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2017/11/21

神奈川県座間市9名バラバラ事件その9(殺人容疑で逮捕、黙秘)

まずは続報です。
1)捜査関係者によると、容疑者は6月と9月に10錠ずつの計2回、病院で「眠れない」などと訴えて医師から睡眠薬の処方を受けたという。自宅からは処方を受けた睡眠薬計20錠のうち、4錠が見つかっている。容疑者は6月ごろ、父親に「何のために生きているのか分からない」などと話していたが、調べに対し「自殺願望は全くなかった」などと説明。不眠などの症状も確認されていないとの事。

2)11月20日、八王子のTAさんに対する殺人容疑で再逮捕した。
「私が単独でやったことに間違いありません」と容疑を認めているが、動機については「話しません」としているとの事。

3)捜査関係者によると、当初から全員の殺害を認め、経緯を次々と供述していた理由を「言い逃れできないと思った」と話しているとの事。

4)TAさんについて「首をつった後、意識が戻るとまずいと思い両手と両足を結束バンドで縛った」と供述。殺害当日に「JR八王子駅まで迎えに行った」と説明しているとの事。

5)捜査関係者によると、容疑者は9月20日、ツイッターで自殺願望をほのめかしていた女性に対し「まだ一緒に死ぬ相手をお探しですか」などとメッセージを送って接触した。10月2日に再びメッセージをやり取りし、同23日に自宅に誘い込んだとの事。

6)容疑者は「室内で少し身の上話をした後、隙(すき)をついて首を絞めたら、抵抗された」「本当に死を望んでいるようには感じなかった。寂しくて、話し相手がほしいだけだったように感じた」などと供述しているとの事。

7)「首を手で絞めて失神させた後、ロフトのはしごからロープでつって殺害した」。容疑者の具体的な供述を受け、捜査1課は現場の状況を再現し、実験を行ったという。司法解剖でも、手で首を絞めて殺害した際にできる目の出血がなかったことなどから、ロープを使って殺害したとする供述と遺体の状況に矛盾が無いことを確認したとの事。

8)今年2月、違法風俗店に女性を紹介したとして、茨城県警に職業安定法違反容疑で逮捕された。翌3月、父親から保釈金を納付してもらい、実家に戻って父親と2人暮らしを始めた。自動車関連部品を設計する父親の仕事を手伝っていた時期もあったという。ただ、家でゲームばかりしていることを父親にとがめられ、「仕事に就いて働け」などと叱責されたという。6月には父親に「生きている意味がない」と漏らしていたとの事。

9)TAさんについて「女性から奪ったのは500円だった」と供述しているとの事。
部屋からは一部の被害者のキャッシュカードが見つかったが、このカードで現金を引き出そうとした形跡はなく、他の被害者の所持金も1千~2万円程度だったとの事。

10)容疑者(27)が、殺害方法について「首つりが一番確実だと思った」という趣旨の供述をしているとの事。
捜査本部などによると、TAさんは以前練炭での自殺を希望していたが、容疑者とみられる人物から首つりを選ぶよう提案された。10月23日午前にこの人物と連絡を取り、会いに行った後、行方不明になったとの事。

時系列を更新
時系列
1990年10月    容疑者誕生。
1993年      容疑者の妹が誕生。
1994年      一家は座間市内に新居を構えた。(中学卒業まで現場から2、3キロの座間市内の実家で家族と暮らしていた。

2005年      中学卒業後 県内の神奈川県立商工高校に進学した。部活はせず
2007年頃?    母親と妹が別居。その後両親は離婚(離婚の時期は不明)

2008年04月    高校入学
2009年03月まで(高校卒業) 2008年01月下旬からスーパーの総菜コーナーで週に2回、アルバイトをしていた。

2016年夏     ここまで半年間、女性と交際(2017/11/7訂正 高裁→)していた
2017年(27歳)
02月       売春に関与したとして職業安定法違反の疑いで茨城県警に逮捕
03月       保釈される。保釈後は池袋のアパートを引き払い、実家に住む。
         自殺に関する投稿を始める。
05月29日     懲役1年2カ月、執行猶予3年の判決(判決後はほとんど仕事をしていないと供述している)

06月13日     刑が確定
06月頃      容疑者の父親に「生きていても意味がない」「何のために生きているのか分からない」などと打ち明けたとの事。再就職先の派遣会社の登録も取り消けす。病院で睡眠薬10錠を処方してもらう。

08月08日     MMさんとSNSでやりとりを開始。
08月13日     MMさんとその交際相手と3人で公園で酒を飲む。
08月中旬     のこぎりやなた、きりなどの道具や、ロープを購入。
08月18日     容疑者が不動産会社に部屋の見学を申し込む。
08月19日     容疑者と最初の被害者と見られる女性が不動産会社を訪れ賃貸契約を申し込む(この時既最初の被害者に50万円を振り込ませていた)
08月21日     容疑者が現場アパートを契約。
入居直前     インターネットで解体方法などを検索。
08月22日     容疑者が遺体の発見された部屋に引っ越す。「死にたい」のアカウントを開設。
08月22日     最初の被害者(MMさん)が失踪。
この後      最初の被害者を殺害と推定。(女性を殺害した時に50万円を持参せ、殺害後に奪ったと供述)
この後解体に3日かかる。
08月25日     片瀬海岸のトイレで最初の被害者の携帯電話が発見される。
08月下旬     最初の被害者の交際相手を殺害。
一人目を殺害後  猫砂、クーラーボックスや結束バンド、中型冷蔵庫を購入。
08月28日     群馬の女子高生が失踪。
08月29日     小田急江ノ島線片瀬江ノ島駅の構内のトイレで群馬の女子高生の携帯電話が発見される。

