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2016/09/27

広島県広島市マツダ社員寮殺人事件その2(容疑者逮捕)

1)広島県警広島南署捜査本部は9月24日未明、被害者を殺害し現金約120万円などを奪ったとして、強盗殺人容疑で同じ寮に住む同僚の男性容疑者(20)を逮捕した。

逮捕容疑は14日午後3時35分ごろ、南区向洋大原町のマツダ大原寮2階非常階段で、被害者の頭を消火器で殴るなどして殺害。現金約120万円と携帯電話を奪ったとしている。

捜査関係者によると、被害者は14日午前5時40分ごろに夜勤を終え、ATMや金融機関の窓口で計百数十万円を引き出した。その際、近くの防犯カメラに容疑者の車が写っていたとの事。

被害者はその数時間後の午後4時15分ごろ、寮の2階非常階段踊り場で倒れているのが発見された。直前の午後3時35分ごろには、2階に住む男性が「ドン」という物音を数回耳にし、その後、うめき声も数回聞いていた。

マツダによると、被害者は昨年4月、高校を卒業して技能正社員として採用。
本社工場でプレス金型を作る部署でまじめに勤務していたとの事。

2)容疑者は「間違いありません」と容疑を認めているとの事。
被害者に腹が立つことを言われたと供述しており、捜査本部が詳しい動機を追及している。

容疑者は事件後も通常通り勤務していた。捜査本部が23日朝から任意で事情を聴いたところ、被害者を殺害して現金や携帯電話を奪ったことを認めたとの事。

容疑者は、被害者の携帯電話を現場付近で捨てたと供述しているが、現金とともに見つかっていない。

容疑者は被害者と同期入社で、いずれも同じ寮建物の7階に住んでいた。
勤務する部署は異なるが、事件当日は2人とも夜勤明けだった。被害者はこの日、ATMや金融機関など少なくとも3カ所で計約120万円を自分の口座から引き出していた。

凶器の消火器は寮2階の備え付けの場所から発見。被害者の血痕が付着していた。捜査本部は、容疑者が犯行後、元の場所に戻したとみているとの事。

3)昨年に数カ月間、2人部屋で容疑者と一緒だった男性(19)によると、容疑者は気さくな性格で、仕事も休まず熱心に勤務していた。だが一方で、ギャンブルにはまったりブランド品を身に着けたりして金遣いが荒い面もあり、毎日のように夜勤明けにパチンコに通っていたとの事。

当時、容疑者の周囲で現金がなくなるトラブルが相次ぎ、男性も寝ている間に財布から5万円がなくなったという。容疑者は「知らない」と答えたが結局、男性は2人部屋の相手を代えてもらい、容疑者と縁を切った。男性は「だんだん周りの人も離れていった」と話したとの事。

容疑者と被害者は同じ7階に住んでいたが、2人が親しかった印象はないとの事。

4)事件前に現金自動受払機(ATM)などを一緒に回った容疑者(20)=強盗殺人容疑で逮捕=と被害者の姿が、寮玄関の防犯カメラで確認できていないことが分かった。広島県警広島南署の捜査本部は、人目を避けるため出入り禁止の非常階段から寮に戻った可能性があるとみて、経緯を調べているとの事。

捜査関係者によると、このコンビニで現金を引き出した後、2人は寮に向かったが、寮玄関の防犯カメラの映像に2人一緒の姿はなかった。個別の姿も現在まで見つかっておらず、詳細な解析を続けている。玄関の他に出入り口は非常階段に通じる非常口があり、通常は使用が禁止されて内側から施錠されている。ただ、解錠して外に出る際にそのまま閉まらないようにしておけば、外部からも入れるとの事。

5)容疑者は被害者の携帯電話について「寮近くの海へ投げ捨てた」などと供述。県警は24日、寮付近の海中を捜索したが、見つからなかったとの事。

6)容疑者はまず、素手で殴って消火器を取りに行き、さらに殴ったとの趣旨の供述をしているとの事。

県警は25日、容疑者を強盗殺人容疑で広島地検に送検した。

7)捜査関係者によると、容疑者が事件数日後、市内のATMで現金100万円余りを自身の口座に入金したことを確認したとの事。捜査本部は、被害者から奪った現金の可能性があるとみて調べている。

