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2017/04/05

大阪府准看護師1歳長女インスリン虐待事件

3月8日、大阪府で元准看護師で現在無職の女性容疑者21歳が当時1歳の長女にインスリンを投与し、低血糖状態にしたとして、傷害の容疑で逮捕される事件が起きている。

大阪地検は3月29日、大阪府警が傷害容疑で逮捕した母親で准看護師の女性容疑者(21)=大阪府高槻市=を同罪で起訴した。
捜査関係者によると、「長女が体調不良になれば仕事を休めるし、もっと長女と一緒にいられると思った」と供述しているとの事。

起訴状によると、容疑者は昨年7月11日午後6時半ごろに高槻市内の自宅で、18日午後9時40分ごろには同市内の病院で、長女にインスリンを混ぜたコーヒー飲料を飲ませ、いずれも1日の入院が必要な低血糖状態にさせたとされる。

逮捕当初は容疑を否認していた。
3月下旬に「私の母親に処方されたインスリンを長女に飲ませた」との供述を始めたとの事。
容疑者は昨年7月、自宅や長女が入院中の病院内で、インスリンをまぜたコーヒーを長女に飲ませ、「高インスリン性低血糖症」にさせたとされる。逮捕当初、「投与していない」と容疑を否認していたが、3月下旬になって供述を一転させたとの事。

捜査関係者によると、容疑者は准看護師の資格を持っており、容疑者の母親が処方されていたインスリンの注射薬を使ったとみられる。自宅からは未使用の注射薬が数本見つかっているとの事。

被告は「以前に子供が入院した時に仕事を休めて一緒にいられたことから、また入院すれば大好きな子どもともっと一緒にいられると思った」と話しているとの事。

府警によると、容疑者は当時1歳だった長女(2)と自身の母親、そして伯母との4人暮らし。

捜査の末、インスリン投与が可能だったのは、24時間付きっきりで長女の病室にいた容疑者以外にいないという結論となった。
ほかに病室に出入りした不審な人物はおらず、府警は3月8日、容疑者を傷害容疑で逮捕。

昨年7月下旬に容疑者の長女が児相に保護された翌日、容疑者とみられる人物が新たにブログを開設し、無実を主張。《子供を取られるなんて私にとって死ねと言われてるのと同じ》。長女を保護された際の心情をつづったとの事。

時系列
2016年
07月11日 夕方 容疑者が突然、「子供がけいれんしている」と訴えた。
        長女を高槻市内の病院へ連れていったところ、「高インスリン性低血糖症」と診断され入院。
07月18日17:30頃 検査で異常なし
    21:30頃 容態が急変、検査で低血糖状態。即刻治療。
07月19日02:00前 正常値に戻る。
    04:00頃 再び容態が急変。低血糖状態となり痙攣の症状が出る。この為、緊急治療室に運ばれる。まもなく回復。
この時の検査でインスリンが体内で分泌される際、インスリンと同程度分泌されるはずの別の物質の値が明らかに低く、外部からインスリンが投与されたことが明らかとなった。
2017年
03月08日 容疑者を傷害の容疑で逮捕。逮捕直後は容疑を否認。
03月下旬 容疑を認める供述を始める。
03月29日 起訴

こんな事件ですね。
2008年12月に京都で1歳10ヶ月の娘の点滴に汚水を入れて殺害しようとした殺人未遂事件を連想しましたね。
この時の動機は「周囲の同情を買うため、子どもを看病する姿を見せたかった」と言う事で「代理ミュンヒハウゼン症候群」と認められました。

今回の事件が「代理ミュンヒハウゼン症候群」かと言うとちょっと微妙な感じがします。
wikiによると、「代理ミュンヒハウゼン症候群」は「傷害行為に及び自分に周囲の関心を引き寄せることで、自らの精神的満足を他者から得ようとする」と言う事なんですよね。

今回の場合、
・仕事を休める。
・子供と一緒にいられる。
の二つが今のとろこ証言として出ています。

この二つの理由は周囲の関心と言うよりは、自分自身の欲求のような気がするんですよね。
これも、「代理ミュンヒハウゼン症候群」の「亜種」になるのかな?

時系列を見ると、どうも、18日の夜から19日の未明に掛けて、2回もインスリンを投与しているように見えますね。
19日の仕事はそんなに嫌だったのかな?

シングルマザーで看護師だったから、自分が仕事をすれば、当然、その間は子供に会えないわけなんですが・・・
子供の父親はどうしたんだろう?
死別したのか、離婚したのか、はたまた、未婚の母だったのかわからないけど・・・

もし、未婚の母の道を選択するなら、自分が仕事をする事、その間、子供に会えない事は出産前から分かっていた事なんですよね。
そのあたりを考えると、「子供と一緒にいられる」と言う理由は付随的な物で、第一の目的は仕事を休む事なのではないのかな?と思うわけです。

看護師の仕事は大変な仕事で、ストレスも大きいと思いますが・・・それを避ける為に大好きな子供を危険な状態にしてしまうあたり、結局、子供は自分の次って事なのではないか?と思いますね。

まー、生むべきでは無かったと思うのですが・・・妊娠した時にはもっと別な状態で、幸せな新婚生活を送る予定だったのかもしれませんね。
現在21歳となると、昨年が20歳、妊娠したのは19歳の頃かな?
19歳の少女の夢見た幸せがこんな結果になってしまうとは、なんとも可愛そうな気がします。
人生何が起こるかわかりません。特に女性はよーく考えて交際なり出産なりして欲しいと思います。

結局、生まれて来た子供を幸せにできるのは両親を含め、周囲の大人しかいないわけですからね。

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コメント

1歳だった長女にインスリンを投与し低血糖状態にしたとして傷害罪に問われた大阪府高槻市、女性被告(22)の判決が1月26日、大阪地裁であった。

裁判官は「犯行は危険だが、重篤な結果をもたらす意図はなかった」として、懲役2年6カ月執行猶予4年(求刑懲役3年)を言い渡したとの事。

判決によると、被告は准看護師として働いていた2016年7月11日と18日、同市の自宅や病院で長女にインスリンを混ぜたカフェオレを飲ませ、それぞれ1日の入院が必要な低血糖状態にさせたとの事。

被告は公判で、混入した理由について「当時の記憶がない」とし、弁護人は、1度目の混入後に自ら病院に連れて行っているとして、執行猶予付きの判決を求めていたとの事。

こんな事件ですね。
なんでしょうか?相当なストレスでの抑圧などによる健忘なんでしょうか?
結局、動機はわからないと・・・

しかし、それはそれで、今後の対応が難しくなるような気がしますね。
動機が明確なら、その原因を取り除くようにすれば良いわけですから・・・
とりあえず、精神的に落ち着くまでは、子供と離れた方が良いのかな?

投稿: ASKA | 2018/01/26 20:45

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