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2016/11/30

福岡県福岡市早良区猫虐待事件

野良猫を結束バンドでつるして虐待したとして、福岡県警は11月29日、福岡市早良区の無職男性容疑者(34)=銃刀法違反容疑で逮捕=を動物愛護法違反(虐待)容疑で書類送検し、発表する事件が起きている。

容疑を認め、「ここ1年くらいで野良猫を3匹殺した」と供述しているとの事。

早良署によると、容疑者は11日午後4時25分ごろ、早良区室住団地の河川敷で、野良猫の首に結束バンドを巻いて手でつるし上げ、頭を数回蹴るなど虐待をした疑いがある。用意したマタタビで野良猫をおびき寄せたとの事。

目撃した通行人が容疑者を取り押さえ、警察に通報。その間にネコは逃げたという。署は、包丁2本を所持していたとして容疑者を銃刀法違反容疑で現行犯逮捕した。

その後の調べに「自宅の敷地でネコがフンや尿をするので、嫌いだった」と説明。
過去1年ほどの間に「早良区内で野良猫3匹を結束バンドでつるして蹴るなどして殺した」と供述したとの事。
署は付近を調べたが、死骸は見つかっていないとの事。

こんな事件ですね。
容疑者は34歳、無職との事ですが、事件の発覚で失職したのか、もともと無職だったのかは不明ですね。

虐待の理由は「自宅の敷地でネコがフンや尿をするので、嫌いだった」との事。
平凡な理由だけど、その重軽はその人の受け止め方次第なので、なんとも言えないけど・・・他に無職での経済的ストレスなどがあれば、虐待するには十分な理由かもしれませんね。

・・・ただ、結束バンドで首をつるし上げて、蹴るとか、包丁2本を持っていたとかを考えると、手口が残虐過ぎると思います。
単純に野良猫を駆除するだけなら、そんな手間を掛ける必要はありませんからね。

なので、虐待を楽しんでいたのではないか?と思うわけです。
更に通行人に発見されてますから、周囲の目も意識できない程に行為に没入していたのかもしれませんね。

ある意味で今回、逮捕されたのは容疑者として幸運だったかもしれません。
逮捕されないまま、進行すれば、いずれ、虐待の対象はもっと大きな生き物へとエスカレートした可能性がありますからね。

何かのストレス解消の為に動物虐待をしていたのなら、そのストレスの原因を解消するのがやはり、正解なんでしょうね。

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2016/11/25

大阪市住吉区1歳男児育児放棄死事件

大阪市住吉区で11月22日(火)夜、車のトランクから、男の子の遺体が見つかる事件が起きている。
遺体は、所在不明になっている1歳の男の子とみられ、警察が、母親らを現行犯逮捕した。
22日夜、大阪市住吉区のコインパーキングに止まっていた車のトランクから、クーラーボックスに入れられた幼い男の子の遺体が見つかった。

遺体は、今年3月頃から所在不明になっている男児(1)とみられる。
警察は、「遺体を車の中に置いている」と話した、大阪市東住吉区に住む男児の母親・S容疑者(24)と、同居しているO容疑者(22)を死体遺棄の現行犯で逮捕した。

児童相談所から、「子どもの安否確認ができない」と警察に通報があり、事態が発覚し、逮捕された2人は、「2016年4月に車に放置し、戻ったら死んでいた。逮捕されると思い、クーラーボックスの中に入れて、車に隠していた」などと容疑を認めているとの事。

警察の司法解剖の結果、死因は、栄養失調とみられ死後2か月以上が経っているとの事。

母親のS容疑者(24)が8月に同市東住吉区に転入した際、男児について「発育は問題ない」と区役所に説明していたことがわかった。S容疑者は男児が4月に死亡したと供述しており、府警は発覚を恐れて虚偽の説明をしたとみている。

S容疑者は8月19日に和歌山県みなべ町から同区に転入。同月22日、区役所での未就学児の親向けの面接で、家族は長女(3)と長男(死亡した男児)の3人家族と申告し、男児について「ちゃんと歩けて、言葉もしゃべる。食事もできている」と答えたとの事。

一方、今月22日に府警に死体遺棄容疑で逮捕された際には「4月に息子を残して車を離れ、戻ったら死んでいた。虐待を疑われて逮捕されると思って車に隠した」と説明。司法解剖で男児は4月に死亡していたとしても矛盾はないとされたことから、府警は区の面接で、死亡の事実を隠したものとみているとの事。

死体遺棄容疑で逮捕された母親と内縁の夫が毎週のように深夜、バーで飲食していたことが、知人の証言で分かった。

また、逮捕前日の21日、大阪市南部こども相談センター(児童相談所)が男児を連れてセンターに来るよう呼び出していたことも分かった。母親らは児相から逃れるために自宅を出てホテルに滞在していたとの事。

府警などによると、母親のS容疑者(24)は昨年10月以降、男児と長女(3)らと和歌山県みなべ町で暮らしていた。少なくとも今年8月ごろには同市東住吉区に引っ越し、内縁の夫のO容疑者(22)と生活を始めたとみられる。

