島根県立大女子大生バラバラ殺害事件その73 (薬物の影響?)
今回も妄想チックに行きます。
その70 (殺害した場所と目的)で解体の理由を快楽殺人と考えたわけですが、他にも可能性があるかな?と言うところで、「薬物」の影響があった可能性はないのだろうか?
事件後の「大変な事をした」は確かに、事件を後悔している、あるいは意図しない結果となった事を表しているものかもしれません。
だとしても、殺害はともかく、「写真撮影」は快楽殺人と結びつけて考えたくなるわけです。
しかし、自分の意志とは裏腹というか、自分自身の制御ができない状態で殺害、解体、写真撮影を行ったと言う可能性もあるわけですよね。
で、そんな事があるのか?と考えた時に可能性としてありそうなのは二つですね。
A)薬物の影響で自身自身の制御ができない状態だった。
拉致後に暴行しようとして、薬物を決めたら、やり過ぎてしまったと言う、ありがちな結果ですね。
過去の事例でも、薬物による凶悪事件は沢山あります。
薬物による凶悪事件
しかし、その一方で、容疑者の周囲で薬物の話は出てきていません。なので、裏付ける情報がない限り妄想ですね。
B)何らかの精神疾患やメンタルのトラブルにより、一時的に自分自身の制御ができない状態だった。
こちらはもっと可能性が低いかもしれません。
専門医の通院歴などがないと、裏付けは難しいでしょうね。
(二重人格説はこの説の亜種ですね)
ただ、一つだけ、容疑者の経歴で気になるのが、大学進学の部分です。高校は進学高で優秀な生徒だったのに、大学は1浪して夜間でした。
私はここで、受験ノイローゼなどがあったのではないか?と考えていますが、このあたりの情報もありませんね。
受験ノイローゼで受験に失敗して、夜間に進むが、そこも中退してしまった。
この為、容疑者は少なからず学歴にコンプレックスがあったのではないか?と疑うわけです。
被害者は学会発表するほどに優秀な女性でした。事件の流れの中で容疑者の逆鱗にふれて逆上した容疑者が暴行殺害してしまった可能性はあると思います。
しかし、その後に遺体の解体は隠滅の為の行為としても、写真が説明できないんですよね。
コメントいただいた中に、「知人に住所を貸して欲しいと頼んだ」と言う話もあるようなので、もしかすると、この写真も偽装の為に使用する為だった可能性もあるにはありますが・・・なんとも言えないですよね。
しかし、いずれに場合でも、女性を拉致して自宅に監禁しようとしたら、犯人としての選択は3つしかないと思うんですよね。
1)発覚するまで監禁を継続する。
2)口封じの為に殺害して、事件を隠蔽する。
3)口止めして解放。
被害者が犯人の顔や監禁場所などを記憶していれば、そのまま解放すれば、必ず警察に訴えられるでしょう。
そうならない為に解放できない。強力な口止めをして解放と言うのも可能性はありますが・・・ただ、あまり長期間になると、解放された被害者も事情を説明できないから、逆に事件に巻き込まれたのでは?と周囲が考えてしまうのではないだろうか?
