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2017/10/13

神奈川県川崎市宮前区トンネル内女性殺人事件その2(続報)

続報です。
1)10月10日、警察は、別の通り魔事件で服役していた37歳の男を殺人の疑いで逮捕した。県警は黒羽刑務所から宮前署に移送し、本格的な取り調べを始める。

2)捜査関係者によると、容疑者は、被害者の殺害について、「バスから下車する被害者を見かけ、隠していた包丁で正面から2か所刺した」などと話しているとの事。「抵抗されて頭にきて、もう一度刺した」などと供述。胸と腹の2カ所を刺された遺体の状況とおおむね一致していたとの事。

3)県警の任意の事情聴取で殺害を認め、「脳梗塞(こうそく)を患って精神的に弱くなったので話したくなった」と説明しているとの事。
「(英国の連続殺人犯とされる)切り裂きジャックに憧れていた」などと話したとの事。

4)容疑者と被害者は面識がなかったとの事。

5)逮捕前の任意の調べに容疑者は殺害を認め、「携帯電話を見ながら歩いていた女性に背後から近づき、回り込んで前から刺した」と供述したとの事。
「(被害者は)携帯電話を見ていて、こっちに気付いていなかった」と話したとの事。

6)凶器については「自宅にあった包丁を使った」などと説明。

7)動機について「女性に虐待された経験があり、女性を刺したい気持ちになった」と話していたとの事。
逮捕前の神奈川県警の任意聴取に
「女性を包丁で刺したくなった」「苦しみながら死ぬ顔を見たかった。1人でいる女性なら誰でもよかった」との趣旨の説明をしたとの事。

8)殺害方法に関する説明と遺体の状況が一致したことなどから、捜査本部は立件可能と判断したとの事。

9)昨年1月、県警に宛てた手紙で「病気をして悔い改めたいと思い、事件について話したくなった」などと訴えたとの事。

10)逮捕の決め手は現場に残された靴の跡が容疑者のものと酷似していたことだったとの事。

11)容疑者が捨てたと説明した場所から凶器は見つかっていないとの事。
任意の聴取で「車を運転中、トンネルに女性が入っていくのを見た。車内にあった包丁を使って刺した。包丁はその後、捨てた」と述べたとの事。

12)県警の任意の事情聴取で、女性への殺害衝動を動機に挙げ、「刑務所を出所したらまたやってしまうと思った」と自白に至った心情も明かしたとの事。
「(被害者が)枕元に立ち、耐えられない」とも訴えたとの事。

13)容疑者(37)が逮捕前の神奈川県警の聴取に「事件を起こそうと思って車に乗っていたら被害者を見かけ、相手に決めた」との趣旨の説明をしていたとの事。
現場周辺の防犯カメラにも容疑者のものとみられる車が映っていたとの事。

14)逮捕前の聴取に対し、事件の直前にバスから降りてトンネルに向かう被害者の姿を見かけたと説明。車で先回りをして被害者の反対側からトンネルに入り、「正面から(被害者に)走り寄って包丁で刺した」などと話したとの事。
現場周辺の道路に設置された防犯カメラ映像を解析したところ、証言に沿う形で容疑者のものとみられる車が確認されたとの事。

15)2006年、女性(当時27)を刃物で刺して殺害した疑いで10月11日朝に送検された

16)容疑者は事件の数時間前に仕事を終えて車で現場に向かっていて、現場周辺の防犯カメラには容疑者の車が映っていたとの事。

17)容疑者の靴から被害者のものとみられる微物が検出されていたとの事。

18)容疑者(37)が当時住んでいた同市高津区の自宅から、新品の包丁2本がなくなっていたとの事。
捜査関係者によると、この捜査の過程で、容疑者の自宅を県警が捜索したところ、包丁セットの中から2本がなくなっていた。結婚記念に贈られたもので、手つかずのまま保管されていたといい、当時の妻は県警に対し、「一度も使ったことがない。いつなくなったのかわからない」と話したとの事。