両容疑者の知人によると、2人は9月以降、同市内のバーに週1回程度通っていた。午後9時ごろに入店し、早朝まで飲み明かすこともあったという。司法解剖の結果、不明の男児とみられる男児の死亡時期は6~9月上旬。この頃には男児が死亡していた可能性があり、3歳の長女を自宅に残したまま深夜まで飲み歩いていたとみられている。男児は胸の筋肉の発達が遅く、脂肪も少なかった。府警は両容疑者が以前から男児の育児を放棄していた疑いもあるとみている。

O容疑者はインターネット上の交流サイト「フェイスブック」に最近、S容疑者と長女、男児の名前を挙げ、「家族仲良く末永く愛してくれてありがとう」と書き込んでいた。男児は「もうすぐ2歳」と記されており、生きていると偽装しようとしていた疑いもあるとの事。

府警は22日深夜、同市内のビジネスホテルにいた両容疑者を見つけて職務質問。S容疑者が遺体を隠していた車に警察官を案内して事件が発覚した。府警は母親らが児相から逃げるためにホテルに滞在していたとみている。

府警は24日、両容疑者を大阪地検に送検したとの事。

逮捕された母親のS容疑者(24)が3月に突然、男児を保育所に通わせなくなっていたことが、分かった。それまでは健診を受けさせるなど問題はなかった。遺体は低栄養状態で、府警は、3~4月に育児態度が急変してネグレクト(育児放棄)状態になった可能性があるとみている。

S容疑者らが8月に大阪市に転入するまで住んでいた和歌山県みなべ町などによると、S容疑者は3月、急に「やめる」と言い、同13日から男児(1)と姉の長女(3)が保育所に来なくなった。大阪市に転居後は、長女だけが保育所に通っていたという。

男児は昨年12月にみなべ町で10カ月健診を受け、「異常なし」と判断された。今年2月には水ぼうそうなどの予防接種を受けていた。保育所にも通っており、地元の紀南児童相談所は「通報もなく、問題のある家庭という情報はなかった」としている。

男児とみられる遺体は司法解剖の結果、胸の筋肉の発達不良や腹の脂肪量の低下がみられ、栄養が不十分な状態だった。府警は、3~4月に何らかの理由でネグレクト状態になっていた可能性もあるとみて、S容疑者から当時の状況を聴いている。

逮捕された母親のS容疑者(24)が和歌山県みなべ町に住む実母に対し、ともに逮捕された内縁の夫のO容疑者(22)と同居する住所を伝えていなかったことが分かった。男児らを心配した実母らがS容疑者を捜していたが、事件が発覚するまで結局会えなかったとの事。

S容疑者の実母らによると、S容疑者は昨年10月ごろに前の夫と離婚した後、男児と長女(3)を引き取り、和歌山市から同町に転居して実母らと同居し始めた。

同町では、2人の子供を町立保育園に預け、男児は10カ月健診や予防接種などを受けていた。和歌山市にいた際も、子供2人は健診などを受けており、養育状態に問題はなかったとみられる。しかし、S容疑者は今年3月末に突然、「旅行に行く」と言って子供2人を連れて実家を車で出たまま帰らなくなった。1~2カ月後、実母が「孫を保育所に入れているか」と無料通信アプリ「LINE(ライン)」で尋ねた際、「民間の託児所に入れている」と返答したとの事。

ただ、S容疑者は心配する実母に現住所を伝えていなかった。実母らが教えられた住所を訪れると、O容疑者の親族宅だった。

一方、男児の行方を捜していた大阪市南部こども相談センターが、逮捕の4日前の18日にS容疑者らと面会した際は、「実母に預けている」と説明。依頼を受けたみなべ町職員がこの日に実母宅を訪問したが、男児はいなかった。実母はS容疑者に「何かあったのか」とラインで聞いたが、S容疑者は「大丈夫」と答えるだけで、実母らは結局、男児と会えなかった。

この事件でO容疑者が子どもを放置していた間、「S容疑者とホテルに行っていた」と供述していることが新たに分かりました。

一方、S容疑者は「買い物に行っていた」などと曖昧な供述をしていて警察は男児が死亡した経緯を詳しく調べているとの事。

容疑者(24)=大阪市東住吉区=が、3月に和歌山県の実家を出てから約3カ月、「子どもを連れ、ホテルなどを転々とした」と供述していることがわかった。

両容疑者は3月下旬、1歳になって間もない男児と姉(3)を連れ、それまで住んでいた和歌山県みなべ町のS容疑者の実家を出た。6月に東住吉区の賃貸マンションに入るまで、ホテルや友人宅を泊まり歩いたと話しているという。府警は外泊を繰り返す中、2人が男児や長女を車に残して出かけるなどネグレクト行為を続けていたとみて、詳しく当時の状況を聴いているとの事。

司法解剖の結果、男児の胃と腸から食べ物が確認されなかったことが分かった。
男児は長時間にわたり食事を与えられずに衰弱死したとみられ、大阪府警は死体遺棄の疑いで逮捕した母親らから養育実態や死亡の経緯を詳しく聴いているとの事。

S容疑者は今年3月まで長女(3)と男児ともに和歌山県みなべ町の実家で生活。「(O容疑者に)旅行に連れて行ってもらう」と子供を連れて外出したまま戻らず、6月から現住居の大阪市東住吉区のアパートでO容疑者と住み始めた。