それに、結局、被害者がどんな口止めをされても、心変わりする事はあるでしょうし、犯人としては不安は残りますよね。
なので、コメントにもありましたが、今回は2)で口封じの為に殺害して、事件を隠蔽した可能性が疑えるわけですね。
だけど・・・最初からそうなる事はわかっているんですよね。
そんな事件をこの容疑者が起こすのか?と言うあたりが気になるところではあります。
だから以前の性犯罪歴がその間接的な証拠なんじゃない?と言う事も言えそうなんですが・・・
どうも、以前の性犯罪の内容はそんな種類の「性犯罪」とは言えないような印象ではあります。
以前の犯罪内容の詳細がわからないので、ここは何とも言えないのですが・・・
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コメント
ASUKAさん、犯人の前科については既に報道済みで、以下とのことです。
「男は、事件の5年前の平成16年に北九州市や東京・杉並区で、面識のない女性に刃物を突きつけ、 わいせつな行為をしようとして、けがをさせるなど3つの事件で懲役3年6か月の実刑判決を受けていた 」
つまり、未遂ということになります。
完全に頭おかしいですよ。
この類の犯人は「若く、身なりがそれなりの女性なら誰でもいい」思考で、そこに個別のスペックなり人格なりは襲う時点では重視していなかったのではないでしょうか。
知能犯というよりは衝動的、前述しましたが、手口も前科時とそこまで変わらなかったはず。まあ、次は失敗しないという考えくらいはあったと思いますが。(なので現場を事前に下調べし、車を使い、死角や人通りのない時間帯を把握し、帽子などで顔を隠し、獲物を待ち伏せするくらいはしていたと考えます)
…犯人のひととなりを考えると、ASUKAさんのご指摘どおり、そうなるに至ったのは、浪人時代に何か犯人の価値観がおおきく変わるような出来事があった可能性は高いと考えます。
進学校に通い、浪人し、防衛大に受かりながらも蹴り、偏差値的にはそれより低いであろう国立大の夜間部に進学し、中退。絵に描いたような転落人生を送っています。
好意を抱いていた女性に本人の核心に触れるようなことを言われて振られた、なんてことがあったのかも知れません。平岡さんへの激しい殴打の痕があったという話に、犯人の女性への激しいコンプレックスを感じます。
自宅に連れ込んだのは犯人にとってイレギュラーだったんですかね。なんとなくですが、車内で暴行しようと思ったら予想外に抵抗され殴打、そしたらぐったりしてしまったので、困って自宅に連れ込んだのかも知れません。
やがて目を覚まし顔を見られると同時に、本人の核心に触れるようなことを言われ、逆上して殺害、という流れなのかも。
カメラで撮ったのは…確かに説明できないですが、撮影したときは死んだと思っていなくて、口封じのために撮ったと推測することもできます。あとは、単純に、性欲がピークに達したときに(我に返る前に)興奮して撮ったか。
携帯ではなく社用カメラで撮ったのは、画質などが影響している可能性がありますかね。。当時は携帯もさすがにいまのような高画質ではなかったですし。
一部編集 by ASKA
投稿: ワカメ | 2016/12/28 23:38
ASKAさん、こんばんは。なるほど、「容疑者は何故写真をとったのか?」ここが解決されてないと薬物や精神的な疾患も考慮に入るのではないか、ということですね。
私の考えはむしろ「社用のカメラ」で撮影した、というのが犯人の意図を解明する鍵になる気がしています。
そもそもそういった写真に興奮を覚えるような人間なら
自分のカメラを持っていてそれを使いそうなものです。しかし容疑者が社用カメラを使った理由は警察の捜査をかく乱する為で、自分のカメラを使うと捜査された時に証拠が見つかってしまうから、と考えればどうでしょう。社用カメラは現像後記録を消してさっさと会社に戻せば捜査されないんじゃないかと犯人は考えたのかもしれません。
この容疑者の一連の犯行から感じる印象は「稚拙さ」です。そのクセ犯行を隠そうといろいろ動きたがります。
落ちていた被害者の靴の件も容疑者が捜査をかく乱する為に置いたのであればなんとなく犯人の性格に近い行動
なのかもと思えます。
私的な考えでは犯人は監禁、暴行までは想定していたが被害者を殺害することは想定していなかった。もしくは行方不明の報道や警察の聴取があってもう後には引き返せないと殺害してしまった。
そこで写真を撮り、靴を捨て捜査をかく乱。遺体を山中に埋めた。おそらく写真はあとでどこか自分と関係のない場所で出して捜査の目をそちらに向けさせようとしたのかも。
しかし、犯人は事故で死んでしまった、と。
投稿: 裏銭 | 2016/12/29 14:49
小林死刑囚でしたっけ、幼女をいたずら殺害した新聞配達の犯人。
彼が逮捕前に行きつけのスナックで自分の携帯に(犯人から)こんな写真(殺された幼女の姿)送られてきたと狂言してた事を思い出しました。
遺体発覚前日(ココ、ポイント)に故郷に戻り 知人に住所借りようとしたのは、そこに住んでる事にしてもらいたいからじゃないのかな?
その前後に投棄(いずれ発覚させる為に)してるが、それは内定捜査を撹乱させるつもりだったかも知れません。
そう考えると、追い詰められてからの殺害、そして猟奇犯に見せかける為の解体、撮影のシナリオが見えて取れます。
当然 自殺する気など更々無いし、墓参りも取って付けたジェスチャーに思えてなりません。
投稿: テキスタイル | 2016/12/29 19:23