8)容疑者(20)が、車のローンや同僚への借金の返済などのため、生活費が月に数万円しかない状態だったことがわかった。広島県警は、容疑者が生活や金銭面で困っていたことが犯行の動機になった可能性もあるとみて、捜査している。

容疑者は容疑を認める一方、明確な動機については、これまで供述していないとの事。

9)容疑者(20)が「最初から殺そうとは思っていなかった」と計画性を否定する供述をしているとの事。

10)事件当日の午後2~3時ごろ、被害者は容疑者の運転する車で寮近くの複数の金融機関などを訪れていますが、被害者はいずれの場所でも1人で金を引き出していたとの事。

こんなところですね。
「最初から殺すつもりはなかった」との事ですが、確かに、場所が社員寮ですから、計画的とは思えないですね。
しかし、殴った後に消化器で止めをしているので、殺意はあっただろうと推測しますね。
逆に殴った事で現金のやりとりの経緯などが発覚して、自分が追い詰められてしまう事を恐れたのかもしれませんね。結果的に口封じをしなくてはならなかったのかな?

お金のトラブルと言うのは、思わぬ所で起きたりしますね。
お金の貸し借りとか、貸したお金を返さないからとか、お金を貸してくれないとか、もう、逆恨みと思えるような事もあります。

あとは、絶対儲かるから、倍にして返すからなんて甘い言葉にはご用心ですね。

いずれにせよ、親しくもないのに、相手から近づいてきて、お金の話をしたら要注意ですね。

今回の場合はそのあたりの経緯が気になりますね。
犯行事実を認めているので、隠す必要は無いのでしょうが、隠したい理由はあるんでしょうね。

ただ、ちょっと残念なのは、この容疑者は生活や性格などにかなり問題があったと思うのですが、入社試験では落とせなかったと言うか、問題は無かったのかな?適正検査とかなかったのかな?

まーもっとも、大企業でも、一流企業でも犯罪者は出ますから、入社試験程度で見分ける事はできないのかもしれませんね。

続報を待ちましょう。

参考リンク
広島県広島市マツダ社員寮殺人事件

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コメント

去年9月、マツダの独身寮でおきた男性社員殺害事件で、強盗殺人の罪で起訴された男の別件の窃盗の裁判が行われ、広島地方裁判所は有罪判決を言い渡したとの事。

判決を受けたのはマツダの元社員・男性被告(21)。
被告は去年9月、マツダ社員寮で同僚の男(当時19)を殺害し、現金およそ120万円を奪ったとして、強盗殺人の罪で起訴されたとの事。

きょうの裁判は、事件を分けて審理を進める『区分審理』で、被告がおととし7月、広島市南区のコンビニエンスストアの駐車場で同僚の車の中から現金5万円を盗んだとして、窃盗の罪に問われているものとの事。

弁護側は窃盗について、「被告が弁済をしているにも関わらず、強盗殺人の裁判の際に被告の悪質さを立証するために、あえて公訴を提起されたものだ」として起訴猶予を求めていたとの事。

判決で裁判長は「被害者は処罰を求める意思をもって被害届を出していて、捜査機関による不当な働きかけもなかった」などとして有罪判決を言い渡したとの事。

来週からは強盗殺人の公判が開かれ、窃盗罪の量刑は強盗殺人罪の量刑と合わせて言い渡されるとの事。

こんなところですね。
あれ、この事件、公判が始まるんですね。
座間の事件のせいか、扱いが小さいのかもしれませんが、この事件も結構ひどい事件でしたね。

公判の行方に注目しましょう。

投稿: ASKA | 2017/11/07 20:07

公判です。

第1回公判(11月14日広島地裁)
起訴状などによると、被告は昨年9月14日、社員の男性(当時19歳)の頭部や背中を消火器で殴るなどして殺害し、現金約120万円を奪ったとされる。
被告は「殺すつもりも現金を奪うつもりもなかった」と起訴内容を否認したとの事。

1)検察側は冒頭陳述で、現金は事件当日に被害者が市内数カ所の現金自動受払機(ATM)などから引き出しており、被告が出金を指示したと主張。「金欲しさから短絡的に事件に及んだ」とし、強い殺意で頭などを殴ったと主張したとの事。

2)弁護側は「交際相手の悪口を言われ、暴行した。被害者が大金を所持していたとは知らず、殴った後に気付いて金を取った」と反論したとの事。

論告求刑公判(11月27日)