男児が死亡したとみられるこの期間について、両容疑者は「(O容疑者の)実家に行ったり友達の家に泊まったり、転々としていた。ビジネスホテルに泊まることもあった」と説明。遺体が見つかったトランクには衣類などが乱雑に積まれており、車中泊をしていた可能性もあるという。大阪府警は不安定な生活が男児の育児放棄につながった疑いもあるとみて調べるとの事。

時系列
2015年
10月頃  S容疑者が前の夫と離婚。
その後、S容疑者は子供2人と和歌山の実家で生活する。
12月   男児が10ヶ月検診を受診する。
2016年
02月   男児が水疱瘡などの予防接種を受ける。
03月13日 子供2人が通っていた保育園を「やめる」といって突然通わせなくなる。
03月下旬 S容疑者は長女(3)男児(1)をつれて、旅行に行くと実家を出る。
この後  6月まで、ホテルなどを転々とする生活。
その後、S容疑者の祖母が子供を幼稚園に通わせているか?とSに聞くと、民間の託児所に預けていると回答。
04月   車に放置していた男児が死亡(容疑者の供述による)
06月   O容疑者と大阪市の現住所に住み始める。
08月19日 S容疑者は大阪市に転入。
08月22日 市に対して、男児の発育に問題ないと話す。
09月以降 3歳の長女を自宅に残したまま、バーに週1回ほど出かけていた。早朝まで飲む事もあった。
11月18日 児童相談所がS容疑者と面会、男児は実母に預けていると話す。
11月21日 児童相談所がS容疑者に男児を連れてくるように呼び出し、この為、一家でホテルに滞在。
11月22日 事件発覚、死体遺棄で両容疑者を現行犯逮捕。

こんな事件ですね。
これまでの報道ではよく分からない事もありますね。
O容疑者(22)は仕事をしていたのか?最初から大阪市の現住所に住んでいたのか?
まー女性で母親のS容疑者の方がクローズアップされているけど、この事件の鍵は男性のO容疑者でしょ?
22歳で若いけど、1歳と3歳の小さい子供を連れた女性と同居するなら、ちゃんとその面倒も見る覚悟が必要だよね。

1歳と3歳の子供を抱えた24歳の女性が仕事をするのは、かなり厳しいですから、O容疑者1人の収入で家族を養う事になるのは、22歳でも想像できるでしょ?

それが出来ないなら、同居しようなんて話をしなければ、S容疑者は実家を出る事も無かったんじゃないかな?
そうすれば、男児が死ぬ事も無かったのでは・・・・

とは言え、母親としては子供を養えないなら、同居を断念して実家に戻る事を選択するべきだったので、必ずしも男性側が100%悪いとは言えないけどね。

結局、女性と男性が2人とも、子供の事を考えなかった。育児の責任を放棄した結果がこの事件なんだろうね。

でもなー、母親を捨てて、女として生きるなら、子供は実家に預けたまま、男と同居すれば良かったようにも思うんですよね。
実家を出たのも突然だし、実家に住所や連絡先も教えていなかったのは、実家にいずらい理由でもあったのかな?

その理由に関係しているか分からないけど、離婚の理由も知りたいですね。
男児が生まれて8ヶ月ぐらいで離婚してるんですよね?

亡くなった男児のご冥福をお祈りします。

最後に大阪市の児童相談所は良い仕事をしたと思います。
容疑者の言葉の裏付けを取る為に、和歌山の実家も確認している。男児の所在が不明であると判断して、警察にも通報してます。
8月に転入して11月だから2ヶ月以上掛かっているけど、このぐらいは仕方が無いかもしれませんね。

3月に実家を出て、男児が死亡したのが4月だから、わずか1ヶ月で事件が起きるとは和歌山側の人間にも予想できなかったかもしれませんね。
特に、和歌山の実家で生活していた時は特に育児に問題は無かったようですし。

常に子供の所在を確認できるような仕組みが必要かもしれませんね。

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2016/11/24

静岡県伊東市八幡野の干物販売店殺人事件その3(一審判決)

一審判決は死刑です。

伊東市八幡野の干物店「八八ひもの」で2012年12月18日、経営者女性=当時(59)=と従業員男性=当時(71)=を殺害し、現金を奪ったとして強盗殺人罪に問われた伊東市大原3の16の15、元従業員で無職男性被告(64)の裁判員裁判の判決公判が11月24日、静岡地裁沼津支部で開かれた。

裁判長は求刑通り死刑を言い渡したとの事。

弁護側は控訴する方針との事。

被告は逮捕時から一貫して否認し、公判で無罪を主張。事件と直接結び付く証拠がなく、被告の着衣に付いた血痕などの間接証拠が争点だった。

判決は、DNA型鑑定の結果から血痕は被害者のものとは断定できないと指摘。一方、被告の車が事件当日、店の駐車場に止めてあり、翌日には奪われた現金とほぼ同額を借金返済などに充てたとして、犯人と推認できると結論付けたとの事。

その上で、「非人間的で残虐。反省の態度も認められず、極刑はやむを得ない」と述べたとの事。

判決によると、被告は12年12月18日、「八八ひもの」店内で社長の女性=当時(59)=と従業員男性=同(71)=の首を刃物で刺した上、業務用冷凍庫に閉じ込めて殺害し、現金約40万円を奪った。

