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2016/06/23

北海道釧路市イオンモール無差別殺傷事件

6月21日(火)午後3時15分ごろ、北海道釧路市昭和中央の大型商業施設「イオンモール釧路昭和」で、「刃物を持った男に人が切られている」と110番する事件が起きている。

道警釧路署によると、1階入り口付近で客や店員ら女性計4人が男に柳刃包丁で切り付けられ、このうち、客として訪れていた職業不詳TMさん(68)=釧路市=が胸を刺され死亡したとの事。

このほか、別の客(76)が首や腰を複数回刺され重傷を負った。店員(66)と客(49)も手のひらや首を切られたが、傷は浅く軽傷。
3人とも意識はあるとの事。

男はその場で警備員に取り押さえられ、殺人未遂の疑いで現行犯逮捕された。
男は新聞配達員男性容疑者(33)=釧路市阿寒町中央=で、容疑を認め「僕の人生を終わらせたかった。殺人が一番死刑になると思って、人を刺した」などと供述しているとの事。(容疑者は22日付けで解雇されている)
同容疑者と被害者4人に面識はなく、道警は無差別殺傷事件とみているとの事。

別の報道では
「自分がやったことに間違いありません。人を殺して死刑になれば自分の人生を終わらせられると思った」と供述しているとの事。

道警釧路署によると、容疑者(33)は入店後、店内1階をほぼ端から端まで歩き、Uターンして店の中央付近で事件を起こした。
悲鳴を聞いた店の警備員が現場に急行すると、床に包丁を落としていた容疑者はバンザイし、すぐに取り押さえられた。容疑者は手に切り傷を負っていたとの事。

イオン北海道広報部によると、同モールでは制服の警備員を毎日定期巡回させている。防犯カメラも複数設置しており、「一般的なショッピングモールよりも防犯対策は充実させている」と説明したとの事。

警備員らに取り押さえられた容疑者の男は、あぐらをかくように座り、後ろに手を組まされていたとの事。

死亡したTMさんは胸に大きな傷が確認されており、道警は容疑者が持参した刃物で、いきなり胸を一突きして殺害したとみて調べている。

捜査関係者によると、容疑者は21日午後1時ごろ、現場の商業施設から約3キロ南西のホームセンターで刃渡り22.5センチの柳刃包丁を購入。ホームセンターは自宅から商業施設への通り道に当たっており、軽ワゴン車で施設に移動後、午後3時9分に店東側のレストラン入り口から入店した。
食品売り場のある南口付近まで歩いた後、きびすを返し、同15分ごろ、1階中央付近にある洋服店の前の通路で客として訪れていたTMさんに襲い掛かったとの事。
さらに施設内を移動し、洋服店の右斜め前にある時計店の前の通路で49~76歳の客や店員計3人に次々と切り掛かり、重軽傷を負わせたとの事。

この日は早朝に新聞配達をしてから家で過ごしていたと供述しているとの事。

北東側の出入り口から侵入。店内中央の通路を反対側にある南側の出入り口まで歩いた後に引き返し、事件現場となった1階中央付近に戻るまで、計約500メートルにわたって歩き回っていたとの事。

道警によると、容疑者は精神疾患で通院中。「病気に悩んでいた。人生を終わりにさせたくて、殺人が一番死刑になると思って刺した」などと供述しており、刑事責任能力の有無を慎重に調べるとの事。

死亡した女性は心臓の近くを刺されていて、司法解剖の結果、死因は失血死だった。首などを刺された3人は、いずれも入院しているとの事。

容疑者が勤務していた同市の新聞販売店の男性支店長によると、21日は朝刊の配達を終えて帰宅。普段は夕刊の配達のために午後2時40分ごろ出勤するが、この日は姿を見せず携帯電話もつながらなかったとの事。

道警は22日、容疑者の自宅を家宅捜索した。

逮捕された男が事件の数日前、近くに住む知人に「精神的に不安定だ」などと相談していたとの事。

容疑者の近所の人によると、容疑者は事件の3、4日前、「すごく不安定なので病院に行った方がいいかな」と泣きながら相談しにきた。自分の伝えたいことがうまく伝わらないことがあり、長年ストレスを感じていた様子だったとの事。