09月       病院で睡眠薬を10錠処方してもらう。
09月15日     「首吊り士」のアカウントを開設。
09月20日     「自殺募集」「死にたいけど一人だと怖い。だれか一緒に死んでくれる方いましたらdmください」。八王子市の女性(23)のツイッターに書込
09月24日     春日部市FHさん(26)失踪。
09月28日     福島市のSAさん(17)の携帯電話の位置情報が現場付近で探知。
09月30日     さいたま市のKNさん(17)の携帯電話の位置情報が現場付近で探知。

10月始め頃    容疑者の父親が息子に彼女が出来たと話す。(9or8月の可能性も有り)
10月02日     八王子のTAさんとメッセージのやりとりをする。
10月21日18:30頃 不明女性が自宅で職場の職員と面会
10月23日     八王子の女性がDMで容疑者に連絡
その4時間後合流 駅周辺の防犯カメラに不明女性が男と一緒にいる姿が映る
10月24日     女性の兄が警視庁高尾署に行方不明者届を出す
10月30日16:30頃 警視庁が男のアパートで2人分の頭部を発見。
その後      容疑者の身柄を確保、任意の事情聴取をする
10月31日     警視庁は男のアパートで計9人分の遺体を発見したと発表
10月31日     男性容疑者(27)を死体遺棄の疑いで逮捕

11月01日     送検(遺体遺棄)
11月20日     殺人容疑で再逮捕

さて、こんなところですね。
やはり、容疑者は慎重な性格ですね。
首を吊った後に気がついて暴れる事を想定して、手足を結束バンドで縛っている。
計画の流れにしても、3月に自殺の投稿を開始、6月に睡眠薬を入手、8月8日、最初の被害者と接触、8月中旬に解体用具を購入、8月22日に引っ越し。8月22日に最初の被害者が失踪。

実際ターゲットは女性なので、体力的に考えれば、抵抗されても殺害する事に大きな障害にはならないだろう。
それでも、事件の2ヶ月前に睡眠薬を入手している。

容疑者は性格的に暴力的な事を好まずに、スマートに物事を処理する事を好むタイプなんでしょうね。
冷静に未来を予測して、事前に準備をしています。

最初の被害者と最後の被害者のSNSでの交流の情報がありますが、最初の被害者の交際相手の男性を除いた6名のSNSでの交流の情報が欲しいです。

この2名については、1ヶ月前後のやりとりで、殺害されてますよね。
3ヶ月で9人を殺害ですから、この間、同時に複数の被害者とSNSでやりとりしていたと推測されます。
この間、生活のほぼ全ての時間を殺人の為に使っていたんでしょうね。

慎重なタイプのはずなのに・・・何か焦りのような物を感じますね。
殺さずにはいられない、脅迫神経症みたいな物なのだろうか?
それとも、快楽殺人の快楽をむさぼっていただけなのか?

この事件、かなりの長期戦になりそうです。
続報を待ちましょう。

参考リンク
神奈川県座間市9名バラバラ事件その8(計画性)
神奈川県座間市9名バラバラ事件その10(誤算とジレンマ)

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コメント

最初の被害女性は自殺サイトで知り合った男友達とは別のスリランカ人の男性と交際してたようです。

短期間に殺害を繰り返してたのはある意味生き甲斐を感じながら寝ずの作業だったかも知れません。

名前も知らない他人の運命を決める事への喜びは、やはり死神的な妄想ではないのかな?

個々の事情聴取にこれから半年は掛かるでしょう、公判は早くても3年は掛かりそうですね。

投稿: TS | 2017/11/22 00:29

以前三重県の恋人たちの聖地と持て囃された公園で自殺志願の女性を刺し殺した男子生徒いましたね。
その女性も周囲に言った手前引くに引けなかったのかな?

他力本願の女性は慰めてもらえる人、話を聞いてくれる人を求めてるのが大半な気がします。


本当に自殺する人は突然行動起こします。

投稿: TS | 2017/11/22 12:35

TSさん、おはようございます。

そうですね、結局のところ、相談できる人がいないと言うのは、そもそも、人間関係が乏しかったのかもしれませんね。それで、話を聞いてくれる人をつい信用してしまったのかな?

若い女性だと、人生経験が少なく、相手のウソを見破るような能力は無かったかもしれません。
逆に、例え嘘でも話相手になってくれる人が欲しいと言う思いがあったのかな?

投稿: ASKA | 2017/11/23 06:11

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