検察側は「犯行は極めて悪質」と死刑を求刑、弁護側は一貫して関与を全面的に否認し、無罪を主張し、真っ向から対立した。裁判員が直接証拠が乏しい中、状況証拠をどう判断するか判決が注目された。

検察側は立証で被告の車が店の駐車場に止まっていたと思われるドライブレコーダーの画像など、主に状況証拠を積み重ねてきた。当時、知人や消費者金融から借金をし、経済的に苦しかった被告が金を奪おうと店を訪れ、退職理由でトラブルのあった女性社長らを殺害したと主張。事件後に使ったり預金したりした金は売上金などを使い、着衣に付いていた血液は女性のDNA型の一部が含まれていて矛盾はないと述べた。

弁護側は、犯行現場の目撃情報や凶器の発見など、被告を犯人と裏付ける決定的な証拠は何もないと反論。事件後に動かした金は、血まみれで店に座っていた2人を発見し、金を持っていると犯人と疑われると思い、転職先の上司から借りた金や持っていた貯金箱の小銭などを使ったと説明。着衣などの付着物のDNA型は、女性らに由来しない型があると主張した。

こんなところですね。
事件から3年9ヶ月が過ぎて、出た判決は死刑でした。
犯行事実が認められれば、強盗殺人で2人を殺害、「強」の字も付いてますから、死刑基準は満たしてますね。
その上、瀕死の重傷を負わせた被害者を冷凍庫に閉じ込めて殺害です(ただし死因は出血性ショック)なので、殺害方法も残酷ですね。

これだけ揃えば死刑判決には十分でしょう。

ただ・・・物的証拠は無いので控訴審で逆転判決が出る可能性も有りそうです。

今回の判断材料としては
1)被告が当日着用していたトレーナーやズボン、運転していた車の背もたれなどに女性のものとみられる血液などが付着していた(これは女性の物とは認定されていない)
2)事件当時、現場を訪れたと認めた。
3)事件直後、奪われた現金とほぼ同額を使ったり預金したりした。
4)アリバイ工作していた
5)同店退職をめぐって女性とトラブルがあり、犯行動機があった。

1)でDNAが被害者の物と断定されれば、判決はもっと簡単に出たのかもしれませんね。

2)は、アリバイ工作をしていたのに、後になって現場を訪れた事を認めているは印象が悪かったのかな?
まードライブレコーダーの映像があっては、言い逃れ出来ないとの判断で一部を認めたのかもしれませんね。

3)の現金は盗んだお金では無いと裏付けがとれれば逆に弁護側に有利な材料になるかもしれません。
控訴審で逆転を狙うならここがポイントになりそうですね。

4)5)については微妙なところかな、疑われるから嘘や工作をしたんだとしても、逆にそれは疑われる自覚があったと言う事だしね・・・
裁判長によっては判断が分かれる部分かもしれませんね。

控訴するようだし、刑が確定するにはまだ時間がかかるでしょう。
しかし、こんな事件を見ると、お店や事務所には防犯カメラの設置は必須のような気がしますね。
ただし、映像の記録場所や保管は犯人が簡単に壊したり持ち出したりできないように工夫しなければなりませんね。

参考リンク
静岡県伊東市八幡野の干物販売店殺人事件その2(妄想)

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2016/11/16

大阪府堺市4歳男児所在不明事件その2(容疑を認める)

大阪府警は11月8日、父親で鉄筋工の男性容疑者(35)を傷害致死容疑で、母親の女性容疑者(32)を保護責任者遺棄致死容疑でそれぞれ再逮捕した。

男性容疑者は「(男児が)死んだのは私の暴力が原因だ」と供述し、女性容疑者は「間違いありません」と話し、それぞれ容疑を認めているとの事。

男性容疑者の逮捕容疑は昨年12月中旬、大阪府松原市の当時の自宅で、長男に暴行を加えて頭部にけがをさせて死なせたとしている。女性容疑者の容疑は、男性容疑者の暴行で長男が衰弱しているのを知りながら、病院で受診させるなどせずに死なせたとされる。

女性容疑者は「言うことを聞かないので夫が暴力を振るっていた」と供述。女性容疑者の説明では、長男は昨年12月中旬、男性容疑者に頭を殴られた翌日、寒気を訴えた後に死亡したとの事。

この際、男性容疑者は自宅におらず、女性容疑者が人工呼吸をしたという。「夫の暴力を止められなかった罪悪感があった。警察ざたになるのが怖くて死んだことを隠してしまった」とも話しているとの事。

男性容疑者は「妻が話すなら正直に言おうと思った」と、11月8日になって長男を死なせたことを認め始めたとの事。

あいまいな供述を繰り返していたが、長男の遺棄についてだけは奈良県御所(ごせ)市の水越峠の崖を具体的に示し、「今年5月に布団にくるんで遺体を投げ捨てた」と詳述していたとの事。

傷害致死容疑で再逮捕された父親の鉄筋工、男性容疑者(35)は当時、勤務先で給料を前借りするなどし、一家は困窮していたとみられる。大阪府警は、家庭内で問題が積み重なり、長男への暴力につながった可能性もあるとみて、当時の生活状況とともに供述の裏付けを進めているとの事。

