愛知県名古屋市北区受験勉強長男殺人事件
8月21日(日)午前10時10分ごろ、名古屋市内の病院から「小学生の男児が胸を刺されて運ばれてきた」と110番通報する事件が起きている。
愛知県警北署は、男児を病院に運んだ父親の同市北区上飯田北町2、会社員(トラック運転手)、男性容疑者(48)を殺人未遂容疑で緊急逮捕したとの事。男児は約1時間半後に死亡し、同署は容疑を殺人に切り替えて調べるとの事。
容疑者は「殺すつもりはなく、誤って刺した」と容疑を否認しているとの事。
同署によると、容疑者は妻と長男の3人暮らしで、当時妻は外出中だったとの事。
県警北署は23日、容疑者を殺人容疑に切り替えて送検した。
同署によると、容疑者は21日午前10時ごろ、同区上飯田北町2の自宅マンションで長男の胸を包丁で1回刺したとされる。その後、近くの病院に自ら搬送したが長男は間もなく死亡が確認された。司法解剖の結果、死因は刺されたことによる失血死だったとの事。傷は肺に達していた。
容疑者は逮捕直後、「誤って刺した」と供述していた。しかし、その後の調べで、長男を私立の有名中学に進学させようとしたが、受験勉強の姿勢で不満があって刺したと説明するようになったとの事。
容疑者は長男に自分が卒業した名古屋市内の有名私立中学を受験させようとしていたということだが、付近の住民によると長男がベランダに出され大声で泣いている声がしばしば聞かれたとの事。
容疑者(48)は、「長男の受験勉強がうまく進まず、イライラしていた」などと供述しているとの事
警察は、容疑者は長男を自分の母校の有名私立中学に進学させようとし、受験をめぐり、2人が普段から言い争っていた可能性があるとみて調べているとの事。
こんな事件ですね。
教育熱心な父親だったようですが・・・なかなか難しいですね。
勉強しない子供を驚かそうと、刺すフリでもするつもりだったのかもしれませんが・・・誤って刺してしまったと言うような事件なのかな?
まー刃物で刺すぞと脅して、受験勉強させるような事も、やはり行き過ぎでしょうね。
お父さんとしては、子供の将来を思っての事なのでしょうが、ちょっと普通では考えられないですね。
お父さん自身が現在の境遇に強い不満があって、それで、子供には良い学校を出て欲しいという強い思いがあったのかもしれませんが、そのあたりは、子供と良く話し合うべきだったのかもしれませんね。
それがたまたま、子供の反抗期と重なって、衝突してしまった可能性もあるのかな?
何事もほどほどにと言う事なのかな?
この事件で2006年の奈良母子放火殺人事件を連想しました。
奈良の事件では、息子が父親の厳しい受験勉強に耐えきれずに放火して家族(母親と兄弟2人)を殺害してしまった事件でした。
亡くなった長男のご冥福をお祈りします。
参考リンク
愛知県名古屋市北区受験勉強長男殺人事件その2(初公判)
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