19)トンネルの近くに残された靴跡によく似た靴が容疑者の職場のごみ箱に捨てられていたとの事。この靴は容疑者の靴と非常によく似ているとの事。警察は容疑者が自分の靴を職場に捨てた可能性があるとみて調べているとの事。

20)容疑者が、逮捕後に、「刑務所を出たら『自分がやった』と警察に言いに行こうと思っていた」などと話し、容疑を認めていることが新たにわかった。
ただし、供述は二転三転している。

こんなところですね。
動機について過去に虐待された記憶からの、ある種の復讐のようにもみえますが、結局のところ、「苦しみ死ぬのを見たかった」と言うあたりで快楽殺人に分類しても良さそうですね。

ただ、微妙な部分もありますよね。
これまでの供述を総合すると・・・凶器の包丁は事前に車に積んでいたわけで、以前から犯行は計画していたんでしょうね。

その上で、当日の仕事帰りに、「今日、誰でも良いから女性を殺そう」と思って、物色していたら、被害者を見つけて、計画を実行したと・・・

そして、凶器の包丁は捨てて、履いていた靴は職場のゴミ箱に捨てる?

このあたりの情報がすごく気になるのですが・・・
職場のゴミ箱に捨てられた靴を警察は押収しているのか?
もし、押収しているとしたら、この当時から、警察は容疑者を疑っていたのか?
なにしろ、有罪判決を受けた事件の前年の事件ですから、この時期に容疑者が容疑者リストに載っていたとしたら?何か理由があるんでしょうね。

そして、靴についてはもう一つの報道で
容疑者の靴から被害者のものとみられる微物が検出されていた。
この靴はどの時期に押収した靴なのか?
ゴミ箱に捨てられていた靴と同じ靴であるなら、不思議じゃないけど。
その場合は容疑者の物と断定する理由が必要ですよね。DNA鑑定とか。

もし、別の靴だと、有罪になった翌年の事件の時に押収した靴だとすると、時間が経過し過ぎていて、ホントに微物が出るの?と言うあたりとか、犯行に使った靴をそのまま履いていたの?とか疑問がでますね。

そして、最大の疑問は、これだけの情報を警察は持っていたのに、結局、逮捕できなかったのは、容疑者の犯行を立証する事が出来ないと言う判断なんでしょうね。
やはり、凶器が発見されていないのが問題だったのかな?

たしか、有罪判決となった殺人未遂の事件でも凶器は発見されていないんですよね。
今回、捨てたと供述した場所から、凶器が発見されていないのも不思議ですね。

自首と言うべきか、県警に連絡した理由は
A)脳梗塞で精神的に弱くなり、悔い改めたくなった。
B)被害者が枕元に立って耐えられない。
C)出所したらまたやってしまうかもしれない。

といった理由のようです。
「枕元に立つ」と言うのはテキスタイルさんのコメントにもあったように、かなりのプレッシャーになるんでしょうね。(2018/10/14 誤記訂正 テキスタル→テキスタイル)