捜査関係者らによると、両容疑者は大阪府松原市に住んでいた平成25年12月、施設に入所していた長男と長女(7)を引き取った。26年8月には双子が生まれ、女性容疑者は「子育てが重なり、睡眠不足でいらいらすることが多かった」と供述。松原市のヘルパー制度の利用を希望したこともあったとの事。

長男は昨年12月中旬に死亡したとされるが、一家は同月下旬、家賃滞納のため2年間住んでいた松原市の民家を強制退去となり、堺市北区のマンションに引っ越していた。

男性容疑者が今春まで勤務していた建設会社の社長(53)は同時期について「経済的に悩んでいた。給料の一部を前借りすることもあった」と証言。女性容疑者は「夫は(昨年)12月に入って長男が言うことを聞かないことにいらだち、何度か殴ったり、ビンタなどの暴力を振るったりしていた」とも供述しているとの事。

また、捜査関係者によると、両容疑者は「生活が苦しく、しんどかった」と当時を振り返っているとの事。

両容疑者には長女(7)と2歳になる双子の次女と三女もいる。女性容疑者の説明では、男性容疑者が主に長女と長男の世話をしていた。女性容疑者は「双子の世話が大変で睡眠不足になり、いらいらしていた」と供述。男性容疑者の暴力については、「怖くて止められなかった」と話しており、府警は養育実態にも着目して捜査しているとの事。

また、府警は11月10日、両容疑者を大阪地検堺支部に送検した。

府警によると、長男は両容疑者が大阪府松原市に住んでいた昨年12月中旬ごろ、男性容疑者の暴行などで死亡したとされる。両容疑者らは同月末、堺市北区のマンションに転居。男性容疑者は「遺体は引っ越し後も、布団か毛布に包んで家に置いていた。異臭がしたので今年5月下旬ごろ遺棄した」と供述している。

一方、堺市北区役所は4月初め、松原市からの連絡で長男が定期健診を受けていないことを把握。府警に相談する5月下旬までに家庭訪問を4回、電話を6回して長男の所在確認を試みていた。

また、両容疑者は今春ごろから自宅マンションの家賃を滞納し始めたにも関わらず、男性容疑者は同時期、勤務先の建設会社を突然辞めていた。府警は、両容疑者にこの時期、トラブルなどがなかったかも調べるとの事。

捜査関係者によると、保護責任者遺棄致死容疑で逮捕された母親の女性容疑者(32)は長男について「昨年12月以降、夫が頭を拳で殴ったり、顔をたたいたりした」と供述しているという。頭にこぶができたり顔が腫れたりしたため、女性容疑者が冷却シートを貼るなどしたとの事。

長男の死亡について「昨年12月20日ごろ、夫が長男を殴った後にぐったりし、翌朝にけいれんを起こして死んだ」と話していることも新たに分かった。「長男が言うことを聞かなかったり、夜遅くまでぐずったり泣いたりしたので、夫が怒っていた」とも説明しているとの事。

捜査関係者によると、男性容疑者は当初、奈良県御所(ごせ)市の水越峠の崖から、「遺体を布団にくるんで投げ捨てた」と供述した。府警は11月4日から4日間、現地を捜索したが、長男につながるものは見つからずに中断していた。最近になって、「本当はもう少し大阪よりの川辺に遺体を埋めた」と供述を一変させたという。

今回の現場は水越峠の崖から西に約500メートル離れた川沿い。府警は14日、集中的に捜索したが、手掛かりは見つからなかった。15日以降も捜索を続ける。

遺体をくるんだという布団については、「水越峠の崖から捨てた」という従来の供述を続けている。また、「布団を入れていたポリ袋を、崖から少し離れた別の場所に捨てた」と話していることも分かった。

男性容疑者は「遺体は今年5月に捨てた」と説明しているが、保護責任者遺棄致死容疑で再逮捕された母親の女性容疑者(32)は「昨年のクリスマスの頃に夫が遺体を持って出て行った」と供述。遺棄の時期が食い違っており、府警は供述の信用性について慎重に捜査している。

男性容疑者は新たに、これまで遺棄したと供述していた崖から「(遺体をくるんだ)布団とゴム手袋を捨てた」とし、さらに奈良方面へ約200メートル進んだ山中で「(遺体を包んだ)ポリ袋を捨てた」とも供述。府警は前回の捜索でピンク色の布団1枚を押収したのに続き、この日は大型のポリ袋2枚を押収したが、ゴム手袋は見つかっていない。

卓容疑者は一時、長男の遺体を同村との境に近い奈良県御所(ごせ)市の水越(みずこし)峠の崖から捨てたと説明。その後、「水越峠の手前の川が流れている場所で、水辺に遺体を埋めた」と供述を一転させたため、府警は14日から男性容疑者が案内した川沿い周辺の捜索を開始。15日も40人態勢で範囲を広げて捜索を続けていた。

府警捜査1課によると、遺体は15日午後2時20分ごろ、男性容疑者が長男を埋めたと供述した同村の川沿いを深さ約40センチまで掘り進めた地中で見つかった。縦約50センチ、横約30センチほどの大きさで、かなり腐敗が進んでいたとの事。

