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2016/11/25

大阪市住吉区1歳男児育児放棄死事件

大阪市住吉区で11月22日(火)夜、車のトランクから、男の子の遺体が見つかる事件が起きている。
遺体は、所在不明になっている1歳の男の子とみられ、警察が、母親らを現行犯逮捕した。
22日夜、大阪市住吉区のコインパーキングに止まっていた車のトランクから、クーラーボックスに入れられた幼い男の子の遺体が見つかった。

遺体は、今年3月頃から所在不明になっている男児(1)とみられる。
警察は、「遺体を車の中に置いている」と話した、大阪市東住吉区に住む男児の母親・S容疑者(24)と、同居しているO容疑者(22)を死体遺棄の現行犯で逮捕した。

児童相談所から、「子どもの安否確認ができない」と警察に通報があり、事態が発覚し、逮捕された2人は、「2016年4月に車に放置し、戻ったら死んでいた。逮捕されると思い、クーラーボックスの中に入れて、車に隠していた」などと容疑を認めているとの事。

警察の司法解剖の結果、死因は、栄養失調とみられ死後2か月以上が経っているとの事。

母親のS容疑者(24)が8月に同市東住吉区に転入した際、男児について「発育は問題ない」と区役所に説明していたことがわかった。S容疑者は男児が4月に死亡したと供述しており、府警は発覚を恐れて虚偽の説明をしたとみている。

S容疑者は8月19日に和歌山県みなべ町から同区に転入。同月22日、区役所での未就学児の親向けの面接で、家族は長女(3)と長男(死亡した男児)の3人家族と申告し、男児について「ちゃんと歩けて、言葉もしゃべる。食事もできている」と答えたとの事。

一方、今月22日に府警に死体遺棄容疑で逮捕された際には「4月に息子を残して車を離れ、戻ったら死んでいた。虐待を疑われて逮捕されると思って車に隠した」と説明。司法解剖で男児は4月に死亡していたとしても矛盾はないとされたことから、府警は区の面接で、死亡の事実を隠したものとみているとの事。

死体遺棄容疑で逮捕された母親と内縁の夫が毎週のように深夜、バーで飲食していたことが、知人の証言で分かった。

また、逮捕前日の21日、大阪市南部こども相談センター(児童相談所)が男児を連れてセンターに来るよう呼び出していたことも分かった。母親らは児相から逃れるために自宅を出てホテルに滞在していたとの事。

府警などによると、母親のS容疑者(24)は昨年10月以降、男児と長女(3)らと和歌山県みなべ町で暮らしていた。少なくとも今年8月ごろには同市東住吉区に引っ越し、内縁の夫のO容疑者(22)と生活を始めたとみられる。

両容疑者の知人によると、2人は9月以降、同市内のバーに週1回程度通っていた。午後9時ごろに入店し、早朝まで飲み明かすこともあったという。司法解剖の結果、不明の男児とみられる男児の死亡時期は6~9月上旬。この頃には男児が死亡していた可能性があり、3歳の長女を自宅に残したまま深夜まで飲み歩いていたとみられている。男児は胸の筋肉の発達が遅く、脂肪も少なかった。府警は両容疑者が以前から男児の育児を放棄していた疑いもあるとみている。

O容疑者はインターネット上の交流サイト「フェイスブック」に最近、S容疑者と長女、男児の名前を挙げ、「家族仲良く末永く愛してくれてありがとう」と書き込んでいた。男児は「もうすぐ2歳」と記されており、生きていると偽装しようとしていた疑いもあるとの事。

府警は22日深夜、同市内のビジネスホテルにいた両容疑者を見つけて職務質問。S容疑者が遺体を隠していた車に警察官を案内して事件が発覚した。府警は母親らが児相から逃げるためにホテルに滞在していたとみている。

府警は24日、両容疑者を大阪地検に送検したとの事。

逮捕された母親のS容疑者(24)が3月に突然、男児を保育所に通わせなくなっていたことが、分かった。それまでは健診を受けさせるなど問題はなかった。遺体は低栄養状態で、府警は、3~4月に育児態度が急変してネグレクト(育児放棄)状態になった可能性があるとみている。

S容疑者らが8月に大阪市に転入するまで住んでいた和歌山県みなべ町などによると、S容疑者は3月、急に「やめる」と言い、同13日から男児(1)と姉の長女(3)が保育所に来なくなった。大阪市に転居後は、長女だけが保育所に通っていたという。

男児は昨年12月にみなべ町で10カ月健診を受け、「異常なし」と判断された。今年2月には水ぼうそうなどの予防接種を受けていた。保育所にも通っており、地元の紀南児童相談所は「通報もなく、問題のある家庭という情報はなかった」としている。

男児とみられる遺体は司法解剖の結果、胸の筋肉の発達不良や腹の脂肪量の低下がみられ、栄養が不十分な状態だった。府警は、3~4月に何らかの理由でネグレクト状態になっていた可能性もあるとみて、S容疑者から当時の状況を聴いている。