容疑者は昨年1月まで6年ほど新聞配達の仕事をしていたが退職。介護施設で調理師をしたが、3カ月後には新聞配達の仕事に復帰した。知人によると、介護施設の調理師の仕事では高齢者らと会話する機会が多く、「僕にはもう無理だ」と言って辞めたとの事。

まずは時系列
2015年1月 新聞配達の仕事していたが退職(理由は不明)
その後、介護施設で調理師をする。しかし3ヶ月後に退職。(高齢者との会話を嫌って退職)
その後、新聞配達の仕事に復帰。

2016年6月
17日or18日(事件の3、4日前) 容疑者が近所の住民に精神的に不安定な事を相談。
21日早朝  新聞配達後に帰宅、その後は自宅で過ごしていた。
  13:00頃 現場から3キロのホームセンターで凶器の柳刃包丁を購入。
  15:09  現場のショッピングモールに東側レストラン入り口から入店。その後、被害者を物色。
  15:15頃 1階中央付近の通路で死亡したTMさん襲い掛かった。
  その後 施設内を移動して通路で客や店員計3人に次々と切り掛かった。
  その後 悲鳴を聞いて駆け付けた警備員に取り押さえられた。
  その後 殺人未遂の現行犯で逮捕された。
22日    容疑者宅を家宅捜索。
23日午後  容疑者を殺人や殺人未遂などの疑いで釧路地検に送検。

容疑者:33歳男性、新聞配達員。精神疾患で通院中。
動機 :「病気に悩んでいた。人生を終わりにさせたくて、殺人が一番死刑になると思って刺した」
被害者:76歳女性(死亡)、76歳買い物客(重傷)、66歳店員(軽傷)、49歳買い物客(軽傷)
    (死亡以外の3名の状態は入院しているとの事なので、軽傷とも言えない可能性がありますね。)
場所 :北海道釧路市昭和中央の大型商業施設「イオンモール釧路昭和」
凶器 :犯行の2時間前にホームセンターで購入した刃渡り22.5センチの柳刃包丁。
犯行内容:
 凶器を持って現場のホームセンターに入り、ターゲットを物色、最初に76歳女性を襲う。胸を深く刺し、失血死させた。
 その後移動して、3名を襲うがこちらは命に別状なし。

こんな事件ですね。
精神疾患で通院中との事ですが・・・動機は間接自殺でしょうね。

唖然とする事件ですが、こんな事件はそれほど珍しいわけでもありません。
2006年3月の川崎でマンションの15階から小3の男児が突き落とされる事件がありました。犯人は44歳男性、無期懲役です。
2012年7月の大阪での母親(56)殺害事件、犯人は娘(25)

他にこれに類する事件としては
秋葉原通り魔事件、池袋通り魔事件、マツダ無差別殺傷事件、心斎橋通り魔事件などありますね。
死刑になっても構わないと言うのがベースにあるけど、ただ死ぬ事が目的では無いので、厳密には違いますね。

多分、間接自殺を狙った事件は他にも沢山あると思いますが、精神疾患などで報道されない事件が多いのかもしれませんね。

実際にどのぐらいの頻度で起こる事件なのか?そのあたりが知りたいです。

この事件の容疑者も通院中との事なので、定期的に通院していたと思いますが、前回の診察(カウンセリング?)の時には、この事件は予見できなかったんでしょうね。

近所の方の話でも事件の3、4日前にメンタルについて相談されたとの事なのでその時に入院していたら、この事件は起きなかったかもしれません。

ある種の病気(病名は伏せますし、実際報道されていません)の患者さんや家族の手記などを読みますと、発作が起きる前に本人が予兆に気付く事があるようです。
発作がきそうだから、入院するとか、発作が来そうだから薬を飲むとか。
この容疑者は過去の症状ではそれほど、過激な症状は出なかったのかな?それで、あまり警戒しなかったのかもしれませんが・・・
そのあたりの情報はもう出ないかもしれませんね。