全体がトレーナーとみられる布に包まれ、足側には両足分の小さな靴下、頭側にもニット帽のようなものが見えていることから、府警は丸まった状態の幼児の可能性が高いと判断したとの事。
長男の可能性があり、府警はDNA型鑑定などで確認を進める。

長男の所在は、3年ほど前から確認できていませんでしたが、15日、長男の祖父が証言、「去年、孫を預かっていた」と話しました。

「(男性容疑者は)僕の養子になって姓を変えた。去年7月に(長男を)預かった。今年1月2日に家に行ったが長男は部屋にいなかった。『実は施設に入れた』と聞かされた」(長男の母方の祖父)

男性容疑者は、長男の死亡時期について「去年12月に死んだ」と供述していて、警察は遺体を司法解剖して調べています。

捜査関係者によると、遺体は丸まった状態で、トレーナーとズボン姿。両足に靴下をはき、頭にはニット帽のような物も付いていた。男性容疑者が長男を遺棄した際の服装に関する説明と、ほぼ同じだとの事。

捜査関係者によると、男性容疑者は「遺体をくるんだ布団をポリ袋で包み、車に乗せて運んだ」と供述。同村と奈良県御所(ごせ)市との境にある水越(みずこし)峠の手前で道路脇に車を止めると、「袋や布団から遺体を取り出して川辺に埋めた。(腐敗による)においや遺体の体液が手に付かないようにするため、ゴム手袋をしていた」と説明しているとの事。

男性容疑者はゴム手袋について、一時長男の遺体を投げ捨てたと供述していた御所市の山中で、「布団と一緒に捨てた」と説明している。ゴム手袋はこれまでの捜索では見つかっておらず、府警は17日にも山中の捜索を再開する。

捜査関係者によると、見つかった幼児とみられる遺体は、一部が白骨化していたほか、川辺で長期間埋められていたためか、湿った場所や水中で長期間置かれた遺体に特有の腐敗状態が進んでいた部分もあったという。

捜査関係者によると、男性容疑者は長男の遺棄場所について、大阪市の「南港」などの海や奈良県御所(ごせ)市の山中と次々に変遷させた。だが男性容疑者が12日になって「これまでうそを言っていた」と話し、今回遺体が見つかった大阪府千早赤阪村の山中を流れる小川の周囲を詳述した。

府警はこの新供述に基づき、14日に同村の山中で捜索を再開したが、遺体は見つからず、同日夜に捜査員に問い詰められた。その際、男性容疑者が手を合わせて「今度こそ本当です」と捜索の継続を求めたとの事。

翌15日の捜索で、男性容疑者が指し示した場所付近の土の中から、幼児とみられる遺体が見つかった。

時系列
2003年02月頃  富田林市の生後約5ヶ月の男児の遺体を埋めた(富田林市の事件の供述による)
2012年04月   富田林市の男児不明事件が発覚。
2013年08月   公訴時効の為、不起訴となる。
2013年12月   施設に預けていた長女(7)と不明の男児を引き取り松原市内で暮らし始めた。
2014年08月   双子の姉妹を出産
2015年06月   不明男児の3歳半検診の通知を送るが6回に渡り、延期
2015年07月   祖父が長男を預かる。
2015年12月20日頃 長男が死亡(女性容疑者の供述)
2015年12月末  家族が堺市に引っ越す。(家賃滞納で強制退去)
2016年
01月02日 祖父が家を訪問した時には長男の姿は無かった。
01月04日 引っ越した事を松原市に電話連絡する。
数日後     不明男児の3歳半検診が未受診である旨の確認の連絡を未来子供室が受ける。
03月01日 地域保健課が双子(いずれも2歳)が1歳半健診のリストに無いとし同室に再び連絡
03月16日 子供未来室が容疑者家族の引っ越しを確認
03月30日 子供未来室が堺市に不明男児が3歳半検診が未受診である事を連絡。
05月   男性容疑者が遺体を遺棄した(男性容疑者の供述)
05月18日 堺市から松原市に不明男児の所在確認ができず府警に相談していると連絡
05月下旬 松原市が両容疑者が4年前の男児不明事件の関係者と把握した。

こんなところですね。
ここまでの経緯を見ると、男性容疑者は妻で長男の母親の女性容疑者が供述しなければ、ずっと否認するつもりだったように見えますね。

まー同居して全てを見ていた妻が犯行を認める供述をすれば、男性容疑者としても否認する意味が無いと言う事なのかな?

その一方で、男性容疑者は供述を始めるも、遺体の場所は嘘を続けていた。
しかし、何らかの心境の変化があって、本当の事を話した。
心が折れたのかな?

