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2017/11/29

鹿児島県鹿児島市4ヶ月次女睡眠導入剤殺人事件

生後4か月の娘に睡眠導入剤を飲ませて殺害した疑いで、鹿児島市の33歳の母親が逮捕される事件が起きている。(11月29日逮捕)

殺人の疑いで逮捕されたのは、鹿児島市西伊敷2丁目の無職・女性容疑者(33)。

鹿児島西警察署によりますと、容疑者はことし4月15日の夕方、自宅アパートで次女(当時4か月)に睡眠導入剤を飲ませて殺害した疑いが持たれているとの事。
次女の死因は薬物による中毒死との事。

取り調べに対し容疑者は「娘に睡眠薬を飲ませたことはない」と供述し容疑を否認しているとの事。

容疑者はおととし10月から事件までの1年半の間に、およそ600回から700回にわたって病院で診察を受け、睡眠導入剤を合わせておよそ2万錠処方されていたとの事。

警察で犯行の裏付けなど捜査を進めているとの事。

事件当日午後6時45分頃、容疑者が「娘がミルクを吐いて顔色が悪い」と消防に通報し、心肺停止の状態で病院に搬送されたとの事。

次女は搬送先の病院で約1時間後に死亡が確認された。司法解剖の結果、体内から睡眠導入剤の成分を検出したほか、ベビーベッドに残っていた吐しゃ物からも同種の成分が検出されたとの事。

容疑者は元看護師で、事件当時は夫と長女を含む4人暮らしだったとの事。

こんな事件ですね。
うーん、これは難しい事件です。
ここまでの報道を見ると、第三者による犯行の可能性を排除できないんじゃないのかな?

犯行に使われたと思われる、睡眠導入剤は家の中にあって、特に保管場所が施錠などされていないのであれば、別の人間がそれを使う事ができてしまうわけですよね。

まずは薬物指紋ですか?次女が飲まされた睡眠導入剤と、母親が処方された睡眠導入剤が同一である事の証明が必要ですね。

もし、これが異なれば、その時点で第三者の犯行の可能性が疑えるでしょう。

次に同一だった場合、誰が飲ませたのか?が最大のハードルですね。
生後4ヶ月の次女自身が飲む事は無理でしょう?

だとすると、ミルクに混ぜて飲ませたのか?それとも、直接口に入れたのか?
睡眠導入剤による薬物中毒と言う事なので、薬物中毒になるほどの量を飲ませたと言う事になりますよね。

ここが問題です。
成人の場合、一般的な睡眠薬なら致死量になるまでに千錠とか大量に飲まないといけませんよね。
なので、実質的には無理なんじゃないかな?と思うのですが、乳児なので体重3キロとか4キロぐらいだと、そのハードルがぐっと下がるとは思うんですよね。

まー、飲まされた睡眠導入剤が何なのか?が分からないので、調べられませんが・・・

とりあえず、その10分の1と仮定しても100錠ぐらいの量を飲ませないといけないと考えると、そんな大量の睡眠導入剤をどうやって乳児に飲ませたのか?

吐瀉物にも睡眠導入剤の成分が含まれているので、摂取は口からですよね。

そのあたりを考えると、もっと少ない、5錠とか10錠程度でないと、飲ませる事自体が難しいのではないか?と思いますね。

逆に、大量に飲ませるとしたら、器具を使って、直接胃に送らないと無理だと思いますね。

それが可能なのは誰か?と言う論法になるのかな?

続報を待ちましょう。

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