メンタルの負担を考えると、患者さんにこういう結果になるかもしれないから、早めに入院、通院などの対策を取ってね。と言うのも、なかなか言いにくいと思いますね。逆に悪化させたり、パニック障害を誘発してしまうような気もします。(このあたりは専門医の方のご意見を伺いたいです)

ただ、一方で、この容疑者の場合、仕事も出来ていますし、犯行前に凶器を準備したり、最初に襲ったのが76歳女性で、自分よりも弱い人間を襲ったと合理的判断をしているので、責任能力には問題が無いような気がしますが・・・精神鑑定の結果を待ちましょう。

亡くなった女性のご冥福をお祈りします。

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コメント

この手の「自分の人生を終わりにしたかった」と言って無差別に見ず知らずの人を殺害して死刑になろうとする人物は、なぜ自死を選らばないのでしょうか?

自分人生を終わりにしたいのなら、犯行のために購入したその包丁で自殺をすれば手っ取り早く済むことです。

人間心理と言うものは、実によくわからないものですね。

投稿: 夏バテ | 2016/06/23 22:32

なんというか、自殺するだけのあと一歩を踏み出すだけの度胸もないんでしょう。電車に飛び込めば死ねるけどそれだけの度胸もない、痛いのも嫌だ。死刑になれば強制だから自分の意思は介在しないし死ねるだろう。じゃあ隣の人を押して死刑になろう。みたいな心理だと思います。

投稿: 裏銭 | 2016/06/24 01:42

夏バテさん、裏銭さん、こんにちは

裏銭さんの言うとおりだと思います。
死にたいけど、怖くて自殺はできない、誰かに殺して欲しい、でもそんな人は見つからない、なので、人を殺して死刑になろうと言うところなんでしょうね。

数は少ないけど、やはり時々、こんな人は出てくるのでどう対処するべきか?あるいか予防できるのか?と言うあたりを真剣に考える必要があるでしょうね。

投稿: ASKA | 2016/06/24 10:25

どうせ死ぬのだからと
一番楽な方法を選んでるだけかもしれませんね。
この手に事件に限らず。

投稿: | 2016/06/26 03:58

池田小事件の犯人と同じ心境か?
自殺してほしかったですね。
私が遺族ならやりに行くかもしれません。
税金など使うな。家族も賠償で苦しむよ。

投稿: 空地 | 2016/06/26 22:58

公判です。

1)初公判(10月30日)
釧路地裁であり、被告は起訴内容を認めた。

被告が事件当時、精神疾患で通院中だったことから、弁護側は心神耗弱を主張。
刑事責任能力は限定的だったとして、刑を減軽するよう求めたとの事。

検察側は冒頭陳述で、同被告が生活への不満や将来への不安を募らせ、「つまらない人生を終わりにしよう。死刑なら確実だ」と考え、無差別殺人を決意したと指摘したとの事。

2)判決は11月9日の予定。

3)第2回公判?(11月02日)
捜査の段階で、被告は、「人生を終わりにしたかった」と供述していましたが、裁判の被告人質問では「今となっては自分の命さえ大切に思えて死にたい気持ちは無くなった」「被害者に対し、言葉で謝罪しきれない」などと述べたとの事。

亡くなった被害者の姉も証言に立ち「妹を失い無気力で張り合いがない」と心情を語ったとの事。
また、被告に対しては「とても憎い」「しっかり償いをしてほしい」と述べ、裁判員たちには「社会に対して不安を与えないよう結果を出してほしい」と厳罰の適用を求めたとの事。

4)論告求刑公判(11月06日)
検察側は、被告の男に無期懲役を求刑したとの事。

犯行の2時間前に包丁を購入し、精神疾患で通院していた釧路市の病院に立ち寄ったものの、「病気を抱えた人たちを殺害するのは、あまりに残酷だ」と思いとどまっていたとの事。

検察側は論告で「仕事や人間関係、将来の不安から人生を終わらせたいと思い、死刑になろうと無差別殺人を考えた」と指摘。事前に包丁を購入し、人が多く集まる商業施設を選ぶなど行動は一貫しており、完全な責任能力があった主張した。

弁護側は最終弁論で「統合失調症と軽度の知的障害で間違った考えを修正できず、心神耗弱状態だった」とし、有期懲役刑が相当と主張したとの事。


こんなところですが、ちょっと驚きました。
犯行現場へ行くまえに、通院先の病院に立ち寄っていたんですね。
「病気を抱えた人たちを殺害するのは、あまりに残酷だ」と思いとどまっていたと言うのは、やはり、正常な判断力があると思うのですが・・・

それなのに、どうして、健常人を殺すのは残酷だと思わなかったのか?
自分は病気でこんなに苦しんでいるのに・・・と言う、嫉妬や妬みに似た感情があったのだろうか?

