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2017/11/16

神奈川県座間市9名バラバラ事件その8(計画性)

まずは続報です。
1)捜査関係者によると、容疑者は9人のうち女性8人とはツイッターを通じて知り合った。自殺の方法などについてやりとりを重ね、「誰にも連絡をとらないで来て」という内容のメッセージを送っていたとの事。実際に、被害女性は周囲に具体的な行き先を伝えていなかった。容疑者はツイッターでも「自殺する前に友人、家族、SNSにこれから死にますや今までありがとうなど連絡を入れるのはNG」などと投稿していたとの事。

2)アパートのごみ袋から携帯電話2台が見つかった。被害者の携帯の可能性もあるとみて調べているとの事。
同庁が捜査したところ、被害者の横浜市の女性と八王子市の女性の所持品と確認された。

容疑者は、携帯電話を捨てなかった理由について、「遺体の切断に労力を使い、処分が面倒になった。後で捨てようと思っていた」と供述しているとの事。

3)捜査関係者によると、容疑者は3月から、自殺願望がある女性たちとツイッターで交流するようになり、MMさんとは8月8日にやり取りが始まったという。

初めて会ったのは同13日で、MMさんから「男性を連れて行きたい」との申し出があり、知人のNSさん(20)=遺体発見=と公園で3人で酒を飲んだ。
容疑者は「8月ごろから、ネットで自殺のことを調べて知識をつけると、『自殺を手伝う』という自分の話に興味を持つ相手が増えた」「初めて誘い出すことに成功したのが最初の女性だった」「女性だけを呼び出すつもりだった」という趣旨の供述をしているとの事。

容疑者とMMさんはその後、何らかの相談を重ねたとみられる。

同18日には容疑者が現場アパートを内覧。
MMさんは同月19日、銀行で現金51万円を引き出して容疑者に手渡し、容疑者はその場で自分の口座に入金した。そしてMMさんと不動産会社を訪問し、契約手続きを進めていたとの事。

この約50万円は、「後で返すので貸してほしい」と女性から借りていたとの事。

のこぎりなど、遺体を解体するための道具をそろえたのもこの時期で、容疑者は「部屋を借りるための費用として女性から51万円を受け取った。事件を起こすために部屋を借りた」と供述しているとの事。

容疑者がアパートに入居したのは同22日。この日、MMさんは「仕事が終わったら帰る」と家族にメールした後に行方不明になり、携帯電話は25日に神奈川県藤沢市の江の島周辺で見つかったとの事。

別の報道では神奈川県の21歳の女性は23日に知人にメールをして以降、連絡が途絶えているとの事。

MMさんの自宅には「1人で生きたいので家出する。自殺は絶対にしない」との書き置きが残されており、捜査本部は書き置きが書かれた経緯についても調べているとの事。メモには「仕事が嫌になった。一人暮らしをすることにした」「自殺は絶対にしません。無理だったら必ず戻ります」などと書かれていたとの事。

4)容疑者は逮捕後、取り調べに対し淡々と応じていたが、最近になって供述調書への署名を拒否するようになったという。

5)22日の夕方にガスの点検で業者が部屋を訪れた際、異常はなかったとの事。

6)捜査関係者によると、埼玉県春日部市の女性(26)は9月23日、約束をしていた知人男性に「ツイッターで知り合った自殺志願者の集まりに参加するので行けなくなった」と断りの連絡をした後、失踪した。同29日、女性の母が埼玉県警に捜索願を提出したとの事。

女性は失踪直前の22日、ツイッターに「疲れた。もし一緒に死んでもいいよって人いたら」などと投稿。直後に、容疑者は「首吊(つ)り士」のアカウントで、女性に接触していたとの事。

7)警視庁は11月11日、供述を裏づけるため、現場アパートや被害者と待ち合わせた駅に、容疑者を車で同行したが、犯行の状況などの供述を拒否したとの事。

8)捜査関係者によると、容疑者は自宅で保管していた頭部などについて「そのまま捨てれば周囲に気づかれるだろうと思い、捨てられなかった。いつか山に捨てに行こうと思っていた」などと話しているとの事。車の運転免許は所有しているが、「ペーパードライバーで、運転はできない」とも供述。車も所有していなかったとの事。

9)容疑者は「自殺を手伝う」などと持ちかけ、女性を誘い出していた。大半の被害者とは駅で待ち合わせ、電車を乗り継ぐなどして、自宅まで連れてきていた。その道中などで、家に来るよう説得し、家族関係などの個人情報も聞いていたとみられるとの事。

10)家庭ごみとして捨てた遺体の他の部分は、密封できるポリ袋に入れた上、新聞紙で包装。現場アパートとは別の2カ所のごみ捨て場に遺棄したと説明しているとの事。
一部の大きな骨はクーラーボックスなどに保管。「ごみ袋を突き破ると近所の人にばれると思った」と理由を述べているとの事。

11)容疑者は「電波で居場所が分かると事件が発覚すると思い、携帯電話を切ったり、壊したりした」と供述しているとの事。

12)捜査関係者によると、容疑者は事件前の生活について「実家には居たくなかったので、金さえあれば引っ越したかった。公園で寝泊まりしたこともあった」などと供述しているとの事。

捜査本部によると、容疑者は6、7月ごろから、同市の実家に戻らず神奈川県内の公園を転々とし、夜を明かすこともあった。実家を出た理由について、「父親と合わなかった」「飼っていた犬の臭いに耐えられなかった」と説明しているとの事。

