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2017/04/06

和歌山県紀の川市小5男児殺人事件その6(一審判決)

一審判決は懲役16年(求刑25年)です。

裁判員裁判の判決公判が3月28日、和歌山地裁であり、裁判長は懲役16年(求刑・懲役25年)を言い渡したとの事。
裁判長は被告が事件当時、心神耗弱状態だったと認定した。

公判では検察側、弁護側とも被告が事件当時、被害者と2歳上の兄(15)に被害妄想を抱き、心神耗弱状態だったと主張し、争点は量刑だったとの事。

検察側は論告で「一方的に多数回切りつけるなど悪質。殺意は強固で、落ち度のない被害者の生命が奪われた結果は重大。通り魔的犯行で地域社会に与えた衝撃や不安は甚大」などと指摘したとの事。

被告は公判で、起訴内容の認否を変遷させた末、遺族に謝罪し、弁護側は「被告は否認という方法で自分を保っている。謝罪を述べるに至ったのは大きな意味がある」などと情状酌量を求めていた。

和歌山地裁は、「犯行は安易で生命が軽視されている。妄想障害の影響は考えがたく、被告が心身耗弱状態だったことを考慮しても刑事責任は重大だ」としたとの事。

こんなところですね。
妄想障害の影響は無いが、心身耗弱状態だった事は認定されたんですね。
その結果が求刑懲役25年に対して9年短い、懲役16年の判決と言う事ですね。
ざっくりと4割弱の割引ですね。それだけ、心神耗弱の影響があったと言う事なんでしょうね。

とは言え、被害者側にすれば、そんな事情は関係ないですからね。

その上、公判では犯行を全面否認するなど、主張が2転3転するなど、本当に罪と向き合っているのか?と疑問に思う人も居たでしょう。
それが、メンタルの問題の為なのか?は分かりませんが、やはり、遺族にすれば悪い印象しかないですよね。

事件と向き合う為には、もう少し時間と治療が必要なのかな?

しかし、そもそも、こんな事件が起きなければ、被害者も出なくて、誰も傷つくことはなかったわけだから、そのあたりの専門家の意見は伺いたいところです。
被告人の家族が被告の異変に気づいていたのなら、やはり、治療させるべきだったと思います。

気付いていなかった場合が問題ですね。
しかし、それでも、長年の引きこもり生活だったわけなので、そこから立ち直るような働きかけはできたのではないのか?
放置していたのなら、立ち直りを、あきらめてしまったのではないか?と言うあたりがこの種の事件を防ぐ鍵になるかもしれませんね。

犯人の家族にとっても、ある日突然、家族が凶悪犯罪者になってしまうわけですから、そのあたりの諸々の不利益を考えれば、放置するのは得策とは言えないと思いますね。

とは言え、そんな事件を起こすような引きこもりの人は、それほど多くないのもまた事実なので、つい、危機感がゆるんでしまうのかもしれませんね。

あとは、周囲の人、ご近所の方々は、いくら相手が草木だからと言って、長い刃物を振り回しているのを見たら、不審な行動として、警察や家族に連絡してもよかったかもしれませんね。

結局、事件が起きてしまえば、被害がでてしまう。犯人を捕まえても、被害は元に戻るとは限りませんから、できるだけ、事件を未然に防ぐ事が大切なんだろうと思います。

参考リンク
和歌山県紀の川市小5男児殺人事件その5(物証)

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