逮捕された母親のS容疑者(24)が和歌山県みなべ町に住む実母に対し、ともに逮捕された内縁の夫のO容疑者(22)と同居する住所を伝えていなかったことが分かった。男児らを心配した実母らがS容疑者を捜していたが、事件が発覚するまで結局会えなかったとの事。

S容疑者の実母らによると、S容疑者は昨年10月ごろに前の夫と離婚した後、男児と長女(3)を引き取り、和歌山市から同町に転居して実母らと同居し始めた。

同町では、2人の子供を町立保育園に預け、男児は10カ月健診や予防接種などを受けていた。和歌山市にいた際も、子供2人は健診などを受けており、養育状態に問題はなかったとみられる。しかし、S容疑者は今年3月末に突然、「旅行に行く」と言って子供2人を連れて実家を車で出たまま帰らなくなった。1~2カ月後、実母が「孫を保育所に入れているか」と無料通信アプリ「LINE(ライン)」で尋ねた際、「民間の託児所に入れている」と返答したとの事。

ただ、S容疑者は心配する実母に現住所を伝えていなかった。実母らが教えられた住所を訪れると、O容疑者の親族宅だった。

一方、男児の行方を捜していた大阪市南部こども相談センターが、逮捕の4日前の18日にS容疑者らと面会した際は、「実母に預けている」と説明。依頼を受けたみなべ町職員がこの日に実母宅を訪問したが、男児はいなかった。実母はS容疑者に「何かあったのか」とラインで聞いたが、S容疑者は「大丈夫」と答えるだけで、実母らは結局、男児と会えなかった。

この事件でO容疑者が子どもを放置していた間、「S容疑者とホテルに行っていた」と供述していることが新たに分かりました。

一方、S容疑者は「買い物に行っていた」などと曖昧な供述をしていて警察は男児が死亡した経緯を詳しく調べているとの事。

容疑者(24)=大阪市東住吉区=が、3月に和歌山県の実家を出てから約3カ月、「子どもを連れ、ホテルなどを転々とした」と供述していることがわかった。

両容疑者は3月下旬、1歳になって間もない男児と姉(3)を連れ、それまで住んでいた和歌山県みなべ町のS容疑者の実家を出た。6月に東住吉区の賃貸マンションに入るまで、ホテルや友人宅を泊まり歩いたと話しているという。府警は外泊を繰り返す中、2人が男児や長女を車に残して出かけるなどネグレクト行為を続けていたとみて、詳しく当時の状況を聴いているとの事。

司法解剖の結果、男児の胃と腸から食べ物が確認されなかったことが分かった。
男児は長時間にわたり食事を与えられずに衰弱死したとみられ、大阪府警は死体遺棄の疑いで逮捕した母親らから養育実態や死亡の経緯を詳しく聴いているとの事。

S容疑者は今年3月まで長女(3)と男児ともに和歌山県みなべ町の実家で生活。「(O容疑者に)旅行に連れて行ってもらう」と子供を連れて外出したまま戻らず、6月から現住居の大阪市東住吉区のアパートでO容疑者と住み始めた。

男児が死亡したとみられるこの期間について、両容疑者は「(O容疑者の)実家に行ったり友達の家に泊まったり、転々としていた。ビジネスホテルに泊まることもあった」と説明。遺体が見つかったトランクには衣類などが乱雑に積まれており、車中泊をしていた可能性もあるという。大阪府警は不安定な生活が男児の育児放棄につながった疑いもあるとみて調べるとの事。

時系列
2015年
10月頃  S容疑者が前の夫と離婚。
その後、S容疑者は子供2人と和歌山の実家で生活する。
12月   男児が10ヶ月検診を受診する。
2016年
02月   男児が水疱瘡などの予防接種を受ける。
03月13日 子供2人が通っていた保育園を「やめる」といって突然通わせなくなる。
03月下旬 S容疑者は長女(3)男児(1)をつれて、旅行に行くと実家を出る。
この後  6月まで、ホテルなどを転々とする生活。
その後、S容疑者の祖母が子供を幼稚園に通わせているか?とSに聞くと、民間の託児所に預けていると回答。
04月   車に放置していた男児が死亡(容疑者の供述による)
06月   O容疑者と大阪市の現住所に住み始める。
08月19日 S容疑者は大阪市に転入。
08月22日 市に対して、男児の発育に問題ないと話す。
09月以降 3歳の長女を自宅に残したまま、バーに週1回ほど出かけていた。早朝まで飲む事もあった。
11月18日 児童相談所がS容疑者と面会、男児は実母に預けていると話す。
11月21日 児童相談所がS容疑者に男児を連れてくるように呼び出し、この為、一家でホテルに滞在。
11月22日 事件発覚、死体遺棄で両容疑者を現行犯逮捕。

こんな事件ですね。
これまでの報道ではよく分からない事もありますね。
O容疑者(22)は仕事をしていたのか?最初から大阪市の現住所に住んでいたのか?
まー女性で母親のS容疑者の方がクローズアップされているけど、この事件の鍵は男性のO容疑者でしょ?
22歳で若いけど、1歳と3歳の小さい子供を連れた女性と同居するなら、ちゃんとその面倒も見る覚悟が必要だよね。

1歳と3歳の子供を抱えた24歳の女性が仕事をするのは、かなり厳しいですから、O容疑者1人の収入で家族を養う事になるのは、22歳でも想像できるでしょ?