13)捜査関係者によると、容疑者は8月中旬、神奈川県の海や、川、湖などについてスマホで検索していた。データなどを詳しく解析して判明したという。

容疑者は江ノ島駅周辺で発見された2人の携帯電話について「捨てるように指示したかは覚えていないが、そう言ったかもしれない」などと供述しているとの事。警視庁は、容疑者が2人が入水したと見せかけるため、海に近い場所に携帯電話を捨てさせた疑いがあるとみている。

14)容疑者はそのほかの携帯電話について、「一部はなたでたたき、きりを差し込んで破壊し、女性らの衣服とともに燃えるごみとして捨てた」などと供述。

15)容疑者の部屋のロフトなどからは長さ3メートルのロープが2本、見つかっていた。これらのロープについて、容疑者が「入居前から数回に分けて、量り売りで買った」「これまでに10本ほど買った」などと話しているとの事。

捜査関係者によると、容疑者はロープについて「最初に購入したのはアパートに入居する前で、犯行の度に買い足していった」という趣旨の供述をしており、ホームセンターなどで計10本のロープを購入していた。

容疑者の自宅からは直径約1センチ、長さ約3メートルのナイロン製のロープが2本見つかっており、1本は未使用で、ロフトの上に置かれていた。

容疑者は被害者らの殺害方法について、「ロフトにくくりつけたロープに首をかけ、つるすようにして殺害した」などと供述。「殺害後、ロープを切断して遺体を下ろした」とも話しているとの事。

16)容疑者が調べに対し、靴を捨てずにいた理由について、「靴を何のゴミの日に出せばよいか迷っていた。分類を間違えて、ゴミ袋を開けられたくなかった」と話しているとの事。

17)容疑者がスマートフォンで「失踪方法」に関するインターネットサイトを調べていたとの事。

このサイトには家族が行方不明届けを出さないような書き置きの残し方などが載っているということで、最初に殺害されたとみられる厚木市のMMさん(21)は今年8月、「何かあれば戻ってきます」などと書いたメモを自宅に残して行方がわからなくなっていた。警視庁は容疑者がこうしたサイトを参考に被害者に指示をしていたとみて調べているとの事。

18)さいたま市の高校2年の女子生徒(17)が、行方不明になった9月30日当日、自宅近くの郵便局で現金2万円を下ろしていた。
捜査関係者によると、女子生徒は同日午前10時40分ごろ、自宅を出たまま、行方不明になった。そのころ女子生徒は、自宅から徒歩数分の場所にある郵便局で現金2万円を下ろしていた。

女子生徒の携帯電話の電波は同日午後2時過ぎに容疑者のアパート付近で途切れていたとの事。

19)アパートに入居する際に被害者から受け取るなどした金で、遺体の切断や保管に使ったとみられるミキサーや冷蔵庫などを購入していたとの事。

入居前は約50万円あった預金が、逮捕時には4000円程度になっていたとの事。
アパートの入居費用のほか「週に5万~6万円ずつ引き出して使った」と供述しているとの事。

20)容疑者は薬の入手方法について「医者に嘘をつき、睡眠薬などを処方してもらった」などと話しているとの事。

こんなところですね。
いろいろな情報が出てきましたが、容疑者は慎重なタイプだったようですね。
ゴミの出し方などもずいぶん注意しているようです。

しかし、一方で部屋に遺体の一部を放置しているのがどうも、矛盾しているように感じます。

それから、矛盾と言えば、もう一つ。
最初の被害者から奪った50万円なんですが・・・返すと言って借りてます。
当たり前のようですが、ちょっと疑問があります。

容疑者は自殺志願者によりそうような口実で自殺志願者に近づいています。
借りた部屋も首吊りができるようにロフトのある部屋を選んでいる。
そして、それを、最初の被害者も知っているわけですよね。

そうすると、単純に考えると、この最初の被害者MMさんも自殺志願者で、「この部屋のロフトで首吊りができるよ」と言う名目で部屋を借りる資金を提供させていたのではないか?と推測するわけです。

だとしたら、MMさんはこの部屋で自殺するつもりで、資金を提供したのだとすれば、提供した資金の50万は返す必要が無いお金と言う事になりますよね?
(自殺してしまうわけですから)

かと言って、MMさんに自殺企図が無い、自殺志願者では無いとすると、なぜ容疑者と会い、お金を借す約束をしたのか?が分かりません。

それから、最大の謎なんですが・・・この慎重な容疑者がどうして、犯行現場にこのアパート選んでしまったのか?が分かりません。

計画的な犯行なら、殺害後の遺体の処理方法も考えないはずが無いんですよね。
殺害するまで慎重に練られた計画だったのに、最後の処理が杜撰というか、検討不足ですね。

車も無い、免許はあるがペーパードライバーで運転できない。
つまり、遺体を運搬する手段が無い。
これは、計画段階で既に自分自身が分かっていた事のはずです。

こう考えると、容疑者の計画は殺害するまで、あるいは殺害して解体するまでで、その後の遺体の遺棄方法はノープランと言うか、「どうにかなるさ」程度にしか考えていなかったとしか思えないですね。

殺害や解体には強い関心があるけど、遺棄には無関心。
一部はゴミで捨てたようですが、犬の臭いに耐えられないのに、遺体の異臭には耐えられるのがなんとも、矛盾しているように見えるのですが・・・・

これは、偏向的な人格と考えれば説明できるかもしれませんね。

興味のある事には、強い関心を示すが、興味の無い事には無頓着。
だから、殺害方法にも強いこだわりを持っている。
同じ事を繰り返しているのが、そのこだわりの強さなんでしょうね。

このあたりは専門家の鑑定を待ちたいですね。

参考リンク
神奈川県座間市9名バラバラ事件その7(二面性と価値観の逆転)
神奈川県座間市9名バラバラ事件その9(殺人容疑で逮捕、黙秘)

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