脳梗塞の後に枕元に立つようになったのか?
それとも、以前から枕元にたっていて、脳梗塞をきっかけに悔い改めようとしたのか?そのあたりの情報も欲しいですね。

続報を待ちましょう。

参考リンク
神奈川県川崎市宮前区トンネル内女性殺人事件

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コメント

若くして病気に侵されたのですね、気の毒と言うべきか因果応報でしょうか。

脳梗塞だと後遺症が気になります、手の震え程度なのか、呂律が回らなかったり杖が必要だったりすれば、人生悔い改めたいと思う気持ちの変化は理解できます。

虐待された当人ではなく見知らぬ他人を殺めてるあたりは、強い性欲を感じます。

自分を見つめ直した結果が虐待にあったのでしょう。

またやりたい気持ちと、洗いざらい話して悪夢から解放されたい気持ちとで二転三転の供述は致し方ないと思います。

全体的に素直な殊勝な感じが伺えます。

逮捕され事の重大さに気付かされる刑務所の中では反省せざる終えません、忘れたくても紛らす事は不可能でしょう。

特に戦後の一般社会で育った方には脳裏に焼き付く被害者の断末魔は忘れられない様です。

他にも余罪ありそうな気もします。

若気の至りで一方的な思いをぶつけられた被害者の無念さは察するに余りあります。

慎んでご冥福をお祈りします。


それからASKAさん、テキスタルではありません。

投稿: テキスタイル | 2017/10/13 22:52

askaさん、こんばんは

強盗でもなく、性的暴行目的でもなく
女性を刃物で刺す という行為自体が目的だからこそ
容疑者自身も、自分を抑えきれないのが良く分かっている
のだな、と思いました
罪状としては、上記二件のほうが重くなるでしょう?
「ただ刺したい」「そこに快楽をおぼえる」
被害者が必ずしも死亡すると限らぬケースの悪質性…
色々考えさせられます

投稿: ぷり | 2017/10/14 04:59

みなさん、おはようございます。

テキスタイルさんへ
ごめんなさい、修正しました。
余罪としては、トンネル事件の更に前年の殺人未遂事件(傷害事件?)が疑われますね。
本人が本当に悔い改めたいと思うなら、余罪についても自供が期待できそうです。

被害者が死亡したから、枕元に立ったけど、もし、死亡していなかったら、今回の自供は無かったのかもしれませんね。

脳梗塞の件と合わせて、因果応報?あるいは天罰?と本人が感じたのかもしれませんね。

ぷりさんへ
成人男性が虐待されるとは考えにくいので、問題の虐待は容疑者が幼少期の頃の話だとすると、この事件も育成環境が原因になるのかもしれませんね。

言ってみれば、形を変えた虐待の連鎖と言う事なのかもしれませんね。

罪状は殺人なので、前回の殺人未遂よりも重くなりますね。さらに、余罪もあれば、無期懲役となってもおかしくないと思います。

そのあたりは、容疑者本人も分かっているので、葛藤で供述が二転三転しているんでしょう。

容疑者自身の女性に対する攻撃衝動がいつごろから顕在化して、いつごろから自覚するようになったのか?
女性を違法に攻撃しようとする「自分自身」が異常だと思わなかったのかな?
自分の異常性に気づいて、カウンセリングなどの治療を受けれていれば、この事件が防げたのか?興味のあるところですね。

投稿: ASKA | 2017/10/14 05:52

修正ありがとうございます。

どうでも良い事のケアレスミスが多いASKAさんですから、さほど気にしてはなかったのですが、少しでもASKAさんの挙げ足を取る事に喜びを感じる情けない自分を誇りに思ってます。

さて事件簿ばかり見てる私の印象は、この犯人の余罪は前年のトンネル死傷事件ばかりじゃない気がしてます。

ズバリ17年前でしょうか?

警察が要注意人物としてマークしてたのかも?

投稿: テキスタイル | 2017/10/14 21:47

テキスタイルさん、こんばんは

記事は投稿前に、一度は読み直すようにしているのですが、「そこは間違えない」と言う慢心からか、見逃してしまいました。ごめんさい。

余罪は他にもあるかもしれませんね。
女性に虐待された事が原因なら、かなり以前からその感情や動機があったと思うんですよね。

だから、事件になっていない暴行や傷害事件、などもあるかもしれませんね。
ただ、時効があるので、傷害罪などは公訴時効が10年なので、ほぼ時効かもしれません。

ただ、殺人未遂は公訴時効が25年なので、例のトンネル近くの事件が殺人未遂となれば、警察、検察も捜査するかもしれませんね。

17年前だと、容疑者は20歳ぐらいですね。
まー可能性は否定できないですが・・・容疑者の犯行なら、その供述も出てくると思います。

容疑者自ら告白してますから、罪が重くなる事は覚悟した上での告白でしょう。まー隠すような事は無いと思いますが・・・死刑と言うのがちらつくと、微妙なところではありますね。

投稿: ASKA | 2017/10/18 20:13

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