虐待の理由は経済的困窮によるストレスが主だった理由かもしれませんが、このあたりの供述もこれから出てくるでしょうね。

遺体が発見されなければ、心のどこかに無罪になるかも?と言う期待があったかもしれませんが、遺体が発見されれば、もう覚悟を決めるしかないでしょう。

ただ、これまでと事件の印象が少し変わってきました。
もっと悪質な人達なのかな?と思っていたのですが・・・

経済的困窮のストレスで虐待と言うのは、虐待事件では良くあるパターンですね。
12月に死亡して、その12月に引っ越したのは、事件を隠蔽する為?と思っていましたが、家賃滞納の為に強制退去させられたので、逃げる為では無かったんですね。

2013年12月に子供2人を施設から引き取り、翌年8月に出産なので、子供を施設から引き取った時点で妊娠に気付いていたか?は微妙なところですね。
妊娠に気付いていて、更に子供2人を引き取ったのなら、ちょっと無謀かもしれません。

施設から引き取る以前に男性容疑者にどの程度の子育て経験があったのか?も分かりませんね。
少しはあったのかもしれないけど、しばらく施設に預けていたので、ブランクは長かったかもしれません。それが、8ヶ月後には双子の新生児も含めて4人の子供を子育てすると言うのは、それだけでかなりのストレスだったろうと思いますね。

もし、最初の長女の時に一通りの育児を経験していれ、あるいは耐性もあったかもしれませんが・・・それでも、双子は厳しいでしょうね。

そんな中で更に追い打ちを掛けるように、経済的な困窮もしてしまう。
困窮の理由も知りたいですね。
もともと収入が少なかったのか?それとも、何か浪費でもしたのか?

今のところ、男性容疑者がなぜか当時の勤務先を退職したと言うあたりが気になる所ではありますね。
経済的困窮から、児童手当は欲しいし、手当をもらうには生存を偽装しなければならない。

前回の富田林市の事件もあって、もっと悪質な印象だったんですが、すごく運が悪い人達なのかもしれないと言う気もします。
もっとも、だからと言って許されるわけでは無いのですが・・・

長男は今年で4歳と言う事なんだと思いますが・・・施設には何歳から入っていたのか?
もし、生まれてすぐに施設に預けられたのなら、もしかして愛着障害などの可能性もあるのかな?
愛着障害が無くても、活発な男子なら子育ては苦労しますよね。

妻が夫の虐待を黙認してしまったのは「怖いから」だったようですが、本当の理由は今度は自分が虐待されるのが「怖かった」からなのではないのかな?

それも、また良くある理由の一つなんですけどね。
あるいは、夫の経済力がなくては、子供を抱えて生活する事ができないと言う事かもしれません。
それも、また良くある理由ですね。

最後に一つだけ疑問があります。
2015年06月   不明男児の3歳半検診の通知を送るが6回に渡り、延期
この時、長男は生存していたはずなのに、なぜ、検診を受けなかったのかな?
双子が生後10ヶ月で忙しかったのかもしれないけどね・・・

亡くなった長男のご冥福をお祈りします。

参考リンク
大阪府堺市4歳男児所在不明事件

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2016/11/15

島根県立大女子大生バラバラ殺害事件その66 (7年目の節目報道とビラ)

遅くなりましたが、7年目の節目報道が少しだけありました。
世田谷事件とは違い、やや風化の色合いが濃くなってきたかもしれません。

さて、報道は遺体が発見された10月26日に島根・広島両県警の捜査1課長ら幹部が解決を誓い、献花したとの内容を報道してます。

このあたりは例年の事なので、それほど驚く事ではないですね。
私が一連の節目報道で気になったのが報道の中に出てくるキーワード・・・

”被害者の姿が最後に目撃された浜田市のアルバイト先のショッピングセンターでは、刑事部長らが、「事件当時の写真、ビデオ」などの情報提供を呼び掛けるビラを配布”

このビラは昨年作成された物だと思います。現在も島根県警のHPに掲載されています。
ここでも強調されているのが
”薄れゆく「記憶」より、確かな「記録」”
”あなたの情報が決めてになります”

なんですよね。
実際、こんな事を訴えて情報提供を呼びかけている事件は他に記憶に有りません。

それが悪いと言う事では無く、もしかして捜査本部は犯人の手掛かりを何か握っているのでは?
と言うのが疑問なわけです。

実際、事件から16年となる、世田谷事件では写真やビデオの情報が欲しいと情報提供を呼びかけた事はありません。
未だに、新しい情報提供を求めているし、それは「記憶」なんですよね。

だから、記憶よりも記録なんて呼びかける事に違和感があるんですが・・・

しかし、逆に言うと、既に犯人に繋がる情報があって、その裏付けとなる「写真」や「ビデオ」が必要とも解釈できますよね。

で、捜査本部が呼びかけているのは
「事件当時浜田市内、臥龍山付近で撮影された写真、ビデオ等」となっています。

これって、捜査本部が必要としている情報は何なんだろう?と考えるわけです。
実際、単純にこの条件に合致する写真は山ほどあるでしょう?
それを全て、収集したいと思っているわけでは無いと思うんですよね。

特に、浜田市内で撮影した写真なんて、何でも良いわけでは無いですよね?

