害。その後、約8キロ離れた場所の車内で、長男で小学6年(同11歳)の首をロープで絞め、殺害したとしているとの事。

検察側冒頭陳述などによると、被告は、次男に発語の遅れや固形物が食べられない摂食障害があり、悩みを抱えながら育児に取り組んでいた。08年12月に被告の両親が交通事故で同時に亡くなり、遺産約8000万円が入ったことで、それまでの質素な生活が一変したとの事。

夫は、会社を辞めて起業し、自宅や複数の車を購入。競馬で散財し、預金は底をついた。さらに、一部の親族から「次男の障害は(事故死した被告の両親から)呪われているのではないか」と言われたことがきっかけとなり、「将来を悲観し、子どもを道連れにする心中を決意した」との事。

こんなところですね。
思いがけず大金が手に入った為に金銭感覚が狂ってしまったんでしょうね。
結局はお金と使い果たしてしまい、経済的に追い詰められているところへ、心無い言葉で追い打ちをかけられて、絶望してしまったんでしょうね。

正常な判断ができる時なら「呪われている」なんて言葉を気に掛ける事は無かったかもしれません。ただ、周囲の人間には思った事を口にする人はいるでしょうね。

私も似たような事を言われた事があります。その時、知り合いのお坊さんに言われたのは「ご先祖様や祖父母、両親が子孫や子供の不幸を願う事などない」と言う事でした。

誰かがそんな言葉を掛ける事ができれば、救う事ができたかもしれませんね。

公判の行方に注目しましょう。

法廷よりさん、コメントありがとうございます。

投稿: ASKA | 2018/01/16 20:26

第1回公判の続報です。

被告の夫(38)が検察、弁護側双方の証人として出廷。
被告の夫(38)の証人尋問によると、2人は大学時代に知り合って結婚。被告が両親の遺産を相続したことや長男の小学校入学を機に、夫の実家がある山口県に転居し、不動産会社を設立したとの事。

金銭管理が苦手な夫に代わり、被告が家計や事業の経理などを担当したとの事。
遺産について夫は「1億円近いとは聞いたが、お金のことは全く分からない」と話したとの事。

会社の売り上げは「年間約500万円」だったのに対して、自宅や1年ごとに乗り換えた高級車の購入、事件直前の1年4カ月で1300万円負けたという競馬の元手は「九分九厘、遺産。今考えると金銭感覚がおかしかった」と話したとの事。

被告に対しては「妻に頼めばお金をくれた。死のうと考えているとは思わなかった。相談してくれれば良かったのに」と述べたとの事。

こんなところですが・・・なにか、すごい違和感ですね。
疑問点として
1)夫は遺産を相続するまでに、就業経験があるのか?
 普通なら大学卒業と同時に就職するでしょう?仮に、大学在学中に遺産を受け取ったのだとしたら、就職せずに起業した可能性はありますね。
 
ちょっとまてよ・・・時系列を考えると
被告と夫の年齢が同じ38歳なので、同級生ですね。
と言う事は・・・

大学4年生の時に結婚したと仮定すると
22歳(事件の14年前、事件時36歳)
長男が11歳、次男が3歳だから
25歳で長男を出産(事件の11年前)
33歳で次男を出産(事件の3年前)

長男の小学校入学を機に、夫の実家がある山口県に転居
この時には、遺産を受け取っていた。
つまり、通常の場合7歳で小学入学(早生まれの場合は6歳)
7歳だとすると事件の4年前ですね。

32歳頃までに遺産を受け取ったと言う事でしょうね。

と言う事は4年間で8千万円を使い果たしてしまったんですね。
年間2千万を浪費したと推定します。

しかし、分からない。
32歳なら普通に就業経験があるはず・・・それで、「お金の事がまったく分からない」と言うのは、ちょっと理解できないですね。

普通に月給の明細書とか、源泉徴収票とか見ると思うんですが・・・
そうすれば、どのぐらいの年収、月収でどの程度の生活ができるのか?と言うのは実感すると思うんですよね・・・自分自身の生活が正に「それ」なんですからね。

30歳の平均年収が450万だとすると、約18年分の年収に相当する。
年収を全て1年で使い切ってしまうなら、8千万円は32歳から18年後の50歳の時には使い果たしてしまうわけです。

その一方で、不動産屋の売り上げが年間約500万円、その分が残るけど、売り上げだから実際の利益はもっと小さいでしょうね。年100万の経費があったと仮定して、利益が年間400万だとすると、18年間で7200万円残る。

なので本来なら「行って来い」のプラマイゼロか、少しマイナスと言うあたりだったんでしょうが・・・・

年間2千万を浪費しているので、年千6百万の赤字です。とうからず破綻しますね。

ここまで情報を考えると・・・
被告は夫には相談できないと考えていたんでしょうね。
ギャンブル依存症でよくあるパターンですが、最初のビギナーズラックで大勝ちして、その成功体験が忘れられずに、一気に依存症になってしまうパターンは結構多いんですよね。

ギャンブル依存症とは言えないけれど、本人曰く「金銭感覚がおかしかった」と言う事なので、それを被告や周囲の人はなぜ注意できなかったのか?

「夫に言われるままにお金を出してしまった。」
そのあたりにこの事件の遠因があるのかもしれませんね。

続報を待ちましょう。

投稿: ASKA | 2018/01/17 19:04

論告求刑公判 2018年1月19日

1)検察は「将来ある2人の子どもの命を奪った結果はあまりに重大だ。さまざまな背景があり、被告が悩んでいた事情にもくむべきところはあるが、環境によって人を殺害したことが正当化されるわけではない」と主張し、懲役18年を求刑したとの事。
他の報道では
検察は障害のある次男について「親族の言葉に悩むなどくむべき点はあるが、2人の人生を奪った犯行は短絡的で責任は重大」と指摘したとの事。

2)弁護士は「犯行直前、被告はさまざまなストレスでうつの状態にあり、思考力や判断力が著しく低下していた。子どもの命を奪う判断にいたったことを強くは非難できない」として懲役12年が相当だと主張したとの事。

3)最後に、裁判長が「なにか言いたいことはありますか」と尋ねると、被告は、子どもに向けて、「つらい思いをさせてごめんね希望を奪ってごめんね。ママはずっと愛している。ずっと忘れないよと2人に伝えたい」と述べたとの事。

判決は1月24日の予定。

こんなところですね。
量刑については、裁判官の判断を待つしかないのですが・・・
被告は追い詰められていたと言う点は間違いないでしょうね。
経済的にも追い詰められていたと思いますが、それよりも、家族としての将来を悲観したのではないでしょうか?
もう、この家族では生きていけないと絶望したんじゃないかな?

「次男の障害は(事故死した被告の両親から)呪われているのではないか」と言う言葉も、本当は被告の両親が苦労して作った遺産を浪費している事への「イヤミ」だったんじゃないのかな?

その意図も被告はちゃんと理解していたけど・・・その言葉で気付いたのは、自分が自分の両親を裏切っているのではないか?と言う事なのではないかな?
それで、自分自身に対する自己嫌悪が深くなり、同時に経済的破綻での絶望が相まって、愛する子供を道連れに無理心中を決心したのかもしれませんね。
だから、夫はその無理心中のメンバーに入っていないのではないかな?

このあたりは本人に聞かないと、本当の事は分からないと思います。

でもね・・・大学生で学生結婚した時には、わずか10数年後にこんな事になるなんて、思っていなかったでしょうね。
何が間違っていたのか?今はそんな事を考えているかもしれませんね。

判決を待ちましょう。

投稿: ASKA | 2018/01/19 18:19

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