それが出来ないなら、同居しようなんて話をしなければ、S容疑者は実家を出る事も無かったんじゃないかな?
そうすれば、男児が死ぬ事も無かったのでは・・・・

とは言え、母親としては子供を養えないなら、同居を断念して実家に戻る事を選択するべきだったので、必ずしも男性側が100%悪いとは言えないけどね。

結局、女性と男性が2人とも、子供の事を考えなかった。育児の責任を放棄した結果がこの事件なんだろうね。

でもなー、母親を捨てて、女として生きるなら、子供は実家に預けたまま、男と同居すれば良かったようにも思うんですよね。
実家を出たのも突然だし、実家に住所や連絡先も教えていなかったのは、実家にいずらい理由でもあったのかな?

その理由に関係しているか分からないけど、離婚の理由も知りたいですね。
男児が生まれて8ヶ月ぐらいで離婚してるんですよね?

亡くなった男児のご冥福をお祈りします。

最後に大阪市の児童相談所は良い仕事をしたと思います。
容疑者の言葉の裏付けを取る為に、和歌山の実家も確認している。男児の所在が不明であると判断して、警察にも通報してます。
8月に転入して11月だから2ヶ月以上掛かっているけど、このぐらいは仕方が無いかもしれませんね。

3月に実家を出て、男児が死亡したのが4月だから、わずか1ヶ月で事件が起きるとは和歌山側の人間にも予想できなかったかもしれませんね。
特に、和歌山の実家で生活していた時は特に育児に問題は無かったようですし。

常に子供の所在を確認できるような仕組みが必要かもしれませんね。

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コメント

栄養不良なら数分数時間で起こったことではないですよね。
「旅行」前はわからなかったとしても、子連れでの車中泊やラブホは厳しいことがどこかでわかったはずです。
子どもの異変や子連れの行動の難しさに気付いた時点で、どちらの容疑者でもいいから女性実家に行く判断をしなかったのはなぜでしょうか。
戻ったら別れさせられると思ったか、女性が我が子を手放さないと意地になったか、男性が子も受け入れる自身の格好良さに酔ったか。それとも子どもの存在を忘れて行動していて子の異変に気付きもしなければ煩わしいと思いもしなかったか。
いずれにせよ、「子も人間である」という視点に欠けていたのでしょう。

児相の方達も大変ですよね。
本題と外れますが、こういう虐待や犯罪現場に対応する人達へのケアも必要だと最近考えるようになりました。
子ども好きな人が多い故に傷付いた子どもを知り過ぎて心身ともに疲れてしまうことがあるようで。
今回の件、担当職員さんのお陰でもう1人の子を救命できたのだと考えます。

投稿: つれづれ | 2016/11/28 00:07

大阪市住吉区で昨年11月に車のトランクから遺体で見つかった男児(1)の姉(3)を殴ったとして、大阪府警は1月17日、O容疑者(22)=死体遺棄罪で起訴=を暴行容疑で再逮捕し、発表した。O容疑者は男児の母親のS被告(25)=同=の内縁の夫。「気に入らないことがあれば殴ってストレスを発散していた」と容疑を認めているとの事。

捜査1課によると、O容疑者は昨年9月10日ごろ、同市東住吉区の自宅に止めていた車の中で、姉の頭をスマートフォンで数回殴った疑いがある。数日後、保育園の職員が頭にこぶを発見した。

S被告もO容疑者が「この時はあいさつをしなかったと怒鳴りつけて殴り、頭皮から出血させていた。毎日のようにたたいていた」と供述。
O容疑者は「ゲームで負け、八つ当たりで顔を殴って、鼻血を出させたこともある」と話しているとの事。

こんなところですね。
しかし、相手は3歳ですよ、3歳って幼稚園の年少さんか、入園前ですよね?
それを殴ってストレス発散って、22歳だとしても、あまりに未熟じゃないですか?
自分より弱い相手を虐待して支配欲を満たして、ストレス発散しているって事ですもんね。

シングルマザーで大変な事もあるだろうけど、交際相手は父親になれる人物を選ぶべきなんだろうと思いますね。

3歳の姉の事が心配です、両親がこんな状況だから、施設か母親の実家で預かっているのかな?
3歳でこの仕打ちをうけてしまうと、愛着障害など心配です。良くケアしてあげてほしいです。

つれづれさんへ
遅レスごめんなさい。
そうですね、自殺の相談を受ける相談員さんも、疲れて逆に自殺してしまうような事もあるようですから、子供の事を考えすぎて、それがストレスになってしまう事もあるかもしれませんね。

当然、職場内での情報共有などして、先輩や上司からのアドバイスなどあるでしょうが、感情的な部分は理屈で分かっていても、やりきれない面はありますよね。

投稿: ASKA | 2017/01/17 19:39

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