そう考えると、「明記されていない条件」があると思うわけです。
単純に考えると「犯人が写っている写真やビデオ」あるいは「被害者が写っている写真やビデオ」と言う事になると思います。

被害者自身の顔写真は公開されているので、偶然、被害者が写った写真やビデオを持っている人が居れば、提供して欲しいと言う事なんだろうと思います。

これは、逆に言うと、「被害者と犯人は顔見知りで、一緒に写真やビデオに写るような関係」と捜査本部が考えている可能性があると言う事かもしれませんね。

もう一方で「犯人が写っている写真やビデオ」と言うのは、一般人からすれば、犯人が分からないので、映像から犯人が写っている事を判断できません。
なので、当然こんな写真やビデオは集まるはずが無いのですが・・・・

しかし、間接的に犯人に繋がる映像が見つかるかも?と思わせる条件はありますね。
例えば、「緑」や「ピンク」などの毛髪が遺体から発見されていたような場合です。

こんな頭髪の人物は当時の浜田市内にも少ないでしょうから、そういった写真やビデオから捜査をしたいと言う場合も考えられますね。しかし、それならそうと言ってもらわないと、受け手は分かりません。

臥龍山の紅葉の見頃は10月下旬から11月初旬で犯行時期に一致してますね。
捜査本部は犯人が紅葉見物に偽装して現地を下見した可能性を考えているのかもしれませんね。
ただ、そうなると、この時期に臥龍山に登った人が全員、捜査対象になってしまうので、それも現実的では無いような気がします。

やはり、被害者と一緒に臥龍山に紅葉見物に登った人物を疑っているのだろうか?
しかし、そんな交友関係があれば、当然、被害者の周囲の人間なら話題になったりしたんじゃないのかな?

あるいは、誰にも話せない秘密の交友関係だったのか?

いずれにせよ、捜査本部の期待している写真やビデオがあれば、捜査本部へご提供をお願いします。

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2016/11/02

福井県大野市九頭竜湖冷凍庫遺体遺棄事件その8(一審判決)

一審判決 無期懲役です。

愛知県犬山市で2011年、飲食店店員のMさん(当時27)が絞殺されて福井県の九頭竜湖に遺棄されたほか、09年には暴行を受けた別の女性が死亡した事件で、殺人や傷害致死などの罪に問われた男性被告(44)の裁判員裁判の判決が11月2日、名古屋地裁であった。
裁判長は、被告に無期懲役(求刑死刑)を言い渡したとの事。

裁判長は「2人の生命が失われた結果は重大だが、死刑の選択が真にやむを得ないとまでは言えない」として無期懲役(求刑死刑)を言い渡した。

公判では主に、別の女性に対する傷害致死罪が成立するか、死刑を科すべきかどうかが争われていた。判決ではこのうち、傷害致死罪の成立は認めた。

判決によると、被告は2009年7月、自宅室内でなげしにつなげた鎖を、交際相手で同居していたAさん=当時(26)=の首に巻いて立つように命じ、姿勢を維持できず鎖で首が絞まったAさんを窒息死させた。11年11月には、愛知県犬山市の駐車場で飲食店員Mさん=当時(27)=の首を手で絞めて殺害。遺体を冷凍庫に入れ九頭竜湖に投げ捨てた。

被告はAさんへの傷害致死罪を否認したが、判決はMさん事件の共犯の男W(38)=懲役14年確定=が、Aさん死亡時の状況を被告から電話で聞いたとする証言は信用できると指摘したとの事。

Aさんへの傷害致死罪について検察側は、被告がAさんに日常的に暴行を加えるなどして精神的に支配しており、事件時はAさんが意に沿わない行動をしたため、自ら首に鎖を巻くよう仕向けたと主張した。これに対し弁護側は「裁判で明らかになった証拠からは具体的な言動を認定できず、傷害致死罪は成立しない」と反論していたとの事。

Mさん殺害で検察側は、被告が自宅でAさんに出会い系サイトなどで金を稼がせており、Aさんが死亡したため代わりに金を稼がせる女性を飲食店で探していたが、この店で働くMさんに妨害されたと邪推して殺害したと指摘した。その上で「殺人罪のみでは死刑が相当でないとしても、傷害致死罪も含め処罰することを考慮すれば死刑を選択できる」と主張したとの事。

弁護側はMさんに対する殺人、死体遺棄罪は認めた。W受刑者が殺人、死体遺棄罪で懲役14年が確定していることを挙げ「2人の刑に大きな差をつける合理的な理由はない」として、傷害致死罪は無罪との訴えと合わせて死刑回避を求めていたとの事。

こんなところですね。
無期懲役です・・・ちょっと詳細が分かりませんね。
Aさんの死亡については傷害致死なんですよね。Mさんは殺人、死体遺棄ですね。
一人を殺害、もう一人が傷害致死なので、死刑には殺人が2名必要と言う事なのかな。

もし、Aさんの死亡も殺人と判断されれば、2名の殺害で死刑の選択も有りだったかもしれません。
Aさんについては殺人を立証できないと言う検察側の判断だったんでしょうね。

しかし・・・死刑も有りだったような気がします。
悪質度はかなり高いと思うんですよね。
女性を4年間も監禁した上で暴力で支配してますね。
もう、女性を金づるかATMとしか思ってないのでしょうね。

それで死亡したら、今度は別の金づるを探して邪魔をしたと思った女性を殺害したと言う事ですからね。

こんな事件を見ると、女性が関わってはいけない男性が世の中にはいると言う事を強く感じますね。
Aさんは自力では被告の支配から抜け出す事ができない程に精神的に追い詰められていて、周囲の人間が誰も助ける事ができなかったのが残念ですね。
Aさんの家族はAさんの生活の状態を知っていたのかな?

いずれにせよ、亡くなった2人の女性のご冥福をお祈りします。

参考リンク
福井県大野市九頭竜湖冷凍庫遺体遺棄事件その7(新たな傷害致死事件)

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