3)検察は論告で、被告が菅野さんに現金引き出しを指示した上で、被害者を殺害し、金を奪ったと改めて指摘。「強盗の動機は金欲しさで、殺人は強盗の発覚を免れるためで、身勝手極まりない犯行」としたとの事。

4)弁護側は、殺意などは立証されていないとし、傷害致死罪などにとどまると主張したとの事。

5)検察側は反省の態度が見られないとし、無期懲役を求刑した。判決は12月6日。

こんなところですね。
座間の事件のせいか、ちょっと報道が弱い気がしますね。

さて、どうなんだろう?
どうも、事の発端になっているであろう、お金のやりとりの部分がまったく報道されていませんね。

120万の大金をなぜ、被害者は引き出していたのか?そこがはっきりしないと、検察側の金目当ての犯行の部分の立証が弱い気がしますね。

ここが明確になると、その後の殺害までの流れが説明できるように気がします。

弁護側の殺意が立証されていないと言うのは、ここに掛かっていますね。
いずれにせよ、殺意がなければ、弁護側の主張する傷害致死になりますから、ここが分かれ目になるんでしょう。

殺意が認められれば、強盗殺人、認められなければ、強盗傷害致死ですね。

判決に注目しましょう。

投稿: ASKA | 2017/11/27 19:47

重さのあるもので頭部を殴ったら死亡する率が高いように思います。

投稿: | 2017/11/28 00:43

名無しさん、こんばんは

そう、これが金槌やハンマーで事前に準備した物ならば、殺意があったと言える思うのですが・・・

凶器が消化器で現場にあった物だったとしたら、もみ合っているうちに、咄嗟に近くにあった消化器で殴った、死ぬとは思わなかった。と言う言い訳ができてしまうんですよね。

なので、そなえ付けの消化器の場所と暴行の場所の位置関係が殺意の立証を分けるかもしれませんね。

投稿: ASKA | 2017/11/29 18:57

ありがとうございます。
言い訳が出来てしまうのですね。
業務用で5kg位あるようなので、片手で取って殴るよりは両手で持つと思うので、とっさに出来るようでもない気がします。
殺意の立証・・・色々と難しいのですね。

投稿: | 2017/11/30 01:40

一審判決は無期懲役です(求刑無期懲役)

1)裁判員裁判の判決が12月6日、広島地裁であった。

2)裁判長は「落ち度のない被害者に対して身勝手な犯行を決意した点に酌量の余地はない」と述べ、求刑通り無期懲役を言い渡したとの事。

3)弁護側は、殺意はなく傷害致死と窃盗罪の成立にとどまると主張したが、裁判長は「消火器が偶然当たった」などの被告の供述は、傷の形状と整合しないとして退け、殺意を認定。被告が持ち掛け被害者が金融機関から金を引き出したと推認できるとして、強盗の故意も認めたとの事。

被害者に暴行を加え始めた時点で現金を奪おうという意思があったことも認めたとの事。

4)判決後、被害者の両親は弁護士を通じ、「かけがえのない家族の命が失われたのに死刑にならないのは理解できない」とのコメントを出したとの事。

こんなところですね。
殺意は認められました。お金についても、被告が指示したと推認しましたね。
これで、お金目当ての強盗殺人と認定されてた結果、判決は無期懲役です。

殺害が一人ですが、強盗で強の字が一つついて、更に悪質と言う事で無期懲役になったんでしょうね。

今回の報道をみると、案の定、被告側は「消化器が偶然当たった」と主張していたんですね。

それに対して、「傷の形状と整合しない」と言う判断で否定しています。

この事件、有名企業の寮で起きた事件だったので、結構騒がれたと思いますが、その割には事件の詳細はあまり報道されませんでした。

被告が借金を抱えて、お金に困っていたあたりの事情も「同僚への借金返済と車のローン」として報道されていないので、ちょっと、このあたりの情報も知りたいところです。

殺さなければならないほど、追い詰められていたのか?
「手元に月数万円しか残らない」と言う事だけど・・・そこまで追い詰められていたとは思えないんですが・・・

むしろ、お金を要求した恐喝事件の方が発覚して、会社を解雇される事を嫌った為の口封じと言う可能性もあるかもしれませんね。

動機についても、報道は検察側の主張のみですね。
まー被告側が殺意を否認しているので、仕方がないところですが・・・

多分、控訴すると思います。

続報を待ちましょう。

投稿: ASKA | 2017/12/06 19:53

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