一方で、「今となっては自分の命さえ大切に思えて死にたい気持ちは無くなった」とは、時間が経過したり、治療を受けたりして考え方が変わったのかな?

このあたりを考えると、弁護側の主張する「間違った考えを修正できず、心神耗弱状態だった」と言うのは、現状と乖離している気がしますよね。
まー、弁護側の主張は犯行時の話なんでしょうが・・・なんとも、違和感を感じますね。

判決11月9日です。判決に注目しましょう。

投稿: ASKA | 2017/11/07 20:54

一審判決は無期懲役です(求刑無期懲役)

北海道釧路市の大型商業施設「イオンモール釧路昭和」で昨年6月、買い物客らを無差別に包丁で襲い、女性4人を死傷させたとして、殺人などの罪に問われた同市の無職男性被告(34)の裁判員裁判の判決が11月9日、釧路地裁であったとの事。

裁判長は「白昼のショッピングモールで起きた無差別殺人事件であり、生命軽視も甚だしい」と述べ、求刑通り無期懲役を言い渡したとの事。

公判では、刑事責任能力が争点となった。事件当時の被告は精神疾患で通院中だったが、検察側は鑑定結果などから責任能力は完全にあったと主張。弁護側は「心神耗弱状態で有期刑が妥当」と訴えていたとの事。

裁判長は、、責任能力を認定。「人の命の重みをまったく顧みず、身勝手極まりない」などと批判したとの事。

裁判長は判決理由で「(被告は)知的障害ではない、と診断した精神鑑定結果は信用できる」と指摘。犯行時、被告は統合失調症の症状がない状態で、被告が凶器の包丁を事前に準備していたことなどを挙げ、刑事責任能力は完全にあったと認定した。

量刑理由については「強固な殺意による極めて危険な犯行で、非常に悪質。無期懲役が相当と判断した」と述べた。

こんなところですね。
まーそうなるかな?と言う判決だと思います。
報道にはありませんが・・・動機についても間接自殺と言う事で認定されたのかな?
求刑通りの判決なので、検察側の主張が全て認められたと言う事なのかな?

量刑理由についても「強固な殺意による極めて危険な犯行で、非常に悪質。無期懲役が相当と判断した」と言う事ですからね。

ただ・・・
「仕事や人間関係、将来の不安から人生を終わらせたいと思い、死刑になろうと無差別殺人を考えた」と言う人は意外に、沢山いるのかもしれませんね。

考えただけで、実行しない人もいるでしょう、通り魔殺人の3割ぐらいはこのタイプなのかな?
代表例は「秋葉原事件」なんでしょうね。

死亡が一人なので「無期懲役」となりましたが、もし、死亡が2名以上だったら、もしかすると死刑もあったかもしれませんね。
ただ・・・その時、死刑になりたくて罪を犯した人間を死刑にするのが、果たして良いのか?とちょっと考えたりもします。

これが現実になると、間接自殺を狙う人間が多くなってしまうのではないか?と言う懸念があります。

かと言って、死刑に相当する罪を犯した人間を、死刑志願者だからと、無期懲役にするのも、どうだろう?と思ったりします。

間接自殺の志願者が事件を起こすと、被害者が複数になる可能性が高いですね。
この間接自殺志願者の犯行をどう防ぐのか?と言うのは、防犯上重要なテーマだと思います。

だから、自殺志願者の支援を強化するのは、間接自殺の志願者をケアする事にもなり、防犯上有効かもしれませんね。

投稿: ASKA | 2017/11/09 19:29

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